2015年10月8日木曜日

だから二輪旅 紅葉真っ盛りの那須岳(茶臼岳)へバイクで撮影ツーリング


 「車もあるのにどうしてバイクで?」とのいつもの問いに、「ライダー視線の紅葉を撮影するためさ...」と答えていざ出発。

 急に朝夕肌寒くなりました。標高の高いところは既に紅葉が楽しめると聞き、那須の茶臼岳に行ってみました。東北自動車道の那須ICから県道17号那須高原線を使えば登山口のある峠の茶屋駐車場まで簡単にアクセスできます。

登山口のある峠の茶屋駐車場

峠の茶屋の少し手前には那須ロープウェイの山麓駅があり、登山者でなくても山頂付近まで一気にロープウェイで登ることができます。気になるのは茶臼岳がいまも噴煙を上げている活火山だということです。噴火警戒レベルは1の「活火山であることに留意」の状態ですが、御嶽山も同じ状況で大きな噴火災害が発生しました。火山は怖いですね。

那須ロープウェイを使えば簡単に登れます

 平日にもかかわらず県道17号はかなり渋滞していました。那須温泉辺りから混み始め、途中の観光スポットでは駐車場が一杯になっています。ロープウェイ乗り場の駐車場に入るための観光バスが何台も連なっていて、なかなか先に進めません。重たいクラッチの大型バイクで、のろのろと長い上り坂を進むのはかなり辛いものがあります。最高地点にある峠の茶屋手前でも駐車場待ちの車が列をなしていました。休日はもっと混むのでしょうが、平日でも観光地が人で溢れかえる今の日本に驚きです。

たくさんのシニアが紅葉の中の登山を楽しんでいました

 ロープェイに乗って山頂付近まで行ってみようと思っていましたが、山麓駅の混雑を見てあきらめました。代わりに峠の茶屋駐車場から一時間ほど登って、剣ヶ峰や朝日岳がよく見える鞍部まで行ってみました。

岩肌に生えたナナカマド(?)の赤が見事です

那須岳の主峰である茶臼岳は火山ガスの影響で緑はありません。荒涼たる火口を見上げることができました。やっぱり山頂まで登ってみたいですね。

茶臼岳の火口が見えます

ナナカマドの赤色、ダケカンバの黄色、その下にササの緑が広がるこの時期の紅葉は見事と言う他ありません。この時期に観光客が集中するのも頷けます。

中腹から見下ろした景色も絶景でした

 以前から使用していたGoProに加え、二台目のアクションカメラとしてパナソニックのHX-A1Hを購入していました。今回この二台を使って那須の紅葉をマルチカム撮影してみました。ヘルメットの横にA1Hを取り付け前方を狙います。GoProはバイクのグラブバーにスポーツマンマウントで固定。那須岳への往路(登り)では両方のカメラを前方に向け、二台で山の紅葉を狙います。GoProはコーナリング中でも景色が映るように少し外側を向かせました。

ヘルメット横に取り付けたパナソニックA1Hの画像

帰り(下り)はグラブバーのGoProを後ろ向きに取り付けました。遠ざかる那須岳を撮影しようという魂胆です。

バイクのグラブバーに後ろ向きに取り付けたGoProの画像

同時に二つの動画が記録できますので、Final Cut Pro Xのマルチカム編集機能を利用して自由にアングルを切り替えられます。音声はGoProの方がステレオではるかにクリアに録音できますので、全編を通してGoProの音声を利用しています。二つのクリップの同期を取るのが多少面倒でした。録画の開始時間が同じではありませんから、なんとかして同期させる必要があります。FCPXには音声による自動同期機能がありますが、うまくいきませんでした。バイクのエンジンをかける音を目安にして両方のクリップにマーク。そのマークを使って同期を取ることができました。マルチカム編集の習作です。よろしければご覧下さい。




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