バイク乗車中の風景を撮影するのに超小型のパナソニックHX-A1Hは大変重宝しています。GoProでは難しい場所でも、その形状から取り付けが容易なため出番が増えています。YouTubeのHD品質で動画編集する目的としては、厳しい条件でなければGoProと比べて画質的にも遜色はありません。唯一差が出ていると感じるのは音声です。モノラルなのは仕様ですので諦めていますが、バイクで走行中の風切り音が大き過ぎて他の音が収録できません。GoProとマルチカム撮影の場合はGoProの音声を利用すればいいのですが、単独で収録する場合は使い物になる音声が残せませんでした。
A1Hのマイクは本体上部に三つの小さな穴が開けられたところにあります。ハウジング内部にマイク穴が隠れるGoProに比べれば、ハウジング無しのA1Hは風が直接マイク穴に当たってしまい不利な構造です。
どの程度効果があるのか半信半疑ながらも、パナソニック純正のウィンドジャマー(風防)をAmazonで2,472円で購入しました。開封してみると、実にシンプルな構造です。
早速バイクのフロントフェンダー部にA1H本体を装着し、実際の使用状態でテストしてみました。
A1Hには風音低減モードがあります。機能的にはローカットフィルターだと思いますが、このモードの有効性も含めて次の三つのケースで評価を行いました。
何も対策していない状態では、時速30キロを超えると風切り音が出始め、40キロを超えるとボコボコという風音で他の音が掻き消されてしまいます。
風音低減設定をONにした状態では、確かに低音域はカットされています。しかし、中〜高音域のノイズが却って耳障りでうるさく感じます。バイク走行時には逆効果でした。
ウィンドジャマーを装着してみると、まるでウソのように風切り音がしなくなりました。時速60キロを超えてもほんとんど気になりません。効果は絶大でした。風切り音が無くなったため、エンジンや路面からのロードノイズも収録されています。マスツーリング時の雰囲気を撮るのに使えそうです。
風切り音防止の効果は絶大ですが、ウィンドジャマー装着時は本体の操作スイッチが隠れてしまいます。慣れればウィンドジャマーの上からボタンを押すことはできますが、違うボタンを押してしまいそうで、この点は要注意です。
音を評価するテストですから、実際の音が入った動画を編集して比較できるようにまとめてみました。バイクの速度で風切り音が変わりますので、動画にGPSの速度データを合成表示してあります。A1Hの録音レベルがかなり低いため音圧を12db上げてありますが、それ以外は録画時のままです。
A1Hのマイクは上部の三つの穴の下 |
どの程度効果があるのか半信半疑ながらも、パナソニック純正のウィンドジャマー(風防)をAmazonで2,472円で購入しました。開封してみると、実にシンプルな構造です。
メーカー純正のウィンドジャマー、単純な構造です |
早速バイクのフロントフェンダー部にA1H本体を装着し、実際の使用状態でテストしてみました。
フロントフェンダーの固定ネジ部にREC-MOUNTSのベースを共締め |
A1Hには風音低減モードがあります。機能的にはローカットフィルターだと思いますが、このモードの有効性も含めて次の三つのケースで評価を行いました。
- ウィンドジャマーなし、風音低減設定OFF
- ウィンドジャマーなし、風音低減設定ON
- ウィンドジャマーあり、風音低減設定OFF
何も対策していない状態では、時速30キロを超えると風切り音が出始め、40キロを超えるとボコボコという風音で他の音が掻き消されてしまいます。
ウィンドジャマーを装着した状態 |
風音低減設定をONにした状態では、確かに低音域はカットされています。しかし、中〜高音域のノイズが却って耳障りでうるさく感じます。バイク走行時には逆効果でした。
ウィンドジャマーを装着してみると、まるでウソのように風切り音がしなくなりました。時速60キロを超えてもほんとんど気になりません。効果は絶大でした。風切り音が無くなったため、エンジンや路面からのロードノイズも収録されています。マスツーリング時の雰囲気を撮るのに使えそうです。
風切り音防止の効果は絶大ですが、ウィンドジャマー装着時は本体の操作スイッチが隠れてしまいます。慣れればウィンドジャマーの上からボタンを押すことはできますが、違うボタンを押してしまいそうで、この点は要注意です。
ウィンドジャマー装着時は操作ボタンが隠れてしまう |
音を評価するテストですから、実際の音が入った動画を編集して比較できるようにまとめてみました。バイクの速度で風切り音が変わりますので、動画にGPSの速度データを合成表示してあります。A1Hの録音レベルがかなり低いため音圧を12db上げてありますが、それ以外は録画時のままです。
高速道路でもA1Hウィンドジャマーの効果を確かめてみました
時速60キロ程度まで効果の確認ができていましたが、時速100キロ前後の高速域で風切り音がどうなるか未確認でした。本日、ヘルメット横のA1Hにウィンドジャマーをセットして高速道路を走ってみました。
ちょっと目立ちますがヘルメットに取り付けたウィンドジャマーとA1H |
結果は、風切り音の音圧は大幅に下がりますが他の音が収録できるほどではありませんでした。ウィンドジャマーがない裸の状態だと、ボコボコという風の音でフルボリュームという感じです。ウィンドジャマーがセットされるとボコボコという大きなノイズは目立たなくなりますが、風の音はかなりのレベルで残っています。周りの車の音やバイクのエンジン音などが収録できる状況ではありませんでした。バイク走行中の音を収録したい場合は時速60キロ程度までの一般道が最適と思った方が良さそうです。
(2015年10月4日追記)
風が直接当たらないようにするだけで効果ありました
振動対策として3Dプリンターで自作したマウントを使って、バイクのフロントフェンダー部へ取付けてテスト収録をしていました。自作マウントを90度回した状態でセットした時に、ボコボコという不快な風切り音がなくなっていることに気付きました。どうやら自作マウントの一部が偶然マイク部分の風除けになったようです。
白い自作マウントで偶然マイク部分が隠れています |
GoProのマイク部分がハウジングの中に隠れているのと同じような効果が得られたと思われます。簡単な構造の風除けでも十分役に立つことがわかりました。そうすると初めから風除け効果のあるマウントを設計するのも面白いですね。
(2015年10月18日追記)
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