秋雨前線が停滞中とかでグズついた天気が続いています。いつ降り出すかわからない空を眺めながら、しばらくサイクリングはお預けでした。本日やっと、一日雨なしの予報が出ましたので、谷津道をのんびりと探検しながら走ってきました。
初めての場所も交えながら複数の谷津道を乗り継ぎ、最後に週末の花見川サイクリングロードをバイパスするための小さな谷津道を使いました。ここは自転車でウェアラブルカメラの撮影テストをしたり、整備後のテスト走行にはうってつけの場所です。一周二キロメートル弱の周回ルートがあり、車がほとんど来ません。
よく使う花見川近くの小さな谷津道 |
ちょうど上の写真あたりで、路上に口を開けたアケビの実が落ちているのを見つけました。こんなところにもアケビがなっているのかと、自転車を止めて木の上の方を見上げると、丸い実があちらこちらにぶら下がっています。成田空港の周りの山道を走っている時にアケビの実をよく見かけましたが、こんなに近くで自然のアケビを見つけたのは初めてです。
木に巻きついたアケビの蔓に実がたくさんなっています |
かなり高い場所で手が届きません。林に分け入り、長めの枯れ枝を見つけて、しばしアケビ採りに熱中しました。枯れ枝をアケビの蔓の隙間に差し込んだら、くるくると回して蔓を巻き付かせます。外れないくらいに巻きついたら、アケビの実が手に届くまで一気に枯れ枝を引き下ろします。物干し竿のような長い棒があればもっと大きなものも採れたのですが、拾った枯れ枝で採れたのは小さめの実でした。
まだ青い小さいアケビの実が採れました |
子供の頃、母親の実家に行くとよく山に入ってアケビを採って食べていました。今の子供達にとってはビミョーな味だと思いますが、当時は喜んで食べたものです。大人になってからはほとんど口にすることがなかったので、懐かしさのあまり人目も気にせずアケビ採りに熱中してしまいました。紫色に熟して口を開けたら食べ頃ですので、それまで我慢してから味わってみようと思います。
見つけたのはこの小さな谷津の途中です。南北に一キロメートルにも満たない規模ですが、基本的な谷津の良さはちゃんと持っています。地元の方々が手をかけてくださっているようで、梅雨時には見事な紫陽花ロードも楽しめます。ミニサイズですが、近所にこんな快適な谷津道があるのはありがたいことです。
谷津道で見つけたアケビですが早く採りすぎたようです
しばらく置いておけば熟して口が開くと思っていましたが、いつまで待ってもそれらしくなりません。しまいには干からびてきました。試しに包丁で縦に割ってみましたが、種だらけで食べられそうもありません。収穫時期が早すぎたようです。紫色になって、口が開く直前を狙わないとダメみたいです。9月の下旬にもう一度見つけた場所に行ってみようと思います。
包丁で無理に口を開けたアケビ、食べられそうもありません |
(2015年9月13日追記)
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