昨年は出荷時期を知らずに飲みそびれた房総のひやおろし。今年は9月9日が解禁日であることは調査済みでしたが、続けざまにやってくる台風の影響で雨続き。さらに運の悪いことにバイクの初回車検が重なり、先日やっと蔵元へ買い出しに行けました。久しぶりに雨の心配がない土曜日、数日後には次の台風襲来が予報されていますので、このタイミングを逃すわけにはいきません。
まずはいすみ市の木戸泉酒造へ
今年1月に木戸泉酒造のしぼりたて新酒を飲んでから、すっかりファンになってしまい、その後も度々訪れている蔵元です。何度も行っているのですから営業日くらい覚えておけばいいのですが、なんと土日は休みでした。ガーン!
門が閉まっていた木戸泉酒造 |
閉じられた門の横に秋あがり(ひやおろし)の看板が立てられていて、よりショックが大きくなります。入口の熊の置物が抱えているその酒が欲しいのですが....
気を取り直して近所の酒屋を探してみました。蔵元は休みでも酒屋は開いているはずです。駅の近くの酒屋に入ってみましたが、季節限定品の秋あがりは在庫なしとのこと。残念。
木戸泉酒造近くの酒屋には在庫なし |
諦めて次の酒蔵を目指して国道128号を南下し始めた途端、大きな酒屋の看板が目に飛び込んできました。木戸泉の文字も見えます。これは期待できそうです。バイクを停め店内を覗くと、ありました(^_^)/ 無事探していた秋あがり一本目をゲットです。
国道128号沿いの酒屋で無事木戸泉の秋あがりをゲット |
旨い日本酒をバイクで持ち帰りたいという一心で自作したツーリングお土産トートバッグなら、一升瓶を二本まで安全に持ち帰れます。さてもう一本はどこのひやおろしにしようかと近くの酒蔵を思い返してみました。
メキシコ記念塔を見てから御宿の岩瀬酒造へ
10キロほど南に走れば月の沙漠で有名な御宿町です。3月にここの岩瀬酒造を訪ねて岩の井しぼりたて生を手に入れたのがずいぶん前のことのように感じられます。前回訪問し忘れたメキシコ記念塔を見てから酒蔵を目指すことにしました。
月の沙漠で有名な御宿町、実はメキシコ・スペインと深いつながりが |
メキシコに向かう途中、御宿沖で難破したスペイン船サン・フランシスコ号の乗組員を助けたことで生まれたメキシコ・スペイン両国とのつながりを記念して建てられたのがメキシコ記念塔です。
感動的な史実に基づくメキシコ・スペインとの交流 |
記念塔は海沿いの高台に建っていて、御宿の浜を一望できます。東に目をやると、大きな船が浮かんだ広大な太平洋が続いていて、地球が丸いことを実感できる場所です。
メキシコ記念塔のある高台からの眺望は抜群 |
国道128号を挟んで海とは反対側の御宿駅近くに岩瀬酒造はあります。週末ですので開いているかどうか心配でしたが、蔵のご主人が酒蔵見学の案内をしている最中でした。週末は一人で対応しているとのことで、途中で抜け出してきてお酒を販売してくれました。これで二本目のひやおろしをゲットです。
古い藁葺き屋根の母屋が建っている岩瀬酒造 |
蔵の敷地内に藁葺き屋根の大きな母屋が建っています。難破したサン・フランシスコ号の帆柱が梁として使われているそうで、すごい歴史を持った建物です。
写真家でもあった先代の主人が戦前から撮影し続けた地元の海女の写真も公開されていて、この日も見学に来たグループと一緒になりました。旨い地酒を手に入れるだけではなく、歴史や文化も体験できる房総の酒蔵、ただ者ではありませんね。
車検の終わった日には飯沼本家で秋あがりを入手
外房でひやおろしを二本手に入れる前には、バイクが車検から戻ってきた日に試走も兼ねて飯沼本家の直販店(酒々井まがり家)を訪れ、秋あがりを手に入れていました。
酒々井まがり屋で秋あがりをゲット |
昨年は飲みそびれてしまった千葉のひやおろし。今年は遅ればせながらすでに三本もゲットしてホクホク顔です。半年近く蔵で熟成された日本酒、冷やから燗まで楽しみ方もいろいろ。さて、今宵のお相手は....
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