ロードバイクに乗り始めた頃はさんざん走り回ったサイクリングロードですが、最近では谷津道探検サイクリングと称して里山の中の農道ばかりを走っています。適度なアップダウンのある下総台地がお気に入りで、自宅のある船橋から東や南に向かって走り出すことがほとんどですが、たまには違う方向を目指してみようと北に進路を取りました。
久しぶりの江戸川サイクリングロード
市街地が広がる千葉県北部は、東西に走る道はたくさんあるのですが、南北に走る道は貧弱です。車が少なく自転車で快適に走れる裏道も途切れ途切れで、結局川沿いのサイクリングロードを走ることが多くなります。久しぶりに江戸川サイクリングロードを、海沿いの始点から関宿城のある終点まで走ってみました。
江戸川河口のある市川市の海岸沿いからサイクリングロードは始まっています。平日のためサイクリングロードには人影もまばら。この日は風速5メートルほどの北北西の風という予報が出ていました。北北西といえば江戸川サイクリングロード走行中、ずっと向かい風となる方角です。風速5メートル程度ならなんとかなるか、という軽い気持ちで走り始めました。
江戸川の河口 |
江戸川サイクリングロードで関宿に向かうのは数年ぶりです。今までなかった場所に新しい橋ができていたり、橋脚が建設中だったり、堤防の幅が広げられている場所が何箇所もあったりと、ここ数年の変わりように驚きました。
江戸川に新しい橋が架かっていて驚き |
松戸市に入ると散歩を楽しむ人も増え、スピードを緩めて注意して走ります。河川敷には季節ごとの花畑が手入れされていて、走りながら花を楽しむことができます。
今はコスモスの花が楽しめる松戸市付近の河川敷 |
向かい風に逆らって走り続け、野田市に入ると醤油の香りが漂ってきました。江戸川沿いにある大手の醤油工場です。以前、家族で工場見学に訪れ、一人一本の卓上醤油瓶をもらって帰ったことが思い出されます。
江戸川沿いにある野田の醤油工場 |
遠くに目をやると筑波山から奥多摩の山々まで見渡せます。川の対岸にうっすらと富士山まで姿を見せていました。120キロ以上の距離がありますが、風のために空が澄んでいるのでしょう。
野田市の江戸川堤防から富士山がうっすらと見えていた |
ここまでは空いているサイクリングロードを快調に走ってきましたが、急に人がいっぱいになりました。どうも近所の学校がマラソン大会をしているようで、延々とジャージ姿の生徒が続いています。生徒たちの横をすり抜けて走るのは危険なため、すぐ横の車道を進むことにしましたが、大型車が多くてヒヤヒヤしました。
マラソン中の生徒たちがいっぱいの江戸川堤防 |
マラソン大会のルートも過ぎ、そろそろくたびれてきた足に喝を入れながら、再び江戸川サイクリングロードに戻りました。遠くに城が見えてくると、もうすぐ終点の関宿です。ここには千葉県立博物館の関宿城が立っていて、その周りは広い公園になっています。
千葉県立博物館の関宿城 |
トイレや売店などもあり、週末にはサイクリストばかりでなく観光客もたくさんやってくる場所です。
ずっと向かい風のサイクリングロードは結構辛い
風速5メートルといえば、時速に直すと18キロです。この速度でずっと正面から風を受けて走ってきましたので、結構疲れました。細かなアップダウンの続く、いつもの谷津道サイクリングでは、登りで最大心拍数近くを記録することもありますが、それほど長時間続くことはありません。運動強度に緩急があるため、結果としてそれほど辛くは感じません。
心拍数のグラフを見てみると、江戸川サイクリングロードで向かい風を受けながら走っていた区間は他の区間よりも高い心拍数が続いています。風向きが逆になり、ずっと追い風となる帰路の利根川サイクリングロード区間と比べると差は歴然です。速度ははるかに速いのですが、平均心拍数は10以上も低くなっています。
空いていてまっすぐな利根川サイクリングロードは快調に走れました。追い風のおかげで、ペダルをほとんど回さなくても時速30キロ近くで進んでくれます。往路の向かい風区間とは大違いです。ただ、スピードが出れば出たで、さらに加速しようとしてしまうのが自転車乗りの悲しい性かもしれません。回復するどころか、後半はバテバテになってしまいました。
快調な反面、単調でもあるサイクリングロードでは、ある程度のきつめの運動強度をついつい継続してしまいがちです。対して、寄り道の多い谷津道では運動の強さに自然に緩急がつきます。さらに週末のサイクリングロードともなると、走っているお仲間も増えるため、ついついいつもより無理をしがちです。やっぱり里山の中をソロでのんびり走っているのが向いているような気がした、久しぶりの江戸川・利根川サイクリングロードでした。
心拍数をみると向かい風のサイクリングロードは結構ハードなことがわかる |
心拍数のグラフを見てみると、江戸川サイクリングロードで向かい風を受けながら走っていた区間は他の区間よりも高い心拍数が続いています。風向きが逆になり、ずっと追い風となる帰路の利根川サイクリングロード区間と比べると差は歴然です。速度ははるかに速いのですが、平均心拍数は10以上も低くなっています。
追い風の利根川サイクリングロードは快適 |
空いていてまっすぐな利根川サイクリングロードは快調に走れました。追い風のおかげで、ペダルをほとんど回さなくても時速30キロ近くで進んでくれます。往路の向かい風区間とは大違いです。ただ、スピードが出れば出たで、さらに加速しようとしてしまうのが自転車乗りの悲しい性かもしれません。回復するどころか、後半はバテバテになってしまいました。
快調な反面、単調でもあるサイクリングロードでは、ある程度のきつめの運動強度をついつい継続してしまいがちです。対して、寄り道の多い谷津道では運動の強さに自然に緩急がつきます。さらに週末のサイクリングロードともなると、走っているお仲間も増えるため、ついついいつもより無理をしがちです。やっぱり里山の中をソロでのんびり走っているのが向いているような気がした、久しぶりの江戸川・利根川サイクリングロードでした。
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