谷津地形の川沿いの道は高低差が少なく、比較的楽に距離を稼げます。JR土気駅近くにある昭和の森へ行く際は、鹿島川か都川(支川都川)沿いの谷津道を利用することがほとんどでした。交通量の多い国道126号を使わずにすみ、四季おりおりの風情が楽しめる典型的な谷津道です。気持ちの良いお気に入りのルートですが、何度も走っているとだんだん飽きてきます。面白そうな別ルートはないかとiPadで地図を拡大・縮小しながら眺めていると、国道126号のすぐ北側に大草谷津田いきものの里という場所を見つけました。いつも使っている都川沿いのルートは国道の南側です。北側は高台が続いていて、いままで走ったことがありません。国道126号の北側をルートに加えることができれば、千葉を横断するためのバリエーションルートが増えます。何度か試行錯誤しながら、国道126号北側の林間コースを使って昭和の森まで行ってみました。
国道126号近くまでのアプローチは以前見つけた加曽利貝塚経由で都川へ行くルートを使いました。国道に合流する直前に高台の道へバイパスします。川沿いの道と違いなかなか一筋縄ではいきませんが、国道126号に付かず離れずの細い道を見つけながら進みます。途中、高台の開けた場所から国道126号と並行して走る都川流域を展望できました。
高台から見下ろすと国道126号が見えます |
大草谷津田いきものの里は静かな自然観察地として整備され、里山の風情溢れる場所でした。毎月第一・第三日曜日にはガイド付きの自然観察会が開かれているようです。
小川と谷津田と森林が広がっています |
自転車を押して遊歩道を歩いてみましたが、蚊の大群に狙われ敢え無く退散。大量の汗でウェアが肌に密着しているためか、肌が露出していないところまで容赦なく刺されてしまいました。
いい感じの散策路が続いています |
がにが坂と名付けられた道を進めば車道に出ることもなく東に進めますが、10分ほど山歩きを強いられます。自転車で走りながら進みたい場合は、いきものの里を北側に迂回すればロードバイクでも走行可能です。
左奥に登っていく「がにが坂」、ロードレーサーではちょっと走れません |
快適な林間コースを東に進んでいくと高台から下り、南北に続く谷津道にぶつかります。普段利用している鹿島川沿いの道です。ここからは勝手知ったるいつもの谷津道を利用して昭和の森にたどり着きました。
鹿島川沿いの谷津道、奥に千葉東金道路が見えます |
今回のルートはこちら。交通量が多く二度と走りたくない御成街道と国道126号の間を通っています。一つの目的地に複数のお気に入りルートを持つことは、季節や風向き、疲労度合いなどに応じてルートの選択が可能なり、サイクリングを安全に末永く楽しむことに役立つと思います。
まだまだ暑い日が続いていますが、田んぼの稲穂はだいぶ色付いてきています。千葉の早場米はすでに市場に出荷されたそうです。途中、イチョウの木になにやら丸いものがびっしりくっついているので、近づいてみると銀杏でした。実が落ち始めたらさぞや臭うことでしょうね。
ビッシリ実っている銀杏 |
0 件のコメント:
コメントを投稿