体力維持が目的で始めたロードバイクですが、慣れてくるとそれなりに距離を走ったり、タイムが気になったりします。しかしながら、週に一回程度の親父ライダーは少し無理をすると息が上がり、脚が売り切れてヘロヘロになって帰宅することもしばしばです。走行中に友人がスポーツサプリメントを飲んでいましたが、頑固親父ライダーはあまりこの類のサプリメントを信用していません。せいぜい帰宅後にコップ一杯の牛乳を飲む程度でした。
スポーツサプリのアミノ酸は自転車乗りに有効か?
友人が飲んでいたのは味の素の「アミノバイタル」でした。メーカーの宣伝文句を見ると、BCAAと呼ばれる必須アミノ酸3種(バリン、ロイシン、イソロイシン)とグルタミン、アルギニンを含む計5種類のアミノ酸2200mgと8種類のビタミンが含まれていて、筋肉疲労の軽減や筋肉増強に寄与するそうです。
アミノ酸摂取が疲労回復や筋肉増強につながる? |
昔、サプリメント好きの会社の友人からビタミン剤や松の実などの健康食品を勧められて試したことがありますが、健康そうにはとても見えない友人の顔色を見て止めました。サプリメントと聞くと何となく胡散臭さがつきまとう印象を持つ一人です。
久しぶりのルートを走ったら何となく調子がいい
ここ何回か、早起きをして少し長めのルートを走ってみたら何となく調子がいい。いつもなら後半は疲労がたまり、少し近道をして帰ろうと思うくらいなんですが、この時はわざわざ遠回りしながら帰ったくらいです。その日の気温や風向きなど、いろいろな要因で疲労度は変わりますが、坂を登っていても明らかに疲労の蓄積度合いが違いました。
久しぶりに細かなアップダウンのある下総台地を120キロほど走行 |
以前は長柄ダムに到着しただけで満足して帰っていましたが、そこから東金崖線に沿って進むと溜め池やダム湖を次々に訪問できるため、徐々にルートを伸ばしていきました。今では下総台地上に大きな逆三角形を描くお気に入りのルートとなりました。週一回程度のサイクリングで体力・筋力がアップしたのなら嬉しい限りですが、最近の生活状況を考えてみると、日本酒ばかり飲んでいたような気がします。
房総の酒蔵巡りで手に入れた日本酒を飲みまくる毎日
千葉県にある地酒の酒蔵をオートバイで巡る房総酒蔵バイクツーリングを始めて早二年。地酒を直接販売してくれる蔵元35軒は全て訪問しましたが、季節限定の商品はそれぞれの季節に訪れないと手に入らないため、春先の搾りたて新酒や夏吟醸などを手に入れるべく季節が変わる度に蔵元を巡っています。好きが高じて、勝手に千葉の地酒応援コマーシャル動画まで作ってしまいました。
米・水・発酵技術が揃う千葉は地酒が旨い |
今は秋のひやおろしの出荷時期のため、解禁日である九月九日から立て続けに日本酒を飲み続けています。冷蔵庫のビールがなかなか減らないくらい。もちろん、飲み過ぎた翌日はサイクリングどころではありませんが、適量を適温で楽しんだ翌日は体の調子もいいように感じます。これだけ飲んでいると体への影響も気になり、日本酒独特の成分について調べてみました。
日本酒にはBCAAを含めたアミノ酸が豊富だった
日本酒の成分から作られた基礎化粧品が売られていることを知って、驚いたことはありますが、あまり日本酒の成分そのものに興味を持ったことはありませんでした。アルコールの飲み過ぎは体に良くありませんが、日本酒には人間の体に含まれるアミノ酸類を多く含んでいて、健康や美容にいいそうです。必須アミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシンの他、アルギニンなどが含まれています。これって「アミノバイタル」と同じだと驚き、その含有量を調べてみました。
好んで飲んでる純米酒には一升で3.6g程度のアミノ酸が含有 |
料理酒が一番含有量が多いのには驚きましたが、好んで飲んでいる純米酒では一升瓶あたり約3.6gのアミノ酸が含まれているそうです。3.6g(3600mg)といえば「アミノバイタル」一回分で摂取するアミノ酸2200mgの1.6倍。多い時は一週間で一升瓶が空いてしまいますので、週末のサイクリング前に「アミノバイタル」を一つ半飲んだことになります。知らず知らずのうちにスポーツサプリを飲んでいたようです。
快調なサイクリングに日本酒が役立っている? |
果たして、この日本酒が前回の好調なサイクリングに寄与したのかどうかはわかりませんが、そう思うことにしました。呑んべえ親父が、週末のサイクリングのために敢えて日本酒を飲むという言い訳ができました。毎週純米酒を一升も飲んでいないで、スポーツサプリメントを飲めと怒られそうですが、日本酒好きとしては、麹と酵母が生み出した完全自然由来のアミノ酸の方を選びます。さて、次のサイクリングに備えて今日は熱燗を.....
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