2018年2月16日金曜日

快適動画編集 Motion5で動く部分を切り取るマスクの作り方


 動画の編集に少し慣れてくると、カット編集ばかりでなくマスクを使った画像の合成などにも挑戦したくなります。クロマキーやマスクを使った画像の合成が出来るのは、ある程度高機能な編集ソフトに限られるようですが、作品の幅がぐっと広がります。利用している動画編集ソフトはプロも使用しているFinal Cut Pro X(FCPX)のため、機能的には問題ありませんが、使う側の技術と経験がついて行きません。FCPXとMotion5のマニュアルと格闘しながら試行錯誤する日々が続いています。


最初に挑戦した動画の合成は実に単純だった


 マスクを利用して動画の合成を試してみたのは二年ほど前のことになります。Motion5を購入して3ヶ月程度が経過した頃でした。オートバイで山道を走っているシーンを撮影した動画素材が手元にありましたので、何か作れないか考えてみました。山道で競争しているような映像にするために、時間をずらして同じ動画を複数重ねてみることにしました。

 まず最初に行った作業は、切り抜く部分を囲むベジェ曲線を描くことです。作図自体は簡単なのですが、動画の中のオートバイは動いていますので、映像の初めから終わりまで位置と大きさをオートバイに合わせて変えてやらなければなりません。Motion5には動くものの軌跡を自動的に追いかける「モーショントラッキング」ビヘイビアを持っていますが、対象が画面奥から手前に移動するような場合、サイズや見え方がかなり変わってしまうため途中で追跡不能になるようです。この処理をキーフレームを使用した手動で行いましたが、かなり苦労しました。プロの世界では一フレーム毎にマスクを手動調整することも行われているようですが、とてもそこまでやる根気はありません。

描いたマスクをキーフレームでオートバイに追随させる

オートバイの影も含めた全体が入るようにマスクを描画し、何点かのキーフレームでコントロールします。大きさや向きが時事刻々と変わる動画では、どうしても対象に比べて大き目のマスクとなってしまいます。

 マスクで切り取られた動画は、下図のようにマスクの内側だけ映像が残り、外側は真っ黒になります。この黒い部分がアルファで透過するため、他の映像に重ねると下にある映像が透けて見える部分になります。

マスクを使用して切り取られた映像

本当に必要な範囲よりだいぶ外側にはみ出していることがわかります。この映像を複数並べていくと、一つの画面上に複数のオートバイが走っているように見えます。ただし、それぞれの映像を近づけすぎると一部が不自然な場所で隠れてしまいます。

下の映像が何もない部分で隠されてしまい、とっても不自然

それぞれのオートバイの間を開けなければなりませんので、追い越しやすれ違いなどの合成は不可能です。そんな制限のある中で、やっとの思いで出来上がったのが下の作品です。実に単純な作品ですが、たった一本の動画素材を時間をずらして並べるだけでレース気分が出るのは不思議でした。




After Effectsの「異なるマットエフェクト」が欲しい


 その後、色々な作品を作りながら勉強を続けてきましたので、Motion5やFCPXにもだいぶ慣れてきました。動いているものを切り取るマスクを、手動で作成するなんてとんでもないということもだんだんと分かってきました。AdobeのAfter Effectsには「異なるマットエフェクト」という機能があり、動かない背景画像とその中で動いている部分を切り分けられるそうです。「これだ〜」と思いましたが、残念ながらAfter Effectsは持っていません。Motion5にはいくら探しても同じ機能は見つかりませんでした(泣)。同じ事が出来ないかMotion5のマニュアルをもう一度読み直しです。

・動かない背景と動いている前景の差分を取ればいいのでは?


 After Effectsが行ってくれるのは、動きのない背景画像と一部が動いている動画を比較し、動いている部分だけをマスクとして抽出してくれるというものです。であれば、Motion5でも同様の機能を組み合わせてみればできるはずです。考えてみたのは次のようなワークフローでした。

AEの「異なるマットエフェクト」と同じ事をMotion5でやるにはこのフローかな

背景が動いている動画には向きませんので、三脚を利用して撮影した映像を使います。その中で、オートバイが写っていないフレームを静止画として書き出し、背景画像として利用しました。前景は使用予定の動画クリップそのものです。

1. レイヤーのブレンドモードを「差分」に


 グラフィック系の編集ソフトでは、レイヤーを重ねる際に上にくる映像の重ね合わせオプションを変えてやる事が出来ます。Motion5でもブレンドモードで色々な重ね合わせオプションが選べます。数が多すぎてとても全てを理解できていませんが、動いていない背景と動きのある前景を重ねる際に「差分」を選んでやれば、違う部分だけを抽出できるはずです。

上にくるレイヤー(画像)のブレンドモードを「差分」にする

すると動いていない背景部分はほとんど真っ黒になり、動いているオートバイ部分が見事に抽出されています。ただし、だいぶ色の薄い状態で、このままマスクとして利用すると、合成された映像も幽霊のようにうっすらとしてしまいます。バイク動画で幽霊出現では縁起でもありませんので、対策が必要です。

2. 「しきい値」フィルタを適用して無理やり白黒に


 マスクとして利用しますので色の情報や明るさの情報は必要ありません。背景と少しでも違う部分は真っ白になって欲しいのですから、差分に対してしきい値以上の部分は100%の白色にしてしまいます。それ以外の部分は真っ黒になってもらいます。そのためには「しきい値」フィルタを使います。背景と前景の「差分」が反映されているグループレイヤーに対して「しきい値」フィルタを適用し、パラメータを調整して理想の形に近付けます。すると薄くなっていたオートバイの形のマスクが、白と黒のはっきりとしたイメージとなりました。

差分が得られたグループレイヤーに「しきい値」フィルタを適用

内側が全て真っ白になっているのがマスクとしては理想的ですが、効果的なフィルタが見つかりませんでした。

3. 自動作成したイメージマスクで映像をくり抜き


 自動で作成できたイメージマスクを、使用する動画クリップのマスクとして指定します。すると下のようなイメージが現れました。オートバイやライダー、影の部分がちゃんと切り取られていますが、タイヤ・カウル・ライダーなどの一部分に小さな穴が空いてしまいました。どうしても差分からだけでは埋められない穴が残るようです。

自動作成のマスクで切り抜かれた映像

背景の部分にも、風で揺れる木の枝や草などが差分として小さく現れています。少し気になる映像ですが、最後に元の背景画像をこの下に置いてみると嘘のように目立たなくなりますので安心してください。動画から自動生成されたマスクで切り出していますので、オートバイが動いてもちゃんとそこだけ切り取られて表示されます。

4. 切り取られた映像を自由に配置して作品にする


 ここまでで、必要な部分が切り取られた動画クリップが出来上がります。一つのクリップを時間をずらして配置するも良し、別のクリップをシナリオに沿って重ねるも良し、編集者の思いのままです。作品として不自然にならないようにする必要はありますが、おかしな重なり方で悩む必要はありません。二年前の習作では一方向に間隔を開けてオートバイが走るだけでしたが、今回は反対方向に走るオートバイとのすれ違いもあります。不自然さもありません。

切り取られた複数の動画クリップを重ねて作品にする

最後に、背景となるクリップか静止画を置きます。すると、マスクに残るゴミのように気になっていた部分が見事に分からなくなりました。差分を取る際にできてしまった穴なども、元々背景にあった映像が透けて見えるだけですから、不自然ではない訳ですね。逆に言えば、元々の背景とは全く異なるものを持ってきて合成する場合は、仕上がりにかなり粗が目立つことになります。

背景を置くとマスクの不具合もカモフラージュされる

拡大してじっくり観察すると、見えてはいけない後ろのものが見えているのですが、高速で移動しているバイクの映像ですからほとんど気付きません。動く部分のイメージマスクをなんとか自動で作成できました。メデタシ、メデタシ。


新たな手法でマスクを用意した合成動画作品


 動く映像のイメージマスクが手間をかけずに作成できました。必要な部分のみを正確に切り出してくれますから、合成時の自由度が格段に向上します。映像作品を編集する際に次元の違う合成ができますので、作品のレベルが格段に向上....するはずなんですが....


あとはセンスの問題ですね.... そこが一番問題だったりしてσ(^_^;)



「しきい値」の前に「ブラー」を適用すればさらに良好


 YouTubeに習作をアップした後も、もっと良いマスクが自動的にできないか試していました。イメージの輪郭をぼかしてくれる「ブラー(ガウス)」フィルタを使ってみたところ良好な結果が得られました。左が「しきい値」のみで作成したもの、右が「しきい値」を適用する前に「ブラー(ガウス)」を適用したものです。バイクの中の細かな穴が少なくなっているばかりでなく、背景に現れていた小さな点も消えてくれています。画像の合成結果もさらに良好になりました(^ ^) 先に「しきい値」を適用したものに「ブラー」を使ってもそれほど効果はありません。二つのフィルタ適用の順序が大切です。

しきい値の前にブラー(ガウス)を適用したところさらに良いマスクが生成できた

考えてみればこの手法は理に適っていますね。AEが持っている「異なるマットエフェクト」機能もこの手法を使っているのかもしれません。Motion5でかなり強力な自動マスク生成の手順がわかりましたので、今後の作品作りに役立ててみようと思います。

(2018年2月17日追記)



2018年2月14日水曜日

知的好奇心も刺激してくれる谷津道探検サイクリング


 自然豊かな谷津の道を探検しながらロードバイクで走るようになってだいぶ経ちます。コツコツと開拓してきたお気に入りの谷津道ルートもかなり増えてきました。自宅のある船橋から日帰りで往復できる場所ばかりですから、見つけた快適ルートのほとんどは千葉県の上半分にある下総台地が中心です。どのルートも数キロから十数キロ程度の長さですが、それらをパズルのように組み合わせてやると意外に遠くまで安全で快適なルートが出来上がります。

下総台地の快適谷津道をパズルのように組み合わせてロングライド

九十九里浜を目指した際も、桑納川手繰川小名木川弥富川作田川それぞれの川沿いに続く谷津道を乗り継いで快適に走ることができました。ロードバイクに乗り始めた頃に使った国道126号ルートを走るのとは比べようもないほど安全で快適なルートです。これらの谷津道パズルのピースを頭の中で組み合わせながら走れば、運動中に頭を使う「脳トレ」にもなっているのではないかと密かに期待しています(^ ^)


下総台地を走り回ったら気になる地名が続々と


 地名に数字が使われるのはそれほど珍しいことではありませんし、青森県の八戸界隈のように地域内で順番に名付けられていることも良くあります。興味深いのはその名前ができた由来です。八戸の「戸」は一つ郡を九つの行政区域に分ける際に1から9までの「戸」と名付けたそうです。これは地名の由来としてはそれほど面白い事例ではありませんね。

 千葉県の下総台地を走っていても、同様に数字が使われた地名を度々目にします。周辺に畑が広がる「八街」などはその典型ですね。一時期流行った市町村合併で、8つの町が合併でもしてつけられたのだろうと安易に考えながらいつも通過していました。

広大な畑地が広がる高台の八街

 成田空港を目指す際に、北側の荒海川からアプローチすると東雲(しののめ)の丘という展望台に到着します。その辺の地名は「十余三(とよみ)」と名付けられていました。車で国道16号を走っていて、常磐道柏IC付近で「十余二(とよふた)」という地名を見たことがあります。成田市に十余三、柏市に十余二、何だこれという感じでとっても気になる事態に。

成田空港北側にある「十余三東雲の丘」展望台

 自宅のある船橋市中心部から手賀沼への谷津道ルートを開拓している時に、海上自衛隊下総航空基地周辺をウロウロしていて偶然見つけた「五香」という駅もありました。この時は特に不思議にも思いませんでしたが、その後この地域を走っていると他にも数字が入った駅が見つかりました。

偶然駅前を通りかかった新京成線「五香駅」

この地域を走る新京成線や東武野田線の駅名を調べてみると、数字を含んだ名称がたくさんあることがわかります。二和(ふたわ)向台・三咲(みさき)・五香(ごこう)・六実(むつみ)という名前の駅があります。さらに「初富(はつとみ)」という駅名も気になります。数字ではありませんが、「初」という字は順序が最初の「一」につながります。やっぱり気になる、気になる。

鎌ケ谷市を通る鉄道の駅名には数字が入ったものが多い


千葉県は江戸時代の軍馬供給地だった


 谷津地形が広がる千葉県では、川沿いの平野部は古くから水田として利用されています。平野部と平野部の間は高台になっていて、畑や樹林地帯になっています。この高台を走っていると、川も流れていない場所に土手のようなものが作られているのを目にすることがあります。史跡として看板が掲げられているものもありました。読んでみると、江戸時代に馬を放牧していた場所であることがわかります。

「牧」として馬の放牧をしていた跡がいたるところで見つかる下総台地

ネットでさらに調べてみると、江戸時代初期に軍馬を供給する拠点として、江戸に近い下総台地に幕府直轄の「牧」が作られたそうです。それが「小金牧」と「佐倉牧」の二つ。その後、三つ目の「嶺岡牧」が安房丘陵に作られ、時代が明治に変わるまで軍馬や農耕馬の供給地として活躍してきたそうです。上の写真にある「下野牧」は「小金牧」の中の一番南にある地区の名称です。

千葉県にあった三つの「牧」

広い丘陵地帯の地形を利用して野生の馬(野馬)を捕獲し、繁殖・育成することがこれらの「牧」の目的で、江戸初期から明治に変わるまで延々と続いてきたことには驚きます。今ではこの地域に野生の馬など想像もできませんが、江戸時代にはたくさんいたんですね。

下総台地をサイクリング中に見かける馬の像


明治初期の窮民対策のために牧を開墾した順番だった


 江戸幕府が倒れ、明治新政府が誕生すると、江戸周辺に生活に困窮する武士階級が大量に生まれました。これらの窮民の反乱を恐れた新政府が救済のためと銘打って行ったのが、江戸に近い「小金牧」と「佐倉牧」を廃止して開墾を行うことでした。東京府に近い「小金牧」から入植が始まり、その順番を取り入れて開墾地に名前が付けられました。「八街」は8番目の開墾地という意味で名付けられたのですね。

「小金牧」と「佐倉牧」の開墾地と順序

最初の開墾地が「小金牧」にある「初富」です。最初の開墾が上手くいって、豊かな土地となることを願って「初富」の字が当てられたそうです。柏市に「十余二」があって、成田市に「十余三」があるのも開墾の順番が理由でした。「なるほど、納得!」という感じです。

 一番遠くにある「九美上(くみあげ)」以外は、谷津道探検サイクリングの途中で走ったことのある場所です。もともと放牧地だった場所を開墾したと聞くと、思い当たることがたくさんあります。どこも谷津を流れる川から少し離れた場所で、高台になっています。水利が悪いため水田は少なく、樹林になっている場所が多かったと記憶しています。生い茂る木々を取り払い、川の少ない高台で耕作地を広げるのは大変だったと思います。米の出来高が豊かさの象徴だった時代が長年続いていた頃ですから、水田に向かない高台の開墾地で生きていくのは相当な苦労を強いられたことは容易に想像できます。今ではサイクリング中に、それぞれの地域の特産品を目にすることができるのは嬉しいことです。八街では人参や落花生の広大な畑が続いています。

「八街」の畑では落花生栽培が盛ん

富里の七栄(ななえ)周辺ではスイカが特産品となっており、毎年「富里スイカロードレース」が開催されています。給水所が「給スイカ所」と呼ばれる楽しいマラソンイベントです。お近くの方は是非参加してみましょう。

富里の「七栄」界隈はスイカの名産地


快適谷津道ルートを楽しみながら知識欲を満たす


 「小金牧」に比べて東京府から遠い「佐倉牧」では開墾地の数は少ないですが、広大な敷地を利用して天皇家の食べ物を生産する御料牧場が作られました。その敷地を利用して成田国際空港が作られたのは良く知られたことです。三里塚に作られた御料牧場記念館もサイクリング途中で訪れたことがあります。その当時は「佐倉牧」の存在など知りもせず、あまり興味は湧きませんでしたが、今ではもう一度訪れてじっくりと展示物を見学したいと思っています。

三里塚にある御料牧場記念館

現状の脚力維持が精一杯の親父ロードライダーは、ルートを決めてタイムを縮めていくような走り方は不可能ですσ(^_^;) その代わりに安全で快適な谷津道ルートを探しながら、途中で見つけた面白いものや美味しいものを頭や舌で味わいながら走り、ボケ防止も兼ねて末長くロードバイクを楽しんで行きたいと願っております。長文のお付き合いありがとうございましたm(_ _)m

※ちなみに、数字のついた千葉の地名で真っ先に思いつく「四街道」は「牧」の開墾とは無縁のようです。四つの街道分岐点が近くにあったからだそうで、ちょっとがっかりな由来ですね....



2018年2月9日金曜日

下総台地の快適谷津道 村田川支流神崎川


 村田川沿いを下流から走っていくと、長柄ダムに行ける支川村田川の少し手前に神崎川が流れ込んでいます。地図を見るとこの川沿いでも長柄ダムに行けそうでしたので、神崎川沿いを遡ってみました。川沿いに舗装路が見つからず、住宅地の中を走らなければならない場所もありましたが、なんとか茂原街道まで出ることができました。途中、荒れた場所もありますが、幹線道路(茂原街道)を大型車に怯えながら走るよりははるかに快適です。長柄ダムへのバリエーションルートとして利用しています。



支川村田川ルートよりさらに通る人が少ない道で、途中行けるかどうか不安になるような場所もあります。ロードバイクよりもMTBで走った方が楽しめそうなルートですが、長柄ダムから先を考えればやっぱりロードで行ってしまいます。ルートの雰囲気は下の動画でご覧ください。



下総台地の快適谷津道のインデックスおよびRIDE WITH GPSの簡単な操作方法説明はこちら



下総台地の快適谷津道 支川村田川


 村田川沿いを走っているといくつかの支流が流れ込んでいることに気づきます。そのうちの一つに沿ってさらに南を目指してみたところ、快適な谷津道の先にある急坂を登ったところに長柄ダム(市津湖)がありました。下総台地の最高地点ですので、最後の坂はちょっときついのですが、登りきった後はその先どこへ向かうにも下りです。下総台地南端のサイクリング中継地として頻繁に訪れるようになりました。長柄ダム周辺はサイクリストにも人気の場所で、多くのローディを見かけますが、支川村田川の谷津道を走る人は少ないようです。いつ行っても静かな走りが楽しめます。




短いながらも山に囲まれた里山の風情を漂わせる場所です。農道横の小川にはクレソンが自生し、カエルの卵もたくさん産み付けられています。一斉に生まれるおたまじゃくしで水田が真っ黒になっているのには驚きました。カタクリが自生している場所は大切に保護されて、訪問者の目を楽しませてくれます。ルートの雰囲気は下の動画にてご覧ください。



下総台地の快適谷津道のインデックスおよびRIDE WITH GPSの簡単な操作方法説明はこちら



下総台地の快適谷津道 昭和の森南林間道


 昭和の森のすぐ横にある小中池へのアクセスは大変です。東金崖線上部にある昭和の森と崖下にある小中池は高低差があるため、最短距離の道は階段しかありません。北側を通る大網街道で一気に下るか、昭和の森の南側の山道を通るしかありません。舗装がなくなったり、荒れていて雨の後は走れない道だったりとルート探しには苦労しました。今はゴルフ場の横の道を使い、南側を大きく回り込むルートを楽しんでいます。距離は伸びますが、静かで走りやすい道が続きます。途中にある「女ヶ池」は吸い込まれそうなほど静かな池で、休憩にはぴったりです。真新しい圏央道の東に回り込めば、付近の道路も新しくされており、快適な走行が楽しめます。



森の中から聞こえるウグイスの鳴き声を楽しみながらのサイクリングは癒されます。小規模ながら斜面には棚田が設けられており、田植え後の風景は一見の価値ありです。川沿いばかりではなく、林の中の道も気持ちがいいと感じる地域です。ルートの雰囲気は下の動画でご覧ください。



下総台地の快適谷津道のインデックスおよびRIDE WITH GPSの簡単な操作方法説明はこちら