2015年8月8日土曜日

実践テスト Panasonic HX-A1Hのナイトモードを赤外線光でテスト


 その形状による装着性の良さから、GoProと共に色々なシーンの映像記録ウェアラブルカメラとしてなくてはならない存在になりつつあるパナソニックのHX-A1Hです。主にバイクや自転車での撮影に使用していますが、特長の一つであるナイトモードを試す機会がありませんでした。

 この猛暑の中、自転車で秋月電子八潮店までパーツを買いに出かけた際に赤外線LEDライト(モジュール)を見つけました。懐中電灯型の赤外線ライトは数千円程度しますので、テスト用にちょっと購入とはいきませんが、秋月のモジュールは700円でしたので迷わず購入。多分監視カメラ用のモジュールでしょう。36個のLED合計で約2Wです。

秋月電子のパーツには大変お世話になってます(700円の赤外線モジュール)

このモジュールは可視光領域を全く発生しませんので、点灯していても肉眼では何も見えません。ほんのりと暖かくなっているので電源が入っているのは分かります。波長が940nmでA1Hに適しているかどうか不明でしたが、とりあえずテストです。

 A1Hには購入時に取り付けられている通常撮影用のレンズカバーとは別に、ナイトモード(夜間撮影)用のレンズカバーが付属しています。

パナソニックも面白い製品作ってくれますね

このカバーを付け替えるだけで撮影モードの切り替えができるようになっています。本体側での設定を何もしなくてもいいのか不安でしたが、カバーを付け替えてみて理解できました。ナイトモード用のレンズカバーを付けると録画ボタンの周りがブルーに点灯します。装着されるレンズでモードを判定しているようです。通常撮影モードの時は消灯状態ですので、一目でモードが判別できますね。

分かり易く使い易い機能です

 先ず、通常撮影モードで部屋を真っ暗にしてみました。当然何の光源もありませんから何も映りません。ここで赤外線モジュールを点灯してみると、かすかに映っています。もちろん肉眼では何も見えませんが、カメラは赤外線をとらえているようです。

実用にはなりそうもありませんが、少し映ります

 次にレンズカバーを交換し、ナイトモードにしてみました。部屋の明かり(蛍光灯)がついている状態では、色の再現が出来ない状態の映像が記録されます。ここで蛍光灯を消すと当然真っ暗になりますが、赤外線モジュールを点灯した途端かなりくっきり対象物が浮かび上がります。人の目には何も見えていないのに、これだけはっきり記録されているのは不思議なものです。

人間の目には真っ暗にしか見えてませんが録画された画像にはくっきり

1メートルほどの距離から反射板もレンズもない赤外線LEDモジュールで照射しているだけでこれだけ映りますので、ちゃんとした赤外線ライトを使えば応用範囲は広がりそうです。さてこれで何を撮るか? 人の目には真っ暗闇に見える場所で撮影できるのですから変な使い道もありそうですが、法に触れないようにしなければなりません。テスト時の映像を短くまとめましたので参考にしていただければ幸いです。




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