2017年3月27日月曜日

快適バイク生活 視力検査が怖い運転免許証の更新


 家族にメガネをしているものはおらず、子供の頃から視力だけは自信がありました。原付から始まり、自動二輪や普通自動車の免許を取るときには何の不安もなく視力検査を通過。それが当たり前だと思っていましたが、そんな自慢の視力もパソコンを使った仕事の影響か、40代に入ると遠くのものが見えにくくなり、近視用メガネの助けを借りることが多くなりました。運転免許証にも「眼鏡等」の条件がつき、メガネを忘れると違反を取られるリスクが発生。この頃から運転免許の更新がなんとなく憂鬱になってしまいました。

幕張にある運転免許センター入り口


老眼が気になってきたら遠くが見えるようになった


 50代に入ると今度は近くのものに焦点が合わなくなってきました。新聞の文字が見えにくいため、焦点が合うところまで離すと、今度は文字が小さくて読めません。完全に老眼の症状です。この頃受けた免許更新時の視力検査では、メガネなしでもなんとなく見えている感じ。後日申し出て「眼鏡等」の限定を解除してもらいました。

視力検査には長い待ち行列ができる免許センターの広いロビー

ただし、両眼で0.7、片眼で0.3の視力がいつも安定して維持できているかどうかは定かではありません。パソコンやスマホを凝視した後や、体調の悪い時、部屋の明るさが足りない時などは視力も落ちているように感じます。つい先日手続きしてきた免許更新の視力検査前には十分な準備で臨みました。
  • 数日前からパソコンやスマホの利用はできるだけ控える
  • 眉間のツボを刺激して血行を良くする
  • パソコンで印刷した視力検査表を使い自宅で練習
  • 目が疲れていない午前の早い時間に受付&検査
と、こんな感じで当日を迎えました。結構な緊張が続きましたが、実際の検査は数秒であっけなく通過。これでまた三年間は「眼鏡等」の条件なしで運転できます(残念ながら二年前にスピード違反で捕まり、五年の有効期限は夢に終わりました)。


更新時講習は有益(だと思う)


 残念ながら前歴ありのため、二時間の更新時講習(違反者講習)を受講。安全運転啓発のビデオや安全性自己診断テストはいつも通りの内容ですが、最近の交通事故の状況分析や道路交通法改正の内容紹介は有益だと感じます。高齢者が関係する事故の増加は他人事では済みません。道路を逆走してくる車に遭遇したこともありますし、青信号で横断歩道を渡っている時に信号を見落とした車がすぐ横を走り去って行ったこともあります。どちらも高齢運転者マークが付いていました。

 道路交通法の改正は頻繁に行われていますが、三〜五年に一度の免許更新の時に初めてその内容を知ることも少なくありません。今回も「へ〜そうだったんだ」というものが幾つかありました。その中の一つが環状交差点の通過方法です。交差点に進入する時にはウィンカーは不要だそうです。出るときだけでいいとは知りませんでした。

環状交差点の通過方法(出典:警視庁ホームページ)

右向きの矢印信号が出ている時に、今まではUターンできなかったものができるようになったことも今回初めて知りました。今までは知らずに違反していたかもしれません。

 免許を保持している車やバイクの運転者がこの程度ですから、自転車の交通法規となると知らないで乗っている人は山のようにいるんでしょうね。少し前に改正された「自転車は車道の左側を通行」ルールは未だに徹底されていないような気がします。ロードバイクでサイクリングを楽しんでいる時に、逆走してくる右側通行の自転車に思いっきりベルを鳴らされたことがあります。

自転車は道路の左側を通行するのがルール(出典:警視庁ホームページ)

更新時講習などの情報入手機会がない自転車の利用者向けに、マスコミや学校などを通した啓蒙活動がもっと必要な気がしました。


懐かしい二輪試験場にも寄ってみた


 二時間の更新時講習を終え、お昼前に新しい免許証を入手できましたので、懐かしい二輪試験場をのぞいて見ました。

幕張免許センターにある二輪試験棟(枠内は今乗っているバイク)

残念ながら実技試験の様子は見られませんでしたが、何度もイメージトレーニングを積んだ検定コースの各課題が懐かしく思い返されます。幾つになっても実技試験というものはドキドキするもので、この望楼から見られていると思うだけで緊張しました。

見られていると思うだけで緊張した二輪試験場の望楼

 ちなみに免許センターで実技試験を受けるのなら、各県の交通安全協会がやっている二輪車安全運転講習会が超おすすめです。1万6千円(少し前まで1万5千円でしたが、今見たら上がってました)の費用がかかりますが、実際の検定コースを使って試験のポイントを教えてもらいながら、一日たっぷりと走ることができます。これを経験するかしないかでは天と地ほどの差が出ます。費用対効果を考えれば、決して1万6千円は高くはないと思います。千葉県の安全運転協会はこちら。平成29年度の講習会日程も発表になっていました。この講習で指導員から直接教えてもらった内容を元に、幕張の大型自動二輪検定コースをアニメーションで解説した動画を作成してみました。これから検定を受ける際の事前確認にお使いいただければ幸いです。


免許センターでソースカツ丼食って安全運転で帰宅


 ちょうどお昼になったので、免許センター内の食堂で昼食にしました。デミグラスソースをかけたカツ丼を注文。官公庁の食堂ですから味は推して知るべし....でした。

免許センターで食べたソースカツ丼

 大型バイクに乗り始めて三年半。その車体の大きさと重量のため、少しでもバランスを崩すとリカバリーできません。おかげで運転がやたらに慎重になったような気がします。

一時停止やカーブミラーのある場所は慎重に運転

見通しの悪い交差点でいきなり自転車や歩行者に出くわしたら、慌ててしまい立ちゴケの恐れもあります。停止線をはみ出さずに一時停止し、カーブミラーを慎重に確認してから、不用意に車体を傾けないで交差点を通過するようになりました。バイク運転中ばかりでなく、車の運転でもその癖が出ています。いい歳をして大型バイクを楽しむのも悪いことではなさそうです。


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