持っているWindowsマシンは全てXPでした。一番新しいWindowsノートパソコンは7年くらい前に買ったLenovoのThinkPadです。XPで動いてるぶんには不満は感じませんでしたが、特許庁の電子出願ソフトを使うようになってから状況が一変しました。
3Dモデリングをやったり、画像編集をやったりというような重たい仕事は昨年購入したMacBookProが活躍しています。i7 4コア、メモリー16GB、512GB SSD、Retinaディスプレイというスペックで快適に作業をしています。
問題はMacのOSを最新の状態(Yosemite)にしてしまうと電子出願ソフトが対応してくれないということです。使えるのは二世代も前のMountainLionです。やる気があるのか!と不満を漏らしつつも、しょうがないのでXPが動いているThinkPadにインストールして使っていました。Microsoftのサポートが切れて久しいので、いつかはと思っていたのですが、ついに年内いっぱいでXP版による申請ができなくなるとの発表がありました。来年からはVista以降のOS上で稼働させる必要に迫られました。7年も前のノートパソコンに新しいOSを苦労して乗せるより、最新のWindows 8.1マシンを購入することにしました。
選んだのはLenovoのG50というノートパソコン。i5 2コア、4GBメモリー、500GB HDDというそこそこのスペックです。価格はMacBookProの五分の一、6万円でお釣りがきました。
Amazonから到着後、早速セットアップに取り掛かりましたが『Windowsだな〜』という感覚が蘇りました。入っているいろいろなソフトが散々アップデートを要求した挙句、リーブートの際にもOSが画面のような処理に入って10分近くも待たせられました。苦笑いしながらもなんとかセットアップを終わらせて、しばらく使っているとトラックパッドの使い勝手が今ひとつです。マウスが必要だなー、と思ったところにMacBookで使用しているMagic Mouseが目に入りました。もしかしたらこれ使える? Bluetoothマウスなので使えない方がおかしいだろうということでやってみました。
Bluetoothのセットアップ画面で認識させると、すんなりと使えるようになりました。カーソルの移動や左右のボタンもちゃんと認識しています。ここまで出来ると欲が出てきて、マウスでのスクロール操作もやりたくなり早速検索してみました。Bootcampのアップデートに含まれているAppleWirelessMouse64.exeをインストールするといいようです。MacBookProの方でダウンロード・解凍したファイルをWindowsマシンに持って行って導入したところ見事にスクロール操作ができるようになりました。ただし、動きがMacとは上下反対ですが.....
Windows 8.1は見た目はXPとだいぶ変わっていましたが、文化(?)は変わってないな〜などと感じながら、久しぶりにWindowsマシンとたわむれた一日でした。
追伸)
新しいWindowsマシンの画面解像度は1366 x 768です。MacBookProのRetinaディスプレイは2880 x 1800で、4倍以上もあります。並べて見ると、まるでガリ版刷りとオフセット印刷を見比べているようでした。比較するのが申し訳ないような価格差ですが.....
レノボPCに極悪アドウェアがプリインストールされていたらしい
通常はMacBookProを使用し、どうしてもWindowsが必要な時だけレノボのPC(G50)を利用していました。最近、レノボのPCにSuperfishというアドウェアが勝手にインストールされているとの情報を目にしました。レノボ自身の発表を読む分には大したことではないように思えますが、他のサイトではボロクソに書いてあります。確かにひどいソフトが出荷時に組み込まれているものです。今回のレノボの件に限らず、購入者に十分な情報も与えず、勝手に入れたソフトを知らないうちに使わせるのはメーカーのエゴというより犯罪に近いと思います。
長年のThinkPadユーザーだったため、IBMからPC事業が移った後もレノボは優先度の高い選択肢になっていました。しかし、今後は考え直すことにします。
(2015年8月24日追記)