最近まで使用していたOGKのジェット型ヘルメットは五年前にリターンして最初に購入したものです。運転に慣れるまでは体に無駄な力が入り、ヘルメット内が汗だくになることも多く、頻繁に洗濯していたら内装がボロボロになってしまいました。シールドも傷だらけで、内装のところどころが外れそうになっていたため、新しいヘルメットを調達しました。新たに買い求めたのはAraiのバイザー付きCT-Zです。
新たに購入したアライのヘルメット(CT-Z) |
バイク用ヘルメットの廃棄方法は自治体によって異なる
さて、不要になった古いヘルメットはどのように処分したらいいのだろうかと、住んでいる千葉県船橋市のホームページを調べてみると、粗大ごみとして有料(360円)の処分になると明示されていました。ごみ処理券を買いに行ったり、受付センターへ電話連絡したりと面倒な作業が必要であることが判明。他の自治体も同じなのかと疑問に思い、ネットで近隣自治体のヘルメット処理方法について調べてみました。
- 千葉市収集せず(業者へ依頼)
- 習志野市燃えるごみ
- 八千代市不燃ごみ(20ℓの指定ごみ袋に入るもの)
- 市川市燃えるごみ
- 浦安市不燃ごみ(30ℓの指定ごみ袋に入るもの)
- 松戸市その他のごみ(50cm未満)
- 流山市不燃ごみ
- 柏市不燃ごみ
- 鎌ケ谷市不燃ごみ(三辺の合計が100cm未満)
- 我孫子市不燃ごみ(収集所に置いてある袋に入るもの)
- 野田市不燃ごみ(三辺の合計が90cm未満)
- 印西市不燃ごみ(幅30x奥15x高55cmの指定のごみ袋に入るもの)
- 白井市不燃ごみ(幅30x奥15x高55cmの指定のごみ袋に入るもの)
- 四街道市不燃ごみ(30cmまで)
- 佐倉市不燃ごみ(目安として30ℓの指定ごみ袋に入るもの)
調査した自治体の中で千葉市だけが自治体による処分は行わず、初めから業者に処分してもらうことになっています。各自治体とも粗大ごみ以外の家庭ごみの処理は無料ですので、船橋市・千葉市以外は全て無料で処分できそうですが、ヘルメットの大きさに条件が付いています。大きさの指定がない場合や燃えるごみで処分してくれる場合でも、流山市と柏市を除いては市指定のごみ袋のサイズが決まっていますので、その袋に入らないものは有料の粗大ごみ扱いになってしまいます。
ヘルメットの外形寸法とごみ袋の大きさ
ヘルメットはライダーの頭に合わせていくつかのサイズが用意されています。現在持っているMサイズのジェット型とフルフェイス型の外形寸法を実測してみました。
メルメット正面から見て幅は約25cm、奥行きは約35cm(ジェット型もほぼ同じ) |
高さは約27cm(ジェット型も同じ) |
実測値はヘルメット正面から見て、幅25cm・奥行き35cm・高さ27cm程度でした。三辺の合計が約87cmになりますので、鎌ケ谷市や野田市でも不燃ごみとして出せそうですが、一番長い部分が35cmありますので、四街道市では粗大ごみになってしまいます。小さめのごみ袋に入れる場合は、ヘルメットを上方に向けて入れれば直径27cm・高さ35cmの円柱と見做すことができます。この場合の円柱の周長は27cmに円周率を掛けて約85cmと算出できます。
市指定のごみ袋のサイズにはいくつかの種類があります。船橋市の指定ごみ袋を例にして、燃えるごみでよく使われる45ℓサイズ・30ℓサイズと不燃ごみ用に多い20ℓサイズの口を広げた時の周長を求めてみると.....
- 45ℓ袋幅65 x 2=130cm
- 30ℓ袋幅50 x 2=100cm
- 20ℓ袋幅40 x 2= 80cm
- 30x15x55cm袋30 x 2 + 15 x 2=90cm
となります。周長約85cmのヘルメットは20ℓのごみ袋には入らないが、それ以外の袋であればなんとか入れることができることになります。
自治体ごとに細かく違うヘルメットの廃棄方法
樹脂製のバイク用ヘルメットを燃えるごみとして処分してくれる習志野市や市川市であれば、普段使っているごみ袋が大きいので問題なく入れることができます。不燃ごみ扱いの場合には大きさの制限が各自治体で微妙に異なるため、悩むことになります。20ℓの指定ごみ袋に入らず粗大ごみ扱いになる八千代市と長辺が30cmを超えてしまい粗大ごみ扱いになる四街道市、サイズに関わらず粗大ゴミ扱いの船橋市とそもそも収集の対象外の千葉市以外は無料で処分してもらえることになります。
緑は無料で、黄色は有料(粗大ゴミ扱い)で、灰色は収集しない自治体(白は未調査) |
船橋市の近隣自治体だけしか調べられませんでしたが、無料で処分してくれる自治体が多いことがわかりました。処分方法がわかっていればネットでの購入時も安心です。頻繁に買い換えるものではありませんが、SGマーク付きの製品は購入後3年での交換が推奨されています。日本のヘルメットメーカーが海外で販売する場合はSGの規定とは関係なく、購入後5年、製造後7年の保証をつけて販売していることが多いそうです。それを参考にすれば、今回5年でヘルメットを新調したのは正解だったかもしれません。
ご注意:
各自治体がネット上で公開している家庭ごみの収集方法を参考にしてまとめたものですが、誤った解釈をしている可能性もあります。実際にヘルメットを処分する場合は、該当の自治体に確認をしてから正しい手続きを取ってください。