2017年9月4日月曜日

谷津道探検サイクリング 帰路夜間走行になった久しぶりの成田空港


 気づけば9月に入り、いつの間にかすっかり秋の気配です。この時期に出始める地酒のひやおろしが手に入り、あまりの旨さに前夜飲み過ぎてすっかり寝過ごしてしまいました。目的地も決めずに自宅を出たのはちょうど12時になった頃です。南からの追い風に乗って気持ち良く走っていると、気づけば利根川を経由して成田市に入っていました。着陸する飛行機が成田空港を目指して南に進んでいるのが度々見えるところまでやってきました。飛行機の横を全力で走ると、気分はトップガンのトムクルーズです(^ ^)

成田空港に着陸しようとしている飛行機が低空飛行している横を快適に走る

低空飛行している飛行機の真横を快適に走れるこのルートは、これから先の季節にはぴったりのサイクリングルートです。自宅から往復120キロ以上ありますので、お昼から目指す目的地にしてはちょっと遠いのですが、飛行機を見ながら走っていたらこんなところまで来てしまいました。


久しぶりの成田空港は賑わっていた


 もう夏休みは終わっていますが、秋晴れの日曜日のためかたくさんの人が空港見学に来ていました。空港の北側にあるさくらの山公園や南側のひこうきの丘から見る離着陸機は迫力があります。

さくらの山公園は飛行機見学者で溢れていた

この日は強めの南風が吹いていたため、空港の北側から着陸機が入って来ます。さくらの山公園からは迫力ある着陸シーンが見学できました。離陸する飛行機を眺めようと、今度は空港南側のひこうきの丘を目指しました。

南風の時は離陸する飛行機を真下から眺められるひこうきの丘

成田空港に到着したのが午後4時を過ぎていましたので、のんびり飛行機を眺めていたらすでに5時を回っていました。まだ日はあるものの、距離を考えればあと3時間以上も走らなければなりません。見学を終えて帰路を急ぎました。

遅い出発の割に長い距離を走ってしまった

成田空港からの帰路は、国道51号や296号を使えば最短距離を迷わずに走れます。日が落ちて暗くなっても、車のライトや街路灯があるので、小さなライトでもなんとか走ることができますが、こんな交通量の多い幹線道路を延々と走ってもちっとも面白くないばかりか、危険ですらあります。ほとんど車道を使わずに成田空港を往復できる谷津道ルートはすでに開拓済みです。遠回りで時間がかかることは覚悟の上で、今回もこの谷津道ルートを使いました。

国道296号の下を通る安全で快適な谷津の道


日が落ちるとかなりやばい谷津の道


 田んぼの中の農道ですから当然街路灯などありません。民家や農家もポツポツとしかありませんから、自分の灯りだけが頼りです。日が陰る前にできるだけ市街地に近づいておこうと、いつもよりもハイペースで走りました。

徐々に暗くなる谷津の道をハイペースで走る

自分では周りが見えていても、車や歩行者から見つけてもらえなくなっているかもしれません。小型のフロントライトを点滅させ、テールランプを点けて日の沈むのと競争するように田んぼの中の道を急ぎました。いよいよ暗くなり、前照灯を200ルーメンの自転車専用ライトに交換したのは佐倉駅前を過ぎた18時23分です。もうこの時間にはライトが必要なほど暗くなるんですね。

日中GoProを常設している場所に自転車専用ライト(Dosun A1)を取り付け

先日、どんなライトなら日没後のサイクリングロードを安全に走ることができるかテストをしてみました。速度に気をつければ200ルーメンの自転車専用ライトでも十分走れることがわかりましたが、それはルートや路面の状況がよくわかっているサイクリングロードでのことです。知っている道だとはいえ、たまにしか走らない谷津道ルートです。うろ覚えの記憶を頼りに、路上の障害物などに細心の注意を払いながら走るのは結構疲れます。

自分のライトの光しかない谷津の道はかなり不安

スポットライト状の光を放つ懐中電灯に比べれば、自転車専用に設計されたライトですので、走行時に必要な配光特性を持っています。上方への光をカットし、その分横方向に光を拡散してくれますので、路面の状況や進行方向の確認はなんとかなります。問題はカーブです。カーブしている先が全く見えません。速度を落とし、ライトを向けてやらないと、その先がどうなっているのかわかりません。これはかなり怖いです。スピードを出したままカーブを曲がると、どこかに突っ込みそうです。ペースがガクンと落ちました。

自分の背丈よりも高いトウモロコシ畑の中を走る農道、カーブでは先が全く見えない

こんな時にはさらに明るいライトが欲しいのですが、この時は持って行っていませんでした。1200ルーメンを誇る格安中華ライトの配光を調整したものがありますので、これからの季節に長距離を走る際にはこのライトも持っていけば安心です。

 バッテリー切れを心配しながら、街の明るさが期待できる幕張近くに到着したのは午後8時ごろでした。この辺までくれば小さなライトでも安心して走れます。

幕張のオフィス街が見える総武線の跨線橋

1時間半ほどハイモードで自転車専用ライトを使用しましたが、バッテリーはまだ大丈夫なようです。もう少しすると夕方5時頃にはライトが必要になります。そんな時には3〜4時間のバッテリー持続時間が欲しいところです。真冬には交換用バッテリーが必須かもしれません。意識して夜間走行することは滅多にありませんが、日没が早くなるこれからのサイクリングでは、走る場所に応じた明るさと配光の自転車用ライトは必須です。またしばらくライト沼にハマりそうな予感がする今日この頃です。



アイウェアも夜間走行用を用意したい


 日中は色の濃いサングラスレンズのアイウェアをつけて走っています。この時期はトンボなどの結構大きな昆虫が頭突き(目突き?)してくることもあるので、自分の目を守る装備は必須だと思います。ただし、日が陰ると色の濃いサングラスではよく見えなくなってしまいます。その場合は、アイウェアなしで走ることになりますが、明るいライトに惹かれて小さな羽虫がたくさん集まってきます。目に入るため、夜間走行時にもアイウェアがあった方が快適です。そのために、レンズ交換可能なアイウェアを使い、透明レンズを持ち運んでいます。

レンズ交換可能なアイウェアを愛用

もう一つ別のアイウェアを持ち運んでもいいのですが、嵩張りますし、バッグに入れておくと壊してしまいそうです。交換用レンズだけなら、たまにしか使わない夜間走行用に常時持っていても気になりません。

(2017年9月5日追記)



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