2015年6月29日月曜日

実践比較レポート Panasonic HX-A1H vs GoPro HERO 3+ バイク動画編


 バイクツーリング中に突然息を呑むような風景に遭遇することがあります。バイクを止めてカメラを取り出してからその風景を写そうと思っても、なかなか思い通りになりません。ウェアラブルカメラをセットして、動画に収めてしまえば決定的な瞬間も残せると思い、GoProを一年ほど前に購入して試行錯誤を続けています

 振動が多いバイクで動画撮影を行う場合、カメラをどこに取り付けるかが大きな問題です。さらにバイクを写し込むか、風景だけを狙うかでも取り付け場所が制限されます。
  • 出来るだけバイクが写り込まず、風景主体で撮りたい
  • エンジンや路面からの振動の影響を避けたい
  • グラグラ揺れない安定した画像にしたい
これらの条件を満たすため、ハンドル周りやカウル、フロントフォークなどにGoProを取り付けて試してきました。しかし、GoPro特有のあの形のためどうしても取り付けられない場所も多く、もっと小型のウェラブルカメラを探していたところパナソニックから直径26mmの円筒形、総重量45gというHX-A1Hが発売になり、即購入。現在GoPro HERO 3+と比較テストを行っています。

 小型軽量という特長を活かして、サクションカップ(吸盤)でカウル下部に取り付けてみましたが、結果はブレブレ。バイクが全く写り込まないベストな位置なのですが、カウル自身が振動するため、いくら軽量なA1Hでもダメでした。

カウル下部(ヘッドライト下)にサクションカップで取り付け

エンジンの振動を拾わず、出来るだけ前方向を広く写せる場所ということでフロントフォークへの取り付けを検討しました。大きなホースバンドでフォーク下部に取り付ける方法は以前試しましたが、タイヤがかなり写り込んでしまいます。これはこれで迫力があるのですが、もう少しバイクの写り込みを避けたいものです。今回試してみたのはフェンダー取り付け部のネジにGoProマウントを共締めする方法です。

フェンダー取り付けネジを長いものに交換してマウントを共締め

ここにREC-MOUNTSのGoPro変換アダプターでA1Hを固定します。A1Hは片側を引っ掛けているだけなので、バイクの振動でグラグラしたり外れたりしそうです。そのためホースバンドでがっちりと固定しました。

A1HをGoPro変換アダプターで取り付け、ぐらつき防止のためホースバンドで締め付け

この状態で走行中の動画を撮影してみました。エンジンや路面からの振動の影響はかなり排除できています。比較のためGoProも同じ場所に取り付けましたが、A1Hより重量があり、アームを複数経由して取り付けが必要なため、振動の影響が相当出てしまいました。

GoProも同じ場所に取り付け、二本のアームで振動しやすくなります

このGoProの取り付け位置、実は危ない場所です。フロントフォークが沈み込んだ時、カメラとカウル下部がぶつかります。通常使用はできません。A1Hはぎりぎりセーフでした。

 走行中の画像・音声に全く手を加えず、そのまま編集しました。二つのカメラの画像を並べて比較できるようにしてあります。

動画の中で上下および左右に画像を並べて比較

 動画データの平均転送レートはGoProが約20Mb/s、A1Hが約15Mb/sだそうです。結構差がありますが、実際の動画はA1Hもかなり健闘しています。GoProより黒つぶれが目立ちますが、色の再現性は高いように感じました。
 音声はA1Hがモノラル、GoProがステレオ録音です。マイク部がハウジングの中に隠れているGoProの方が、走行時の風切音には強いようです。A1Hは少しスピードを上げると風切音でいっぱいになってしまいました

 気になるバッテリーの持ちですが、A1Hは断続録画で一時間程度使用できました(Wi-Fi未使用)。標準バッテリーで二時間程度の録画時間が目安のGoProに対して、これだけ小さなA1Hは健闘していると思います。最大の課題はA1Hのバッテリーが交換式ではないことです。内蔵バッテリーを使い終わったら、GoProは予備のバッテリーに交換して使い続けられますが、A1Hは数時間かけて充電しなければなりません。同じ太さの円筒状の拡張バッテリーをつければ倍の時間は使えるようですが、取り付けやすさは損なわれてしまいます。USBケーブルから給電しながら撮影できるようですが、その場合は防水機能はなくなります。

 バッテリーの持ち時間にも影響しますが、運転中に電源のオン・オフや録画開始・停止の操作ができると使い勝手が格段に向上します。GoProはオプションのWi-Fiリモコンで実現しています。リモコンをハンドルに付けておけば、ここぞというところで電源を入れ録画をスタートさせられます。A1Hもスマホを使って同様の操作ができますが、バイク運転中にスマホは操作できないでしょうね。さらに電源をスマホから切ることはできますが、入れることはできません。つまり完全なリモートコントロールは不可です。体から離れた場所にセットする時は、録画しっぱなしということになります。この辺も課題ですね。

 何れにしても、二台目のウェアラブルカメラとしては良い買い物をしたと思います。今後、サイクリングや登山などにも活用予定です。




追記(2015年7月19日)

 実践比較レポート(サイクリング編)も同様に作成してみました。A1HとGoProのマルチカム収録を試しています。参考にしてください。



追記(2016年1月21日)

 バイクへのアクションカメラの取り付け方法や使用器具、各取り付け場所での考慮点などをまとめました。参考にしてください。



HX-A1Hはホースバンドでの締め付け過ぎに注意


 振動の影響をできるだけ少なくするためにHX-A1H使用時にホースバンドで締め付けるようにしていましたが、ある時「パキッ」という嫌な音が聞こえてきました。よく見ると後部のキャップ部にヒビが入ってしまいました。本体中央部は金属製で丈夫そうですが、後部のキャップはプラスチック(ABS?)のためホースバンドでの締め付け時は要注意です。

見事に割れてしまったHX-A1Hの後部キャップ

Panasonicの付属品販売サイトを覗いてみたらSFC0318という品番で入手できるようですが、売値が税抜き4,000円もします。現在2万円を切る価格で新品が入手可能ですので、ちょっと悩ましい価格です。もう一つ付属していたケーブル穴が空いたキャップにゴムの栓をして使うことにしました。

(2016年5月24日追記)


2015年6月24日水曜日

房総酒蔵バイクツーリング A1Hのテストも兼ねて豊乃鶴酒造(大多喜)・稲花酒造(一宮)を訪問


 梅雨の晴れ間、千葉の地酒が無くなってしまったのでまた暴走、いや房総の酒蔵を訪問しました。先日二台目のウェアラブルカメラとして購入したPanasonic HX-A1Hのテストも兼ねてのバイクツーリングです。超小型で筒型という特徴を活かし、ヘルメットの横にセットしてみました。これがGoProならかなり横にはみ出して目立ちますが、このA1Hならあまり目立ちません。

GoPro用のマウントを活用してヘルメットの横に固定

ヘルメットのシールドを上げた状態では画像に入ってしまいますが、下げてしまえば余計なものは何も映りません。バイク乗りの目線をそのまま録画するには丁度良い位置です。唯一問題なのは、人間の頭が結構グラグラすることです。安全確認のため左右を見ると、画像が大きく揺れてしまいます。走行中の景色を安定して録画するためにはヘルメットに取り付けるのは無理があるようです。

ヘルメット横に取り付けたA1Hの画像

 カメラテストをしながら走り慣れた道を進むと、大多喜の市街にたどり着きました。ここは古い城下町で、川越などと同じような雰囲気を持っています。

大多喜市街、いい感じの町並みです(ヘルメットに取り付けたA1Hにて撮影)

 先ず、大多喜市街にある豊乃鶴酒造を訪問しました。国の有形文化財になっている酒蔵で、立派な母屋とレンガ造りの煙突ですぐにわかります。酒蔵のご主人に丁寧に教えていただき原酒本醸造「大多喜城」を一升購入。近隣の酒蔵のことまで教えていただき大変参考になりました。平日にバイクで地酒を買いにくるのは珍しいと見え、いろいろと気を遣っていただきました。特にバイクで一升瓶をどうやって持ち帰るか心配をおかけしましたが、いつもの「ツーリングお土産トートバッグ」を見てご納得いただけました。ありがとうございます。お酒の話しは本当に楽しいですね。10月頃千葉の地酒フェアが幕張であると教えていただきましたので、是非参加したいと思います。

豊乃鶴酒造、立派なレンガ造りの煙突が出迎えてくれます

 続いて向かったのは一宮の稲花酒造です。ユピテルのバイク用ナビに行き先をセットし、あとはナビに言われるがままに進んでみましたが、「目的地付近です、案内を終了します」のつれない言葉で終了。あとは野生の勘でなんとか到着しました。現在のナビの最大の問題は、最後のアプローチまで面倒を見てくれないことではないかと思います。

稲花酒造の大きな煉瓦造り煙突

ここでも平日にいきなりバイクでやってきた変なオヤジに丁寧に説明をしていただきました。金沢の麹を使った冷やでもぬる燗でもいける無濾過生詰原酒の「炎(ほむら)」を一升購入。最近のフルーティな冷酒に向いた麹は遺伝子組み換えのものが多く、冷やに特化させているため燗にすると酪酸が生成されて味を損なうものが多いということなどを教えていただきました。バイクでなければ試飲しながらもっともっとうんちくをお聞きしたいのですが、残念です。

生詰原酒の稲花「炎」と本醸造「大多喜城」

 とりあえず生詰原酒の方から頑張って飲まなくちゃ、ということで「炎」を冷やでいただいています。はっきり言って旨いです。また長い夜になってしまいそう。
おやすみなさい。



勝手に「房総の地酒」を応援するTVコマーシャル風動画を作ってみました


個性ある房総の地酒の良さが少しでも伝われば幸いです。





房総酒蔵バイクツーリングのインデックスはこちら


千葉にある約40軒の蔵元を順に巡っています。青色の酒蔵マークをクリックすると該当する投稿記事にジャンプします。







2015年6月22日月曜日

二台目ウェアラブルカメラとしてPanasonic HX-A1Hを採用


 初めてのウェアラブルカメラ(アクションカム)としてGoPro HERO3+ Black Editionを購入してから約一年。自転車やバイク、雪山登山などで感動シーンを残したいと試行錯誤してきました。GoProでも取り付けが難しい場所があったり、一時に複数アングルで映像を撮っておきたいシーンがあったりで、二台目のウェアラブルカメラを検討していました。

サイクリング時の定位置に収まったGoPro (Wi-Fiリモコンで制御してます)

 GoPro HERO4が発売になっていましたが、さらに違ったアングルで撮影するためGoProとは異なる形状のパナソニックHX-A1Hを選択しました。直径26mmの円筒形で、バッテリーなどを全てを含んだ重量が45gしかありませんので、かなり狭い場所にも取り付けできそうです。また、小型LEDライトのような形状をしていますので、いざとなれば以前からやっているように必要なマウントを3Dプリントで自作してしまうのも簡単そうです。
 これで連続75分間、断続で35分間のFull HD画像が撮れるらしい(まだ試してないので、どうかな〜)。 バッテリーは内蔵式で交換ができないため、撮影時間を伸ばすにはオプションの拡張バッテリーを付けるか、防水を工夫してUSBケーブルから給電するかでしょう。

Panasonic HX-A1H (直径26mm、重さ45g)

 本体付属のマウントは頭部に取り付けるヘッドバンドのみです。もともと視線カメラとしての活用が「売り」らしいので、このマウントが標準なのは理解できます。ただし、これだけではアクションカムとしての活用範囲はまるっきり不足です。

標準で付属するヘッドマウント

 とりあえずパナソニック純正のクリップマウントと三脚マウントは必須でしょう。ここまでが本体に付属してくれれば言うことなしなんですが、オプションで稼ぐという最近の傾向から考えれば無理でしょう。さらに、豊富なGoPro用のマウントを活用できるREC-MOUNTS製のアダプターを追加で購入しました。

左二つがパナソニック純正マウント、右端がREC-MOUNTSのアダプター

このREC-MOUNTS製アダプターを持っていれば、今まで買いためてきた豊富なGoPro用のマウントと組み合わせて、いろいろなものに取り付けが可能です。下の写真はGoPro用大型クリップとA1Hを組み合わせたものです。すでに数万円近い投資をしてきたGoPro用マウントが自由に使えるのは大きなメリットです。

GoPro用大型クリップ(REC-MOUNTS製)と組み合わせたA1H

 サイクリングを楽しむ時にGoProを取り付けている場所にPanasonic HX-A1Hを取り付けてみました。REC-MOUNTS製のアダプターはパナソニック純正に比べて若干緩みがあります。このあたりの精度は純正にはかなわないようです。念のため振動による脱落防止のため、ベロクロテープを細く切り、巻きつけています。これでGoProを他の部分に取り付け、マルチアングルの映像を撮影できるようになりました。

GoProの定位置にA1Hを取り付け(いい感じに収まります)

普段下駄代わりに使用しているミニベロ(折りたたみ自転車)にも取り付けて、近所を走ってみました。使用したのはGoPro純正のスポーツマンマウント。これでほとんどの径のパイプにどんな角度でも取り付けができるようになります。

スポーツマンマウントでミニベロに取り付けてみました

10分ほど近所で走行中の画像を撮ってみましたが、使えそうです。平均ビットレートはGoProの20Mb/sと比べるとかなり低い15Mb/sですが、あまり画像の荒れは目立ちません。GoProのようにケースにいれなくても防水なので、モノラルですが音もきれいに撮れています。自転車でゆっくり走っているくらいなら風切り音も少ないみたい。天候が優れないため、ちゃんとしたテストはこれからになりますが、二台目として期待出来るPanasonic A1Hを手に入れました。YouTubeの投稿をより面白いものにするため、まだまだ悩み多い日々が続きそうです。





 A1Hのテストに明け暮れている最中にGoPro HERO4 Sessionが発表になっていました。基本的なコンセプトはA1Hと同じですね。ただ既存GoProユーザーの二台目需要には魅力的です。問題は価格です。Sessionが売値で5万2千円だそうで、A1Hの実売価格の二倍近い値段です。この金額を出すのならGoPro HERO4そのものを買いますかね....

(2015年7月10日追記)





 せっかく軽量なA1Hですが、本体の端を固定するマウントではどうしても振動の影響を受けやすいようです。特にバイクのエンジンや路面からの振動で、CMOSイメージセンサー特有のローリングシャッター現象による画像の歪みが目立ちます。
 重心に近い部分で固定できるマウントを探してみましたが適当な製品が見つかりません。なければ作ってしまえということで、3Dプリントサービスを利用して振動に強い(だろう)構造のマウントを自作してみました

(2015年9月26日追記)



GoPro HERO4 Sessionが値下げされてる


 Amazonを覗いていたらGoPro HERO4 Sessionが25%オフの税込¥42,200というのを見つけました。発売当初から比べて一万円以上下がっています。短期間に随分値段が下がってきたものだと感心し、思わず注文しそうになりました。しかし、よくよく考えてみれば発売からわずか3ヶ月くらいで売値が下がるのは何か裏がありそうです。ネットでSession関係を検索してみると、10月9日付で小売価格が税込¥45,144に値下げされているではないですか。なーんだ。Amazonの25%オフという表記はどうなっちゃうんでしょうね。訂正が必要な気がします。
 それにしてもわずか3ヶ月ほどで値下げとは。やっぱり当初の価格は微妙な値付けだったのでしょう、きっと。実売価格が4万円を切ったら買いでしょうか。

(2015年10月11日追記)


 紅葉シーズンが始まり、二台のアクションカメラでマルチカム撮影していました。何度か撮影するうちに、もう一つのアングルを加えたくなり、結局Amazonで三台目となるSessionを購入してしまいました。三台のカメラをどう使いこなすか、腕を試されることになります。

(2015年11月7日追記)


2015年6月16日火曜日

谷津道探検サイクリング 複数の谷津道を乗り継ぎ野趣溢れる下総台地を周遊


 先日発掘した成東経由で九十九里浜へ至るサイクリングルートですが、この時期に海まで行ってしまうと暑くてたまらないだろうと思い、弥富川を経て成東到着前にルートを北に変えてみました。全体の6〜7割くらいが走りやすい谷津道か高台の樹林帯を通るルートです。特に山武市から富里市にかけては里山の風情も加わり、野趣溢れる谷津道サイクリングを楽しめます。


 山武市に入ると幾つかの短い谷津道を乗り継いで木戸川を目指しましたが、いつも走っている佐倉や四街道付近の谷津道と比べて水田が狭く、高台が迫ってきています。途中、小さな野ウサギを見つけました。

山武市の谷津道

 木戸川を芝山町まで走ってくると突然巨大な塔が目に入りました。谷津道を走っているとゴミ焼却場の煙突をよく見かけますが、こんなに大きいものは見たことがありません。塔の上部にOTISと書いてあり、エレベーターの試験塔であることが分かりました。帰宅後調べてみると、高さ154.2mで建設当時は日本一だったそうです。

巨大なエレベーターの試験塔が突然現れます

 この辺りは成田空港の南側にあたり、ひっきりなしに飛行機が飛んできます。騒音でウグイスのさえずりが掻き消されてしまうのは残念でしたが、下総台地の谷津道は快適そのものでした。
 木戸川が国道296号と交差するあたりで西に進路を変え、高崎川に沿って戻ってきましたが、そのまま直進すればすぐに根木名(ねこな)川の源流部に辿り着きます。根木名川に沿って成田山を巡るルートも面白いですね。


ここでちょっとノウハウの紹介......

安全・快適な谷津道ルートの開拓手順


新たな谷津道ルートを見つける際にはYahoo地図の水域図を活用しています。
  1. 地図を拡大、縮小しながら行きたい方向に伸びている川を見つけます。
  2. ある程度拡大すると地形も表示されますので、典型的な谷津地形(川の両側が高台になっていてその内側が水田等の平野部)を探します。地形図や一般図に切り替えながら谷津地形を見つけていきます。
  3. 川のすぐ横の道ではなく高台と平野部の間に沿った農道(谷津道候補)を見つけます。
  4. この谷津道候補を交通量の少なそうな道で結んでいきます。あとは実際に現地で状況を確認しながらルートを確定します。
  5. 帰宅後GPSの軌跡を見ながら改善を要する部分を思い出し、ルートを修正します。



河川名称はどう調べる


 一級・二級河川の本流の名称はどんな地図にも記載されていますが、その支流や小さな河川(準用河川・普通河川)の名前が見つからないことも多くあります。DIC川村記念美術館付近で鹿島川から東に分流している弥富川の名称はYahoo地図やGoogleマップ、地理院地図にも載っていませんでした。
 良い情報源はないかいろいろ探してみたところ、MAPPLEの観光地図というサービスの中に「日本全国の河川地図」というものを見つけました。弥富川の名称もこの地図のお陰で判明したものです。すっかり気に入っていましたが、2015年6月末でサービス終了の発表があり途方に暮れています。皆さんはどうやって小さな川の名称調べてますか?



河川や橋の名称情報が豊富なMapFun


 その後ろいろな情報源を探してみましたが、谷津道で遭遇する小さな川の名前を調べる道具としてMapFunが重宝することがわかりました。GoogleやYahoo地図の元データであるゼンリンとは別のインクリメントPのデータを使用した地図サービスです。先の弥富川もちゃんと出てきました。

(2016年5月10日追記)


2015年6月15日月曜日

谷津道探検サイクリング 野生の動物たちとの出会いが楽しい谷津の道


 千葉の谷津道を自転車で走っているといろいろな動物に出会います。特にこの時期、メスを探して大声を出しているオスのキジは常連です。ケーン、ケーンというダミ声に反して本当に美しい姿をしています。自転車で走行中に発見し、すぐに停車してもカメラを構えるまでにいなくなってしまうこともあり、なかなか良い写真が撮れません。

かなり頻繁に出没するオスのキジ

 谷津道の風景を映像に残そうと思い、試行錯誤の末にハンドルバーにGoProを取り付けて走るようになりました。走行中ずっと撮影しているわけではありませんが、ここはと思うところで録画をスタートさせしばらく走っています。
 そんな時、偶然野生の動物を目にすることがあります。動物によっては警戒してほんの一瞬しか姿を見せてくれませんが、動画であれば記録として残っています。問題はGoProをはじめとしたアクションカメラが超広角に設定されているため、実際に目にした姿よりかなり小さく記録されてしまうことです。

 最近出会った野生動物の映像をショートビデオにしてみました。登場するのはテン(いたち?)、アオダイショウ、タヌキです。そのほかにも勝田川沿いで野うさぎと遭遇しましたが、その時は残念ながらGoProは動いていませんでした。



すぐ隣に住宅地が広がっているようなサイクリングロードや谷津道にもこんな生き物がいるんだと思うと何となく嬉しくなります。



 花見川サイクリングロードを走っていてイタチ(?)を見かけた場所の対岸でも同じ動物に遭遇しました。川沿いの茂みから飛び出して狭いサイクリングロードを横切るのは前回と全く同じです。やっぱりいるんですね、こんな人の多いところにも。少し前には手賀沼のサイクリングロード近くでも見かけました。マラソン大会が開催されていて大勢の人が走っているすぐ近くをすばしっこく走っていました。大切にしたい隣人ですね。

(2016年2月2日追記)



谷津道で常連のキジはやっぱり美しい


 その後も動物たちとの出会いを楽しみにしながら谷津道を走っています。徐々に走り回る距離を伸ばしながら、より自然が多く残っている場所を通っていると必ずキジに出会える場所を見つけました。もちろん雄たちが雌を探して一生懸命に鳴く季節に限られますが、その時期にはほぼ確実に雄のキジを目にすることができるようになりました。

いつも同じ場所で目にする顔なじみ?の雄、すぐ横に何かいる

特異な鳴き声を上げるので、自転車を止めてその方向にカメラを向けると色鮮やかに着飾った雄を写真に収めることができます。しかし、鳴かない雌の写真はほとんど撮ることはできませんでした。ある日、いつものように雄を撮影していると近くに茶色い地味な鳥がいます。草むらから現れた姿はまさに雌のキジでした。

雌のキジの大写しは初めて

しばらく眺めていると、何と雌が二羽もいます。ツレないそぶりの二羽の雌の後を、雄のキジが追いかけ回していました。

二羽の雌を雄が追いかけ回していました

キジって一夫多妻なのかな〜なんて考えながら、その後のサイクリングを続けました。

(2016年5月14日追記)



長柄ダム界隈の山道で野生のタヌキにも遭遇


 最近良く行くようになった長柄ダムから高滝湖方面に抜ける静かな山道を走っていたら、カーブの隅に可愛い丸いお尻が見えました。野生のタヌキです。音が静かな自転車だったため、こちらに気づくのが遅れたようで、かなり近くまで寄れました。サイクリング中にタヌキを見たのは初めてです。運良くハンドルに取り付けていたGoProで進行方向を撮影中でした。


(2017年10月13日追記)



2015年6月11日木曜日

房総酒蔵バイクツーリング(酒々井) 移築した曲がり屋で有名な飯沼本家


 梅雨の晴れ間、甲子(きのえね)ブランドで有名な酒々井の飯沼本家を訪ねました。谷津道探検サイクリングの途中で偶然見つけた場所です。自転車では一升瓶が持ち帰れないため、改めてバイクで出かけました。東関東自動車道を酒々井ICで降り、真新しい酒々井プレミアムアウトレットを通り過ぎると10分ほどで到着します。きれいに舗装された広い駐車場があり、人気ぶりがうかがえます。

広い立派な駐車場があります

 酒蔵の隣に古い民家を移築した店舗「酒々井まがり屋」が建っています。曲がり屋というのは馬屋を併設したL字型の民家だそうです。レストランとギャラリーをもあり、楽しめる施設になっています。ちょうどお昼時だったので酒粕入りカレーをいただきました。

レストランやギャラリーを併設した店舗「酒々井まがり屋」

二階にギャラリーが設けられていて無料で見学できます。この日は瓶のラベル絵の展示をしていました。お気に入りのラベルのついた日本酒を購入できるそうです。

二階にあるギャラリー、この日はラベルアートの展示でした

 千葉県産の日本酒の中では甲子は有名で、近所の酒屋にも置いてあります。せっかく酒蔵を訪問したので、飲んだことのないものを探しました。夏限定の吟醸酒がありましたので純米吟醸とともに購入。飲み比べが楽しみです。いつもの「ツーリングお土産トートバッグ」で一升瓶二本を割らずに持ち帰れました。

涼しげな吟醸酒二本をチョイス

 まがり屋にはお酒以外にも酒粕を使った食品や酒を絞る際に使う酒袋を生地にした財布なども売っています。ここで以前から探していた手頃な酒器を見つけました。氷を入れる部分が別になっていて美味しい吟醸酒を冷たいままで楽しめる徳利です。同様のものは前から持っていましたが、これは氷を入れる部分に蓋が付いていて、最後に深く傾けても水がこぼれない優れものです。大きさもちょうど一合分で、一人ちびちびやるには最高です。早速、夏吟醸を冷やで楽しみました。

氷入れの部分に蓋が付いていて水がこぼれません



勝手に「房総の地酒」を応援するTVコマーシャル風動画を作ってみました


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千葉にある約40軒の蔵元を順に巡っています。青色の酒蔵マークをクリックすると該当する投稿記事にジャンプします。








(追記)

甲子夏吟醸と純米吟醸飲み比べてみました。夏吟醸はアルコール度数も15度と軽めで、すごくあっさりとしています。キリキリと冷やしてグイグイ飲む(おいおい)のがグッド。純米吟醸の方はとってもフルーティな味。料理と一緒に楽しむタイプですね。この時期冷やで飲むとたまりませんな。


2015年6月9日火曜日

圏央道大栄JCT〜神崎IC間が開通したのにGoogleマップやAppleマップはどうなってるんだ


 6月7日17時に圏央道が東関東自動車道につながりました。水戸方面に出かける時は三郷から常磐道に入るのが距離的には近いのですが、三郷まで渋滞で時間を取られることが多く、帰りは柏IC辺りからいつも混雑しています。先日、ツインリンクもてぎで開催されたCBオーナーズミーティングに参加した際には東関東自動車道を成田まで走り、そこから圏央道の終点である神崎ICまで一般道を使ってアクセスしました。遠回りに感じますが、それほど時間的に差はありません。経験的に東関東自動車道が渋滞していることは少ないように感じます。


 圏央道が東関東自動車道につながったので、どの程度の時間短縮になったか調べようとGoogleマップでルートを表示させてみて驚きました。6月8日正午時点でまだ高速道路はつながっていませんでした。圏央道は神崎ICで終わりのままです。試しにAppleマップを見てさらに驚きです。こちらはなんと稲敷ICまでしか出てきません。昨年4月12日に開通しているはずの稲敷IC〜神崎IC間が表示されません。サービス開始直後から物議を醸していたはずなのに、やる気あるんでしょうか?

 上に貼り付けてある地図はYahooのルートラボですが、Yahooマップはもちろんのことマップルやマピオン、地理院地図もちゃんと神崎〜大栄間はつながっていました。Googleマップの地図データはYahooと同じゼンリンだと思うのですが、なんで更新が遅いんでしょうね。普段外出中にルートを調べる時はiPhone標準のAppleマップか、以前から使い慣れているGoogleマップばかりを使用しているのですが、地図データの更新がこうも遅いと使い物になりません。

まじめにやってほしいですね。特にAppleマップ!



圏央道大栄JCT〜神崎IC 実際に走ってみました(2015年7月30日追記)


 今日現在、GoogleマップもAppleマップも圏央道についての情報更新はありません。開通してから既に二ヶ月近く経過していますが、変化なしです。地図データを内蔵しているカーナビなら仕方ありませんが、オンラインで情報提供している地図サービスがこれではいただけませんね。

 房総酒蔵バイクツーリングとして佐原地区を訪問するため、東関道の大栄JCTから利根川沿いの神崎ICまでバイクで走ってみました。片側一車線ですが、空いていて走りやすい道でした。

大栄JCTで圏央道に入り、神崎ICを目指して走っています



Googleマップの交通状況だと圏央道神崎IC〜大栄JCT部分が表示される(2015年9月14日追記)


 本日時点でもGoogleマップ、Appleマップともに圏央道部分の更新はありません。呆れながらも近辺の渋滞情報を見ようと思い、Googleマップで交通状況表示にしてみてビックリ。基本の地図で表示されていない神崎IC〜大栄JCT間がしっかり表示されているではないですか。どこから仕入れているデータだか知りませんが、Googleが更新を怠っている地図上に交通状況だけはしっかりと表示されます。もしかしたらルート検索では圏央道の情報が正しく扱われているかもと思い、やってみましたがダメでした。やっぱり使えないですね。



約4ヶ月遅れで圏央道大栄JCT〜神崎IC間が地図に反映された(2015年10月22日)


 先ほど何気なくGoogleマップを眺めていたら、なんと大栄JCTから神崎ICまでが表示されているではないですか。開通からしばらくは何時になったら地図を更新してくれるのか気になって毎日チェックしていましたが、最近は他に用事のあるときしか見てませんでした。そのため更新された正確な日付は判明しませんが、間違いなくこの部分は最新になりました。
 ものは試しにAppleマップの方も確認してみると、なんとこちらも表示はちょっと変ですが更新されています。Appleマップはさらに前の開通区間である稲敷IC〜神崎IC間も一緒に更新してありました(当たり前か...)。
 どうやら外資系サービスの二社は4ヶ月遅れのほぼ同時期に地図を更新したようです。それにしてもネットで提供している情報の更新が4ヶ月遅れというのは全くいただけません。



2015年6月6日土曜日

さらば赤切符! CB1300SBにユピテルのレーダーナビMCN46si取付け


 時速43キロオーバーでネズミ捕りにひっかかり、人生二度目の赤切符を頂戴してから波乱の時間が過ぎました。その間に、罰金と同額を投げ打ってユピテルのレーダー機能付きバイクナビMCN46siを購入。現在のバイクCB1300SBへの取付け方法やインプレッションをまとめておきたいと思います。

 購入したのは2りんかん千葉北店。オプションのリモコンとACアダプターのセットで値引き販売をしていましたので、これにレーダー受信ユニットを追加購入。簡易裁判所で言い渡された罰金とほぼ同額の投資となりました。

リモコンとACアダプターのセットで販売されていました

商品の内容物は下の写真の通りです。運転中にナビを操作することはしないため、せっかく付いてきたリモコンですが取付けていません。電源ケーブルの途中に電圧コンバーターだと思われる結構大きなボックスが付いています。また、クレードルにつながったコネクター類が防水のためかかなりかさばっています。一番問題なのは、レーダー受信ユニットが結構大きく、取付け場所を選ぶことです。

内容物(今回リモコンは使用せず)

アンテナ(レーダユニット)は指向性があり、できるだけ水平に設置しなければなりません。ユニット前方には金属部分がない場所というのも重要です。さらにETCアンテナとの干渉も心配されるため、現在のETCアンテナがあるメーター上部からできるだけ離れた場所を探しました。いろいろ眺め回して見つけた場所がヘッドライトの下。カウルを取り外さなくても下から手が入ります。付属の両面テープで慎重に貼り付けた後、振動防止のためヘッドライトとの隙間を発泡ゴムでできた厚手の粘着テープで塞ぎました。

カウルのヘッドライトの下(アゴの部分)

無線機を取り付けているため、バッテリーからエンジンキー連動で12Vが取れるようにしてあります。シート下からコードを持っていけば電源は取れるのですが、問題は電圧変換ボックスの位置が電源コードの中間あたりにあり、タンク下かハンドル近くにセットする必要があります。タンクの下(エンジンの真上)はどう考えても電子機器はやばそうなので、ハンドル近くで試行錯誤しました。カウルを外してしまえばいい場所が見つかるかもしれませんが、そこまでやるのは面倒です。ホーン取付け用ステーの上部に平らなスペースがあるのを見つけました。ここにタイロックで固定しました。ハンドルと一緒に動く場所ですので、電源コードに負荷がかからないようたるみを作って配線します。

電源コードの中間にある箱の置き場所が問題に

続いてクレードルを設置します。付属のクレードルをバイクにマウントする部分は別途必要です。もともとハンドル中央部にRAMマウントをセットしていましたので、今回はクレードル側のパーツを購入しました。安価なのにクレードルにぴったり合います。

ネジ穴の位置がぴったりなRAMマウント

これでクレードルがガッチリ固定できます。アームは一番短いものを使用しましたが、少しタンク側に寄り過ぎています。タンクバックを使わないため問題はありませんが、もう少し前方に設置したほうがメーターとの視差が少なく、見やすいような気がします。ステム上にナビ音声用のコネクターを両面テープで固定しましたが、普段BluetoothでB+COMのヘッドセットに接続していますので、不要だったようです。

RAMマウントでガッチリ固定

クレードルからは太いケーブルの先に防水キャップ付も含めてコネクターが4本も出ています。電源、音声、リモコン、レーダー受信ユニット用で、コネクタ部分と余ったケーブルが相当なスペースを取ります。今回はテープで束ねてフォークの内側に押し込んでしまいました。本来はカウルの中に固定したほうがスマートです。カウルを外す機会があったら配線を整理したいと思います。

ハンドルを切った時に干渉しないように注意が必要

バッテリー周りの配線がもともとあったため、二時間ほどで無事取付けが完了しました。おまけで付いてきたリモコンは、今回は取付けません。無線機とPTTスイッチでハンドル左側がいっぱいだったのと、運転中はナビの操作をしないようにしているためです。

無線機とPTTスイッチがあるためナビのリモコンは取付けず

二ヶ月ほど使用してみました。その間、二度ほど初めての場所に一泊二日で出かけ、新しいナビに頼った走行も経験しています。このナビに取り替えるまで二年くらいガーミンの車用ナビを取り付けていましたが、比べるのが申し訳ないくらいの値段差。一万五千円で手に入れた防水機能のないnuvi2465です。

以前使っていたガーミンの車用ナビ(nuvi2465)

  • 画面の明るさや見易さは同等です。ユピテルもこの部分にはあまりお金をかけてはいないようです。どちらも夏場の直射日光が当たった状態では、視角を変えてやらないと画面は判読できません。
  • 地図を動かした時(スクロールさせた時)の動きはユピテルの方が格段にスムーズです。発売時期が新しいユピテルが有利です。
  • GPSの受信感度はガーミンの方がいいように感じます。短いトンネルが連続する場所ではガーミンは衛星ロストのメッセージをなかなか出しませんが、ユピテルはすぐにギブアップします。まあ、ユピテルが正直なだけかもしれませんが。
  • ユピテルは地図の表示(道路や線)が細目です。個人差があると思いますが、マンガチックに表示されるガーミンの方が見やすいように感じます。
  • 軌跡(走行)ログの残し方に大きな違いがあります。ガーミンは何も指定しなくても常時内蔵メモリーに軌跡ログを残しています。不要なら勝手に消してね、という考え方です。一方ユピテルはオプションのSDカードを入れた上に、ログの記録時間を毎回指定して残すという方法です。操作を忘れると軌跡ログが残りません。私はガーミン方式が好みです。
  • さらにパソコンで軌跡ログを読み込むためにはATLASTOURという別売りのソフトを使用しなければなりません。税込み1,080円です。別売りな上にWindows版しかありませんので、Macユーザーは別の方法を考える必要があります。軌跡ログを残す操作が面倒な上に、それをパソコンで活用するソフトが有料のWindows版のみということで当機種の軌跡ログの活用はあきらめました。ガーミンやGoProなどは機器本体は多少高価でも、それを活用するための素晴らしいソフトをフリーで提供しています。工夫すればユーザーでなくとも利用できる太っ腹な対応です。メーカーとしての取り組み姿勢の違いですね。
  • 幾つか不明な点があるためユピテルの説明書を見てみましたが、読んでもわからない部分が点在します。マニュアルの出来はガーミンの方がいいように思います。


ユピテルMCN46si

単純に今まで使っていたガーミンnuvi2465と比較してみましたが、レーダー検知機能付きバイク用ナビとして考えた場合は今まで使っていたガーミンとは比べようもありません。比較するなら同じバイク用ナビのzumoとすべきなのでしょうが、使ったことがありませんので悪しからず。あえてバイク専用ナビとしての感想を書くと....

  • まず、防水機能。今までは雨が降ってきたらバイクを止めて、ナビを外していました。これからは天気を気にせずナビが使えるなんて夢のようです。
  • 以前のガーミンはUSB経由の5V電源で動いていました。バッテリーからUSB充電器などを経由して電源を引いていたのですが、これが曲者。いきなり電源が落ちる現象がなくならず、数多くのUSB充電器を試したり、配線を何度もやり直したりしましたが完全には解決できませんでした。ユピテルにしてからは一度も電源が落ちたことはありません。安定しています。さすがバイク専用ナビ!
  • ナビを取り替えた本来の目的であるレーダー(取締り)探知機能については、まだ助けられたことはありません。都市部では警告出っ放し。びびって制限速度で走っていると原付に追い越されます。
  • 時々、警察車両の位置情報無線(カーロケ)警報が出て、近くに”いる”ということが分かるのは心強いです。結構なお値段のレーダー受信ユニットを取り付けたお陰です。

瞬断によるリセットがないことや突然の雨でも大丈夫という安心感はバイク専用ナビならではのものです。安全に目的地に辿り着けるようにするための投資としては必要なものだと思いますが、やっぱりもう少し安いほうがいいですね。今後ネズミ捕りから逃れられるんだったら安いものですが。




レーダー付きバイクナビ(MCN46si)を四ヶ月間使って見ました


 今のところこれに救われた実績はありません。かなり多くの場所がGPSの警戒場所として登録されていて、頻繁に警告が出るため慎重になっているからだと思われます。ただし、このナビを購入するきっかけになった人生二度目の赤切符現場では警告が出ないのが残念です。
 当時、取り締まりで使われていた速度測定は光電管方式だったようですので、このナビを付けていたとしても探知できなかったと思われます。あとは警察官やパトカーから発信される無線電波が探知できたかどうかですが、今となっては分かりません。
 警戒場所データのアップデートをしてみる価値はありますが、この機種では有償サービスになっています。ユピテルのサイトで年会費4,860円を払えば常に最新のデータを入手できますが、ちょっとお高いですね。もう少し経ってから、単発(35日間有効)で972円のコースを利用してアップデートしてみようと思います。

 取り締まりの警報ポイントを知らせてくれるのは大変ありがたい機能ですが、走っている道路とは関係ない警報ポイントについても前方にあると通知されます。大きな国道の裏道を走っているときに、国道の警報ポイントが頻繁に通知されるのは紛らわしいですね。この点が改善されると、さらに快適に使えそうです。

(2015年8月9日追記)



マウントを自作してナビを理想的な位置に移動しました


 ニーズに合った市販品が見つからないことが多いマウント類。CADと3Dプリンターを使ってGoProなどのアクションカメラ用マウントを自作してみたところ、市販品にない機能をコスト的にも同額程度で実現できることがわかりました。これに気を良くして、1インチボールに直接取り付けられるバイクナビ用マウントを作り、ナビの位置をメーターに近づけてみました

自作マウントを使い、アーム無しでRAMボールに直接取り付け

長い間気になっていたメーターとナビの視差がだいぶ小さくなりました。これでさらに快適にバイクナビを利用できそうです。

(2016年11月15日追記)


 一部を設計変更し、さらに強度を持たせた改良版に置き換えて使用中です。実用性の確認もできましたので、1インチボールに直接取り付けできるユピテルバイクナビ用マウントをDMM.makeのクリエイターズマーケットに出品しました。後継モデル(BNV-1)も付属のクレードルが同じですので取り付け可能です。取り付け位置で悩まれている方や、ハンドルのすぐ上で問題ない方は是非ご検討ください。

(2016年11月19日追記)


2015年6月2日火曜日

房総酒蔵バイクツーリング(成田・佐倉) 谷津の豊かな水に恵まれた滝沢本店・旭鶴


 梅雨入り間近で暑い日が続いています。あちらこちらの酒蔵で買い求めた千葉の地酒は、この暑い時期でも冷蔵庫で冷やせば抜群の旨さ。谷津の湧き水と千葉の米の相性の良さでしょうか、ついつい杯が進んでしまいます。
 先日、自転車で谷津道を探検しながら成田山新勝寺まで行った時に参道の途中で「長命泉」という看板を掲げた酒蔵を発見しました。残念ながら自転車で一升瓶を持ち帰るのはかなり困難なため、改めてバイクで成田に行ってきました。
 参道の途中にたくさんのパーキングがありますが、どれもコインパーキングでバイクには対応していないようです。確実に停められるだろう新勝寺北側の駐車場(弘恵会大株駐車場)から散歩を兼ねて歩くことにしました。駐車料金はバイク300円。久しぶりにバイクの駐車料金を払いました。

新勝寺北側にある駐車場、平日午前中でガラガラです

勝手知ったる新勝寺内を通り過ぎ、蒲焼の匂いが溢れる参道を登って行くと長命泉の看板を掲げた滝沢本店に到着です。毎度のことながら色々あって悩みましたが、冷やでも燗でもいける一番人気商品と書かれていた吟醸辛口をチョイス。

滝沢本店、参道に面しているだけあって立派な店構えです

参道を挟んだ反対側には「長命泉」の由来となった井戸がありました。渇水期にも涸れることがなく、飲んだ人の病気が治ったり長生きしたという話しから「長命泉」の名が付けられたということです。

綺麗な井戸水

 次は佐倉市にある旭鶴を目指しました。こちらも四街道から鹿島川に沿って昭和の森方面にサイクリングする際に良く通る場所です。国道51号から一本奥に入ったところ(多分旧道?)にあり、車では通り過ぎてしまいそうな場所です。自転車だからこそ見つけられた場所に改めてバイクで行きました。酒蔵は樹木に囲まれた八坂神社の隣に建っています。

高台になっている佐倉の八坂神社

この八坂神社から流れる天然の地下水を使って仕込みをしているそうです。こちらではアルコール度数18度とちょっと高めの辛口純米酒を購入しました。国道の喧騒から離れた場所で、谷津の地下水と千葉の米で醸された酒はどんな味がするのでしょう。楽しみです。

歴史を感じさせる旭鶴の酒蔵と店舗

さて、冷やでいくか熱燗にするか、はたまたロック? 房総酒蔵バイクツーリングの夜はこうして静かに更けていきます。

旭鶴辛口純米(左)と長命泉吟醸辛口(右)



勝手に「房総の地酒」を応援するTVコマーシャル風動画を作ってみました


個性ある房総の地酒の良さが少しでも伝われば幸いです。





房総酒蔵バイクツーリングのインデックスはこちら


千葉にある約40軒の蔵元を順に巡っています。青色の酒蔵マークをクリックすると該当する投稿記事にジャンプします。








(追記)

 旭鶴辛口純米から試飲(?)してみました。やばいです。そのまんま(常温)で、ぐいぐいいけます。常温でこれなら、冷やではどうなるのか今から試練の試飲(?)になります。

 長命泉の吟醸辛口も封を開けました(飲み過ぎ?)。こちらは常温でさっぱりとした飲み口です。どんな料理にも合う淡麗さです。