バイクの12ヶ月点検が終わったとお店から電話をもらいました。受け取り後、調子を見ようと行き先も決めずにツーリングに突入。東京方面も房総方面も渋滞情報が出ていたため、東関東自動車道を潮来方面に走りました。到着したのは千葉県香取市にある香取神宮です。
以前車で訪れたことはありますが、バイクで来るのは初めてです。平日にもかかわらず、バイクのライダーもちらほら。鬱蒼とした森の中に佇む由緒ある場所らしく、凛とした空気が漂っていて身が引き締まります。
鬱蒼とした森に囲まれた香取神宮、厳かな雰囲気が漂います |
参道にある土産物屋で蕎麦を食べながら、さて次はどこに行こうかと思案しました。千葉の地酒に魅せられてから、バイクで酒蔵巡りを始めて約一年。残っている酒蔵は東庄から銚子にかけての地域に集中しています。スマホの地図を見ながら近くの酒蔵を探すと、バイクで20分ほどのところにまだ行ったことのない飯田本家がありました。
小見川駅近くにある飯田本家 |
ここの代表銘柄は「大姫」。近くにある大宮神社と姫宮神社の頭文字を借りて名付けたそうです。蔵のご主人に冷やで旨い酒とリクエストしたら、間髪入れず勧められたのが吟醸辛口「惣兵衛」でした。
飯田本家の店舗、古いものが沢山置いてあります |
お店の中には古いポスターや看板、渋い徳利などが並んでいて見ていて飽きません。ワインの醸造も始めたとのことで、ローカルな酒蔵の可能性が満ち溢れていました。カボスや柚子を使った日本酒もあり、女性に大人気だそうです。店内で目を引いたのが「お風呂酒(入浴用)」とラベルに記された一升瓶です。入浴時に一〜二合湯船に入れると、肌がすべすべになるそうです。入れ過ぎると体が酒臭くなるとご主人が笑ってました。
吟醸辛口「惣兵衛」 |
蔵のご主人一押しの「惣兵衛」を夕食時に早速飲んでみました。「よく冷やしたら旨いよ」とのアドバイスに従ってキンキンに冷やしてみたら、確かに旨い。上品な香りとすっきりした口当たりです。これは飲み過ぎに注意ですね。
後日、夜が涼しくなってきたので燗にして飲んでみました。クセがなく、あっさりしています。どんな料理にも合いそうな味でした。
千葉県酒造組合の蔵元マップを頼りに房総の酒蔵を巡っていますが、すでに自家醸造を止めてしまったところや、蔵での販売はしていないところもあるようで、残すところはそう多くはありません。次は季節を変えたり、どぶろくや発泡酒だけを狙うなどの二巡目紀行を計画しなければならないタイミングになりました。房総酒蔵バイクツーリング、まだまだ終わりません。
勝手に「房総の地酒」を応援するTVコマーシャル風動画を作ってみました
房総酒蔵バイクツーリングのインデックスはこちら
千葉にある約40軒の蔵元を順に巡っています。青色の酒蔵マークをクリックすると該当する投稿記事にジャンプします。
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