2016年11月9日水曜日

谷津道探検サイクリング 秋の終わりは「むかご」を探して酒の肴に


 関東にも木枯らしが吹き、もうすっかり秋も終わりの気配。少し前まではサイクリングに出かける度に頭上のアケビを探していましたが、今はほとんどの実が落ちてしまいました。

アケビの季節ももう終わり

市街地を抜けだし、谷津道を探検しながら、里山の奥へ奥へとルートを広げているうちに、だいぶ山の中も走るようになりました。出くわす動植物も山の中らしいものが増えてきます。

房総の里山を奥へ奥へとルート開拓

農家が点在する農道では大きなアオダイショウをよく見かけますが、里山の奥で見つけたのはアオダイショウより小型の赤みがかった蛇です。帰宅後に調べてみるとヤマカガシのようです。

道を横切るヤマカガシ

このヤマカガシ、少し前までは毒を持たない蛇として分類されていたそうですが、実はハブやマムシなどの有名な毒ヘビよりも強い毒を持っています。大人しい性格で、毒牙が口の奥の方に隠れているため、人的被害は少ないそうですが、半数致死量ではマムシの約3倍、ハブの約10倍の毒性を持っているそうです。怖いですね。見つけてもちょっかいを出さない方が良さそうです。


自然の恵み「むかご」を発見


 ヤマカガシが通った道に何やら丸いものが落ちていました。拾い上げてみると「むかご」です。むかごは山芋の肉芽で、地上に落ちてそこから新たな芽が出てきます。

いろいろな形をしている「むかご」

すぐそばの藪に目をやると、細長いハート型の葉を持つ蔓植物がいっぱい生えています。蔓の途中にこのむかごがくっついていて、手で触るとぽろっと取れました。

細長いハート型の葉が目立つ山芋の蔓にむかごが付いている

食べられることは知っていましたが、好んで食べたことはありません。「こころ旅」の火野正平さんが、サイクリング途中で見つけたむかごを生で食べていたことを思い出し、一つ口に入れてみました。なんと山芋の味そのものです。これはいけるかもと、目につくむかごを採り始めました。

実に変な出来方をする「むかご」

今までは気にも留めていませんでしたが、探してみるといたるところで見つかります。里山ばかりではなく、近所の公園などにも生えていて、小さいながらもちゃんとむかごが付いているではないですか。アケビが終わった今、自転車で走りながらむかごを探すようになりました。

採ってから日が経ったむかご(左)と採りたて(右)

どこにでもあるとは言っても、それなりの大きさのものはやはり里山の方に多いようです。サイクリング中に見つけるたびにポケットに入れて持ち帰っていました。少し経つと、最初に採ったものがしなびてきました。あわててネットで食べ方を調べてみると、塩茹でや炊き込み御飯などが一般的なようです。とりあえず初めての経験ですので、5分ほど塩茹でにして、ローストガーリックを振りかけただけで食べてみました。

塩茹でにしてローストガーリックをかけたむかご

なかなかいけます。その辺に生えている山芋の子供とはいえ、とろろや千切りなどで美味しくいただく芋の仲間ですから、不味いわけがありません。塩とガーリックの味がついたむかごは燗した日本酒にぴったりの肴となりました。

この時期のサイクリングの後は日本酒の熱燗が旨い

次はもう少したくさん集めて、むかご御飯に挑戦してみようと思います。里山の道を快適に走るばかりではなく、その晩の酒の肴まで調達してしまう晩秋の谷津道探検サイクリングです。真面目に走れと怒られそうですが、やっぱりやめられません。


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