2016年3月8日火曜日

房総酒蔵バイクツーリング 久留里の名水を楽しんでから命の水を探しに小泉酒造へ


 いよいよ春らしくなってきてバイク乗りには体が疼く季節の到来です。酒蔵訪問の途中でちょくちょく見かけていた久留里の名水を初めて訪ねてみました。ここは平成の名水百選として2008年に環境省が選定した場所です。久留里の街中に上総掘りで掘られたたくさんの自噴井戸があり、誰でも自由に水を汲むことができます。

久留里の街中にたくさんの名水スポットがあります

一番立派なのはJR久留里駅前にある水くみ広場です。久留里観光交流センターの前で、大きな無料の駐車場もあり車でのアクセスが超便利。訪問した時も大量のペットボトルに水を詰めている人たちがいました。

久留里駅前の水くみ広場にある名水スポット

久留里街道沿いには藤平酒造や須藤本家、吉崎酒造などの蔵元がありますが、各蔵元が酒造りに使っている井戸水を一般に開放しています。酒を買わなくても自由に水を汲んで帰ることができます。

 久留里街道を少し久留里城の方に移動するとすぐに別の名水スポットにたどり着きます。街道沿いの北側にあり、走っているとすぐにわかります。ここは個人所有の自噴井戸から湧き出ている名水を一般に公開している場所です。車が二、三台停められるスペースもあり水汲みに訪れるにはとっても便利。

久留里街道沿い北側にある田丸家の名水スポット

 街道を挟んで斜め向こう側には別の個人所有の井戸がありました。久留里の街はいたるところに名水が湧き出しています。周囲は米作りも盛んですから酒蔵が多いのもうなずけます。

街道の南側にある川名家の名水スポット

どの名水も流れてくる地層は一緒ですので味は似ています。まろやかで飲みやすい軟水で、米を炊くのに適しているとのこと。まだまだ久留里には自噴井戸がありますが、水でお腹がパンパンになてしまうので次は命の水を探しにバイクを走らせました。

 無料になった房総スカイラインを通ってたどり着いたのは君津市にある小泉酒造です。昨年1月に水仙を見に佐久間ダムに行った帰りに立ち寄った酒蔵で、今回が二度目の訪問。観光バスが複数台停められる大きな駐車場を備えた売店を持ち、ソムリエハウスと名付けて観光客を呼び込んでいる房総の酒蔵では珍しい蔵元です。

広大な駐車場を備えたソムリエハウス酒匠の館、小泉酒造の直販店です

広い店内には蔵で醸造された日本酒の他、土産物などもたくさん並べられています。試飲コーナーには出来たばかりのうまそうな新酒がずらりと並んでいて、喉が鳴りましたがバイクのため我慢。最近飲み過ぎ気味なので、本醸造しぼりたて「東魁盛(とうかいざかり)」の四合瓶を購入しました。

本醸造しぼりたて「東魁盛」

 帰宅後に早速味見してみました。本醸造の生酒らしく濃厚な口当たりです。冷やでもぬる燗でもいけそうな味。純米酒や吟醸酒もいいですが、親しみやすい本醸造も旨いですね。



勝手に「房総の地酒」を応援するTVコマーシャル風動画を作ってみました


個性ある房総の地酒の良さが少しでも伝われば幸いです。





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房総酒蔵マップ
千葉にある約40軒の蔵元を順に巡っています。青色の酒蔵マークをクリックすると該当する投稿記事にジャンプします。







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