前回ロードバイクのチェーンを交換してからかれこれ二年が経ちました。年間走行距離は5〜6千キロ程度ですから、もう一万キロ以上同じチェーンで走ったことになります。ネットで調べてみると3〜5千キロ程度が寿命とのこと。もちろん走り方やメインテナンス方法にも依存するそうですが、さすがに一万キロ・二年以上使いっ放しというのは不安になってきました。
チェーンリングの歯をよく見ると妙にピカピカしています。チェーンが伸びるとチェーンリングやカセットスプロケットの歯の磨耗が進むと聞き、ますます不安になりました。
チェーンリングの磨耗が気になります |
簡易的にチェーンの伸びをチェックする方法として、アウターにチェーンが乗った状態で3時の方向に指で引っ張ってみるというものがあります。実際にやってみると少し隙間ができますが、歯の頭が見えるほどではありません。
簡易的なチェーンの伸び確認方法 |
どの程度の隙間であれば大丈夫なのか今ひとつ自信がなかったため、定量的にチェーンの伸びを確認できるチェーンチェッカー(ACOR ATL-2803)を購入することにしました。一緒に交換用のチェーン(シマノULTEGRAグレード10速用 CN-6701)と作業時に便利なチェーンフィクサー(BIKE HAND YC-207)も注文し、次の交換に備えます。シマノのチェーンカッター(TL-CN27)はすでに持っていますので、これでチェーンのチェックや交換に必要なものは揃いました。
左からチェーン、チェーンチェッカー、チェーンフィクサー |
今ついているチェーンは105グレードのCN-5701ですのでCN-6701は上級グレードになりますが見た目では違いはわかりません。チェーンチェッカーやチェーンフィクサーはなくてもなんとかなりますが、価格も安く持っていれば便利なツールです。
早速、二年以上使用したチェーンをチェックしてみました。片側がそろそろ交換時期になる0.75%用、もう一方の側が完全に伸びきった状態で即交換が必要な1%用のゲージになっています。1%側は全く入りません。
伸び率1%のゲージが入りません(1%未満の状態) |
「へ〜伸びてないんだ」と感心しながらチェッカーを裏返して再度計測。0.75%伸び率側のゲージもはまりませんでした。本当?と疑いながらペダルを回転させ、チェーンの別の場所でも繰り返し確認しましたが全ての場所で0.75%のゲージは入りません。
伸び率0.75%のゲージも入りません |
この計測結果からすれば、既に丸二年・一万キロ以上使用したチェーンながら交換が必要なほど伸びてはいないということになります。これって恐ろしく耐久性のあるチェーンを使用しているか、恐ろしいほどチェーンに負荷をかけない貧脚なライダーが乗っているということになるんでしょうね。CN-5701の耐久性がずば抜けているなんてレポートは見たことがありませんので、答えは自分の貧脚のおかげだと思います。パワーメーターを持っていないのでどの程度の力で走っているかわかりませんが、自転車のチェーンにはとっても優しい乗り方になっているようです。喜んでいいのか悲しむべきなのか複雑な思いで、チェーン交換はもう少し先に延ばすことにしました。
丸三年・一万五千キロ以上使用して新品チェーンに交換
チェーンの伸びを測定してからちょうど一年後、やっと0.75%の伸びが計測されたためチェーンの交換を行いました。丸三年、一万五千キロ以上の走行に耐えたチェーンを交換です。それにしても良く持ったチェーンです。図らずもライダーがいかに貧脚であるかを証明することとなりました.....
(2017年1月5日追記)
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