年末年始を挟んで二週間もバイクを動かしていなかったので、新年初のプチツーリングに行ってきました。ちょうど正月用に買い置きしていた千葉の地酒が底をついていたので、新しい地酒探しも兼ねて佐原方面を目指しました。
水郷の町として知られる佐原は古くから利根川の水運を利用した商業の町として栄え、小江戸と呼ばれた往時の町並みを残している場所です。九十九里で生まれ、佐原の伊能家に婿養子に入った忠敬の功績により地図の街として有名になりましたが、もともと酒造りの盛んな土地です。
古い町並みが広がる小野川沿い、川をサッパ舟で観光できます |
町中から利根川に流れ込んでいる小野川を挟んで伊能忠敬記念館と伊能忠敬旧家があります。人の多い時はこの道はとてもバイクでは入れませんが、この日はゆっくりバイクで巡ることができました。
伊能忠敬記念館入り口 |
忠敬橋を中心とした香取神宮まで続く県道55号と小野川の両岸には古い建物がたくさん残っています。その建物を活かした茶屋や蕎麦屋、土産物屋などが並んでいて一日歩いていても飽きません。
前回夏に訪れて購入した純米酒が旨かった馬場本店酒造を再度訪問してみることにしました。この辺りの酒蔵は規模も大きく、店舗も駐車場も備えています。探すのも苦労はなく、アクセスも簡単です。
伊能忠敬記念館に近く、広い駐車場がある馬場本店酒造 |
水郷と言われる水の豊かな場所で米作りが広がり、前後して酒造りも始まったそうです。できた酒は利根川を利用して江戸へ送られ、この地に大きな富をもたらしました。馬場本店酒造はここで三百年以上も酒造りをしているそうですから、旨くないわけはありません。
馬場本店酒造の正面、左が店舗の入り口 |
本醸造「糀善」と純米原酒「すいごうさかり」 |
帰宅後バイクで冷えた体を本醸造「糀善」の熱燗で温めましたが、とってもふくよかな味です。吟醸酒や純米酒の中には熱燗が苦手なものもありますが、冬の食事時に楽しむ酒は本醸造が一番間違いがないようです。
純米原酒「すいごうさかり」の方も開けてみました。割り水をしていない原酒のため普通の純米酒に比べてより強い香りが漂ってきますが、アルコール度数の高い原酒にありがちな刺激はほとんど感じません。とっても飲みやすい原酒です。常温のコップ酒でやってみましたが、グイグイいけます(おいおい)。これは旨いです。
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