2018年2月5日月曜日

快適自転車生活 前後タイヤローテーションを止めてみる


 前回タイヤを交換したのは2016年12月のことです。タイヤローテーションを行なって、前後の減り方がちょうど同じになるように調整しましたので、前後同時に新品に交換しました。それから約13ヶ月が経過した今年の1月末、後輪にスリップサインが出現。前回のタイヤ交換から4,500キロほどの走行で後輪が使用限界となりました。

4,500Kmの走行でスリップサインが出た後輪タイヤ

実は今回、途中でのタイヤローテーションを行わず、新品タイヤ装着時のまま走り続けてきました。そのため、前輪の方はまだまだ使えそうな状態です。ロードバイクに乗り始めて8年間、ずっとタイヤローテーションを実施して前後タイヤの減りを均等にしていましたが、今回初めてローテーションを止めてみました。

前輪タイヤはまだまだ使えそう


タイヤローテーションが当たり前だと思ってた


 前輪に比べて摩耗が早い後輪ですから、車で当たり前のように行われているタイヤローテーションをするものだと思っていました。誰から教わるわけでもなく、前後タイヤの減りの違いを見たときに、自然にローテーション作業をしていました。

車のタイヤと同様にローテーションを実施し、新品への交換は前後同時

このやり方では、前後のタイヤが同じタイミングで使用限界を迎えるため、同時に新品タイヤに交換できます。そのため、交換後は一気に走りが軽くなり、しばらくは新車の気分が味わえるところが気に入っていました。ところが、ネットで調べてみるとこの方法には問題があるという意見も散見されます。オートバイでは前後タイヤの役割が大きく異なり、タイヤの太さもトレッドパターンも違います。当然、前後のローテーションなどはしません。ロードバイクでも前後に違うタイヤを装着している人もいるようで、その場合もローテーションはあり得ませんね。


ダメージを受けた後輪を前輪に持ってくるのは危険?


 8年間のロードバイクでパンクを経験したのは9回くらいだったと記憶しています。年に一回くらいのペースです。そのうち前輪がパンクしたのは2回だったと思います。後輪に比べるとはるかに少ないですね。ローテーションの際に外した前後のタイヤを見比べると、明らかに後輪の方がダメージが大きいことがわかります。

タイヤの裏側まで貫通した穴を見つけることもある

荒れた路面の道を走っているときに人が飛び出してきて、急ブレーキをかけた際には後輪タイヤがロックし、トレッドがごっそり削げ落ちたこともあります(泣)。

急ブレーキでロックし、トレッドが削げ落ちてしまった後輪タイヤ

尖った小石を踏んで弾き飛ばすと、タイヤが切れてしまうこともあります。タイヤのサイドが切れ、空気圧ではみ出したチューブが風船のようになって割れるという経験もしました。それもこれもほとんどが後輪タイヤです。

尖った小石で切れたと思われる後輪タイヤ

前後タイヤのローテーションを行うことは、このようなダメージを受けたタイヤを前輪に装着することになります。急な下り坂で時速60キロ以上などという車並みの速度で走っている際に、前輪がバーストすることの危険性を指摘されると返す言葉がありません。今回、前後タイヤのローテーションをしない方法を試してみたのもそのためです。


前輪には毎回新品タイヤを装着し、後輪は前輪のお下がり


 前後タイヤのローテーションを行わずに、新品タイヤに付け替えるやり方にはいくつかあるようです。前後個別に交換時期が来たら新品にするというやり方もありますが、後輪に使用限界が来たら、前輪から外したタイヤをはめ、前輪には必ず新品を装着するという方法を試してみることにしました。

外した前輪タイヤを後輪に持っていき、前輪には毎回新品タイヤを装着

このやり方では、毎回新品タイヤが装着される前輪は問題ありませんが、後輪には必ず古いタイヤが装着されることになり、パンクなどのトラブルが増える可能性も考えられます。しばらく様子を見てから、また別の方法も試してみたいと思います。

 このやり方のメリットと言えるかどうか分かりませんが、タイヤ交換時に購入が必要なタイヤが一本で済むことです。今までは前後二本分を同時に購入していましたので、結構な出費でした。もちろん購入のサイクルは短くなりますが、一回の費用が下がるのは貧乏オヤジにはありがたいことです。

交換時に必要なタイヤは一本で済む


安全性・耐久性・耐パンク性はどうなるか楽しみ


 前輪タイヤは毎回新品、後輪タイヤは毎回お古という超差別的な待遇ですので、今後後輪がふてくされてしまうかもしれません(^ ^) 前後タイヤローテーションを行なっていて、今まで危険な目にあったことはありませんから、安全性が大きく変わることはないと思っています。むしろ、耐久性や耐パンク性にどう影響するかですね。

タイヤ交換の方法変更で耐久性や耐パンク性に変化が見られるか今後が楽しみ

直近のタイヤ交換およびローテーションの時期と走行距離をまとめてみました。今後はこのデータとの比較を行いたいと思います。資料をまとめていて、タイヤ交換やローテーションの直前にパンクが発生していることが分かりました。パンクしたからタイヤ交換やローテーションをしたわけではありませんので、交換時期に近付いたタイヤはパンクしやすくなるということの証明だと思います。

 後輪タイヤが減ってきたらケチケチせずに毎回前後同時に変えてしまえば一番かもしれませんが、上のデータを見る限りでは3,000Km近くも走れる距離が短くなってしまいます。とても勿体無くてできませんので、試行錯誤を繰り返してみるつもりです。



1 件のコメント:

  1. こんにちは。
    私は日常的に20インチの折り畳みのミニベロでロングライドをしていますが、前輪はシュワルベコジャックで、後輪はシュワルベマラソンプラスを使用しています。タイヤのサイズは同じです。但し秋口から冬の間はアスファルトでも路面のノイズが多い季節なので、前輪もマラソンプラスに変更しています。
    経験上パンクする確率は後輪の方が明らかに高いので、パンク耐性の高いマラソンプラスを使用している感じです。コジャックはスリックタイヤなので優れた転がり抵抗と重量がマラソンプラスの半分くらいので選択しています。
    後輪の方が消耗が早いので、耐久性とパンク耐性との高いタイヤを後輪に採用するのは合理的だと思います。また、ミニベロの場合は輪行時の重さを気にしなければ、重量のあるタイヤを使用すると、慣性モーメントの影響で逆に快適になったりします。ロードバイクには使えない方法かもしれないですが、こういうやり方もあるという事で参考になれば幸いです。

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