世の中は大型連休で賑わっていますが、どこの観光地も大変な混雑でついつい出不精になってしまいます。こんな時には家で旨い日本酒を飲みながら名作映画でも鑑賞していたいものです。まだ梅雨にも入っていませんが、一部の酒蔵からは夏吟醸と銘打ったフルーティーな冷酒用の吟醸酒が出始めました。訪問したのは酒々井の飯沼本家。「甲子(きのえね)」ブランドを持ち、千葉の酒蔵の中では大手に位置しています。季節ごとの新酒が豊富なため、ついつい覗いてみたくなる酒蔵です。ギャラリーやレストランも併設した「酒々井まがり屋」という店舗を持っていて、お酒を買わなくても楽しめます。
飯沼本家の酒蔵の隣にある酒々井まがり屋 |
房総の酒蔵の中では比較的家から近いため、自転車やバイクで度々立ち寄っています。前回酒々井まがり屋に来て購入したのは花見酒と銘打った純米吟醸生原酒「甲子」春酒香んばしでした。花見用に購入したのですが花が咲く前に飲んでしまい、結局もう一本買いに来たのを思い出します。
今回訪れてみると建物の横に今までなかった見慣れないものができていました。『KINOENE SAKE&TOKYO』と書いてあります。東京都が音頭取りをしている東京ブランドロゴの利用許諾を得たようです。
東京ブランドのロゴが記されたスカイツリー?と杜氏の人形 |
手作り感いっぱいのタワーと可愛い人形が置いてありました。東京の企業でなくても利用できるんですね。2020年の東京オリンピックに向けて千葉県の地酒も世界に打って出る意気込みのようです。海外で日本酒がブームになっているとはいえ、たくさんの酒蔵の中から選んでもらうのは大変だと思います。是非頑張ってもらいたいものです。
杜氏の人形も可愛い |
少し前に出荷されたばかりの夏吟醸と銘打った甲子を購入しました。飯沼本家のホームページには『果物のようなフルーティーで華やかな吟醸香と軽快な飲み口が特徴。爽やかな甘みときれいな酸味、そして旨味のバランスが絶妙にマッチした吟醸酒です。夏に旬を迎えるスズキやコハダとも好相抜群!カルパッチョや冷製パスタなどの洋食にも良く合います。』と期待感を膨らませる言葉が並んでいます。
夏吟醸「甲子」 |
早速、つまみにする刺身を買いに行きました。この時期旬のアジのたたきとかぼちゃの煮物を肴に冷酒で飲んでみると、ホームページでの売り文句通りの味です。思わず「うまぁ〜い」と声が出てしまいました。これからじめじめとした梅雨と本格的な夏がやってきますが、夏吟醸があれば乗り切れそうです。
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