2015年5月27日水曜日

だから二輪旅 富士山からの清らかな湧水が見事な柿田川へバイクでGO


 「車もあるのにどうしてバイクで?」とのいつもの問いに、「駐車場入りやすいし、大抵無料だから」とあっけらかんと答えていざ出発。

 清らかな川の流れを見ていると心が洗われるような気がします。テレビでよく紹介されている柿田川にバイクで行ってみました。地図で調べてみると三島から少し先の国道1号沿いに柿田川公園があり、駐車場も完備されています。アクセスの良さは抜群ですが、こんな街中に本当にあるのかと到着まで半信半疑でした。

柿田川公園入り口、本当に国道1号の真横にあります

バイクは無料で停められました。公園内に「わき間」と呼ばれる湧水ポイントが何箇所もあります。その間を遊歩道が結んでいて、気持ちの良い散策が楽しめます。

わき間の一つ、透明度は抜群です

わき間の底の砂がしきりに動いているのが見えます。地下から砂を通って清らかな水が湧き出しているからです。それにしてもすごい透明度。水面や底の砂が動いていなかったら、まるで何もない空間に見えそうです。同じようなわき間があちらこちらにあり、全体で一日百万立方メートルもの湧き水が出ているそうです。

別のわき間

柿田川の水源はほぼ全てがこの湧き水だそうです。富士山に降った雨や雪解け水が地下に浸透し、約40キロ離れたこの場所に十年の歳月をかけて湧き出すとのこと。綺麗なはずです。わき間からの湧水を集めて柿田川は立派な流れになっていました。

立派な流れの柿田川、川の途中からも水が噴き出しています

いまでこそ清流が楽しめる場所になっていますが、かつては水資源を求めて進出した工場の排水汚染やコンクリートによる護岸工事、生活排水の流入で魚も住めない状態だったそうです。地元有志の方々によるナショナルトラスト運動の成果により、このような美しい姿が戻ったと聞き頭の下がる思いです。

帰路、新東名を使ってみました

 往路は厚木から箱根を越えてきましたので、帰路に新東名高速を初めて走ってみました。建設中止とか言われていたように記憶していますが、いつの間にか出来上がっていたのですね。確かに立派な走りやすい道でした。設計速度も120キロ以上のようですが、制限速度は相変わらず100キロのまま。エンジンの性能が上がり、いまや軽乗用車ですら100キロ以上の速度で追い越し車線を走っています。この道を制限速度で走り続けるには相当な忍耐力が必要だと感じました。
 それにしても新東名はかなり空いていました。どのくらいの建設費がかかったのか知りませんが、柿田川の自然を守るために有志の方々が集めたお金とは比べようもない額なんでしょうね、きっと。



だいぶ経ってから動画を編集してみました


 旅行中に撮影した動画や写真を眺めていたら動画にまとめてみたくなりました。えらい時間が経過してしまいましたが、当時の思い出を再現したバイク旅動画です。同時に訪れた三保の松原も入れてあります。


(2017年11月21日追記)



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