暑い日が続き、夜な夜な冷酒を楽しんでいるうちに、買ってあった千葉の地酒を全て飲み干してしまいました。新しい地酒を求め、ダブルタイフーン(台風15・16号)の間隙を縫って房総までバイクを走らせました。先ずは名水の里として有名な君津市の久留里を目指します。この辺りはすでに四軒ほどの酒蔵を訪問済みですが、残っていた吉崎酒造に行ってみました。
台風の影響で北寄りの冷たい風が流れ込んでいるとかで、気温は30度に届きません。メッシュジャケットを通り抜ける風が清々しい、秋のような気候です。道路も空いていて、快適に久留里街道に到着しました。
久留里の街中(ヘルメットに取り付けたPanasonic A1Hにて撮影) |
目指す吉崎酒造は久留里街道沿いにあります。街道沿いの一等地にあるだけあって立派な門構えと広い敷地です。
久留里街道に面していてすぐに分かります |
代表銘柄である「吉寿」の看板も出ています。平成の名水百選に選ばれた久留里の湧き水を使っていますのでどの銘柄を選んでも期待できそうです。店舗は左側の建物になります。
「吉寿」の看板と大きな煙突が見えます |
丁寧に銘柄を説明していただき、ぬる燗から冷やまで楽しめる純米吟醸「吉寿」を購入しました。ここは本物の青竹を容器にした竹酒を売っています。竹の匂いがする日本酒も好きなのですが、ちょっとお高い(720mlで四千円以上)ためギフト用ですね。誰か贈ってくれないかな。
ワインディングを楽しみながら高滝湖経由で帰宅しようと思ったのですが、途中圏央道に行き当たりました。これに乗れば山武市まで直行できると気付き、以前場所が分からなかった山武市松尾の花の友まで行ってみることにしました。国道126号から少し奥まったところにあり、途中看板類が見当たらないため心配になってきます。気にせず地図通りどんどん奥に入っていけば、いきなり大きな民家の入り口に花の友の看板がありました。
花の友、いい感じの蔵元です |
こちらの代表的な銘柄は「花いちもんめ」です。蔵の名前や銘柄の由来を尋ねたところ、蔵のご主人が花澤さんだからだそうです。なっとくでした。
蔵の後ろ(北側)が高台になっていて、南側に国道と海まで続く平野部が広がっています。丁度谷津地形の末端部にあたるようで、湧き水(地下水)が豊富なのが理解できます。蔵のご主人も、ここより南側ではいい水は出ない、とおしゃっていました。
蔵の奥(北側)は小高い山になっています(レンガ造りの煙突も見えます) |
ご主人や奥様に丁寧にご対応いただき、吟醸酒「花いちもんめ」を購入しました。バイクで来ているため、丁寧に包装して持って来てくださったのですが、いつもの「お土産ツーリングバッグ」に入りません。恐縮しながら包装を外させていただきました。お手数をお掛けしてしまい申し訳有りません。
どちらも先ずは冷やからかな、旨そ〜 |
勝手に「房総の地酒」を応援するTVコマーシャル風動画を作ってみました
房総酒蔵バイクツーリングのインデックスはこちら
千葉にある約40軒の蔵元を順に巡っています。青色の酒蔵マークをクリックすると該当する投稿記事にジャンプします。
(2015年8月31日追記)
秋雨前線が停滞し、連日の夏日から急に涼しい気候になってしまいました。まだ熱燗が欲しいほどではありませんが、日本酒も冷やより常温で飲むことが多くなっています。吟醸「花いちもんめ」のほうからいただきました。とってもまろやかな味です。冷やでも常温でも変わらない、しっとりとした味を楽しめます。対して純米吟醸「吉寿」の方は荒削りな力強さを感じます。純米吟醸を燗することはあまりありませんが、試しにぬる燗で飲んでみたらまろやかさが加わり結構いけます。「吉寿」の方は涼しい夜に燗で楽しむのが良さそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿