バイクで千葉県の蔵元を巡る房総酒蔵バイクツーリングで地酒を持ち帰っては愉しんでいますが、どうしても持ち帰れない酒がありました。新酒の時期に売り出される活性酒です。熱処理せず、酵母が生きたままの状態で瓶詰めされた新酒です。生きている酵母は瓶詰めされた後も発酵を続け、副産物として二酸化炭素を発生させています。瓶内の圧力を適度に逃がすため、フタにガス抜きの穴が開けられています。
ガスの圧力を逃がすため穴の空いたフタを使っている活性酒の瓶 |
普通の酒をバイクで持ち帰る際には、自作の「ツーリングお土産トートバッグ」を使いシートにくくりつけています。今まで40本以上の一升瓶を持ち帰りましたが、一度も割れたことはありません。
ツーリングの必需品となった自作トートバッグ |
活性酒の場合は瓶を横にしないことと振動を与えないことが必須のため、この自作トートバッグが使えません。酒蔵でおいしそうな活性酒を見つけてもバイクの時には泣く泣く諦めていました。
活性酒の袋にも横にするなと書いてあります |
そんなわけで、たまたまJR千葉駅近くに電車で行く用事ができたのをこれ幸いと千葉県酒造組合がやっている千葉の地酒ショップに寄り道してみました。千葉駅から徒歩10分くらいの場所です。
千葉県酒造会館、二階に地酒ショップがあります |
ちょうど千葉簡易裁判所の反対側にあります。先日バイクで人生二度目の赤キップをもらい、罰金を支払ってきた場所ですので忘れもしません。二度と行きたくない裁判所と毎日でも行きたい地酒ショップが隣り合わせというのも皮肉なものです。
道路の反対側には二度と行きたくない千葉簡易裁判所 |
千葉県酒造会館の入り口には入荷したばかりの新酒情報が掲示されています。ここの近所に住んだらいつでも新酒を楽しめるんだ〜、いいな〜なんて妄想をしながら建物に入りました。
入荷した新酒の情報 |
二階のショップに入ると大型冷蔵庫内にずらりと新酒の実物が並んでいました。各蔵から出荷されたばかりの搾りたての新酒です。どれを選んでも不味いはずはありません。しばし大型冷蔵庫の前で悩んでしまいました。
千葉の各蔵から出荷されたばかりの新酒がずらり |
ずらりと並んだ新酒を前に、バイクでは持ち帰りにくい活性酒やどぶろくを物色しました。選んだのはこの3本です。
- 滝沢本店 長命泉活性清酒
- 東薫酒造 十富禄酒(どぶろくしゅ)
- 旭鶴 特別本醸造生原酒
この中で東薫酒造の十富禄酒は発酵の里こうざき酒蔵まつりに行った時に飲んだどぶろくです。甘口でアルコール分は6%しかありませんので、一回で一本は軽く飲んでしまいます。他の二本は初めてになります。
要冷蔵の活性酒・生原酒、旨そ〜 |
さて、本日の夕食時のお供はどれにしよう、と考えているだけでヨダレが出てきそう。それぞれの新酒が醸された蔵の様子を思い浮かべながら愉しめるのも、バイクで酒蔵巡りをしてきたおかげです。
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