快適な秋のバイクシーズンが真っ盛りです。香取郡東庄町(とうのしょうまち)にある神明酒造をバイクで訪ねました。ホームページが無く、ネットにもあまり情報がありません。住所だけを頼りに探してみました。県道74号を走っていると看板がありますが、入り口が見つけられず近所を徘徊してしまいました。小さな神明神社の奥が目指す酒蔵の入り口になっていました。この神社が蔵の名前の由来だそうです。他の酒蔵同様、敷地に煙突が建っていますが短いのが気になります。
「清酒神明」の文字が見えました |
バイクの音に気付いた奥様が入り口で出迎えてくれました。店舗を構えた大きな酒蔵では週末は休みのところも多いのですが、こちらはご夫婦でやっているため販売できますよとのこと。椅子をすすめられ、お茶まで頂戴してしまいました。しばし千葉の酒蔵についてご夫婦と談笑。酒蔵を訪問してこんなにのんびりしたのは初めてです。ありがとうございました。
杜氏のなり手も減り、現在は別の蔵元に製造を委託しているそうです。息子さんも酒蔵は継がず、外で働いているとおしゃっていました。使わなくなった煙突も短くしてしまったとのこと、なるほど。
広い敷地の神明酒造ですが今は醸造はしていません |
販売先も近所の昔からのお得意様へ卸すのみだそうで、道の駅などにも神明酒造のお酒は置いていないそうです。できるだけ長く続けていただきたいものです。蔵の中に一般酒や原酒などの一升瓶がすらりと置いてありました。冷やでも燗でも美味しそうな神明純米を購入。一升瓶を「ツーリングお土産トートバッグ」でバイクにくくりつけ、門から出て行くまでお見送りいただきました。本当に暖かなご夫婦です。大変お世話になりました。
神明の純米酒を購入 |
夕食時、早速常温で味わってみました。癖のないさっぱりとした口当たりの後にフルーティな後味がします。いけます。この純米酒、値段は1,800円でした。純米酒を2,000円以下で購入できたのは初めてです。この価格でこの味、素晴らしい買い物をしました。
勝手に「房総の地酒」を応援するTVコマーシャル風動画を作ってみました
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千葉にある約40軒の蔵元を順に巡っています。青色の酒蔵マークをクリックすると該当する投稿記事にジャンプします。
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