2015年2月18日水曜日

予想外の撤退 新雪後の玉原ブナ平スノーシュー


 週末にかなりの積雪があったらしい群馬の玉原(たんばら)にスノーシューに行ってきました。今回はピークハントでもないし、楽勝のスノーシューハイクになるかと思いましたが、ルートを間違えたり新雪のラッセルで苦戦したりで時間切れ、予想外の撤退となりました。

玉原は初めてです(かなりの積雪に驚き)

 除雪してある道路沿いの雪の壁は3メートルくらいあります。関東地方とは思えない光景ですが、よくよく考えてみれば豪雪で有名な谷川岳のすぐ近くですから驚くことではないのかもしれません。週末の大雪の後は誰も歩いていないようで、トレースが全くないばかりか新雪がふかふかで、スノーシューが膝近くまで潜ってしまいます。ちょっとした登りになると立って歩けないほどです。

平坦部でこのくらい、斜面だともっと潜ります

 GPSと地図も持っていたのに確認を怠って道を間違えたり、ルート取りが悪く小規模なアップダウンを繰り返したりして計画の半分以下しか移動できていません。冬季無人のセンターハウスに到着した時はクタクタになっていました。

全く除雪されていない無人のセンターハウス

 ここからブナ平に向けて尾根を登り、玉原湿原に降りてくる予定でしたが、尾根の途中で撤退することになりました。今回の反省点としては当たり前のことばかりですが以下の三点です。
  • 夏に来たことのない場所では、もっと地形とルートを頭に叩き込んでおく
  • 数日前の積雪情報があれば、コースタイムの再考が必要
  • 行動開始時間はもっと早く(今回は10時から歩き始めた)
スノーシュー初心者ですので、まだまだ緊張することばかりですが、雪原でオコジョを見つけた時はうれしくなりました。遠くからじっとこちらを窺っているようでした。

この足跡ウサギ? オコジョ?

ブナ林の中を歩いているといろいろな動物の足跡があります。まだまだ足跡からその主を言い当てることができませんが、今回のように本物を見ることができたのはラッキーでした。

 前回の湯の丸山の時はGoProを頭部に装着して撮影しましたが、今回は胸部に取り付けてみました。視線と共にカメラも動いてしまう頭部と違い、胸部の方が安定しているようです。



 GPSの軌跡ログを地図上に表示しました。これを見るとほとんど”山登り”になっていません。ブナ平への尾根の取り付き部分で撤退です。なんとも情けない限りですが、安全第一です。

国土地理院地図にGPS軌跡ログを描画

もう少し雪の締まる三月に改めてリベンジしたいと思います。


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