2016年1月8日金曜日

だめだついていけない 久しぶりの回転寿しの仕組みに驚き


 バイクツーリングの途中、お腹が空いてきたのでお店を探しながら走っていると回転寿しの看板が目に入りました。ソロツーリングだったので、一人で入りやすい回転寿しもいいかなと考え、駐車場にバイクを止めました。回転寿し店に入るのは本当に久しぶりです。前回がいつだったのか思い出せないほど。

一皿100円の回転寿し、久しぶりです

適当につまんで先を急ごうと考えながらカウンター席に座りました。さて何から食べようかなと回っている寿しを見ると、ほとんどの皿が「注文品」と書かれた台に乗っています。これは誰かが注文したものだから勝手に取ってはいけないとの推測はできましたが、「注文品」の台に乗っていない寿しはほとんど回ってきません。たまに見つけた皿はだいぶ前から回っているのか、どうも食欲がわきません。

 自分の経験からは、食べたいネタが回っていなければ職人さんに注文するものだと思っていましたが、店内に職人さんの姿が見当たりません。よくよくレーンの上を見るとタッチパネルが設置されていて、これで欲しいものを注文するようになっています。すでに入店からだいぶ時間が経ちお腹がさらに空いてしまったので、立て続けに5皿ほど注文を入れました。一安心して、回るレーン上の寿しを眺めていてはたと気づきました。「自分が注文した品をどうやって見分けるんだろう?」ということです。寿し皿の乗った台には「注文品」としか書いてありません。しかも連続して5皿も注文してしまったので、何を注文したのかあやふやになっています。「う〜む、間違ったらどうなるんだろう」と緊張の面持ちで、回ってくる皿をそれこそ目を皿のようにして見つめていました。
 しばし緊張の時が流れた後、いきなりさっきのタッチパネルからピンポ〜ンという音が流れ、注文した寿しの写真とともに「もうすぐ到着します」との文字が現れました。少しホッとしながらも連続して流れてくる「注文品」を見ると、どれが自分の注文した品なのか自信が持てません。同じマグロのネタでもいろいろあり、どれも写真と微妙に違って見えます。「え〜い、ままよ」とばかりに勘を頼りに皿を取ると、次の瞬間タッチパネルに表示された商品写真の下の文字が「お届け済み」に変わりました。どうやら取った皿は正解だったようです。それにしてもすごい緊張感。自分でいれたテーブルのお茶がぬるくなっていました。

 やっと一皿目にありつけたと喜び勇んで握りを一つ頬張ると、「んっ?」サビが効いていません。席にある説明書きを改めて眺めると「当店の寿しは全てサビ抜きです」と書いてあります。必要な人は小袋に入っているワサビを自分でつける仕組みになっていました。その後は握り一つ一つの上に袋からワサビを絞り出しながら食べました。シャリとネタの間に新鮮なワサビが入っていて、頬張ってしばらくしてからツーンとワサビの刺激に襲われる幸せを感じることができませんでした。残念。

 気の小さい私は、間違って取ってしまったらどうしようという恐怖にそれ以上耐えきれなくなり、そそくさとお会計。レジのお姉さんに「もし間違えて他人の注文品を取ってしまったらどうなるの」と聞いてみました。お姉さん曰く「他の人に届かなくなるだけです」だって。まあ間違って料金がチャージされるわけではないので問題ないか......
しばらくぶりの回転寿しに面食らったバイクツーリングのお昼でした。


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