2016年3月3日木曜日

だから二輪旅 房総の河津桜(頼朝桜)を見に保田川・佐久間ダムへ


 あまりにも有名な伊豆の河津桜は渋滞が怖くてなかなか満開の時期に見に行けません。房総半島にも同じ河津桜がたくさん植えられていると知り、バイクで出かけてみました。房総の一部地域では河津桜のことを頼朝桜と呼んでいます。石橋山の戦いに敗れ、小舟で逃れた源頼朝が内房に上陸して再起を図ったという史実から「頼朝桜」と呼ばれるようになったそうです。

 頼朝桜が楽しめるのは12月から2月にかけて水仙の名所として多くの観光客で賑わう場所と同じです。江月・大崩の二大水仙ロードをバイクで訪問したのは昨年12月の下旬でした。その時は足元に咲く水仙に混じって菜の花が少しだけ咲いていましたが、その上に伸びているたくさんの桜はまだ枝だけ。今回は2月20日(土)から3月13日(日)まで頼朝桜まつりが開かれている保田川と佐久間ダムを目指しました。

 先週末の寒気と強風のせいか、残念ながら頼朝桜はそろそろ終わりの時期にさしかかっていました。バイクでのんびりと走りながら観光できるほど保田川沿いの桜並木は人もまばら。

保田川沿いの頼朝桜、そろそろ終わりの時期

少し山側に入ってみると満開の菜の花と咲き残った頼朝桜のコントラストが見事でした。一週間早かったら最盛期の頼朝桜が楽しめたと思います。残念。

館山自動車道路付近は菜の花も見事

 次に保田から少し南下して佐久間ダムへ行ってみました。ここも大崩水仙郷のある場所ですが、すでに水仙は終わっています。頼朝桜は保田川と同じような状況でしたが、ダム湖の周辺にはソメイヨシノ、枝垂れ桜、八重桜も数多く植えられていて4月上旬まで順番に咲く桜を楽しむことができます。観光バスが停まっていて、結構な数の観光客が来ていました。

佐久間ダム周辺、こちらは観光客が結構いました

 館山自動車道路の鋸南保田IC近くに2014年にオープンした道の駅「保田小学校」は廃校になった小学校をリノーベーションした面白い施設です。体育館が直売所、教室がレストランや宿泊施設になっています。

道の駅「保田小学校」

高速道路のICがすぐ近くにできたという幸運に恵まれたとはいえ、廃校になった小学校跡地をうまく利用して賑わっています。時報の代わりに鳴り響くチャイムの音を聞き、ふと子供の頃にタイムスリップしたような気分になりました。

建物は新しくなっていますが学校の雰囲気はあちらこちらに残っています

使われなくなった施設に新たな命を吹き込む仕事も面白そうですね。



鋸南町の頼朝桜をバイクで撮影してきました


 次の年は頼朝桜まつりが開催される前に、バイクに三台のアクションカメラをセットして鋸南町の頼朝桜を撮影してきました。複数のアングルで同時に撮影した映像を切り替えながら編集してみました。どんな場所かが良く分かるかと思います。


(2017年2月23日追記)


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