続々と新酒の初しぼり情報が寄せられる季節になりました。出荷日翌日に大原にある木戸泉酒造を訪ねて、しぼりたて新酒とにごり酒を手に入れたのは二週間ほど前のことです。期待を裏切らない出来立ての味で、しぼりたての荒々しさを感じながらも濃厚な風味が口の中に広がり、あっという間に飲み干してしまいました。
千葉県酒造組合の地酒ショップで情報収集
この先、どの蔵元から訪問するか悩ましいところです。とりあえず千葉市中央区にある千葉県酒造組合の地酒ショップに情報収集に出かけました。駐車場がないため、大きめのウェストバッグを持って、ミニサイクルでの出撃です。
「千葉の酒情報館」の看板が出ている千葉県酒造組合 |
入り口には入荷したばかりの千葉のしぼりたて新酒が、手書きで紹介されています。否が応でも期待が膨らみます。
千葉の地酒ショップに入荷したばかりの新酒が紹介されている |
読んでいるだけで喉が鳴りそうです。手書きのPOPを見ると、千葉の地酒に対する知識と愛情とユーモアを感じます。
楽しい手作りの看板 |
40軒以上もある千葉の蔵元で作られる酒は、季節酒も入れると軽く数百の銘柄になると思います。初めての酒を選ぶときに、ここの紹介文はとても参考になります。さらに入荷後にすぐに売り切れるという銘柄は要チェックです。
どれも飲みたくなってしまう素晴らしい紹介文 |
地酒ショップは客が来た時だけ、酒造組合の人が事務所から移動してきて応対してくれます。蔵元の情報を教えてもらったり、これから先の出荷情報を尋ねたりしてとても役立っています。
情報収集のついでに四本も新酒を購入してしまった
ずらっと並んだしぼりたて新酒を目の前にして、手ぶらで帰るわけにはいきません。持参したウェストバッグのサイズから考えて四合瓶で四本が限界かと判断し、次の四銘柄を選びました。
購入した新酒四銘柄 |
右から順に....
- 鍋店(なべだな) 「仁勇」純米生とろり酒
- 東勲酒造「東勲」十富禄酒(どぶろくしゅ)
- 梅一輪酒造「梅一輪」発泡にごり酒
- 藤平酒造「福祝」しぼりたて生酒
最後の「福祝」しぼりたて生酒以外は発泡性の日本酒のため、持ち帰りや保管の際には吹きこぼれないよう注意が必要です。さらに全てが火入れしていない生酒のため要冷蔵です。この中で飲んだことがあるのは、東勲酒造の十富禄酒だけです。昨年3月の発酵の里こうざき酒蔵まつりで出会い、ぞっこんになった酒です。他は全て初めてですので、帰宅後のハッピーアワー?が待ちきれません。
こんな素晴らしい房総の地酒ショップが自転車で行ける場所にあるのに、どうしてわざわざバイクで蔵元まで行くのか聞かれることがあります。実は、ショップに置いてある酒はほとんどが四合瓶なんです。大酒飲みの私は四合瓶だとほぼ一、二回で空にしてしまうため、お気に入りの銘柄はどうしても一升瓶が欲しい。さらに、入荷量が多くはないため、欲しい銘柄が売り切れという場合が結構あります。何より、作っている人から直接話しを聞いてみたいという思いで、寒空の中バイクで房総の蔵元を巡っているという次第です。さて、今宵のお供はどれにしよう......
手に入れた千葉のしぼりたて新酒を一通り味わってみました。それぞれが個性を持ち、楽しみ方もいろいろです。
「仁勇」純米生とろり酒
もち米を原材料にした極甘口です。甘酒よりも甘口で、とろりとしていているためカクテルも良さそうです。まずはそのままでやってみましたが、食前酒にぴったりです。甘みが強いためソーダ割りにするとちょうどどぶろくのような味になり、牛乳で割ると大人のミルク酒という感じで楽しめました。
「梅一輪」発泡にごり酒
千葉産米100%の特別本醸造酒です。微発泡性でさっぱりとした味は、ぐいぐいといけます。四合瓶で900円という高いコストパフォーマンスを誇るしぼりたて新酒です。
「福祝」しぼりたて生酒
酒をしぼる槽(ふね)の口からそのまま瓶詰めしたふな口直詰めの新酒です。溶け込んだかすかな炭酸の刺激とともに、新酒のふくよかな味わいが広がります。
「東勲」十富禄酒(どぶろくしゅ)
杯に注ぐとシュワシュワと泡が出る、酵母が生きているどぶろくです。アルコール度数が6度程度しかありませんから、甘い味を楽しみながら軽く一本飲んでしまえる新酒です。
それぞれ個性的なしぼりたて新酒たち
手に入れた千葉のしぼりたて新酒を一通り味わってみました。それぞれが個性を持ち、楽しみ方もいろいろです。
「仁勇」純米生とろり酒
もち米を原材料にした極甘口です。甘酒よりも甘口で、とろりとしていているためカクテルも良さそうです。まずはそのままでやってみましたが、食前酒にぴったりです。甘みが強いためソーダ割りにするとちょうどどぶろくのような味になり、牛乳で割ると大人のミルク酒という感じで楽しめました。
「梅一輪」発泡にごり酒
千葉産米100%の特別本醸造酒です。微発泡性でさっぱりとした味は、ぐいぐいといけます。四合瓶で900円という高いコストパフォーマンスを誇るしぼりたて新酒です。
「福祝」しぼりたて生酒
酒をしぼる槽(ふね)の口からそのまま瓶詰めしたふな口直詰めの新酒です。溶け込んだかすかな炭酸の刺激とともに、新酒のふくよかな味わいが広がります。
「東勲」十富禄酒(どぶろくしゅ)
杯に注ぐとシュワシュワと泡が出る、酵母が生きているどぶろくです。アルコール度数が6度程度しかありませんから、甘い味を楽しみながら軽く一本飲んでしまえる新酒です。
コップに注いだ後もプクプクと泡が出て旨そ〜 |
(2016年12月14日追記)
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