先日発掘した成東経由で九十九里浜へ至るサイクリングルートですが、この時期に海まで行ってしまうと暑くてたまらないだろうと思い、弥富川を経て成東到着前にルートを北に変えてみました。全体の6〜7割くらいが走りやすい谷津道か高台の樹林帯を通るルートです。特に山武市から富里市にかけては里山の風情も加わり、野趣溢れる谷津道サイクリングを楽しめます。
山武市に入ると幾つかの短い谷津道を乗り継いで木戸川を目指しましたが、いつも走っている佐倉や四街道付近の谷津道と比べて水田が狭く、高台が迫ってきています。途中、小さな野ウサギを見つけました。
山武市の谷津道 |
木戸川を芝山町まで走ってくると突然巨大な塔が目に入りました。谷津道を走っているとゴミ焼却場の煙突をよく見かけますが、こんなに大きいものは見たことがありません。塔の上部にOTISと書いてあり、エレベーターの試験塔であることが分かりました。帰宅後調べてみると、高さ154.2mで建設当時は日本一だったそうです。
巨大なエレベーターの試験塔が突然現れます |
この辺りは成田空港の南側にあたり、ひっきりなしに飛行機が飛んできます。騒音でウグイスのさえずりが掻き消されてしまうのは残念でしたが、下総台地の谷津道は快適そのものでした。
木戸川が国道296号と交差するあたりで西に進路を変え、高崎川に沿って戻ってきましたが、そのまま直進すればすぐに根木名(ねこな)川の源流部に辿り着きます。根木名川に沿って成田山を巡るルートも面白いですね。
ここでちょっとノウハウの紹介......
安全・快適な谷津道ルートの開拓手順
新たな谷津道ルートを見つける際にはYahoo地図の水域図を活用しています。
- 地図を拡大、縮小しながら行きたい方向に伸びている川を見つけます。
- ある程度拡大すると地形も表示されますので、典型的な谷津地形(川の両側が高台になっていてその内側が水田等の平野部)を探します。地形図や一般図に切り替えながら谷津地形を見つけていきます。
- 川のすぐ横の道ではなく高台と平野部の間に沿った農道(谷津道候補)を見つけます。
- この谷津道候補を交通量の少なそうな道で結んでいきます。あとは実際に現地で状況を確認しながらルートを確定します。
- 帰宅後GPSの軌跡を見ながら改善を要する部分を思い出し、ルートを修正します。
河川名称はどう調べる
一級・二級河川の本流の名称はどんな地図にも記載されていますが、その支流や小さな河川(準用河川・普通河川)の名前が見つからないことも多くあります。DIC川村記念美術館付近で鹿島川から東に分流している弥富川の名称はYahoo地図やGoogleマップ、地理院地図にも載っていませんでした。
良い情報源はないかいろいろ探してみたところ、MAPPLEの観光地図というサービスの中に「日本全国の河川地図」というものを見つけました。弥富川の名称もこの地図のお陰で判明したものです。すっかり気に入っていましたが、2015年6月末でサービス終了の発表があり途方に暮れています。皆さんはどうやって小さな川の名称調べてますか?
河川や橋の名称情報が豊富なMapFun
その後ろいろな情報源を探してみましたが、谷津道で遭遇する小さな川の名前を調べる道具としてMapFunが重宝することがわかりました。GoogleやYahoo地図の元データであるゼンリンとは別のインクリメントPのデータを使用した地図サービスです。先の弥富川もちゃんと出てきました。
(2016年5月10日追記)
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