2016年7月25日月曜日

快適自転車生活 サイクリングで鍛える第二の心臓


 登山に行けない時の体力維持のために始めた自転車ですが、いつの間にか主従が逆転してしまいました。思い立った時に自宅から手軽に出発できるサイクリングは、登山のような事前準備も登山口までの長い移動時間も必要ありません。時間があれば自転車に乗るようになり、山は年に数回程度になってしまいました。学生時代から続けている登山のお陰で体力には多少の自信はあったのですが、自転車で坂道を長時間登り続けるのは苦手です。適切なギアの選択や、ケイデンスの維持、ダンシングも含めたペダリングのテクニックなど、山歩きとは全く異なる世界でした。


急坂を登り切った後に見た「第二の心臓」の鼓動


 自転車に少し慣れてくると、平坦路ばかりでなく多少のアップダウンにも挑戦したくなります。房総半島は一番高い山でも標高400メートルほどしかありませんので一気に標高を獲得することはできませんが、小さな登り下りが連続する下総台地や房総丘陵を一日走っているとそれなりに坂道が楽しめます。最近は標高100メートルほどの長柄ダムを拠点にして、そこから色々な場所を目指して走っています。この長柄ダムへの最後の登り坂を何度も登っているうちにあることに気づきました。ほぼ最大心拍数に近い負荷をかけた後に足のふくらはぎを見ると、まるで心臓のように規則正しく鼓動しています。運動が終わって休憩している間も、呼吸が平常時に戻るまでふくらはぎの鼓動は続きました。自分の意思とは無関係に足の筋肉が勝手に収縮を繰り返しているのは不思議な光景です。これがよく言われる「第二の心臓」ではと思い、持っていたデジカメで動画に収めてみました。


詳しいことは専門家ではないのでわかりませんが、心臓が送り出した血液のうち70%は下半身に溜まっているそうです。重力に逆らってその血液をまた胸の高さまで戻すには、心臓の力だけでは足りません。歩いたり運動したりして足の筋肉が収縮すると静脈が圧迫され、丈夫な静脈弁の働きで血液が上へ上へと押し上げられます。「第二の心臓」と呼ばれる所以は、足にこういう機能があるからなんですね。歳を重ねて筋肉が衰え、あまり歩けなくなると、心臓に負担がかかるというのもうなずけます。

足の筋肉と静脈の簡略図(第二の心臓の簡略図)

この「第二の心臓」の機能を高める方法として紹介されているのは、足首を曲げてふくらはぎの筋肉を伸縮させることだそうです。それってサイクリング中ずっとやっているペダリング動作そのものでは、と気づき嬉しくなりました。なにしろ一回のサイクリングで1〜2万回以上もペダルを回しています。足のポンプはバッチリ機能しているはずです。


ロードバイク歴7年の親父ライダーは鍛えられたか?


 最近になって、GPSサイクルコンピューター(Garmin Edge800J)の記録がかなりたまっていることに気づき、データを分析してみました。7年前の夏からロードバイクに乗り始め、心拍数が計測できるEdge800Jを使い始めたのは5年前からです。その前は登山用の古いGPSを使っていたため、心拍数やケイデンスなどのデータは記録されていません。残念ながら体重や体脂肪率、血中コレステロールなどの健康診断データはどこかに行ってしまい履歴が追えません(決して見せたくないわけではありませんよ....)。でも、20年以上も前に作ったスーツが今も着れるのは体型が維持できているからなんでしょう。

月平均500キロ、年間6000キロの走行距離


 週に一回、週末に約100キロほど走っています。これで月間500キロ、年間6000キロの走行をここ3年以上続けています。同じルートを何度も走ってタイムの短縮を狙うような世界とは全くかけ離れ、谷津の農道や林道を探検しながら面白そうなルートを発掘することに喜びを感じています。そのためロードバイクに乗り始めてから7年経っても一回あたりの走行距離は伸びていません。

直近一年間の月間走行距離(2015年8月〜2016年7月)

果たして週一回程度のサイクリングが筋力の増強や心肺機能の強化につながっているのか、とても気になる点でした。

心肺機能は強化されたのか?


 長柄ダムへの登り坂を最初に走ったのは半年くらい前のことです。途中幾つかのピークで息が切れ、細切れの休憩をとりながら登りました。最近はゆっくりながらも、途中で休むことなく登りきれるようになりました。しかし、これを以って筋肉が増強したとか、心肺機能が強化されたというのは早計でしょう。走り慣れた道では事前に勾配がわかり、適切なギア比に余裕を持って変速しておけます。途中のペース配分も可能になりますので、初めての場所に比べればはるかに効率よく走ることができます。

 何か面白いデータがないか自分の記録を眺めていると、昔に比べて心拍数が落ち着いてきているように見えました。平均心拍数の記録が残っている5年前は150bpm前後の値が目立ちます。5歳も若かったからかもしれませんが、サイクリングを終えて帰宅すると疲労でばったりと倒れ込んでいたように思います。かなり無理をしていたようです。走る場所やその日の気温などによって平均心拍数も変わってきますので、一日の平均心拍数をさらに半年毎に平均して直近3年分を並べてみました。出発から帰宅まで停止時間や休憩時間も含めた平均心拍数と平均速度です。

半年毎の平均心拍数推移
誤差かもしれませんが、着実に平均心拍数は下がってきているようです。着実に走りに手を抜くようになっただけとも言われそうですが、走っている場所も距離も大きく変わってはいません。確かに帰宅後の疲労感は以前に比べるとだいぶ減っているように感じます。これってもしかして「第二の心臓」も含めた心肺機能が強化された証拠?なんてことを考えながら、シャワーを浴びて冷たいビールを飲んでおります。運動の後の冷たいビールが最高で、肝機能も強化したい今日この頃です。


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