2017年6月7日水曜日

高速道路沿いのサイクリングルート探検 館山道に沿ってアクアラインへ


 現在密かなマイブームになっているのが、高速道路に沿って新しいサイクリングルートを見つけることです。通常のルート開拓では川沿いの道を探すことが多く、快適な谷津道を見つけるのもほとんどが里山にある小川沿いです。しかし、同じアプローチを七年も続けていると新しい発見も少なくなってきます。新たな発見と出会いを求めて、時々高速道路に沿って初めてのルートを走るようになりました。東関東自動車道に沿って成田界隈までのルートを開拓した時には、細かいながらも立て続けに現れるアップダウンで脚が売り切れてしまいました。気候も良くなり、海を見たくなったため、館山自動車道に沿ったルートを開拓しながら、久しぶりに東京湾アクアラインまで走ることにしました。


蘇我ICまでは市街地の裏道を走行


 自宅のある船橋から千葉市内を抜けるまでは、高速道路の沿道にこだわらず、危険の少ないいつもの裏道を利用します。この区間の高速道路の側道は車の抜け道になっていて、交通量が多く、よっぽどのことがない限り使いたくありません。市街地から高速道路までのアプローチも含めて往復で使用したルートはこちらです。

(クリックすると動かせる地図が表示されます)

JR蘇我駅の横を抜けて、住宅地から京葉道路の蘇我ICにたどり着けます。


蘇我ICから市原SA手前までは走りやすい平坦路


 京葉道路は蘇我ICから先で館山自動車道に名前を変えます。蘇我ICを過ぎたあたりで、高速道路の東側の道を進むようにします。ここからしばらくの区間、西側は車の多い車道、東側は車両通行止めの側道が続きますので、自転車は東側を走らせてもらいます。

館山道東側は車両通行止めの道がまっすぐ伸びている

県道14号(茂原街道)や国道297号(大多喜街道)などの大きな車道や川を横切る際には、東側の側道をそのまま真っ直ぐに進めないため、西側の車道を走る必要がありますが、できるだけ短い距離で済むようにします。

館山道西側の車道は車が多い

館山道東側の側道は、遮断機も何もない小湊鉄道の踏切で可愛らしい電車を見たり、すぐ横に広がる田んぼから聞こえる鳥のさえずりを楽しみながら快適に走れる道です。昭和の森につながる村田川や高滝湖へ行ける養老川沿いのルートがあるため、この辺りまでは普段からよく走っている場所です。

遮断機も何もない小湊鉄道の踏切を通る


一筋縄ではいかない市原SAから先の高台ルート


 平坦な道が続いていた市原SA手前からさらに南下する際には、今までは少し山側に入った立野通りか、海側でJR内房線と並行している県道287号を利用していました。どちらもそこそこの交通量のある車道ですが、直線の多い走りやすい道で、時間を節約したい時には重宝します。市原SA手前で館山自動車道はいきなり丘陵地帯に入ります。今回初めて高速道路沿いに進んで見ました。

市原SA手前からいきなり丘陵地帯に入っていく館山自動車道

高速道路の側道も急に狭くなり、不安を感じながらも先に進むと、案の定その先は行き止まりになっていました。

こんな行き止まりに遭遇して進めなくなる

何度か行き止まりにぶつかりながら市原SAまでたどり着けましたが、その先の道が見つかりません。下り車線から上り車線のSAへも回ってみましたが、そちらも先へ続く道はなし。

市原SAまではたどり着けたが、その先の道がない

結局、高速道路から大きく外れた道を探しながら、また高速に戻るという大回りを余儀なくされました。途中いくつも谷筋を横切らなければならないため、結構なアップダウンが続きます。

25%もある激坂も登場(もちろん自転車を押して登りました)

期せずして林間の涼しげな道や、狭い谷間に沿った快適な谷津道を発見することもできました。まさに探検サイクリングです。

快適な谷津道もあった

やっと高速道路沿いの道を見つけて走り出しても、ちょと走ると行き止まりというのを何度も経験しながら、なんとか姉崎袖ヶ浦ICまで出ることができました。ここまでのルートはとてもお勧めできるようなものではありません。今後のブラッシュアップが必要です。

姉崎袖ヶ浦ICの案内を見たときはホッとした

姉崎袖ヶ浦ICで高速道路のすぐ横に道が現れました。高台の道で、車はすぐ下の切り通しを走っています。しばらくは快適な側道ツーリングが楽しめました。


細い道には小櫃川を渡る橋がない


 高速道路に沿って進んでいくと、小櫃川が見えてきました。高速道路は真っ直ぐに川を渡っていますが、側道に橋はかかっていません。直進するには大きく迂回が必要になりました。この先には圏央道・東京湾アクアライン連絡道に分岐する大きなインターチェンジがあります。インターチェンジの周辺を探検するのは次回にして、小櫃川に沿って東京湾アクアライン方面に進路を変えました。

静かな小櫃川、週末にもかかわらず人はほとんどいない

川の横にサイクリングロードらしい道はありません。田んぼの中の車道を使って、木更津の海を目指します。途中巨大なアンテナが目に飛び込んできました。敷地の入り口に「ニッポン放送」の文字があります。こんな場所に送信所があるんですね。知りませんでした。

ニッポン放送の木更津送信所

小櫃川と東京湾アクアライン連絡道の間の農道を走っていましたが、最後に川を渡る橋がありません。どうしても大きな車道を走る必要に迫られ、最後の気合をふり絞って車道の橋を通過しました。週末のアウトレット訪問客と思われる車がたくさん走っている道をガンガン走りました。木更津の海まではもう少しです。

農道に橋がないため、最後に車道を走行

前回自転車でアクアラインを見にきたのは六年も前のことです。まだ大規模なアウトレットモールができる前だったため、周辺の車も少なく、ゆったりと海を楽しんだのを覚えています。今回はモールの駐車場に向かう車がすごいスピードで走っていました。

東京湾アクアラインをここから眺めるのは六年ぶり

巨大な橋は相変わらず迫力があります。海ほたるPAに向かう車が見えますが、土曜日の午後のためかそれほど混雑はしていませんでした。すぐ横にある牛込海岸からは、海中に立ち並ぶ電柱の景色を撮影できました。何かのコマーシャルですっかり有名になった一コマです。

牛込海岸にある海上に立ち並ぶ電柱

帰路はJR内房線のすぐ横を走る県道287号で館山道の市原ICまで戻り、そこからは往路と同じルートを走りました。日が長くなってきましたので、休憩時間を含めて8時間以上もかけてのんびりと高速道路側道探検サイクリングを楽しんできました。普段の谷津道探検サイクリングではなかなか味わえない、行き止まりだらけのルートとなりましたが、狭い谷筋の谷津道などは高速道路沿いでなければなかなか出会えない地形だと思います。途中遠回りを強いられた区間は、まだまだ見直しが必要なため、繰り返し走って完成度を高めていきたい高速道路側道探検サイクリングでした。


Google Earth ProとGoPro映像でルート紹介動画


 写真と文章だけではなかなか探検サイクリングの醍醐味をお伝えできませんので、GPS軌跡ログを元にしてGoogle Earth Proが生成するツアー動画にGoProの実写映像を加えて、ルート紹介動画を作りました。当日の雰囲気がお伝えできれば幸いです。




2 件のコメント:

  1. 久々に訪問させていただきました。
    動画楽しかったです。
    私も散策しながらサイクリングしてみたいと思いました。
    次回作まってます。

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    1. 嬉しいコメントありがとうございます。久しぶりのアクアライン見学でしたが、とっても気持ちの良いサイクリングでした。是非知らない道を散歩気分で走ってみてください。

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