冬場にリターンした親父ライダーとしては、どんなに寒くてもバイクには乗り続けたいと考えています。幸い雪の少ない千葉県在住ですので、ウェアなどを工夫すれば真冬でも十分にバイクを楽しむことができますが、日が暮れて外気温が0度近くなるような時期には相応の装備が必要です。
POWERAGEの冬用ジャケットを愛用してます
耐寒性能はもとより、目的地での活動のしやすさや普段着としても着用できるカジュアルデザインなどの検討を重ねて、たどり着いたのが今使っているPOWERAGEのウィンタージャケットです。
カジュアルなデザインのPOWERAGEの冬用ジャケット |
いかにもバイク用ですといったデザインではないため、普段の外出着としても利用しています。それでいて冬の高速走行にも耐えられるように強力なインナーが脱着可能になっています。
このインナーはとってもあったかい |
昨年購入し、一冬このジャケットでなんとか過ごすことができました。他に充電池式の電熱ベストを持っていますが、昨冬は使わずに済みました。
バイクウェアの保温性能を調べてみる
革のジャケットやごついバイク専用ウィンタージャケットも持っていますが、どの程度の保温性能があるのかを客観的に調べたいと思っていました。電子工作が趣味で、マニアの間では有名な秋月電子にもたまに出かけます。先日、温度を計測してメモリーに記録する「温度ロガー」なるものを店頭で見つけ、二つも購入してきました。
太いペンくらいの大きさで、ポケットなどに入れておけます。指定した時間間隔で温度を計測し、その時刻と測定値をメモリーに記録し続けてくれます。誤差は±1度、0.5度の分解能があります。この温度ロガーを冬用ジャケットの外側と内側にセットしてバイクを走らせれば、ジャケットの保温(断熱)性能が数値で計れるのではないかと考えました。
実際には、POWERAGEのアウターシェルについているポケットと肌着の上に普段着ている長袖ポロシャツの胸ポケットに、それぞれ温度ロガーを入れました。今回はジャケットに付属していた厚手のインナーは使用せず、ユニクロのフリースをアウターの下に着用しています。
アウターのポケットは生地が薄手で、しかも風が入り込むため、保温機能はなさそうです。つまり、ここでは外気温を計測しているのと同じような値が得られるはずです。対して、肌着の上に着ているポロシャツの胸ポケットに入れた温度ロガーは、普段着を取り囲む空気層の温度を計測してくれることを期待してのテストです。心配なのは体温が温度ロガーに直接伝わってしまうことです。恒温動物の体温は外気温の変化に対して、できるだけ一定温度を保とうとします。計測したいのは体に一番近い、ジャケット内部の温度で、体温ではありません。とりあえずどんな結果が出るのか試してみました。
指定した間隔で温度を計測&記録する「温度ロガー」 |
太いペンくらいの大きさで、ポケットなどに入れておけます。指定した時間間隔で温度を計測し、その時刻と測定値をメモリーに記録し続けてくれます。誤差は±1度、0.5度の分解能があります。この温度ロガーを冬用ジャケットの外側と内側にセットしてバイクを走らせれば、ジャケットの保温(断熱)性能が数値で計れるのではないかと考えました。
実際には、POWERAGEのアウターシェルについているポケットと肌着の上に普段着ている長袖ポロシャツの胸ポケットに、それぞれ温度ロガーを入れました。今回はジャケットに付属していた厚手のインナーは使用せず、ユニクロのフリースをアウターの下に着用しています。
二つの温度ロガーをアウターとポロシャツのポケットに入れるだけ |
アウターのポケットは生地が薄手で、しかも風が入り込むため、保温機能はなさそうです。つまり、ここでは外気温を計測しているのと同じような値が得られるはずです。対して、肌着の上に着ているポロシャツの胸ポケットに入れた温度ロガーは、普段着を取り囲む空気層の温度を計測してくれることを期待してのテストです。心配なのは体温が温度ロガーに直接伝わってしまうことです。恒温動物の体温は外気温の変化に対して、できるだけ一定温度を保とうとします。計測したいのは体に一番近い、ジャケット内部の温度で、体温ではありません。とりあえずどんな結果が出るのか試してみました。
日光中禅寺湖へのツーリングで計測テスト
本格的な冬はもう少し先です。外気温が10度以下の環境で保温性能を計測したいと思い、紅葉見学も兼ねて日光の中禅寺湖へ行ってみました。一昨年の秋にも紅葉ツーリングに行きましたが、その時は寒くて震えていたことを思い出します。当日は風もなく、気温も出発時には20度近くもありましたが、中禅寺湖を過ぎて更に高度を上げて走っていたら、最低温度11.5度を記録しました。自宅から出発し、半月山駐車場を目的地として、帰宅するまで30秒間隔で温度を計測しました。
冬用ジャケット内外の温度記録 |
ジャケットの外側と内側では同じような温度変化が見られますが、外側が大きく下がっても内側は24.5度を一度も下回りません。半月山駐車場で外側が11.5度の最低を記録した時も、ジャケットの内側は25度を保っていました。内外の温度差は6度以上を維持していて、最大では13.5度となりました。SAで食事をしている時に温度差が小さくなっていますが、これは室内で暑かったので、ジャケットのジッパーを開けていたためです。ジャケット内部温度25度では、走行中ほとんど寒さを感じませんでした。内外の温度差13.5度という数値がどの程度の保温性能を表すのかは経験不足で分かりませんが、他のジャケットや外気温の異なる時期に計測を繰り返せば、冬用ジャケットの暖かさの基準が見えてくると思います。
本格的な冬にもう一度計測予定
今回は、POWERAGEジャケットに付属していたインナーは使っていません。羽織るだけでポカポカと暖かくなる強力なインナーですので、本格的な冬にどの程度の保温性があるのか計測してみる予定です。
さらに、手袋やブーツ、オーバーパンツ内外の温度差を計測してみたいと思っていますが、ジャケットと異なり測定器を入れるためのスペースがありません。熱電対と呼ばれる細い棒状のセンサーが付いた温度ロガーを売っていますが、手袋の指先部分などはどのように計測すればいいのか.... ちょっと趣味の領域を超えてしまいそうな予感です。
狭い場所も測定できるセンサーを入手してグローブも測定
グローブの指先にもセットできるK型熱電対方式の温度ロガーを入手しました。これを使ってバイク用グローブの保温性能も測定してみました。冬用、雨用、スリーシーズン革製の3種で比較テストです。
(2016年12月9日追記)
POWERAGEの強力インナーも測定してみました
ジャケット付属のインナーを装着して保温性能を測定してきました。インナーを使わずに、フリースを内側に着た前回と比べると、はるかに高い保温性能を示しました。やっぱりこのインナー強力です。
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