2016年3月29日火曜日

快適自転車生活 やっぱり恐ろしい裏返しグレーチングの罠


 いつも気を付けて走っているつもりでしたが、ついにやってしまいました。細いタイヤを履いているロードバイクにとって、裏返しに設置されたグレーチングはサイクリストを陥れるための罠に他なりません。たまたま初めての場所で自転車ナビに気を取られていたら罠にはまってしまいました。突然前輪が操舵できなくなりましたが、幸い転倒には至りませんでした。

裏返しに設置されたグレーチングにはタイヤがすっぽりハマる

一旦停車し、パンクしていないか入念にチェックして再スタート。やれやれ無事だったかと思いながら、ブレーキをかけたら前輪から変な音が出ます。ホイールのリムをよく見ると小さいながら縦に深い傷が付いていました。この傷にブレーキシューが当たって音を出していたようです。

グレーチングの溝にはまってできたリムの傷

相手が鉄製のグレーチングですのでアルミのリムは簡単に削られてしまいました。できた傷のせいで、ブレーキをかけるたびに大きな音とともにシューが削り取られてカスがいっぱい飛び散っています。悲惨な状況です。

見事に削られたアルミのリム

帰宅後にリム研磨用のゴムヤスリで手入れしてなんとかブレーキング時の音は出なくなりましたが、傷を見えなくすることはできませんでした。

 正しく設置されていてもスリップやパンクの原因になるグレーチングですが、裏返しになっているものは手に負えません。道路の縁石付近に設置されているものは近づかなければいいのですが、道路を横断するように設置されているグレーチングには細心の注意が必要です。

かなりの確率で裏返しグレーチングを目にします

裏返しになっている事に気づけばそこを避けるなり、バニーホップで飛び越すなりできますが、いつも見極められるとは限りません。そこでグレーチング部を通過する時にはできるだけ斜めに通るようにしています。そうすれば裏返しになっていたとしても溝にはまることは避けられます。

グレーチングを斜めに通過すればハマらない

すぐ横を車が走っているような車道ではグレーチングを斜めに通過することも難しくなりますので、事前に十分確認して走るしかありません。特に道幅が狭く、路側帯もほとんどないような道路に裏返しグレーチンがあったら最悪です。走行中に前輪を取られて転倒したら、すぐ横の車に接触しかねません。恐ろしいことです。

交通量の多い狭い道で突然裏返しグレーチング発見

こんな時には車に邪魔者扱いされても路側帯を避けて走った方が良さそうです。上の写真の場所はJRの踏切手前の車道で、踏切通過待ちの車の横を走らざるをえない道路です。ここに一枚だけ裏返しになったグレーチングがあることを知っていますので事なきを得ていますが、知らずにハマったら怖いですね。メインバー(厚みのある方の板)が進行方向を向いているため自転車のタイヤがハマってしまいます。道路の進行方向に交差する向きにメインバーが来るグレーチングを使用してくれれば、たとえ誤って裏返しに設置されても走行中にタイヤがはまることはありません。この辺りのルールを業界で徹底してもらいたいものです。


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