2015年12月6日日曜日

たまには都会でサイクリング 神宮外苑のイチョウ並木をGoProでマルチカム撮影


 いつも千葉の田園地帯を谷津道探検サイクリングと称して走り回っていますが、たまには都心部の紅葉でも見に行こうかと千葉から西に自転車を走らせてみました。イチョウ並木が見頃だと聞き、神宮外苑を目的地に出発です。前日の強い風のおかげで空が澄み渡っています。出発してすぐに富士山が綺麗な姿を見せていました。

千葉からこんなにはっきりと見える富士山も珍しい

国道14号を使うと都心へ一直線です。交通量が多くて、ついつい自動車のペースに引き込まれてしまうため疲労は溜まりますが、あっという間に皇居の横を通る内堀通りに到着です。皇居乾通りの一般公開が12月5日から始まっているらしく、東京駅から皇居まではたくさんの観光バスや訪問客でごった返していました。取り締まりの警察官もたくさん出ていて、騎馬警官の勇姿を大勢のカメラマンが取り囲んでいます。

警備に当たる騎馬警官、かっこいい

皇居から霞ヶ関の官庁街や国会議事堂、首相官邸を巡り青山2丁目で神宮外苑の入り口に到着です。途中の官庁街にあるイチョウも見事な黄色に染まっていました。最近の世相を反映してか、至るところに警官の姿があります。物騒な世の中になったものです。

神宮外苑イチョウ並木の入り口(青山2丁目)

イチョウ並木に入ると駐車場待ちの車が車道に溢れ、歩行者も写真を撮るために車道まではみ出してカメラを構えています。歩道も人で溢れかえっていました。車道を素早く移動でき、駐車場の心配もなく、いざとなれば歩道を通行することもできる自転車で来たことは正解だったようです。効率よく神宮外苑内を巡ることができました。

イチョウ並木の歩道も歩行者でいっぱい

 実は神宮外苑のイチョウ並木を訪れるのは初めてです。どんな場所か記録に残そうと思い、自転車に二台のGoProをセットし、走行中の前方と後方を同時に撮影しました。

前方はハンドルバー下にGoPro HERO3+をセット

後方はリアハブ軸にGoPro HERO4 Sessionをセット

一台のカメラではあっという間に通り過ぎてしまう景色も、後方を映す二台目のカメラのお陰で長い時間映像として記録できます。編集には工夫が必要ですが、マルチカム撮影の利点を活かせば自転車でもじっくりと風景の撮影ができそうです。「神宮外苑ってどんなところ?」という初めての人向けに編集してみました。


撮影した場所は下の地図のルートです。青山2丁目の信号から北に伸びる300メートルほどの直線路が有名なイチョウ並木です。苑内の雰囲気を知ってもらうため、その奥にある周回路も含めて動画に収めてあります。


 帰りは皇居の千鳥ヶ淵に立ち寄り、永代通りを走って帰宅しました。大きなタワーマンションが立ち並ぶ隅田川下流の光景を見ているとウォーターフロントという言葉が浮かんできます。新しい街にふさわしい機能的で安全快適な道路を整備して欲しいものです。

永代橋近くから隅田川を運行する遊覧船を見学

久しぶりの都心部サイクリングでしたが、やはり交通量の多い幹線道路は気を使いました。自転車専用レーンの設置など、少しづつ改善されているようですが、それもまだまだ細切れでしかありません。歩道側にあったり、車道側に設けられていたり、道路の片側にいきなり自転車用の対面通行路が現れたりとまるで一貫性がありません。これでは安心して長い距離を走ることは不可能です。自転車でどこまでも快適に走ってみたいという夢が叶うのはいつになるのでしょうね。


2015年12月2日水曜日

谷津道探検サイクリング 落花生の収穫を眺めながら下総台地を周遊


 千葉県は落花生(ピーナッツ)の収穫量日本一です。なかでも八街市を含めた下総台地周辺ではいたるところで栽培されています。この時期に快適な谷津道を乗り継いで下総台地を周遊していると、あちらこちらの畑に枯れ枝を積み上げたような塚が立っているのを見かけます。

この時期、千葉の高台にある畑でよく見る光景

何度も走り回っている場所ですので、夏に可愛らしい葉っぱの落花生が植えられていたことを覚えています。収穫の終わった茎を積み上げて乾燥させているのかと思っていました。先日たまたま通りかかった畑で、この塚を崩して農機具で何かしている光景を目にしました。よく見ると茎に付いている落花生の実を機械で取り外しています。畑に点々と建っていた塚は、収穫が終わった残り物ではなくこれから実を取るために最後の乾燥をさせているものでした。地元では『ぼっち』と呼ばれています。

機械で落花生の身を分離しているところ

 夏に目にした落花生は、丸い小さな葉っぱがかわいい植物でした。黄色い小さな花が控えめに咲いています。花は二ヶ月もの間次々に咲くそうで、どうりで夏場いつ見ても花が咲いていたわけです。

小さな丸い葉っぱがかわいい落花生、7月

八街市に多い高台の農地や林を切り開いた畑で頻繁に目にします。水田にできない乾燥した土地でたくましく育つ植物だそうで、千葉県でも下総台地を中心に栽培されています。

広い畑一面に落花生が植えられています

9月の終わり頃に同じ場所を走っていると、掘り起こされた落花生が畑一面に広がっています。実を上にして太陽で一週間ほど自然乾燥させます。これを地干しといい、この作業で水分が20%程度になるそうです。

太陽光を実に当てて自然乾燥(地干し)、9月

地干しの終わった落花生を、今度は実を内側にして円筒形に積み上げていき、上に雨除けのための稲わらやシートを掛けます。これが『ぼっち』と呼ばれるもので、約一ヶ月この状態で乾燥させ、水分量を10%程度まで減らします。秋のサイクリン中に度々目にする畑の塚はこの状態だったのですね。落花生の実の部分が内側に隠れていたため、完全に収穫の終わった残りと勘違いしていました。

 この落花生の実、畑の中から掘り出しますので、ジャガイモなどと同じように根っこにできていると思っている人が大勢います。私も小学生の時に初めて落花生掘りを体験するまではそう信じていました。しかし、実際に自分の手で落花生を掘ってみると根っこの先に実は付いていません。もともと花の咲いていたところから茎(子房柄)が伸びて地面に入り込んでいます。その先に実が付いているんですね。”落花”生の名前はこの実のなり方から由来しています。

収穫後の写真からはわかりづらいですが、実は根に付いていません

飲み屋でつまみに出てきたピーナッツを食べながら落花生の名前の由来について話をすると、少なからず驚きの声が聞けるのは嬉しい限りです。これも小学生の時に芋掘りならぬ落花生掘りを体験させてもらったおかげです。そんなことを考えながら晩秋の谷津道探検サイクリングを楽しんでいます。

中国産に比べて高価な千葉産の落花生、美味しいです


2015年11月30日月曜日

房総酒蔵バイクツーリング 埴輪だらけの道を通って青柳酒造を発見


 房総の酒蔵巡りをする時にいつも参考にしている千葉県酒造組合のホームページにも青柳酒造については情報が少なく、蔵での販売もしていないようで、訪問が先延ばしになっていました。ここのところの寒さで熱燗が進み、買い置きしていた日本酒が底をついたため、まだ飲んだことのない青柳酒造の酒を求めてバイクを走らせました。

 目的の酒蔵は成田空港の南、横芝光町にあります。途中、芝山はにわ道と名付けられた県道62号を通りますが、道路沿いに埴輪が点々と立っています。古墳時代の遺跡と埴輪がたくさん見つかっている場所だそうです。芝山古墳・はにわ博物館という看板を見つけ立ち寄ってみましたが、残念ながら休館日でした。

芝山古墳・はにわ博物館、残念ながら定休日でした

この辺は古墳時代(3世紀末〜7世紀)には海岸線近くで、海産物の豊富な住みやすい場所だったようです。次回はじっくり博物館で勉強したいと思います。

埴輪だらけの芝山町界隈

 県道45号を匝瑳(そうさ)市方面に進んでいくと、典型的な谷津風景の中に小山を後ろにした煙突が目に入りました。小山と水田の間の狭い平坦部に立派な門構えの酒蔵を発見しました。目指す青柳酒造に到着。谷津地形の高台の端に位置していますので、豊富な地下水が得られそうな場所です。

青柳酒造、裏の小山から豊富な地下水が得られそうな地形です

 訪問前に電話でお酒が入手可能かどうか尋ねてみたところ、やはり蔵ではなく近所の直売所で入手して欲しいとのこと。蔵の場所はわかりましたので、次は教えてもらった「ひかり直売所」を目指しました。バイクで20分ほどの国道126号沿いにありました。

国道126号沿いにあるひかり直売所

新鮮な野菜もたくさん置いてあり、地元の人が大勢買い物に来ていました。ここで純米酒「篠緑(ささみどり)」の一升瓶を購入。いつもの「ツーリングお土産トートバッグ」で無事持ち帰りました。

純米酒「篠緑(ささみどり)」

 軽くコップ酒で試してみたら、すっきりとしてフルーティな味わいです。飲みやすい日本酒です。この後は鍋とともに燗して味わってみます。初めての地酒を賞味するこの瞬間、たまりませんな。



勝手に「房総の地酒」を応援するTVコマーシャル風動画を作ってみました


個性ある房総の地酒の良さが少しでも伝われば幸いです。





房総酒蔵バイクツーリングのインデックスはこちら


千葉にある約40軒の蔵元を順に巡っています。青色の酒蔵マークをクリックすると該当する投稿記事にジャンプします。







2015年11月28日土曜日

ファイル作成日「2068年1月19日3:14」って、どうしたOSX


 仕事でも個人でも長いことWindowsパソコンを使っていましたが、2年ほど前にMacBook Proを購入してからはMacの世界にはまり込んでいます。たまに必要に迫られてWindowsノートパソコンを開いていると「もう戻れないな〜」と痛感してしまいます。

 MacBook ProでYouTube投稿用の動画を作る際には、高速な内蔵フラッシュストレージを使って編集し、完成したファイルを大容量のリモートHDDで保管しています。先日、編集済みの動画ファイルをファインダーで探していたらファイル作成日に変なものがあることに気づきました。なんと2068年になっています。

幾つかのファイルの作成日が「2068年1月19日3:14」になっています

複数のファイルの作成日が全部「2068年1月19日3:14」になっています。なんじゃこりゃ〜と大慌ててでファイルが再生できるかチェックしましたが、全ファイルちゃんと再生できました。正しい作成日のファイルも存在していて全く気持ち悪い現象です。

 App Storeにバージョンアップのお知らせが出ると何も考えずにいつもアップデートボタンを押してしまうので、OSXのバージョンは最新のEl Capitanになっています。

OSXは最新の状態

リモートディスクはAirMac Time CapsuleのUSBポートにつないだ3TBのHDDです。

Time CapsuleのUSBポートに接続したHDDを使用

 MacBook Pro本体のフラッシュストレージ上に作成された動画ファイルの作成日は正しい日時になっていますが、リモートHDDに移すとおかしくなることがあります。どうしてだろうとかなり悩みましたが、いつ頃作られた動画ファイルかを考えてみたらヒントがありました。
 Macを使い始めた頃、ファイルを別のHDDに移動するためWindowsで良く使うカット&ペーストをやろうとしたらやり方が見つかりません。Windowsのカットに相当するショートカットがないのです。仕方がないのでcommand + cでコピーし、command + vで貼り付けた後にもともとのファイルを削除していました。この頃にリモートHDDに移したファイルの日付は正しいものでした。
 その後ネットで調べてみたら、カット&ペーストに相当する”移動”というものがOSXにも備わっていることを発見しました。command + cで対象ファイルをコピーするところまでは同じです。その後option + command + vというように通常のペーストコマンドにoptionキーを付け加えるだけです。これだけで元のファイルはコピーされた後に削除されます。どうもこの”移動”を行うようになってからおかしな作成日が発生しているようです。

 この”移動”オペレーションをローカルディスク(フラッシュストレージ)間で行ったみましたが作成日がおかしくなることはありませんでした。しかし、ローカルディスクからリモートディスクへ”移動”させると100%現象が発生しました。動画ファイルであろうがなかろうがローカルに作成されたファイルをoption + command + vでリモートのHDDに”移動”させると必ず作成日が「2068年1月19日3:14」になります。動画ファイルの編集日を辿ってみると、この現象はOSXをEl Capitanにアップデートする前から起こっていたことがわかりました。これってOSXの潜在的なバグ?



 その後OSXがアップデートされ現在バージョンは10.11.3になっていますが、この症状はまだ治っていません。AirMac側の問題かな?

(2016年2月8日追記)


2015年11月26日木曜日

快適バイク生活 疲れ知らずのクラッチ操作術


 教習所で教わったクラッチ操作方法のまま運転していた頃は、ツーリング後半になると疲労で腕がパンパンになっていました。シフト時の変速ショックも大きく、大切な人を後ろに乗せるのも憚られるような運転だったと記憶しています。
 さらに大型バイクに乗り換えてからは、その重いクラッチに四苦八苦。快適なバイク生活を目指して自分なりに試行錯誤を繰り返し、ある程度満足できるクラッチ操作ができるようになったと思います。同じような悩みを抱えている初心者に少しでも参考になればと、できるだけ疲れないクラッチ操作術の動画を作成してみました。ライテクを語るほどのバイク経験はありませんが、自分自身の試行錯誤から得られた経験をショートビデオにまとめました。


クラッチ・アクセル・シフト操作の撮影方法


 GoProを購入してからアクションカメラの面白さにはまり、その後も各社の新製品に惹かれて現在三台のアクションカメラを所持しています。三台あればクラッチ以外にアクセルとシフトペダルの操作が同時に記録できます。このテーマは以前からまとめてみたいと思っていましたが、アクションカメラをバイクに取り付ける方法も含めて準備が必要でした。なんとか三台のカメラをマウントする機材と経験が整いましたので撮影に踏み切りました。

 クラッチ操作の撮影はGoPro HERO4 SessionをRAMマウントのミラーフレームベースを使って取り付けました。RAMマウントの標準アームで斜め上方から撮っています。

クラッチを撮影するGoPro HERO4 Session

GoPro HERO4 Sessionから撮影したクラッチ操作

 アクセル操作の撮影にはPanasonic HX-A1Hを使用しました。クラッチ同様、RAMマウントのミラーフレームベースに標準アームを介してセットしてあります。カメラの固定にはHX-A1H用に3Dプリンターで自作したマウントアダプターを使用しました。

アクセルを撮影するPanasonic HX-A1H、自作のマウントアダプターを使用

Panasonic HX-A1Hが撮影したアクセル操作(色調がGoProと異なります)

 シフトペダル操作はバイクのフレーム下部にREC-MOUNTSのバーマウントタイプ4(ホースバンドによる固定式)を使用してGoPro HERO3+を取り付けました。

シフトペダルを狙うGoPro HERO3+

GoPro HERO3+で撮ったシフト操作

 この三台のカメラを同時に回して、クラッチ・アクセル・シフトペダルの同期操作を撮影しました。カメラの取付けさえできてしまえば撮影自体はなんら難しいことはありませんでしたが、撮れた動画ファイルの編集には苦労しました。プロ用機器ではありませんので、出来上がった動画ファイルのタイムコードはバラバラです。一秒もかからないシフト操作のシーンをコマ送りで再生するため、数フレームずれただけでも不自然です。Final Cut Pro Xでは音声で自動同期させる機能がありますが、風切り音などに邪魔されて正しく同期されません。結局全部手動で調整しました。マルチカム編集の大変さがよく分かる作業となりました。

編集はFCPXとの格闘でした


疲れ知らずでクラッチ操作するための基本


 前置きが長くなりました。快適なクラッチ操作を実現するためには以下の三点が重要だと考えています。
  1. できるだけ軽い力で操作する
  2. できるだけ操作時間を短くする
  3. できるだけ操作回数を少なくする
クラッチの重さはバイクごとに異なりますが、できるだけレバーの先端を握るようにしたり、注油を行うなどの整備を欠かさないことで軽い力での操作は実現できます。動画では操作時間を短くすることと操作回数を減らすことに焦点を当てています。


クラッチの有効操作範囲を身体で覚える


 まずしっかりと身につけおきたいのは半クラッチの範囲です。クラッチレバーの調整やクラッチ板の磨耗具合によっても変わってきます。スクールなどで借りたバイクに乗るときなども、最初にクラッチレバーの半クラ範囲を確認するようにしています。

バイクごとに異なる半クラの操作範囲

バイクが動き出す前の繋がり始めから、エンストしてしまう完全に繋がる直前が半クラの範囲です。この範囲を手の感覚で覚えてしまいましょう。短時間のクラッチ操作では頭で考えながら行うことは不可能です。
 クラッチ操作をしてみると、ベタ握りから繋がり始めまで余裕があることに気付くと思います。停車中にクラッチを完全に切りたいときもクラッチをベタっと最後まで握る必要はありません。繋がり始めから少しだけ握りこんでやればクラッチは切れています。これだけでもだいぶ手の負担は減るはずです。


教習所で教わる操作手順と違うポイント


 教習所で教えてもらうシフトチェンジの手順は大まかに次のような順序だったと記憶しています。
  1. クラッチを切る
  2. アクセルを戻す
  3. ギア操作を行う
  4. アクセルを調整しながらゆっくりクラッチを繋ぐ
これを一つ一つ考えながら行えばクラッチを握っている時間は一回のシフトで一秒以上かかると思います。ギアのシフト操作で必要なことは、歯車間にかかる力を一瞬抜くことです。教習所方式ではそれをクラッチを完全に切ることで実現しています。しかしそんなに長い時間歯車にかかる力を抜く必要はありません。
 快適なシフト操作のためには最初にシフトレバーの操作から始めます。クラッチを切る前にシフトレバーをアップまたはダウン側へ押し付けておきます。速度が出ている(歯車間に力が加わっている)間はシフトレバーを押し付けてもギアは容易には変わりません。この状態ですかさず半クラにしてやれば歯車間にかかる力が瞬間的に抜けてギアが変わります。これが瞬間半クラを使ったシフト操作です。同じことをアクセルの調整だけで行えばノークラッチ・シフト操作になります。シフトアップの際はアクセルを瞬間戻し、シフトダウンの際は瞬間的にエンジンを吹かします。これで二つの歯車の間にかかる力が抜けて、クラッチを握らなくてもスコンとギアが入ります。


クラッチの操作時間を短くするには

  • シフト時のクラッチ操作は半クラで素早く
  • 停車直前にニュートラルにしておく
  • 発進は右足着地から(状況による)
などが考えられます。一回一回のクラッチ操作時間を最小にすることで疲労を削減します。シフト中のクラッチが切れている時間が最短化されますので、より加速がスムーズになり、変速ショックが小さくなる副次的な効果も得られます。

シフトレバーを押し当てることが最初のアクション

レバーを深く握る「ベタ握り」をせず、信号待ちなどで長い時間クラッチを握ったままという状況をなくせば疲れも減ります。右足発進をうまく使えれば、ほとんどのクラッチ操作は一秒もかからずに完了すると思います。


クラッチの操作回数を減らすには

  • シフト操作をノークラッチで行う
これに尽きると思います。一日のバイクツーリングでは発進・停止・加速・減速に伴うシフト操作の回数は数え切れないほどです。このシフト操作の何割かをノークラッチで行えれば手にかかる負担は大幅に削減できます。

クラッチを使わないときも先ずはシフトペダル操作から

ただし、無理にノークラッチで行う必要はありません。クラッチの寸切り(瞬間半クラ)によるシフト操作をマスターすればほとんど力を入れなくてもシフトできます。シフトアップのノークラッチ操作は比較的簡単ですが、シフトダウンの方は状況によって難しい時があります。無理に行おうとせず、慣れた方法で短時間に行うようにするだけで疲労が大幅に少なくなります。実際の操作シーンは動画をご覧ください。


近所の駐車場でバイクに何やら色々と取り付けて、同じ場所を行ったり来たりしているところがどうも怪しかったようで、警察官に職務質問されました。確かに怪しい変なオヤジです。バイクに乗り始めてまだクラッチ操作がスムーズにできないとか、どうもクラッチ操作で疲労がたまるというライダーの皆さんの参考になれば幸いです。