2016年9月22日木曜日

房総酒蔵バイクツーリング むむ、旭鶴の秋あがりは本生原酒だった!


 9月に入り、バイクの初回車検も無事終了してからは千葉のひやおろし(秋あがり)探検を続けています。連続して上陸してくる台風のためばかりでなく、居座っている秋雨前線の影響でほぼ連日の雨。早朝やっと雨が上がった日に、佐倉市の旭鶴を久しぶりに訪ねました。9月1日から秋あがりの出荷を始めたとホームページに載っていて、早く行きたかったのですが、バイクの車検と連日の雨で延び延びになっていました。


サイクリングで見つけた裏道で渋滞知らず


 自宅から佐倉市郊外までは大した距離はありませんが、途中国道51号の渋滞にしばしば巻き込まれます。佐倉ICからも近く、東関東自動車道を使えばあっという間ですが、日本酒一本を買いに行くのに往復の高速料金1,200円は余りにももったいない。そんなわけで、高速道路も国道も使わず、サイクリングで見つけた裏道をバイクでのんびりと走りました。車では躊躇しそうな細い道も、バイクならなんとか走れます。

自転車で見つけたルートを使って旭鶴へ秋あがりの買い出し

今にも降り出しそうなどんよりとした空の下、一度も渋滞にはまらずに旭鶴までたどり着けました。普段楽しんでいる谷津道探検サイクリングがこんなところで役に立っています。

今にも降り出しそうな雲の下に旭鶴の蔵と煙突


蔵元でないと手に入れられない商品


 ここを訪問するのは今回が二度目です。昨年6月に訪れた際に購入した辛口純米酒が旨かったので、もう一度行ってみたいと思っていました。国道51号から少し奥に入った旧道?沿いにあるため、車もほとんど走っておらず静かです。バイクは店舗の前に停められます。

店舗前に数台分の駐車スペース

店舗内は旨そうな日本酒や焼酎、麹を使った調味料などが所狭しと並んでいます。ちょうど地元のおばちゃんが「熟成酒粕」を買いに来ていました。近所にこんな酒蔵があって羨ましい限りです。自宅近くではほとんどお目にかかれない商品が並んでいます。確実に手に入れるためには、やはり蔵元を訪問するしかなさそうです。

よだれの出そうな商品がずらり


本生の原酒だった旭鶴の秋あがり


 迷わず9月1日から発売されている秋あがりを一升購入しました。蔵のご主人が奥の冷蔵庫から商品を持ってきて、「生酒ですので要冷蔵です」とのこと。今まで手に入れた三本のひやおろしは全て常温保管可能でしたが、ここの秋あがりは少し違うようです。

旭鶴の秋あがり、なんと原酒生酒

一般のひやおろし(秋あがり)は搾った後、タンクで貯蔵する前に一回目の火入れを行い、瓶詰め前の二回目の火入れを省いて出荷されますが、これは一回目も省き冷温貯蔵された本生酒でした。しかも加水していない原酒です。なるほど、これは要冷蔵ですね。

熟成前後の火入れを行うかどうかで四つに分類

帰宅後、もちろん冷やで味わってみました。春先に散々楽しんだしぼりたて新酒の味わいも残っていますが、タンク内で熟成され荒々しさは取れています。原酒のため、他のひやおろしよりもまったりとした味わい。旨〜い! おでん鍋をつつきながら冷やして飲むのにぴったりな感じです。



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千葉にある約40軒の蔵元を順に巡っています。青色の酒蔵マークをクリックすると該当する投稿記事にジャンプします。







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