先日入門セミナーにも参加し、機能に惚れ込んだ3D CADのAutodesk Fusion360ですが、すでに導入後30日間の無料試用期間が終了していました。教育関係者には三年、スタートアップ(起業者)には一年間の追加無料期間をもらえると聞いていましたので、その処理を行おうとしてトラブルに見舞われました。特にMacユーザーに関係すると思われますので、顛末をまとめておきます。
Macについては昨年からの初心者ユーザーです。アプリケーションをインストールする際、App Storeに登録されているものはApp Storeから、そうでないものはネットの専用のダウンロードサイトから行っています。Autodesk 123DもFusion360もApp Storeに登録されていますので、そのままApp Storeから導入して特に問題もなく使っていました。App Storeからインストールしておけばアップデートも自動で行われ、とても便利です。Fusion360も少し前に自動でアップデートされています。
App StoreのFusion360 |
久しぶりにFusion360を立ち上げたところ、無料期間が切れているとのメッセージが赤く表示され、今後のオプションを選択するよう促されます。
無料期間終了のメッセージと表示されるダイアログ |
ここでハマリました。次の画面に行くと、有料オプションを選択する画面しか出てきません。何か別の設定が必要なのか、事前に対応が必要なメールがAutodeskから届いていなかったか、などなどネットを検索したり古いメールを探したりで大変な時間を使ってしまいました。一時はAutodeskの方針変更で、追加の無料期間がなくなってしまったのかと疑い、Autodesk社のサイトを読みまくりましたが、そんな情報もありません。
あきらめかけた頃、App Storeからインストールするアプリと各社のダウンロードサイトから直接インストールしたソフトは微妙に異なるとネットで目にしたことを思い出しました。ものは試しに、一旦入っているFusion360を消してAutodeskのサイトから直接インストールしてみました。結果はビンゴ!です。「Register for Free Use」というオプションを含んだダイアログボックスが表示されるようになりました。
ここから先は簡単です。学生・教育関係者なのかスタートアップなのかを選択し、国を選んで提供条件に同意するチェックを入れてSubmitボタンを押せば完了です。これだけで無料期間終了の赤いメッセージは消えて無くなりました。
それにしてもApp StoreからインストールしたFusion360では上の画面が出なかったのには驚きです。もしそのままだったらFusion360の継続使用をあきらめていたかもしれません。App Storeに登録されているソフトがダウンロードサイトと異なることを初めて経験し、いい勉強になりました。Fusion360をApp Storeからインストールした方はくれぐれもご注意を。
Fusion360日本語版がリリースされていますがApp Storeではまだみたい
Autodeskのサイトからは既に日本語版がリリースされています。以前の英語版を立ち上げたらアップデート画面が現れ、指示どうりに操作したところ見事日本語のメニューが表示されました。App Storeの方はどうかなと覗いてみると、まだ英語のままでした。
(2015年10月2日追記)
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