成田山新勝寺や成田空港もサイクリングの目的地としてお気に入りの場所です。往復だと100キロを超える距離があるため、季節や天候を考慮して出かけていましたが、ルートは大抵花見川・印旛沼サイクリングロードを使っていました。この道、走りやすいのですが週末は結構混雑します。犬を散歩させている人や音楽を聴きながらジョギングしている人を驚かせたくないため、できるだけ週末は避けるようにしています。
天気が絶好なので成田方面に行ってみようと思い立ちましたが、サイクリングロードを避けた谷津道がないか検討しながら走ってみました。成田市街に南から流れ込んで利根川まで続いている根木名川(ねこながわ)がありましたので、ここを目指します。鹿島川から分岐して東に伸びている高崎川を進めば、佐倉から根木名川まで行けそうです。今回はスタート直後から花見川沿いを避け、勝田川に沿ってアプローチしてみました。
印旛沼周辺の河川 |
勝田川沿いは未舗装路も多く、かなり迂回の必要がありますがやたら空いています。東関東自動車道にぶつかる前に、東に進路を変え手繰川を横断します。
誰も走っていない勝田川沿い(週末の日中です) |
いつも橋を渡る際は、河川と橋の名前を確認するようにしています。勝田川の橋を渡る際に、いつものように確認しようとしたら四箇所にあるはずの銘板が全て無くなっていました。誰かが金属(真鍮?)を売却しようとして持ち去ったのでしょうか。なんとも情けない思いがしました。
銘板が無くなっている橋の欄干 |
東関東自動車道まで行ってしまうと高速道路脇の抜け道を車に追い立てられて走ることになりますので、要注意です。JR総武本線沿いに佐倉駅前を過ぎるまでのルートはまだまだ要検討ですが、その後は鹿島川支流の高崎川沿いに富里まで快適に走れます。富里に近づくと遠くに巨大なスイカ模様のガスタンクが見えてきました。何でスイカ?と思いながら走り続けていると、周りにたくさんのスイカ畑がありました。そう、富里市はスイカの名産地でした。
スイカ模様のガスタンク(富里市) |
富里で高崎川を離れ、少し車道を行くと根木名川の源流付近に行き当たります。成田市街に近いためか、谷津道というには少し立派で車も多いのですが、谷津田沿いに快調に北上できます。
根木名川沿いの道、車もそこそこ通ります |
少し走るとすぐに国道51号と交差し、京成成田駅とJR成田駅に到着しました。新勝寺への参道は週末のため歩行者天国です。人出も多いためアイスクリームを食べながら自転車を押して歩きました。
成田山新勝寺への参道 |
佐倉市を通過する部分が未だ満足できるコースを見つけられていません。どうしても路側帯が狭く交通量の多い県道か未舗装の畦道に行き当たってしまいます。安全で快適なルートを求める谷津道探検サイクリングはまだまだ終わりそうもありません。
(クリックすると動かせる地図が表示されます)
ルート中、車の数が増えてくる佐倉駅付近を通らずに四街道までたどり着くルートを探検してみました。高崎川支流の勝田川を利用するルートです。花見川に合流する勝田川とは別の川ですが、こちらも快適な谷津道ルートでした。
(2015年8月29日追記)
勝田川に架かる橋の銘板が盗まれていることに気づいてからだいぶ経ちますが、宮城や岩手県内の橋でたくさんの銘板が盗まれているというニュースをNHKでやっていました。数百枚に上る被害だそうです。側溝のグレーチング(金属の蓋)や車止めの金属パイプなど同様の盗難事件はだいぶ前から頻発しています。金属を売却して不当な利益を得る窃盗が横行しているようです。許せないですね。警察にはビシビシ検挙してほしいものです。
(2016年1月9日追記)