2015年11月28日土曜日

ファイル作成日「2068年1月19日3:14」って、どうしたOSX


 仕事でも個人でも長いことWindowsパソコンを使っていましたが、2年ほど前にMacBook Proを購入してからはMacの世界にはまり込んでいます。たまに必要に迫られてWindowsノートパソコンを開いていると「もう戻れないな〜」と痛感してしまいます。

 MacBook ProでYouTube投稿用の動画を作る際には、高速な内蔵フラッシュストレージを使って編集し、完成したファイルを大容量のリモートHDDで保管しています。先日、編集済みの動画ファイルをファインダーで探していたらファイル作成日に変なものがあることに気づきました。なんと2068年になっています。

幾つかのファイルの作成日が「2068年1月19日3:14」になっています

複数のファイルの作成日が全部「2068年1月19日3:14」になっています。なんじゃこりゃ〜と大慌ててでファイルが再生できるかチェックしましたが、全ファイルちゃんと再生できました。正しい作成日のファイルも存在していて全く気持ち悪い現象です。

 App Storeにバージョンアップのお知らせが出ると何も考えずにいつもアップデートボタンを押してしまうので、OSXのバージョンは最新のEl Capitanになっています。

OSXは最新の状態

リモートディスクはAirMac Time CapsuleのUSBポートにつないだ3TBのHDDです。

Time CapsuleのUSBポートに接続したHDDを使用

 MacBook Pro本体のフラッシュストレージ上に作成された動画ファイルの作成日は正しい日時になっていますが、リモートHDDに移すとおかしくなることがあります。どうしてだろうとかなり悩みましたが、いつ頃作られた動画ファイルかを考えてみたらヒントがありました。
 Macを使い始めた頃、ファイルを別のHDDに移動するためWindowsで良く使うカット&ペーストをやろうとしたらやり方が見つかりません。Windowsのカットに相当するショートカットがないのです。仕方がないのでcommand + cでコピーし、command + vで貼り付けた後にもともとのファイルを削除していました。この頃にリモートHDDに移したファイルの日付は正しいものでした。
 その後ネットで調べてみたら、カット&ペーストに相当する”移動”というものがOSXにも備わっていることを発見しました。command + cで対象ファイルをコピーするところまでは同じです。その後option + command + vというように通常のペーストコマンドにoptionキーを付け加えるだけです。これだけで元のファイルはコピーされた後に削除されます。どうもこの”移動”を行うようになってからおかしな作成日が発生しているようです。

 この”移動”オペレーションをローカルディスク(フラッシュストレージ)間で行ったみましたが作成日がおかしくなることはありませんでした。しかし、ローカルディスクからリモートディスクへ”移動”させると100%現象が発生しました。動画ファイルであろうがなかろうがローカルに作成されたファイルをoption + command + vでリモートのHDDに”移動”させると必ず作成日が「2068年1月19日3:14」になります。動画ファイルの編集日を辿ってみると、この現象はOSXをEl Capitanにアップデートする前から起こっていたことがわかりました。これってOSXの潜在的なバグ?



 その後OSXがアップデートされ現在バージョンは10.11.3になっていますが、この症状はまだ治っていません。AirMac側の問題かな?

(2016年2月8日追記)


2 件のコメント:

  1. 本日、期待を持ってmacOS10.11.4にupdateしてテストしましたが、このバグの対応はされていませんでした。ちなみに小生はローカルディスクからNAS サーバーに移動でテストしてます。アップルのエンジニアには失望しますね。

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    1. コメントありがとうございます。探し方が悪いのかネットで同じ報告が見つからなかったため、自分の環境だけかと思っていました。確かにまだ残ってますね、このバグ。Windowsからの移行者ですが、ハードまで含めた総合的な満足度はMacが格段に上だと感じます。ある程度のバグは我慢しながら使っているMac初心者です。

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