2016年6月9日木曜日

房総酒蔵バイクツーリング 梅雨の合間に夏吟醸を求めて神崎町の鍋店(なべだな)へ


 関東地方も梅雨に入り、すっきりとしない空模様の日が続いています。日中に雨の予報が出ていない日を狙って夏吟醸が出荷された神崎町の鍋店をバイクで訪ねました。初春のしぼりたて生原酒の出荷が一段落した頃に、磨き抜かれた原料米を低温でじっくりと時間をかけて醸した吟醸酒が各蔵から続々と出荷されます。ほとんどの酒が季節に合わせて夏吟醸と名付けられていますが、火入れされていない無濾過生の「不動」夏吟醸が今回のお目当です。いつもチェックしている千葉県酒造組合のホームページで、鍋店から「不動」夏吟醸シリーズの出荷を知りました。純米吟醸と純米大吟醸の二種がそれぞれ1,200本と1,400本(どちらも一升瓶)の限定販売ですので、急ぎ蔵元がある神崎町に向かいました。

梅雨の合間に神崎町の鍋店(なべだな)を訪問

前回鍋店を訪れたのはひやおろしの出荷が始まってしばらく経った昨年秋です。その時は蔵にひやおろしの在庫がなく、あきらめて別の酒を購入して帰ってきました。今回は出荷されたばかりの夏吟醸だったのですが、聞いてみるとやはり在庫がないとのこと。季節限定の商品はほとんどが販売店に出荷されて蔵には置かないことが多いそうです。販売店にはまだまだ在庫があるはずとのことで、一番近いお店を聞いたら同じ道沿いのわずか50メートルほど離れた酒屋さんを紹介してくれました。

鍋店のすぐ近くにある平甚酒店

訪ねた酒屋にはお目当の夏吟醸が冷蔵庫に並んでいます。「不動」無濾過生夏吟醸の純米大吟醸と純米吟醸の二本を購入し、いつもの「ツーリングお土産トートバッグ」でバイクにしっかりと固定して帰りました。

「不動」夏吟醸無濾過生の純米吟醸(左)と純米大吟醸(右)

鍋店には「仁勇」と「不動」の二つの主要銘柄があります。成田のお不動様から名付けられた「不動」は全て数量限定品で、不動特約店会加盟の全国100店舗のみでしか扱っていないそうです。確かに一般の酒屋ではなかなかお目にかかれません。実は成田山新勝寺のすぐ横に鍋店の直営店があります。新春の花見酒を買いに直営店を訪ねてみましたが、さすが人通りの多い成田山の店舗です。たくさんの新酒が店いっぱいに並んでいて、目移りしそうなほどでした。初めからこの直営店に行けばよさそうなものですが、成田山界隈の渋滞や駐車場などの心配もあり、蔵元で購入できればありがたいのですが不動は難しいようです。

 小さな蔵元が多い千葉の酒蔵ですが、この鍋店はその中では大手です。もう一つの「仁勇」は近所のスーパーにも置いてありますが、「不動」は見たことがありません。各商品が千数百本しか販売されない「不動」はやっぱり貴重なんですね。

 帰宅後に早速、純米吟醸の方から飲んでみました。生原酒ではありませんので、加水してアルコール度数を15度にしてあります。そのため春先にたくさん楽しんだ無濾過生原酒のトロッとした口当たりはなく、さっぱりとしてキリッとした口当たりです。少し拍子抜けしながらも、蒸し暑い真夏の夜に冷蔵庫できつめに冷やして飲んだら、風呂上りの汗もスーっと引いていきそうなそんな味がしました。



勝手に「房総の地酒」を応援するTVコマーシャル風動画を作ってみました


個性ある房総の地酒の良さが少しでも伝われば幸いです。





房総酒蔵バイクツーリングのインデックスはこちら


房総酒蔵マップ
千葉にある約40軒の蔵元を順に巡っています。青色の酒蔵マークをクリックすると該当する投稿記事にジャンプします。







2016年6月8日水曜日

マウントの鬼 GoPro JAWSフレックスクランプの格安コピー品はどこまで使えるか


 いろいろなところにGoProや小型デジカメを取り付ける方法として、クランプ型のマウントは重宝しそうです。各種の変換アダプターを持っていれば、いろいろなカメラのスタンドとしても利用できます。自転車やバイク、さらには自宅での撮影のためGoProのJAWSフレックスクランプの購入を検討しましたが、実売価格で5千円前後もします。お試しで購入するにはちょっと勇気のいる価格です。Amazonで1,500円ほどで売っているコピー品を購入し、色々な場所で使用してみました。


実際に手にしてみて初めて使用イメージが湧いてきた


 届いた商品を開封し、実際に触れてみることで色々わかってきました。まずクランプ部分ですが、めちゃくちゃバネが強力です。握力トレーニング用のハンドグリップで言えば赤〜黒レベルという感じでしょうか。これで直径5センチまでの様々なものに固定できます。また自由に曲がるグースネック部分がGoPro純正品よりかなり長くなっていました。関節部分が三つほど多い構造です。

JAWSフレックスクランプの格安品

パイプなどを挟んで固定した後に、内蔵されているベルトを締め付ければさらに強く固定可能です。比較的細いパイプへの固定時には役立ちそうです。

内側にベルトが付いていて、締め付けが可能

GoProなどのカメラを取り付けるパーツは付属してきません。GoProに付属してくるバックルが必要になります。工作精度が悪いせいかバックルの取り付け部がかなりきつめなため、ものすごくしっかりとバックルが固定できます(外すのが大変ですが....)。

GoProに付属してくるバックルが必要

購入時のままで実際に使用してみました。屋外でクランプをフェンスに固定し、GoProやデジカメを取り付けて動画の撮影テストです。200グラム程度の重さしかないカメラでも少し強い風が吹くとグースネックが揺れて画像がブレてしまいます。どうもグースネック部分が長すぎるようです。

屋外で使ってみたら風でカメラが揺れます


グースネックが長すぎるので詰めてみた


 風でカメラが揺れてしまうのはグースネック部分が長すぎるからだと考え、短くしてみました。グースネックは複数のパーツがはめ込まれているだけです。関節部分に力を入れるとバラすことができました。注意しなければいけないのは、無理に曲げて外そうとすると割れてしまうことです。実際に一箇所割ってしまいました。一番上(GoProバックルを取り付ける方)の関節部分はここだけの形状になっていますので、ここが割れると代わりがありません。できるだけこの部分を避けて外すようにします。

グースネックを一旦バラして短くしました

間に7つあった関節部分をGoProの純正品と同じ4つに減らしてみました。デジカメを取り付けてみると以前よりは安定します。曲げられる角度は小さくなりますが、90度までは調整可能です。

グースネック部分を短くして安定性を上げてみました


丈夫なクランプ部分とボールジョイントバックルを組み合わせて使って見る


 室内や動かない部分への取り付けはなんとか実用的に使えそうです。クランプ部分がしっかりしているので、グースネックを使わなければバイクや自転車などの振動のある場所でも使えるのではないかと思い立って試してみました。その場合に問題となるのがカメラの向きや傾きを調整する方法です。クランプで固定できる向きは限られますので、バックル部分での対応が必要です。ここでGoPro HERO4 Sessionに付属してきたボールジョイントバックルが登場。個別に購入すると4千円以上もする高級パーツです。今まであまり登場する機会がありませんでしたが、ここで活躍してもらうことにしました。

クランプとボールジョイントバックルを直結

クランプを手に持ち、バイクを眺めてみるとリアショックのリザーバータンクがちょうど良い大きさに見えます。挟んでみるとぴったりと収まりました。本体横で固定できる GoPro HERO4 Sessionであればカメラを前向き、後ろ向きどちらにもセットすることができました。

リザーバータンクにぴったり固定

撮影できた動画は以前ホースバンドでGoPro HERO3+を固定して撮影したものと比べても遜色ありません。ほとんど振動の影響を受けずに撮影できました。さらにボールジョイントバックルのおかげで上下左右にカメラの向きを微調整できます。路面のショックでカメラの向きが変わってしまうようなこともありませんでした。この固定方法は使えます。何しろクランプで挟み込むだけですから、脱着がワンタッチでできます。この位置からの画角はこんな感じになりました。

リザーバータンクに後ろ向きに取り付けたSessionの画像

ボールジョイントバックルの特長を活かして、もう少し外側(歩道側)にカメラを向ければバイクの写り込みを減らすことも可能です。カメラを前向きにした画像はこちら。もう少し外側に向けたり、シフトしている足元を狙ったりすることもできます。

リザーバータンクに前向きに取り付けたSessionの画像

 さらにリザーバータンクより高い位置にあるグラブバーにも固定してみました。テーパー状になっているグラブバーへの固定は円筒形のリザーバータンクに比べると多少不安定になりますが、内蔵ベルトを締め付けることにより少し安定しました。ホームセンターで売っている少し厚めのゴムベルトを間に巻けばもっと安定するかもしれません。

内臓ベルトの活用により複雑な形のグラブバーにも固定可能

ここでの動画撮影も安定して行えました。Sessionが軽量なためか、GoPro HERO3+をスポーツマンマウントで固定して撮影したものに比べても安定していますし、何よりもスポーツマンマウントでできなかったカメラの向きの微調整が可能になっています。高価なボールジョイントバックルがこれでやっと有効活用できそうです。実際にこの位置で撮れた画像はこちらです。

グラブバーに後ろ向きに取り付けたSessionの画像

リザーバータンクに比べて高い位置からの撮影になり、より実際の視界に近い画像になります。もう少しカメラを歩道側に向けてやれば、バイクの写り込みを完全になくすことも可能です。クランプで挟むだけですので、撮影シーンにより簡単に使い分けができそうです。


グースネック付きのままでバイクに固定してみた


 ダメ元でグースネックを間に付けた状態でバイクでの撮影をしてみました。グースネックが間に入ると、カメラをよりバイクから離すことができます。今までと異なるアングルでの撮影が期待できますが、さてどうなるでしょう。

グースネック付きのクランプをリザーバータンクに固定

結果は心配していたとおり、路面の振動でグースネックが勝手に変形。使い物になりませんでした。バイクを停めて撮影するときに使うことにします。

 格安コピー品ですがそれなりに利用価値はあるようです。純正品だったらもっといいのかどうか知りたいところです。こんなときこそリアル店舗で商品を手にとって試せればいいのですが..... オプション品まで実際に触れられる店舗はなかなか見当たりません。



ゴム板を間に挟んでタンデムステップにも取り付け


 低い位置からの映像が撮れるタンデムステップにも取り付けてみました。最近のタンデムステップは金属製で細く、形状はギザギザ、デコボコです。そのままでは噛み合わせが悪いため、5mm厚のゴム板をホームセンターで購入し、クランプとの間に挟み込みました。

100円ほどで買える5mm厚のゴム板を入手

ゴム板のおかげでテーパー状になっているタンデムステップやグラブバーにも比較的安定して固定できます。振動で向きが変わらないようにするための滑り防止にも役立っているようです。

ゴム板を噛ませて固定すればタンデムステップも十分実用的

タンデムステップの上側もしくは下側にカメラをセットできます。下側に取り付ければかなり路面に近くなり、よりスピード感のある映像が撮れました。

(2016年6月20日追記)



格安コピー品のクランプ軸部分が破損


 バイクでの撮影のためにクランプを固定しようと力を入れて開いたところ、バキッと音がしてクランプの軸を押さえているプラスチック部分が割れてしまいました。両手を使わないと広げられないほど強力なバネを使用していますので、その力に耐えきれなかったようです。

力を入れて開いたら軸の周りのプラスチックが破断した格安コピー品

格安のコピー品とはいえ、半年程度で壊れてしまっては使い物になりません。バネの力とクランプ本体の強度バランスなどは考慮せずに作っているようです。これがないと困るので今度はGoPro純正品を買うしかなさそうです。安物買いの銭失いの典型となってしまいました(/ _ ; )

(2017年2月24日追記)



やっぱり純正品は良くできてる


 事前にマウントをネジなどで設置しておいた場所以外にカメラを取り付ける際に、最近最も良く利用しているのがJAWSクランプです。コピー品が破損してしまったため、仕方なくGoPro純正のJAWSフレックスプランプを購入しました。最初に買ったコピー品の三倍以上の出費です( ;∀;)

GoPro純正のJAWSフレックスクランプ

半年間コピー品を使い続けた後に純正品を使用してみると..... やっぱり純正はいい!というのが率直な感想です。バックル取り付け部の精度が高く、コピー品のように無茶苦茶にきついということもなく、手に触れる部分がゴムでコーティングしてあり滑りにくくなっています。一番重要な挟み込む部分にも厚手のゴム部品が取り付けられていて、円形ではない場所にも安心して固定できます。格安コピー品はこの部分がプラスチックのままでしたので、別途ゴム板などを用意して挟み込んでやる必要がありました。

純正品は随所にゴムの滑り止めが付いている

やっぱり純正品は高価なだけありますね。初めから純正にしておけばよかったと後悔していますが、そうすると純正の良さに気付かなかったかもしれません。耐久性についてはもう少し使ってみないとなんとも言えませんが、ネット上でも純正品が壊れたという不満は見当たらないので、大丈夫かなと思っています。

(2017年7月1日追記)



ホームセンターの格安クランプで同等品を作成


 GoPro純正のJAWSフレックスクランプとボールジョイントバックルの組み合わせが、最近最も出番の多いマウントシステムになっています。マルチカム撮影の際に、もう一組使いたい時が出てきましたが、セットで揃えれば一万円近い出費になってしまいます。また、サイズが大きく二組も持ち運ぶのは大変です。ホームセンターで見つけた工作用の格安クランプでJAWSクランプと同じ機能になるものを自作してみました。

300円程で買える工作用クランプ(下)でマウントシステムを自作してみた

(2017年9月20日追記)



2016年6月6日月曜日

快適動画編集 クロップに対応していないFCPXの基本枠線エフェクトをMotion5で修正


 動画編集の際にピクチャー・イン・ピクチャー(PinP)を使うことはしばしばあると思います。この時に子画面の周りに縁取り(枠線)をつけると見やすくすることができます。Final Cut Pro X(FCPX)に標準で付いてくる「基本枠線」というエフェクトを適用すれば簡単に実現できますので、使われる機会の多い機能です。
 ただし、この「基本枠線」には大きな問題があります。必要な部分のみをクロップして子画面に表示しようとすると、枠線まで一緒にクロップされてしまうことです。クロップされた画像に枠線をつけるということができませんでした。

FCPX標準の基本枠線エフェクト、クロップに対応していない

半年ほど前にMotion5を購入して勉強しながら必要なものを作り始めました。FCPXのエフェクトやタイトル、ジェネレータ、トランジションテンプレートを編集することもできますので、この「基本枠線」エフェクトの修正にチャレンジしてみました(大げさ)。


1. FCPXから「コピーをMotionで開く」で修正開始


 FCPXのコンパニオンアプリであるMotion5は連動もスムーズです。問題となっている「基本枠線」エフェクトを右クリックすると「コピーをMotionで開く」というメニューが出てきます。これを選択すると編集したいテンプレートのオリジナルをコピーしてからMotion5が起動します。

FCPXから直接Motion5を起動できる

Motion5画面中央のレイヤーリストを見ると、「Effect Source」に「Simple Border」というエフェクトを適用しただけです。この順序ではソースとなる画像に枠線がつけられた後にクロップ処理がされるのではと推測。そうだとすると、せっかくつけられた枠線がクロップ処理で消えてしまう現象と符合します。

FCPX付属の「基本枠線」エフェクトの中身をMotion5で表示


2. 「Simple Border」エフェクトの適用順序を最後にする


 ならば枠線をつける処理を最後に回せば解決するのではないかと考えました。作業は簡単です。「Simple Border」エフェクトをドラッグして、「Group」へドロップするだけです。これで元画像をクリップした後に枠線をつける処理が来るはずです。

「Simple Border」エフェクトの適用場所を変える

これだけで解決できると思ったのですが、FCPX側でクロップすると今までと同じように枠線が消えてしまいました。どうもFCPXのクロップは「Effect Source」のクロップとは違う場所で行われているみたいです(初心者の為これ以上の原因究明はギブアップです)。ならば明示的に「Effect Source」のクロップパラメータを公開してやることにしました。


3. 「Effect Source」のクロップパラメータを公開


 「Simple Border」エフェクトが適用される前に「Effect Source」のクロップを有効にするためパラメータを公開します。レイヤーリストで「Effect Source」を選択してから、インスペクタ、情報を開きます。クロップのチェックボックスをオンにして、マウスを持って行ったときに現れる右端の三角形をクリックします。メニューが出てきますので公開を選びます。クロップのチェックボックス以外に、左右上下の四つのスライダーも同様に公開します。

「Effect Source」のクロップ関連パラメータをすべて公開

ちゃんと公開できたかどうか確認しておきましょう。レイヤーリストで「Project」を選択してからインスペクタ、プロジェクト、公開を開きます。これが公開されたパラメータですので、間違いないか確認します。また、ここでの値がFCPXで使用する際の初期値になりますので、よく使う値に変えておきましょう。例えば枠線の太さや色です。

公開されたパラメータの確認と初期値の設定


4. 保存して完了


 修正できましたので保存します。「基本枠線コピー」という名前になっていますので、そのままでよければメニューバーからファイル>保存を、別の名前にしたければファイル>別名で保存を選びます。

修正が終わったエフェクトテンプレートを保存もしくは別名で保存

保存の際に上書きが選ばれると、FCPXテンプレート保護のため(?)オリジナルを上書きするかどうか改めて聞かれます。もともとコピーを修正していますのでそのまま上書きしても問題ありません。利用しやすいように「基本枠線(クロップ対応)」という名称にしました。


5. 実際に使ってみよう


 修正の終わったエフェクトをFCPXで実際にテストしてみます。対象クリップを適当な大きさにしてから修正したエフェクトを適用すると枠線が表示されました。ここからクロップしてみますが、始めから用意されているクロップのパラメータをいじるのではなく今回エフェクト内で公開されたクロップのパラメータを操作します。

説明を追加

どうでしょうか。「基本枠線(クロップ対応)」エフェクト内に公開されたクロップのスライダーを動かすと枠線とともに子画面がクロップされるはずです。これで欲しかった機能を持つエフェクトになりました。

 編集中にPinPを利用するシーンはかなり多いと思います。特に写真や地図などを子画面に表示する際には、必要な部分を抽出するためにクロップは必須です。枠線がクロップに対応していると非常に作業がはかどります。
 クロップ量を調整するスライダーだけでは調整量が不足する場合があります。その場合はスライダーの横にある数値を直接変更してしまえば大きくクロップ量を変えることができます。また、Motion5の持つリグ機能を活用すればスライダーによる変動幅を自由に指定することも可能ですので、さらに使いやすくカスタマイズ可能です。

 作成したMotion5テンプレートをGoogleドライブで公開しました。必要に応じてダウンロードしてお使いください。


解決できない問題が残ってしまいました


 しばらく新しい基本枠線エフェクトを使用していて、おかしな動きをすることがわかりました。一連の編集中は全く問題ないのですが、一度FCPXを閉じてから再度開くとクロップのチェックが外れていることがあります。その他の値はそのまま残っていますので、チェックボックスをオンにしなおせば問題ありませんが、適用しているクリップの数が多い場合は面倒です。原因究明をするほどの知識がないため、このままの状態で使用中です。単なるバグかもしれませんが、気持ちの良くない状態のままです。



書き出し時にクロップが無効になる事象が発生


 書き出しが完了した動画を見ていたら指定したクロップが無効になっているものを発見しました。編集中の画面では新しい「基本枠線」エフェクトで指定したクロップがちゃんと適用されているにもかかわらず、書き出した動画にはクロップが効いていません。これでは使えません。原因を探らねば.....

(2016年6月15日追記)



どうも静止画の時だけうまく働かないようです


 FCPXで編集中にはクロップ後の画像にちゃんと枠線がついているのですが、作品を書き出してみるとクロップが無効になっている問題を追求中です。いろいろテストしてみると、対象が動画の場合はうまく機能しているようで、静止画だとダメみたいです。Effect Sourceに静止画をドロップした際の挙動が違うようですが、現時点では原因不明のままです。

(2016年7月1日追記)


2016年6月5日日曜日

快適自転車生活 危険がいっぱいの市街地幹線道路の通過


 東京や千葉県西部から房総方面にサイクリングに行こうとすると、どうしても国道14号や357号などの幹線道路を走行することが多くなります。道路の拡張工事が進んだ千葉市街は路肩も広くなりだいぶ走りやすくなりましたが、道幅の狭い市川市や船橋市界隈は未だに自転車での走行には気を遣います。走っていて感じた危険とその対処方法について考えてみました。全国の市街地幹線道路でも同様の危険箇所があるのではないかと思います。


高速道路のIC付近は危険箇所だらけ


 国道14号は京葉道路が並行して走っています。ほとんどのICは国道から少し離れた場所にありますが、幕張ICだけは出入り口が国道14号に直結しています。その場所を自転車で通り抜ける場合、高速を利用する車やインターが作る複雑な交通状況にとても気を使います。

国道14号幕張IC付近、危険がいっぱい

ICの入り口ばかりではなく一般道への分岐もあり、自転車を追い越してICに入る車横道から国道に入ってくる車の両方を警戒する必要があります。さらにこの区間だけ歩道がなくなるため路側帯を逆走してくる自転車が多くなる場所です。一度に三つの動きに気を使う必要があるため緊張を強いられます。

 少し進めば今度は高速を降りてICから国道に合流してくる車に注意しなければなりません。高速(自動車専用)道路から降りてくる車はかなり速度が出ていることが多く、直進する自転車の左からすごいスピードで追い越していきます。

国道14号幕張ICからの合流部

この場合自転車は右へも左へも逃げ場はありません。左右の車が無事に追い越してくれることを祈るばかりです。


路肩(路側帯)にも危険がいっぱい


 自転車は基本的に車道を走ることとされています。片側一車線の場合は道路の左側端寄りを、片側二車線以上ある場合は左側の第一通行帯と決められています。自転車は道路の左側末端に設けられた路側帯や路肩を走るものだと思っているドライバーが多いのですが、これは間違い。走行することは可能ですが、ここを使わなければならないわけではありません。別途歩道がある場合は路肩、ない場合は路側帯として取り扱われているこの部分は、通常0.5〜0.75メートル程度の幅しか有りませんので快適とは言い難い場所です。

国道14号の狭い路肩部分

事実、この部分には排水のため金属製のグレーチングが設置されていたり、舗装を傾斜させていたりして走りにくくなっています。舗装面と縁石の間に段差があったり、砂や小石・釘などの異物がたまりやすい場所で走行には危険を伴います。車道との境界に引かれた白線(車道外側線)上もしくは少し右側を走るのが安全です。

 国道14号も幕張から千葉市街を抜けるあたりまではかなり広くなりました。路肩に相当する部分も場所によっては1メートル以上の幅があります。

広い路肩部分を持つ千葉市街の国道14号

このような場所では快調にスピートを上げて走ることができますが、調子に乗っているといきなり左折する車と接触したりしますので注意が必要です。本来バイクの通行は禁止されている部分ですが、かなりの数のバイクが結構なスピードで走っています。やっぱり注意が必要です。


左折専用車線の通過も気を使う


 複数の車線がある車道の場合、自転車は一番左の車線を走ることが法律で決まっています。これは左折専用車線がある交差点を直進する場合にも適用されます。自転車は左折専用の車線を使って直進することになり、ここにも色々な危険が潜んでいます。

自転車は直進したい場合も一番左の左折専用車線を走る

対向車線で右折待ちをしている車から見て、左折の車しか見えない場合は交差点の内部にかなり進入してきます。左折専用車線の大型車の直後に自転車を発見した場合、右折待ちの車からは自転車が左折するのか直進するのかわかりません。法律では自転車も右左折時には手信号で合図をすることになっていますが、この場合は直進です。自転車側が合図をしないから直進だと判断してくれるドライバーは多くはないと思います。さらに、直進の場合でも自転車は左折専用車線を使うというルールを知らないドライバーの場合には、自転車は左折すると信じきって右折を強行するかもしれません。

左折専用車線を走る自転車は曲がるのか真っ直ぐ進むのか不明

さてこんな場合、自転車はどうすれば少しでも安全に交差点を通過できるでしょうか。できることはあまり多くないかもしれませんが、まず大型車のすぐ後ろに入らずにできるだけ対向車から早く見つけてもらえるようにします。さらに、左折専用車線のできるだけ右側を走るようにして、対向車や後続車に自分は直進だとアピールするようにしています。


一番いいのは幹線道路を走らないこと(裏道を見つける)


 房総丘陵や南房総を目指すサイクリングでは国道14号・357号を利用すると、車のスピードに刺激されてかなり平均速度が上げられます。最短距離で行ける場合が多いので、アクセスルートとしては利用価値の大きい道です。しかし上に挙げたような危険も多く、特に帰りのルートとして使用した場合は、疲労も手伝って危険回避がおろそかになりがちです。一番いいのは別の道を見つけておくことです。距離は多少伸びても安全で快適な裏道や、急ぎたい時のバイパスルートを幾つか用意しておけば完璧です。


上の地図は幕張から市原市を流れる村田川まで国道や車の多い県道を避けて走れるルートです(クリックすると動かせる大きな地図が表示されます)。のんびり房総丘陵を目指す時や一日走って疲れて帰る際の安全・快適ルートとして重宝しています。


2016年5月26日木曜日

快適動画編集 創造力が試されるストップモーション動画作成ツール「iStopMotion」


 だいぶ前にインストールしていたMac用ストップモーション動画作成ツールのiStopMotionですが、リモートカメラの接続が不安定だったためしばらく放置していました。Mac用のコマ撮り動画作成ソフトとして評価が高く、何よりもiPhoneやiPadの内蔵カメラをリモートカメラとして利用できることが決め手となり、多少高価(約50ドル)でしたが購入に踏み切っていました。
 iPhoneやiPad側に無料のコンパニオンアプリであるiStopMotion Remote Cameraを導入すれば、別途コマ撮り用のカメラを準備する必要はありません。同じWi-Fiネットワーク経由でリモートのHD画質カメラとして認識してくれます。もっと本格的にアニメーション作成をしようと思えば、ニコンやキヤノンのデジタル一眼レフカメラも標準でサポートしており、プロ仕様のコマ撮りもできる機能を持っています。

 先日iStopMotionのバージョンがアップされたため、勇んで試してみたらiPhoneが見事リモートカメラとして繋がりました。やっと使えるようになったiStopMotionの勉強も兼ねて簡単なコマ取り動画を作ってみた時の記録です。ビデオ作品の最後に出てくるENDクレジットをコマ撮りアニメーションにしてみました。


iStopMotionでのコマ撮り撮影はこんな感じで


 普通の写真撮影でもそうですが、ストップモーション動画を作成するときにはカメラの固定やライティングが重要です。被写体を少しずつ動かしながら静止画を撮っていきますので、その度にピントや露出、ホワイトバランスが変わるととても見にくくなります。

コマ撮り動画作成時の風景

まず基本としてiPhoneが動かないようにしっかりと固定します。作業用のテーブルにGoProジョーズフレックスクランプマウントの互換品とアダプターを使用してiPhoneを水平にセットしました。GoPro純正品は5,000円前後しますが互換品は1,500円ほどでの購入です。必要に応じてライトもセットします。

リモートカメラであるiPhoneをしっかりと固定

撮影の対象は「END」の文字を印刷したA4のコピー用紙です。少しずつ丸めていき、小さく丸くなったら画面の外に出て行くまでをコマ撮りで撮影します。

同一のWi-Fiネットワークに接続してiPhoneとMacでソフトを起動


 iPhone側でRemote Cameraを起動しておき、MacでiStopMotionを立ち上げます。動画のファイル名、解像度、フレームレートを聞いてきますので作品に合ったものを指定します。今回はHD画質の10FPSにしました。iStopMotionの操作はかなり簡素化されていて、迷うことはないと思います。メニューバーもしくは画面右側の「ソース」を押すと、画像の入力元が選べます。

「ソース」の選択メニュー

iPhone側のRemote Cameraアプリが動いていれば、このメニューの中に出てきますのでそれを選びます。iPhone側で確認ボタンを押せばMac側に映像が表示されるはずです。

ピント・露光を固定


 被写体の形が変わったり、動いた時にピントがずれたり露光が変わったりすると見にくい動画になることが多いため、最適なポイントで固定してしまいます。指定されたソース(カメラ)にその機能があれば、「ポイント」の「設定」というボタンが現れますので押します。すると、ピントと露光を合わせる場所を示すアイコンが表示されます。これを適切な場所に移動してから、露光・ホワイトバランスの「固定」、「ロック」ボタンを押します。最後に「完了」ボタンを押して準備完了です。

iPhone内蔵カメラの持つピントや露光調整機能がMac側から指定できます

画面にグリッドを表示しておくと作業しやすい


 被写体を画面中央部に配置したり、少しずつ動かす際に画面にグリッドを表示しておくと作業がしやすくなります。右下の「表示」を選び、「グリッド」をオンにすれば表示されます。

グリッドを画面に表示しておくと作業しやすい

いよいよ撮影(さすが専用アプリ)


 リモートカメラの画像をMacで確認し、赤い撮影ボタンを押していけばOKです。根気のいる作業になります。今回は紙を広げたENDの文字が出ている画像から撮り始めます。最後から撮影する理由はお分かりですね。少しずつ丸めて撮りますので、前のコマとの違いを確認しながら作業します。さすが専用アプリです。一つ前のコマがタマネギの薄皮のように現在の画像に重なって表示されていますので、アニメーションとしての動きが狙ったものになるように確認しながら撮影を続けます。

直前のコマが重なって見えるので、動きの調整が簡単

下部のタイムライン上で各コマの削除や追加、並べ替えができます。三角の再生ボタンを押せばアニメーションとして繰り返し再生されますので、確認しましょう。撮影し終えたら、メインメニューの「編集」で「全てを選択」してから「順序を逆転」してやれば丸まった紙が画面中央に入ってきて広がり、最後にENDの文字が表示されるアニメーションの出来上がりです。「ファイリング」の「書き出す」で必要なフォーマット、圧縮を指定してやれば終わりです。

完成したコマ撮りENDタイトル


 出来上がったコマ撮り動画はこれです。普段Final Cut Pro X(FCPX)を使用して動画編集していますが、オープニングやエンディングの構成にはいつも悩まされています。文字だけよりも、手作り感のあるこのようなコマ撮りアニメで終わるのも面白いかもしれません。



他にもあるiStopMotionの便利な機能


 いろいろいじくりまわしているうちにコマ撮り動画の作成以外にも使えそうな機能があることがわかりました。昨年の購入時点で5,000円もしたソフトですので、100%使い切りたいと欲張っています。

GIFアニメーション作成

200フレームまでのアニメーションGIFファイルを作成できます。複数枚の静止画像を読み込ませてからこの機能で書き出せば他のツールを使わなくてもGIFアニメーション画像が作れます。

連番付き静止画像からの動画作成

ファイル名の後ろに連番の振られた静止画像を読み込み、その順番に従って動画のソースにすることができます。GoProなどで連続的に撮影した静止画から簡単にコマ送りの動画が作成できます。

キャプチャ画面から動画作成

指定したサイズ・位置でMacの画面を連続してキャプチャーできます。動きのあるアプリケーション画面を連続してキャプチャーし、動画に仕上げることができます。

タイムラプス撮影

キャプチャー間隔を指定してタイムラプス撮影ができます。iPhoneのリモートカメラと組み合わせると面白い使い方ができそうです。


 今回はソフトの使い方や機材のセットアップを経験してみるという目的でしたので、作品の出来栄えについてはあえて気にしないことにします(^ ^;)。HD画質で綺麗に撮影・加工できることがわかりましたが、問題はこの機能を使いきれるだけの創造力があるかどうかです。コマ撮りだけで一つの立派な作品に仕上げている人も見かけますが、とても真似できそうもありません。まずは通常作品のパーツとしての利用になりそうです。