2015年2月4日水曜日

湯の丸山スノーシュー(GoPro撮影練習も兼ねて)


 夏に一度登ったことのある湯の丸山にスノーシューをしに行ってきました。スキー場のある地蔵峠は気温零下4度。風もあるので山頂はかなり寒そうです。雪山の景色を記録したいと思い、GoPro Hero3+をヘッドバンドで頭部に設置していざ出発。往路はズルして、スキーリフトを使ってしまいました。

なだらかな山頂を持つ湯の丸山

先月裏磐梯でデビューしたばかりのスノーシュー初心者ですので、無理せず安全なコースを進みます。途中、山頂を見上げると雲がかかり強い風が吹き付けていましたが、到着する頃には青空が覗き始めていました。

富士山がはっきり見えました

吹き溜まり以外はよく締まった雪面で、スノーシューも安定しています。ぐんぐん高度を稼ぎ一時間ほどで山頂にたどり着きました。澄んだ冬の空気のおかげで周りの眺望が抜群です。富士山も美しい姿を見せてくれました。風が強く、休んでいるとあっという間に体が冷えてくるので、そそくさと下山を開始します。喘ぎながら登った雪山も、下りは楽しいの一言です。半ば滑りながら快調に下っていきます。

 調子に乗って下っていたら、突然左足が腰まですっぽりと雪に入ってしまいました。空洞を踏み抜いたようです。左足を抜こうとしてもがくと、体を支えている部分の雪まで沈み込んで、全身が雪の下に落ちそうになります。スノーシューを履いたまま足を抜こうとしても、引っかかってしまい抜けません。あまりもがいていると、雪の下の空洞に全身が落ちてしまい、一人で出られなくなりそうです。あせりました。平日で、途中出会った登山者もたった一人きりでしたので、誰かが来るのを待つわけにもいきません。

これしきの穴ですが命取りになります

深呼吸し、対策を考えました。穴の中のスノーシューを手を伸ばして外すことは不可能なため、体がこれ以上落ちないよう上半身を雪面に押し付けた上で、ストックを使って足がはまっている穴を広げることにしました。雪の上で格闘すること十数分、なんとか雪上に立てたときは汗だくでした。こんな些細なことでもまかり間違えば遭難につながるんだと思うと、雪山の怖さを感じました。

頭部のGoProで撮影

 GoProで雪山登山の映像を撮ってみました。GoPro標準のバッテリーを使用していましたが、山頂まであとわずかというところでバッテリーが切れていたようです。頭部に取り付けていたので気付きませんでした。仮に気付いたところで、強風と寒さの中で手袋を外してバッテリーを交換することは不可能だったと思います。今回は残念ながら山頂に到着した時の動画は撮れませんでした。雪山のような低温下ではバッテリーの能力は著しく低下します。大容量バッテリーパックの購入が必要なようです。

 また、カメラをどこに据え付けるかというのも大きな問題です。今回はヘッドバンドで頭部に取り付けましたが、人の頭というのは結構グラグラするため、画像も不安定でした。目に近く余計なものも映らないため、見たままの構図で撮れますが、ぶれないようにする必要があります。次回は胸部に取り付けて試してみようと思いながら、帰宅後のビデオ編集を楽しみました。




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