2015年12月2日水曜日

谷津道探検サイクリング 落花生の収穫を眺めながら下総台地を周遊


 千葉県は落花生(ピーナッツ)の収穫量日本一です。なかでも八街市を含めた下総台地周辺ではいたるところで栽培されています。この時期に快適な谷津道を乗り継いで下総台地を周遊していると、あちらこちらの畑に枯れ枝を積み上げたような塚が立っているのを見かけます。

この時期、千葉の高台にある畑でよく見る光景

何度も走り回っている場所ですので、夏に可愛らしい葉っぱの落花生が植えられていたことを覚えています。収穫の終わった茎を積み上げて乾燥させているのかと思っていました。先日たまたま通りかかった畑で、この塚を崩して農機具で何かしている光景を目にしました。よく見ると茎に付いている落花生の実を機械で取り外しています。畑に点々と建っていた塚は、収穫が終わった残り物ではなくこれから実を取るために最後の乾燥をさせているものでした。地元では『ぼっち』と呼ばれています。

機械で落花生の身を分離しているところ

 夏に目にした落花生は、丸い小さな葉っぱがかわいい植物でした。黄色い小さな花が控えめに咲いています。花は二ヶ月もの間次々に咲くそうで、どうりで夏場いつ見ても花が咲いていたわけです。

小さな丸い葉っぱがかわいい落花生、7月

八街市に多い高台の農地や林を切り開いた畑で頻繁に目にします。水田にできない乾燥した土地でたくましく育つ植物だそうで、千葉県でも下総台地を中心に栽培されています。

広い畑一面に落花生が植えられています

9月の終わり頃に同じ場所を走っていると、掘り起こされた落花生が畑一面に広がっています。実を上にして太陽で一週間ほど自然乾燥させます。これを地干しといい、この作業で水分が20%程度になるそうです。

太陽光を実に当てて自然乾燥(地干し)、9月

地干しの終わった落花生を、今度は実を内側にして円筒形に積み上げていき、上に雨除けのための稲わらやシートを掛けます。これが『ぼっち』と呼ばれるもので、約一ヶ月この状態で乾燥させ、水分量を10%程度まで減らします。秋のサイクリン中に度々目にする畑の塚はこの状態だったのですね。落花生の実の部分が内側に隠れていたため、完全に収穫の終わった残りと勘違いしていました。

 この落花生の実、畑の中から掘り出しますので、ジャガイモなどと同じように根っこにできていると思っている人が大勢います。私も小学生の時に初めて落花生掘りを体験するまではそう信じていました。しかし、実際に自分の手で落花生を掘ってみると根っこの先に実は付いていません。もともと花の咲いていたところから茎(子房柄)が伸びて地面に入り込んでいます。その先に実が付いているんですね。”落花”生の名前はこの実のなり方から由来しています。

収穫後の写真からはわかりづらいですが、実は根に付いていません

飲み屋でつまみに出てきたピーナッツを食べながら落花生の名前の由来について話をすると、少なからず驚きの声が聞けるのは嬉しい限りです。これも小学生の時に芋掘りならぬ落花生掘りを体験させてもらったおかげです。そんなことを考えながら晩秋の谷津道探検サイクリングを楽しんでいます。

中国産に比べて高価な千葉産の落花生、美味しいです


0 件のコメント:

コメントを投稿