2016年3月19日土曜日

谷津道探検サイクリング 国道126号に付かず離れず九十九里浜へ


 安全で快適な谷津道を探検しながら房総半島を走り回っています。比較的小さな川の両側に広がる谷津田に作られた農道を走るわけですが、車がほとんど走っていない割りにしっかりと舗装されていて、ロードバイクで走るには快適そのもの。複数の谷津道を乗り継いで行けばかなり遠くまで走ることができますが、どうしても先に進めない場所がありました。

 房総半島は中央部が下総台地や房総丘陵の高台になっていますので、千葉市の方から走って行く時は緩やかな登りが続きます。東京湾や印旛沼に流れ込む川沿いを上流に向かって走れば自然に房総の中央部にたどり着く地形です。鹿島川や都川、村田川流域の谷津道を利用して昭和の森までの快適ルートは複数開拓済みでした。問題はそこからさらに東方面、九十九里浜までのルートです。土気や東金あたりを南北に走る落差50〜60メートルの崖(牛久ー東金崖線)があり、ここが分水嶺になっているため川沿いの道が選べません。国道や大きな県道以外の快適そうな道も見当たらず、今まで足が遠のいていました。

牛久ー東金崖線の東西で地形が全く異なる房総半島

自転車を始めたばかりの頃に国道126号を使って東金経由で九十九里浜まで走ったことがあります。大型車両がひっきりなしに通る片側一車線の国道は、走っていて楽しくもなんともなく命の危険さえ感じました。その後国道126号の側を走る谷津道や高台の道を組み合わせて東金崖線の上部に出るルートを複数開拓。何度か走っているうちに崖を下る道にもチャレンジしてみました。

国道126号北側の高台中心のルート(クリックすると動かせる地図を表示)

東金の崖下にある雄蛇ヶ池まで国道126号の北側の高台を中心に走るルートです。そこから先は広大な九十九里平野を好きな道で進めばあっという間に太平洋にたどり着きます。

下は国道126号の南側の谷津道を乗り継いで季美の森まで行き、そこから一気に崖を下って雄蛇ヶ池にたどり着くルートです。複数のルートがあると、その日の気分で選べてさらに楽しめます。

国道126号南側の谷津道中心のルート(クリックすると動かせる地図を表示)

どちらのルートでも都川支流の坂月川沿いの谷津道を利用して国道126号まで走ります。千葉市中央部からであれば都川経由でも快適に同じ場所までたどり着くことが可能です。とにかく国道の走行は避けて、横断のみにしています。

国道126号を見下ろせる大草付近の高台、お気に入りの休憩ポイント

この先で国道126号を横断しますが、いつも大型トラックが走っています。やっぱり走りたくない道です。

国道126号大草付近の交差点

国道126号北側の高台にある道は林の中で、日差しのきつい夏には良さそうなルートです。水はけが悪く、いつもぬかるんでいる場所もありますが気をつけて走れば大丈夫。滅多に車とすれ違うことはありません。

国道126号北側の樹林帯の中の道

東金の崖を下ると国道126号の近くに雄蛇ヶ池があります。目的地としてもさらに先へ進む時の休憩場所としても気持ちの良い場所です。

雄蛇ヶ池、休憩するのに良い場所です

一休みしたら雄蛇ヶ池からさらに東の九十九里浜を目指します。東金の崖を下り終わると地形が一気に変わり、進行方向は広大な平地に道路が真っ直ぐに伸びています。振り向くと長い崖が続いていて、牛久ー東金崖線であることが一目でわかります。

九十九里平野から見た牛久ー東金崖線

ここから海まではずっと平坦で単調な道が続きます。谷津道はもうありませんので、手頃な車道を走ることになります。少し退屈ですが、スピードが出ますのであっという間に太平洋に到着です。

九十九里浜に到着、やっぱり海は気持ちいい〜


Google Earth Proのツアー動画と実写映像でルート解説


 まるでドローンから空撮しているかのようなHD画質のツアー動画が作成できるGoogle Earth Proを愛用してます。GPSログがあれば簡単に作れる上に、その品質の高さには舌を巻きます。小さな画面で見ていたらまるで実写映像と間違えそうなほど。これが無料だなんてすごい。

Google Earth Proで作成された画像、まるで実写映像

これにGoPro HERO4 Sessionで撮影した実写映像を加えてルート紹介の動画にしました。片道約3時間の高台中心のルート全体を6分間にまとめてあります。ルートの詳細は先に貼り付けてある地図で確認できますので、ここではルートの雰囲気が伝わるように編集しました。どんな場所を走っているのかが伝われば幸いです。


Google Earth Proのツアー動画作成方法については別の記事にまとめてあります。よろしければ参考にしてください。


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