2016年2月28日日曜日

房総酒蔵バイクツーリング 成田山新勝寺を参詣して春爛漫にぴったりの新酒を購入


 昨年秋から冬にかけて仕込まれた新酒の初しぼりを今年は十二分に堪能しました。少しは休肝日をと考えていましたが、やはり旨い日本酒が底をついてくると寂しくなります。初しぼりの次の新酒を探しにバイクで成田に向かいました。

有名な成田山新勝寺

途中の道も、成田山周辺の駐車場もかなり混んでいました。ほとんどの駐車場が満車でしたが、バイクの場合は大抵入れてもらえます。すんなりと停められ、300円を支払って新勝寺の境内を散策しました。

車はいっぱいですがバイクは大抵停められる駐車場

週末の新勝寺に来るのは久しぶりです。大勢の人が境内を歩いていて活気がありました。サイクリングの目的地としてもちょうどよい距離のため度々訪れている場所ですが、自転車で一升瓶を持ち帰るのはかなり困難で、時々バイクで来ています。

大勢の人で賑わっている新勝寺境内

 今回訪れたのは香取郡神崎町に酒蔵のある鍋店(なべだな)の蔵元直営店です。新勝寺のすぐ隣、参道の東端にあり店舗としては絶好の場所に位置しています。昨年10月にひやおろしを買うため神崎町の蔵元を訪問した際には在庫がなく、販売店の方に流通在庫があるかも知れないと言われたこともあり、今回は初めから蔵元直営店を狙ってみました。

成田山の参道にある鍋店の直営店

新酒の情報源として千葉県酒造組合のホームページを定期的にチェックしています。2月12日に鍋店から出荷された純米吟醸無濾過生原酒「不動」おりがらみが今回のターゲットです。活性酒ではなさそうなので自作の「ツーリングお土産トートバッグ」を使ってバイクで持ち帰れます。新勝寺境内を散策した後、早速直営店でお目当ての酒を手に入れました。1200本限定販売だそうですが、まだまだ在庫はありました。

 成田からの帰り道に飯沼本家の酒々井まがり屋に立ち寄ってみました。ここは昨年11月の酒々井新酒祭りで新酒の旨さを教えてくれたところです。

食事も楽しめる酒々井まがり屋の入り口

売店の冷蔵庫には新酒や活性酒が並んでいますが、「花見酒」というラベルが付けられた純米吟醸生原酒「甲子」春酒香んばしが目に飛び込んできました。これも2月10日に出荷されたばかりの春の新酒です。こちらもお買い上げとなり、一升瓶二本をバイクで無事に持ち帰りました。

春らしさ全開の新酒を二本もゲット

どちらも新春にぴったりの色使いをしたラベルが貼られています。花見酒のラベルが付けられた「甲子」はお花見にぴったりとの説明書きもありましたが、桜の開花時期(3月下旬)には空になっていることでしょう。多分もう一本買いに行くことになると思います。

 帰宅後、純米吟醸無濾過生原酒「不動」おりがらみから飲んでみました。おりがらみ(にごり)酒らしくほんのりとした甘みとともにかすかな炭酸の刺激もあり、なんとも言えない口当たりです。

薄い濁りの「不動」おりがらみ、いけます!

ちびちびと杯を傾けていたら一升飲んでしまいそうな旨さと飲みやすさです。春にぴったりの新酒二本を手に入れてなんとなく心もポカポカとしている幸せ者でした。



 もう一本の純米吟醸生原酒「甲子」春酒香んばしも飲んでみました。少しペースが速すぎとの声も聞こえてきそうですが、まさに春がやってこようという今飲まずにいつ飲むの?と自分に言い訳をしながら栓を開けました。純米吟醸酒らしい爽やかな味とともに生酒の微炭酸の刺激が加わって、グイグイいける味です。これを満開の桜の下で飲み始めたらやばいことになりそうな予感がします。

(2016年3月3日追記)


勝手に「房総の地酒」を応援するTVコマーシャル風動画を作ってみました


個性ある房総の地酒の良さが少しでも伝われば幸いです。





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房総酒蔵マップ
千葉にある約40軒の蔵元を順に巡っています。青色の酒蔵マークをクリックすると該当する投稿記事にジャンプします。







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