2017年12月14日木曜日

長い付き合いのThinkPadが生誕25周年だって


 仕事にも趣味にもパソコンとの付き合いは相当長くなりました。パソコンではなく、まだマイコンと呼ばれていた時代、8ビットのZ80 CPUが全盛だった頃からです。一部のマニアがパソコンの可能性に挑戦しながら、試行錯誤を重ねていました。まだインターネットが普及する前で、毎回モデムで電話回線につなぎ、料金を気にしながらパソコン通信に熱中したものです。1989年に東芝がDynaBookを発売した頃から、一部のマニアのものだったパソコンが一般の人にも普及し始め、その後ビジネスマンや学生が当たり前のようにノートパソコンを使いこなす時代がやってきました。


物置で見つけたThinkPad生誕10周年の記念品


 物置を整理していたら奥の方からこんなものが出てきました。だいぶ前にノートパソコンを買った時におまけでもらったものだと思います。外箱にはThinkPad 10周年記念701C(模型)と書かれています。

おまけでもらったThinkPad 701Cの模型

ノートパソコン設計の際に、運び易さを優先してできるだけ小さくしようとすると、問題になるのがディスプレイとキーボードの大きさです。このThinkPad 701Cは、ディスプレイを閉じる時にキーボードが2分割されて小さくなり、筐体に収まるという画期的な機構を持っていました。その動きを再現したプラモデルです。

組み立て前の701Cの模型がそのまま入っていた


1992年に登場したThinkPadは今年で25周年


 今年はThinkPad登場後25周年の記念の年だそうです。すると10周年記念の模型をもらったのは2002年頃のはずです。その頃手に入れたパソコンを思い返してみると、2001年の終わりにThinkPad X22を購入していました。その時のおまけがこの模型だったようです。

 少し前にWindows XPのサポートが切れ、趣味や仕事で使うパソコンを一新しましたが、その前まではノートパソコンを購入するときは必ずThinkPadを選んでいました。黒一色の筐体と、しっかりとしたキーボードタッチが、他のノートパソコンにはない魅力でした。現在、手元に残っているThinkPadは3台あります。この当時はパソコン中核部品の性能向上が著しく、1〜2年で性能が倍以上なんてこともざらでした。さらにOSのバージョンが上がる度に必要スペックが上がるため、2〜3年に一度の頻度でパソコンを購入していたような気がします。今では信じられないような時代でした。当時のパソコン事業が儲かったのも頷けますね。

現有している三台のThinkPad

どれも十数年の年月が経った古いパソコンですが、実はすべて完動品です。OSはWindows XPまでアップグレードして使い続けてきました。Windows XPのサポートが切れた2014年以降はネットに接続せず、一部のアプリケーションのみを動かす専用機として現役で使われています。

三台ともXPで今でもちゃんと動く

ThinkPadが登場する一年前の1991年に発売されたPS/55 noteを入手したことが、その後のThinkPadとの長い付き合いの始まりでした。同じ年に発売されたWindows 3.1の喧騒の中でも、当時はまだまだDOSがパソコンOSの主流の頃です。ノートパソコンでWindowsを動かせるスペックのものはまだ出ていない時期で、PS/55 noteはDOSを快適に動かせるスペックを持つノートパソコンとして生まれてきました。メインメモリー2MB、HDD容量40MBという、今から思えば桁違いの低スペックですが、作りの堅牢さやデザインの良さからすっかりファンになってしまいました。その後次々に発表されるThinkPadの元祖にふさわしい作りだったと記憶しています。故障して動かなくなったため廃棄してしまったのが悔やまれます。保存しておけばよかった〜


XPで動くアプリ専用機として未だ現役のThinkPad


 サポートのないWindows XPマシンをネットに接続して使用するのは危険なため、過去にインストールしたソフトのみを動かす専用機として、ネットから切り離して使用しています。Windows XPの時代が長く続いたため、このOSで稼働する優れたソフトが数多く存在しています。中でもefu氏作成のWaveGeneやWaveSpectraは、現在も多くの利用者がいる優れたソフトです。オーディオ信号を発生させるWaveGeneとオーディオ帯域の信号をFFT分析できるWaveSpectraは、オーディオ機器の調整に大変役立つソフトで、なくてはならないものになっています。10年以上も前の古いパソコンでも問題なく稼働しています。

オーディオ機器の調整に役立つWaveGeneやWaveSpectra専用機として現役のThinkPad X40

趣味のアマチュア無線では昔からRTTY(ラジオテレタイプ)などの無線データ通信がありました。以前は、一部マニアが中古のプロ用機器を手に入れて楽しんでいましたが、JE3HHT森氏が公開しているMMTTYやMMVARIを利用すると、パソコン一台で簡単に無線データ通信が楽しめるようになり、一気に広がりました。

パソコン一台で簡単に無線データ通信が始められるMMTTYやMMVARI

これらのソフトはWindows XP登場以前に作られたこともあり、古いノートパソコンでも快適に動作します。十数年も前の古いThinkPadが未だ現役で活躍できるのも、これらの優れたソフトがあるおかげです。


でも今はThinkPadは買わない


 日本の国内メーカーが次々にパソコン事業から撤退していますが、IBMも2005年に中国のLenovoにパソコン事業を売却しました。ThinkPadはLenovoの旗艦ブランドとして今でも発売されていますが、今ノートパソコンを買うとしたらThinkPadは選びません。理由はいくつかありますが、一番大きいのは「もうWindowsの世界からおさらばしたい」というものです。2013年に買い換えた仕事用のノートパソコンとして選んだのはMacBook Proでしたσ(^_^;) 生まれて初めてのMacです。

仕事用に購入したMacBook Pro

昔から抱いていたMacのイメージは「デザイナーなどの仕事用には向いているかもしれないが、システムエラーが多く、通常のビジネスではWindowsの方が使いやすい」というものでした。でも実際に使ってみると印象が一変です。想像力を掻き立てる豊富なアプリが揃っていることは以前のイメージどおりですが、安定していて作業中にフリーズするようなことも少なく、何よりも非常に美しいディスプレイのおかげで作業が格段にやりやすくなります。さすがRetina(網膜)と呼ばれる液晶ディスプレイです。システムのアップデートに対する方針にも大きな違いが見られます。Windowsのように勝手に更新を始めてしまうようなことはありません。今ではWindowsの世界にはもう戻れないと感じてしまうほどです。

 ただし、世の中の考え方、特にお役所の世界ではWindowsが標準OSという位置付けは変わらないようです。仕事で使う電子申告用のアプリケーションは、Macの最新OSのサポートが遅く、Windowsパソコンがどうしても必要になりました。仕方なく価格優先で購入したのがLenovoのコンシューマー向けG50というものです。ThinkPadは価格で選択肢から外れました。

どうしてもWindowsが必要なアプリのために安いノートパソコンを購入

購入後にWindows 8から10へのアップデートが必要になり、その作業のためにほぼ半日が潰れてしまったのが懐かしい思い出です。その後もWindows君は、頼んでもいないシステム更新を勝手に始めて、何十分も作業をさせてくれないという失態を度々やらかしています。誰のパソコンだと思ってるんだと文句が出てきます。やっぱりWindowsにはもう戻れないですね。



FMエアチェックの楽しみ方も時代と共にこんなに変わった


 『FMエアチェック? なんだそれ』と言われかねないくらい、今や死語に近いFM放送の楽しみ方を続けています。DJのおしゃべりが多い民放の番組はあまり聞きませんが、NHK FMのクラシックやジャズの番組と東京FMのジェットストリームは30年以上も聴き続けています。デジタル音源全盛の時代に、今や数少ないアナログ音源として生き残っているFM放送ですが、ちゃんとした受信環境と優れたチューナーがあれば、驚くような音を聞かせてくれます。時代とともに記録メディアも変わりましたが、お気に入りの番組を高音質で録音し、好きな時に聴くという楽しみはやめられません。


FM放送は変わらないが録音機器はどんどん変わる


 FM放送の受信に長年活躍してきたのがソニーのシンセサイザーチューナーST-S333ESXIIです。30年近くも前に購入し、5年ほど前に経年劣化で受信がうまくできなくなるまで、実に24年以上もFMエアチェックの主要機器となってくれました。故障後に買い換えたAccuphaseのT-1100は、当時市販されていたFMチューナーの最高峰と考えられていたフルデジタル処理の機器です。大変高価でしたが、実に安定した良い音を聞かせてくれます。FMチューナーは30年の間に一度しか変わっていませんが、それを録音する機器は頻繁に変わりました。

FMエアチェックで使用する機器の変遷

・当初はカセットデッキを使用


 FMエアチェックを始めた30年前は、オーディオ用の記録メディアといえば磁気テープが全盛でした。最高の音質を求めるならば、その中でも2トラ38と呼ばれる大型のオープンリールデッキがありましたが、高価で手が出ません。カセットテープを使用するデッキが一般的な時代でした。カセットテープの能力ではFM放送の品質を落とさずに記録することは困難で、生で聴くよりも質が落ちるのが残念でなりませんでした。この時代には、より良い録音品質を求めて、何台かのカセットデッキを買い換えながらFMエアチェックを楽しんでいました。記録メディアとしてカセットテープを利用することの良いところは、当時流行っていたウォークマンを持っていれば、録音されたものをそのまま屋外でも楽しめたことです。

・デジタルで磁気テープに記録できるDATを導入


 その後CDなどのデジタルメディアも普及し始め、手軽に良い音を楽しめるデジタル方式の良さが認められるようになっていました。磁気テープにデジタルで音楽を録音できる、DATがソニーから発売されると直ぐに購入。FMチューナーから出てくる音が、劣化を感じずに記録・再生できることに大変驚いたものです。

デジタルで磁気テープに録音できるSONY DTC-300ES

録音時に一旦ADCでデジタル変換されますので、そこでの品質はどうしようもないのですが、再生時に好みの音を作るために別のDACに接続するなんていう楽しみ方もできるような時代を迎えました。かなりの期間、このシステムでFMエアチェックを楽しんできましたが、前のカセットテープ同様、磁気テープであることの弱点も経験しました。デッキが老朽化してくると磁気テープを扱う機械系に不具合が多くなります。テープが機械内部に絡まってしまい、大切な録音済みテープをダメにしてしまう事態が度々発生するようになりました。最後はテープを正しくローディングできなくなり、DATデッキは廃棄処分しました。

DAT用の磁気テープ

・扱いの簡単なMDだが音楽データは圧縮されてしまう


 DATデッキの次に録音機器として加わったのがMDです。ランダムアクセスが可能な小型の光磁気ディスクがケースに収まっていて、扱いは大変楽になりました。ただし、記録容量がDATやCDなどに比べて小さく、データがATRAC方式で圧縮されます。まあ、圧縮による音の劣化などを判別できるような高音質なオーディオシステムではありませんでしたので、手軽に扱えるという点が大変気に入りました。

取り扱いが非常に簡単になったMD

・T-1100の音をデジタルのまま記録できるSDメモリーレコーダー


 その後、SONYのFMチューナーが故障し、AccuphaseのT-1100を後継機として入手しました。このT-1100は受信した電波を直ぐにデジタル変換した後、復調まで全てデジタルで処理しています。アナログの出力端子以外に、内部で復調されたままのデジタル信号が取り出せる端子が用意されています。

アナログ出力端子の横に同軸デジタル出力端子があるT-1100

この端子には24ビット・48KHzのステレオPCM音声が出ていますので、これをデジタル録音可能な機器に直接入力すれば、最も劣化の少ないFMエアチェックが可能になります。そのために選んだのが、ソリッドステートステレオオーディオレコーダーのTASCAM SS-R100です。記録メディアとしてSDカード・CFカード・USBメモリーが使用できます。

ソリッドステートステレオオーディオレコーダーTASCAM SS-R100(真ん中の機器)

三種類のメモリーが利用可能ですが、普段はマイクロSDカードにアダプターをつけて利用しています。大容量化も進み、圧縮なしの16ビット・48KHzサンプリングWAVフォーマットで記録しても、32GBのSDカード一枚で50時間近く録音できます。磁気テープやMDなどで気にしていた長時間のクラシック生演奏なども安心して録音可能になりました。

大容量化が進んで、長時間の記録も可能なSDカード

さらに、SDカードを使用するメモリプレイヤーを購入すれば、録音したカードをそのまま持ち出して、好きな場所で音楽を楽しむことができるようになりました。

SDカードがそのまま読み込めるメモリプレイヤーがあれば場所を選ばずに楽しめる

デジタルFMチューナーからの音をそのままデジタル記録し、好みのDACで楽しんだり、記録されたSDカードを持ち出して好きな場所で聴いたりできるようになりました。さらに、記録された音楽データはコンピューターから見れば一つのファイルにすぎませんので、ファイルサーバーにコピーしておけば、どこからでも簡単に再生することができますし、SDカードを空けて再利用することもできます。まさにオーディオがデジタルになって、コンピューターと融合したことになります。


ラジオサーバーを設置していつでもどこでもラジオが実現


 テレビ放送が完全デジタルになり、複数の放送番組を同時にハードディスクに録画して、好きな時に好きな番組を見るという楽しみ方が生まれました。ラジオについても同様の楽しみ方ができる時代が来ました。しかも、格安の機器で手軽に実現できます。Linuxを実用的な速度で動かすことができる小型コンピューターのRaspberryPiが普及し始め、5千円程度で手に入れられるようになりました。これにVolumioというソフトを導入すれば簡単にネットワーク音楽プレイヤーができることがわかりました。Volumioが持つ共有フォルダーに音楽データを入れておけば、他のVolumioやパソコンなどからアクセスもできます。

5千円ほどで手に入るRaspberryPi

さらに、ラジオ番組をタイマー録音するプラグインなどもありました。これらを組み合わせれば、よく聞くラジオ番組を自動で録音し、データを共有フォルダーに溜め込んでいくラジオサーバーもできるはずです。番組を聴きたい場合は、家庭内のLAN経由で共有ホルダーにアクセスし、適当なプレイヤーソフトで再生するだけです。いつでもどこでも好きな番組を楽しむことができます。

一台のRaspberryPiをラジオサーバーにして好きな番組をどんどん録音

フリーで使えるソフトだけで完成しそうでしたが、Linuxについての知識が不足していましたので、日本で現在サービス中のネットラジオ「らじるらじる」と「radiko」が初めからセットアップされているホームラジオというシェアウェアを利用しました。1,500円の料金が必要ですが、以下の機能を自分でセットアップする手間を考えれば十分リーズナブルだと思います。


  • 好きな放送を番組表から録音予約したり、キーワードを指定して自動録音可能
  • 使用するインターネットの帯域とCPU能力が許す限り、複数の放送を同時録音可能
  • 録音したデータはファイルサーバーに格納され、他の機器からアクセス可能
  • データ形式はそのままのflv形式か、汎用性のあるmp3形式を選択可能


実際のファイルサーバーは、独立した機器を用意するのではなく、RaspberryPiのOSを入れたマイクロSDカードの余り部分を使用するか、差し込まれたUSBメモリーが使われます。クライアントとしてもう一台RaspberryPiを用意してVolumioを入れ、お気に入りのDACとアンプ・スピーカーを繋げば、立派なホームオーディオシステムの出来上がりです。iPhoneなどにflv形式の再生が可能なネットワークプレイヤーソフト(8playerなど)を入れておけば、家中どこにいても録音されたラジオ番組を楽しむことができます。

・意外にいい音を聞かせてくれるHE-AAC


 この仕組みで心配なのが、「らじるらじる」や「radiko」の音質でしょう。ネットラジオですから回線の速度が遅くても音切れしないよう、音声データを相当圧縮しています。48Kbpsの帯域しか使わないそうです。mp3コーデックだと48Kbpsの音楽などとても聴けたものではありませんが、使われているのはHE-AAC(High Efficiency - Advanced Audio Coding)技術です。ここでは詳しい説明は省きますが、mp3に比べて高品質を保ったままでより高い圧縮率が実現できるそうです。確かに48Kbpsの帯域しかない割に、結構な音を聞かせてくれます。2時間10分のN響定期演奏会を録音してみましたが、ファイルサイズはわずか49MBほどでした。このサイズであれば、27GB以上のスペースが残っているSDカードにもたっぷりとラジオ番組が録音できます。

・キーワード予約でどんどん録音


 NHK FMが不定期に放送するN響定期演奏会の生中継は、それこそCDなどでも聴けない貴重なFM放送ならではの番組です。今までは放送予定を知らずに、聞き逃すことが結構ありました。ホームラジオの予約キーワードを指定しておけば、番組表の中にキーワードが見つかったら勝手に録音してくれます。いつやるかわからない番組や、毎週決まって聞く番組をキーワード設定しておけば聞き逃すことがなくなります。普通のパソコンサーバーと違い、消費電力は1〜2W程度しかない超小型コンピューターですから、一ヶ月間動かしっ放しでも電気代は数十円程度でしょう。好きな番組をどんどん録音するために、動かし続けるホームラジオサーバーとしては最適なシステムだと思います。

「ホームラジオ」の予約キーワード指定画面

音質面には多少目をつぶっても、この便利さは一度味わったら癖になります。今後、インターネット放送の品質が向上していけば、そのうちFM放送が不要になる時代が来るかもしれません。少し寂しい気もしますが、それまではFMチューナーを大切に使い続けるつもりです。



2017年12月13日水曜日

快適自転車生活 やっぱりトルクレンチがあれば安心だ


 もう8年も乗ってるロードバイク。あちらこちらにガタが出始めているため、補修のために必要な道具もだんだんと増えてきました。ペダリングするたびにパキパキという異音が出始めたボトムブラケット(BB)を新品に交換したのはつい先日のことです。BB交換の際には必ずクランクの脱着が必要になるため、手持ちの六角レンチ(アーレンキー)を使用して作業しましたが、緩める時も締める時も十分に力が入らず苦労しました。指定のトルクで締め付けられているかどうか不安が残るため、トルクレンチの購入を検討することにしました。


5千円以下で手に入るトルクレンチを入手


 ネットで探してみると、デジタル表示の1万円以上もするものから、簡易型と呼ばれる千円台のものまで色々ありました。貯まっていたTポイントを使い、Yahoo!ショッピングサイトで見つけた4千円台のトルクレンチ(GORIX RC-Q580)を手に入れました。ポイントで全額支払えたのでラッキーです(^ ^)

全額Tポイントで入手したトルクレンチ(GORIX RC-Q580)

製品によってはセットできる最小トルクが20N•mからなどというものもありますが、自転車用には大き過ぎます。自転車・バイク用として売られていたこの製品は2〜24N•mのレンジで使えます。1mm刻みで3〜10mmの六角ピットが8本、T20/25/30のトルクスネジピットが3本付属していますので、自転車整備には十分なのではないかと思います。

4千円台で手に入るトルクレンチの内容、自転車整備には十分(?)


改めてクランクを締め直してみたらだいぶ緩かった


 先日行ったBB交換作業の最後に、手持ちの六角レンチでクランクの固定ネジを締めましたが、どの程度のトルクで締まっているのか皆目見当もつきません。長さの短いレンチですので、手が痛くなるほど力を入れて締めました。

クランクの固定では六角レンチで思いっきり締めたはずだが....

他の部分のネジには指定トルクは明示されていませんが、このクランク部分だけはわざわざ数値が書かれています。それだけ締め付けトルクが重要なんだろうと思いますが、手の感覚だけでは規定の範囲に収まっているかはまず分かりません。

12〜14N•mの締め付けトルク指定が書かれているクランク部分

12〜14N•mの指定ですので、トルクレンチの目盛りをちょうど中間の13N•mにセットしました。どの程度正確なのかは分かりませんが、製品に入っていた校正資料を見ると、目盛りを12N•mにセットした時の許容範囲は11.52〜12.48N•mだそうですから、意外に誤差は小さいのかもしれません。

ダイヤルを回し、トルクを13N•mにセット

まずこの状態で、クランクの固定ボルトを増し締めしてみました。すると、ぐるっと半回転近く回ってから、「パキッ」というトルクレンチのラッチ音が聞こえました。手持ちのレンチで力一杯に締めたはずですが、やはり締め付け不足だったようです。改めて二本の固定ボルトを外してから、交互に少しずつ締め直しました。これで規定範囲内の13N•mで締め付けられたはずです。

クランク固定用ボルトを規定トルクで締め付け中、しっかり押さえてやる必要あり

手持ちの六角レンチに比べて、柄が長いために回すのはだいぶ楽になります。ただし、ネジに加わる力は大きくなっていますので、ピットがネジにしっかりはまるように、上からちゃんと押さえてやらないとネジを舐めてしまいます。最初に締めた一本目のネジを少し舐めてしまいましたσ(^_^;) 前回使用した手持ちの六角レンチと、今回使用したトルクレンチを並べて見れば、長さが倍以上も違います。やはり、大きな力が必要な部分にはちゃんとした工具を使用しないとダメですね。反省です。

以前使用した六角レンチではクランクなどの固定には力不足


他の場所も締め直して異音発生の様子を見る


 購入後しばらくは異音など気にならなかったのですが、最近では至る所から音が出ます。ペダリング中のBBからの異音は、新品に交換することで無くなりました。しかし、まだダンシング中や加速時にキシキシという音が気になります。音を追うだけでは発生箇所が分かりません。トルクレンチが手に入りましたので、各部の締め付けトルクを順次チェックして、異音発生の様子をみていこうと思います。

 各部の規定トルクをネットで調べてみましたが、使われている素材(カーボンやアルミなど)と構造(中空かどうか)によって結構なばらつきがありました。メーカーの取り扱い説明書をよく読んでから、トルクレンチでちゃんと締めてやらないといけませんね。

異音の発生源となる部分は多い

購入したトルクレンチは2〜24N•mの範囲でしか使えませんので、BBやカセットスプロケット(CS)、ペダルなどのもっと大きなトルクが必要な場所には使えません。プロはこれらの部分のトルクをどのように計測しているのか気になりますが、この3箇所はそれぞれ専用の工具が必要な場所です。別のトルクレンチを追加で買うのはちょっとやり過ぎな気がします。趣味の自転車乗りがそこまで厳密に作業する必要はないのかもしれません。

専用工具が必要なBBの着脱

古くなって色々手のかかる自転車ですが、ちゃんとした工具を用意して定期的にメンテしてやればまだまだ気持ち良く走ってくれます。自分で手をかけてやることで、事前にトラブルが防げたり、走行中の異常にも迅速に対処できるようになったと思います。これでますます快適な自転車生活が送れそうです(^ ^)/



規定トルクで締め直したら異音が消えた(^ ^)


 常時異音がするようになったBBを交換後に、クランクを固定する二本のボルトを短いアーレンキーを使って適当に締めましたが、キシキシという異音は残ったままでした。今回購入したトルクレンチで規定のトルクで締め直し、試走してみたところ大満足の結果となりました。

BB交換後も消えなかったクランク付近からの異音が解決

当初は相当締め付けトルク不足だったようです。さらに、二本のボルトのトルクが不均衡だったようで、力が加わる度にきしみ音が出ていましたが、トルクレンチで締め直したところ見事に解消しました。わざわざ部品に指定トルクが書かれている場所です。ここはやっぱりちゃんとした工具で締めてやるべきでした。新品BBのスムーズさも手伝って購入時の感覚が蘇りました。 5千円もしない工具のおかげで、長年の悩み解決です。やったね(^ ^)/

(2017年12月16日追記)



2017年12月8日金曜日

牛乳選びを見直す契機となった明治「おいしい牛乳」のパッケージ変更


 商品名に「おいしい」の文字を入れることの賛否はあると思いますが、家で飲む牛乳は何も考えずに明治の「おいしい牛乳」を買い続けていました。スーパーでも売れ筋商品のようで、商品棚にも大量に置かれているため、ついつい手に取ってしまいます。味にも不満はなく、家族の誰が主張するまでもなく、長年我が家の定番牛乳として定着していました。


容器の変更はCMで知っていたが....


 少し前からテレビで流れていたコマーシャルで、「おいしい牛乳」の容器がリニューアルされたことを知りました。紙パック独特の注ぎ口から、扱いやすいスクリューキャップに変わったそうです。家族と犬が毎日牛乳を飲むため、毎回一リットルパックを二本以上まとめ買いします。ある日、スーパーで牛乳を買おうとしたところ、「おいしい牛乳」が全て新パックになっていました。いつものように二本購入しようと手に取ると、容器に900mlと買いてあるのを発見。「えっ、内容量減ってる!?」と思わず声が漏れてしまいました。容器が変わったことは理解していましたが、内容量が減ったことは商品を手に取るまで知りませんでした。

我が家の定番牛乳である明治「おいしい牛乳」、内容量が900mlに減っている

メーカーから派遣されたらしい売り子さんが商品棚の前に立っていましたので、聞いてみました。

   「もう1リットルの商品は売ってないんですか?」
 売り子「ここに置いてあるのは900mlのみです」
    「1リットルだと飲み残しが多いそうで、900mlサイズになりました」
   「うちは毎回複数本購入するので、内容量は多い方がいいのですが...」
 売り子「すみません...」

売り子さんを困らせてもしょうがないので、900mlパックを二本購入して帰りました。帰宅後にレシートを見ると、以前買っていた1リットルの頃と同じ値段です。飲みきれずに捨ててしまうなどということは全くない家ですので、内容量が一割減って同じ値段ですから、実質的な値上げです。新容器のコストアップ分を内容量を減らして吸収したのかもしれません。では、新容器は消費者にとって値上げに見合うだけのメリットがあるのでしょうか?


新容器には実質値上げに見合うメリットがあるか?


 メーカーのテレビコマーシャルやホームページでは、今回の新容器のメリットを大々的に宣伝しています。光を通しにくい素材を使用した新容器は、蛍光灯などの光による風味劣化を抑制してくれるそうです。メーカーのテストでは48時間光を照射する前後の味の比較を示して新容器の効果を謳っています。これは消費者にとって大きなメリットに思えますが、買ってきた牛乳はほとんどの時間、真っ暗な冷蔵庫の中です。購入後、飲みきるまでに牛乳パックを光に当てている時間なんて1時間もないように思えます。むしろ、製造工程とスーパー店頭までの流通工程で浴びる光の方が問題になりそうです。開封するまで容器内いっぱいに牛乳が充填されていて、空気と触れないため新鮮さが長持ちするメリットもあるとのこと。新容器は製造4日後の比較で25%も牛乳の香りが強いそうですから、こちらの方が消費者にとっては大きなメリットかもしれません。

内蓋の下は牛乳で満たされていて空気と遮断されている

 紙パック独特の折り返しただけの注ぎ口から、スクリューキャップ式の注ぎ口に変わりましたので、開封してからでも横置きができるのは便利です。ただし、しっかりと閉めないで横置きしてしまうと牛乳が漏れ出します。一度冷蔵庫の中を漏れた牛乳でベトベトにしてしまいました(泣)。旧式の注ぎ口に慣れてしまったためか、それ以外ではメーカーが主張しているメリットは感じられません。今までの注ぎ口で入れにくいと感じたことはありません。むしろ先が細く、微妙な量を入れるのも簡単でした。

出典: 明治「おいしい牛乳」プレスリリース

プレスリリースではさらに、横幅が小さくなって子供にも持ちやすいとか、重さが減ったため筋肉への負担が一割軽減されたとのメリットを謳っていましたが、ちょっとこじつけ感が強すぎたのか、ネット上ではかなり批判的な意見が見受けられました。この点についてはホームページの商品説明からは現在省かれています。

出典: 明治「おいしい牛乳」プレスリリース


飲んだ後のリサイクルのしやすさも重要


 バージンパルプが使われている牛乳パックはリサイクルされることが前提の容器です。全体の40%程度しかリサイクルされていないそうですから、少しでもリサイクルしやすい構造であることも重要だと思います。飲み終わった後、簡単に広げられるか試してみました。底に指を突っ込んで穴を開け、横から上部に開いていけば簡単に広げられました。内側のビニールコーティングが厚くなったためか、以前より少し力が必要です。

資源ごみとして出す際は、きれいに洗って開いておく必要がある

むしろ、広げた後で乾燥させ、重ねてゴミとして出す時に問題がありました。ビニール製のキャップ部が出っ張ってしまい、重ねると以前の紙パックよりも厚みが出てしまいます。大量に溜めてからゴミ出しする家庭では多少扱いにくいかもしれません。

キャップ部が出っ張ってしまい、重ねる際に邪魔になる

メーカーではこのキャップ部がついた状態でも紙ゴミとしてリサイクル可能と言っていますが、最終的には住んでいる自治体の指示に従うようガイドしています。もし、この部分をハサミで切ってから出すように自治体から言われたら、面倒臭くて燃えるゴミに入れてしまいそうですσ(^_^;) さらに、開封時に取り除く内蓋と飲んだ後のキャップは、今までの紙パックでは出なかったビニールゴミです。鮮度維持のためとはいえ、今までなかったゴミを新たに発生させるのは考えものです。

今までの紙パックでは出なかった新しいゴミとなるビニールの内蓋


この際だから他の牛乳と比較してみる


 毎日口にする食品にはどうしても保守的になってしまいます。今までは他の牛乳に目もくれず、毎回明治の「おいしい牛乳」を買い物かごに入れてきましたが、実質一割の値上げと知った後は他の商品にも目を向けるようになりました。改めて商品棚に並んだ牛乳を見比べてみると、随分値段が違うんですね。内容量の違いまで考慮すると差はもっと大きくなります。

比較のため他の牛乳も買い求めてみた

商品によって実質90円近い価格差になるのは驚きです。ただし、年に100本分(100リットル)飲んで9千円の違いです。価格で選ぶか、味で選ぶかは悩ましいところです。値段もバラバラないくつかの牛乳を試していますが、慣れのせいかやっぱり明治の「おいしい牛乳」が美味いと感じます。まだまだたくさんの牛乳が売られていますので、今後しばらくの間、色々な銘柄の牛乳を試してみるつもりです。牛乳を一番楽しみにしている愛犬と家族の反応を確かめてから、我が家の新しい定番牛乳が決まることになりそうです。



飲んだ後の紙パックの開き方・洗い方も見直してみました


 バージンパルプを使った紙パックは、ちゃんとリサイクルしないと環境に優しくありません。そのためには飲んだ後に、キレイに洗い、ちゃんと広げて資源ごみとして出す必要があります。以前は、水洗いをしてからパッケージを開いていましたが、この方法だと内容量の2倍くらいの水を使ってしまいます。パッケージを開いてから、流水で洗うようにしたら、使用する水の量をかなり減らせました。その様子を動画にしてみたものです。


(2017年12月9日追記)



新パッケージは注ぎ残しが多いような...


 その後も他の牛乳を買ったり、明治の新パッケージ牛乳を買ったりしていますが、飲み終わった新パッケージを開くと、牛乳の注ぎ残しが多いような気がしています。以前の折り畳み式の注ぎ口の場合は、逆さにして少し時間をおけばほとんど残らずに注げました。新パッケージの場合、キャップ式の硬い注ぎ口の周りに牛乳が残ってしまうようです。

明治の新パッケージを開くと注ぎ残しが気になる

わずかな量ですので、毎回そのまま台所に流してしまうのですが、なんとなくもったいない気がします。我が家の消費の仕方では新パッケージ商品のメリットはほとんど感じられていない状況です。

(2018年1月18日追記)



2017年12月4日月曜日

快適バイク生活 二輪車限定の通行規制っていったい何なんだ!


 法定制限速度が時速30キロの原付バイクの場合は、車の流れに乗れずに危険だと感じる場所は結構あります。東京ゲートブリッジのような大きな橋の場合は、長い上り坂があるため、やはりパワーの小さい小排気量バイクでは危険が伴います。そんな場所では、バイクの排気量によって通行規制があるのも仕方のないことだと思っています。

原付バイクは通行できない東京ゲートブリッジ


リターンして初めて遭遇した二輪車限定の通行禁止区間


 高校生の時に免許は取ったものの、親に反対されてバイクの購入は諦めました。たまに友人に借りて近くを走る程度でしたので、当時二輪車限定の通行禁止を経験したことはありません。30年以上が経ち、世間の言うリターンライダーになって念願のバイクを手に入れてからは、あちらこちらをバイクで走り回っています。まだ運転に慣れていなかった頃、筑波山を経由して笠間市まで走った時のことです。事前に地図を調べて、筑波から笠間までを南北に繋ぐフルーツラインを見つけました。くねくねとカーブが連続していて、バイクで走ったらとっても楽しそうな道です。ワクワクしながら走っていたら、峠の入り口で「二輪車通行止」の標識を見つけてしまいました。停車して地図を確認している間にも、後ろから来た車が何台も横を通り過ぎていきます。「何でバイクだけ通行禁止なんだよ o(`ω´ )o」とブツブツ文句を言いながらも来た道を引き返しました。峠を越えた少し先が目的地です。一瞬、しらばっくれて通行してやろうかとも考えましたが、白バイがいたら一発アウトです。三倍以上もの距離を走って迂回し、目的地にたどり着きました。季節はちょうど真冬で、寒さに震えながら延々と迂回路を走ったことが忘れられません(クッソ〜)。

フルーツライン(県道42号)の一部はバイクが終日通行禁止

帰宅後に調べてみると、筑波山の周辺は終日や夜間だけの二輪車通行禁止区間がたくさんありました。この辺りのバイク規制は、速度の出ない原付バイクの安全を考えてということではなく、二輪車全体を対象とした無謀運転による事故防止が目的のようです。二輪の通行規制が多いつくば市や笠間市は、その後のツーリングでは避けるようになっていました。


身近な場所にもあった二輪車限定の通行規制


 趣味の電子工作で使う部品購入のため、八潮市の秋月電子は度々訪れる場所です。週末にバイクで行った帰り道、あまりに天気が良かったので、近くを流れる中川に沿って北上してみました。特に目的地も決めず、買い物帰りの散策ツーリングです。幹線道路から離れた空いている裏道を、中川に沿って進んでいると、いきなり直進不可の標識が現れました。標識自体は見やすいのですが、下にある文字だけの補助標識を一瞬で判断するのはなかなか難しいものです。信号が赤に変わらなければ、危うくそのまま直進してしまうところでした。

二輪のみ、しかも週末だけ直進不可の標識が突然現れる

信号の先にも二輪車通行禁止の標識が出ています。土曜日・日曜日と休日のみの指定付きです。通学路に多い時間帯指定の通行禁止なども、小さな文字で通行できない時間が書いてありますが、走行中短時間で読み取るのは至難の技です。何度かそのまま侵入してしまい、青キップを切られたことがありますσ(^_^;)

土日と休日、バイクは入れない

路面にも同じ内容の規制が書かれていましたが、ほんの少し他に注意を向けていると、あっという間に通り過ぎてしまいます。

路面にも土日・休日二輪車通行禁止と書かれてはいるが....

以前経験したフルーツラインのような、気の遠くなるような迂回路ではありませんでしたが、知らずに入ってしまったところに白バイ警官が潜んでいたらと思うとぞっとします。

わずか2〜3キロの区間が週末二輪車のみ通行禁止となる

後日、自転車で通行禁止の場所を走ってみました。道が狭く曲がりくねっていますが、川沿いの平坦な道路です。制限速度も時速30キロになっていますので、遵法運転していれば何の危険もなさそうなのどかな裏道です。ほとんど車も人もいないガラガラの道でした。なんでここが二輪車通行禁止なんだろうという疑問は消えません。

週末に自転車で走った時の二輪車通行規制区間内


約500箇所もある二輪車限定の通行規制区間


 一般社団法人日本二輪車普及安全協会のホームページはこの二輪車限定の通行規制区間がわかりやすくまとめられています。それによると、全国で約500箇所もあるそうです。以前経験した茨城県のフルーツラインや先日遭遇した埼玉県越谷市の裏道も載っていました。このホームページでは規制箇所が県別にまとめられています。ダントツに多いのは道路が複雑に入り組んだ大阪府や東京都ですが、東京近郊でもそれぞれの県で違いが出ています。住んでいる千葉県では、九十九里有料道路が125cc以下のバイクを規制している一件のみです。それに比べると、先日遭遇した埼玉県は数十件もあります。なんでこんなに違うんでしょう? 千葉県の二輪車事故が埼玉県に比べて格段に少ないなどというような話は聞いたことがありません。

 通行規制の内容を見ると、次のようなパターンに区分できそうです。週末や夜間などの時間限定のものと終日のもの。バイクの排気量により区分しているものと全ての二輪車としているもの。最初にも書きましたが、道幅の狭くなる都市部のアンダーパスや、急勾配が続く大きな橋などは小排気量のバイクでは、車の流れに乗れず危険なため規制があるのは理解できます。

大型車が多く、勾配が急で道幅に余裕のない橋は原付バイクでは危険

排気量に関わらず時間の規制がかかっている場所は、騒音対策や児童の登下校時の安全確保が主だと思います。では時間も排気量も考慮しない、全ての二輪車限定の通行規制は何が目的なのでしょう? それらの規制のほとんどが1970〜80年前後に設定されたことと関係しているようです。当時社会問題化していた暴走族やローリング族などの危険走行と事故の多発、騒音問題などが原因で、バイク全体を排除しようとした結果が、二輪車のみ終日通行禁止となったようです。つくば市付近に多い二輪車通行規制は排気量も時間も区分がないのは、バイクで走ること自体が危険で迷惑な行為だという考え方から生まれたためでしょう。過去の一部ライダーの迷惑行為が、今でも多くのライダー達の利便性や楽しみを奪っていると考えると腹立たしくなりますね。


徐々に規制の見直しも広がってきた


 偶然見つけた中川沿いの二輪車通行規制区間も、どうしてここを週末だけバイクが走ってはいけないのか今ではわからないような状況でした。数多く設定された二輪車限定の規制区間については、現在の状況に合わせて見直しが進んでいるそうです。一般社団法人日本二輪車普及安全協会のページからは「規制解除の要望」を送信することができます。解除された規制区間も掲載されていますので、お上の決めたことだからと諦めず、我々ライダーが要望を上げ続けることが重要ですね。