2016年12月18日日曜日

谷津道探検サイクリング 高速道路沿いのルート探検も面白い


 度々同じルートでサイクリングしていると、無性に知らない道を走りたくなります。この日も最初は高速道路脇の勝手知ったる道を走っていました。いつもならその先で高速道路から離れて川沿いの谷津道に入るのですが、ふとこのまま高速道路沿いに走ってみたらどこまでいけるのだろうとの考えが頭をよぎりました。サイクリングの新ルート開拓では川沿いの道を探すことが多いのですが、今回は新たな試みになります。いつもの方向には曲がらず、高速道路脇の細い道を真っ直ぐに進んでみることにしました。

東関東自動車道に沿って新ルート探し

 走ってみたのは東関東自動車道(東関道)沿いです。四街道IC近くまでは付近の幹線道路の裏道としてかなりの交通量があり、自転車で走っていて楽しい道ではありませんが、佐倉ICあたりからは道も細くなり、車もほとんど走っていません。

車がほとんど走っていない高速道路沿いを快適に進む

この道は高速道路建設に先立って工事車両が通るために作られたものです。そのため舗装された道が高速道路にほぼ並行して延々と続いています。


細かいアップダウンの連続でトレーニングにいいかも


 郊外に来ると小さな山々が現れます。高速道路本体は山を切り崩した切り通しを走っているため真っ直ぐですが、その横の道は元々の地形のままの細かいアップダウンが連続しています。一つのアップダウンは大きくても数十メートル程度の標高差なのですが、それが立て続けに出てくるとかなり脚にきます。この道、トレーニングにもなかなかいいかもしれません。

アップダウンが連続する高速道路の脇道


新しい谷津道ルート発見のきっかけにも


 高速道路は山と山に挟まれた谷間を超えて走っています。高速道路に沿って走っていると、今まで通ったことのない谷津道を横切ることがあります。走りやすそうな谷津道をチェックしておいて、帰りにそこを走ってみると新たな谷津道ルートの発掘にもつながります。

高速道路の橋が架かっているところには谷津田が広がる


途中で進めなくなっても諦めない


 工事のための道なので途中で先に進めなくなることがありますが、諦める必要はありません。たいていの場合は高速道路の反対側に出ればさらに先へ進める道が見つかります。

工事用の道路は高速道路の左右どちらか一方にある場合が多い

インターチェンジ(IC)は大きな道路に接続していることが多く、自転車で横切る場合かなりの遠回りを強いられますが、インターチェンジがない側の道は比較的スムーズに進めます。どうしても高速道路沿いに進めない場合は、少し離れた道を辿ってから高速道路沿いに戻るようにします。

進めない場所では一旦離れてから戻る


自然も豊富な高速道路の沿道


 山々を切り開いて通した高速道路のすぐ横は自然が溢れています。普通の車道を使ってこれだけの自然の中に入り込もうと思ったら相当な距離を走らなければなりませんが、高速道路沿いの道なら短時間で自然豊かな場所に到着できます。

高速道路のすぐ横に「発砲注意」の看板

高速道路のすぐ脇に発砲注意の看板が架かっていて、ちょっとびっくり。ちょうど狩猟期間にあたる時期ですので、本当に注意が必要ですね。自転車で走っていると藪のなかからガサガサと動物の音がするのを何度も耳にしました。

 京葉道路と東関東自動車道が交差する大規模なインターチェンジ付近は、すっかり街中で高速道路の沿道も大型車がひっきりなしに走っています。

京葉道路と東関東自動車道が交差するインターチェンジ

この辺は無理に高速道路脇を走る必要はありませんが、インターチェンジの中央部を通り抜ける道があったので走ってみました。市街地にぽっかりと空いた穴のように緑が残されています。道路を走る車の音とともに鳥たちのさえずりが溢れていました。

広大なICの敷地は緑がいっぱい

 サイクリングロード以外のルートを楽しむようになってから数年経ちますが、高速道路沿いにルート探検をしてみたのは初めてです。今回は出発が遅く、日没も早い季節のため富里ICまでしか行けませんでしたが、次回は成田空港や佐原方面まで足を伸ばしてみようと思います。川沿い以外の谷津道探検サイクリング、しばらく熱中しそうです。



成田界隈はさらにアップダウンが厳しかった


 後日、東関道に沿って成田空港まで行ってみました。空港近くの高速道路脇道はアップダウンがさらに厳しくなり、往路だけでバテバテになりました。

標高20〜50メートルくらいの登りが連続して現れる東関道沿道

帰宅後にGPSサイコンのデータを見ると、累積高度が1200メートル近くありました。GPSの高度データは誤差が大きいのですが、いつも走っている標高100メートルの長柄ダムから東金崖線のルートでも700〜800メートルの値を示していますから、それより厳しい上り下りだったようです。一番高い場所でも50メートル、平均すれば20〜30メートルの小さな登りを繰り返して1200メートルの累積高度となるのですから、いかにアップダウンが連続しているのかがわかります。私の貧脚には丁度良いトレーニングコースであることが実証できました。

(2016年12月22日追記)


 このルートについてお問い合わせをいただきましたので、ルートラボにGPSログをアップいたしました。参考にしていただければ幸いです。

クリックすれば動かせる詳細地図が表示されます

佐倉ICから先はアップダウンが多くなり車はめったに走っていませんが、あくまでも高速道路工事に先立って作られた側道です。抜け道に利用している車も走っています。見通しの悪い下りカーブなどで、スピードを出し過ぎて車にぶつからないようご注意ください。成田空港のセキュリティサービス会社の車は必ずここを走っていて、一日に何度もすれ違います。

(2017年5月11日追記)


3 件のコメント:

  1. はじめまして。
    motokiといいます。近年、サイクリングロードから一般道へ走るようになり、最近は房総に興味を持っています。色々検索していると、長柄付近に詳しい日下勉さんのサイトに辿り着きました。
    長柄付近も楽しそうな感じもするのですが、「成田界隈はさらにアップダウンが厳しかった」コースも楽しそうなルートと思います。もしよろしければ、日下勉さんのルートラボページに投稿していただくことは可能でしょうか?

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    1. 拙著ブログをご覧いただきましてありがとうございます。こうしてコメントをいただけると俄然やる気が出てきます。東関道側道を利用して成田空港まで行った際のGPSログをルートラボにアップいたしました。記事に地図&リンクを貼り付けましたのでご利用ください。

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    2. ありがとうございます。
      早速、週末走ってみたいと思います。

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