2016年2月12日金曜日

房総酒蔵バイクツーリング 今度は直詰め生原酒が出荷された勝浦の東灘醸造へ


 酒というものはちょっとした違いで味が変わり、その違いを求めて酒好きは右往左往するのが性のようです。純米吟醸直詰め生「鳴海」赤が2月4日に出荷されたと聞きつけ、勝浦の東灘醸造を訪問しました。「鳴海」は「なるか」と読みます。直詰めとは直汲みともいい、もろみを絞る酒槽(さかふね)から出てきたものを直接瓶詰めした酒のことです。普通は一旦タンクに貯蔵してから瓶詰めしますが、絞った酒を直接瓶詰めすることにより空気に触れることが少なく、もろみに溶け込んでいる炭酸も一緒に瓶詰めされ、この時期しか楽しめない日本酒となります。

 ここは昨年5月に訪問して吟醸辛口「ぎんから」を購入した酒蔵です。その際には蔵の事務所に誰も人がいなくて、かなり長時間人が現れるのを待っていた記憶があります。今回は事務所内で二人の女性が仕事をしていました。やっぱり新酒の時期はどの酒蔵も活気があります。

東灘醸造の入り口

海沿いを走る国道128号から山側の生活道路に入り、JR外房線の狭いガード下をくぐり抜けたところにあります。初めて行った時には車一台がやっと通り抜けられるかどうかという狭いガード下の先まで進むのに勇気が必要でした。バイクだからなんとかたどり着きましたが、図体のデカい車だったら途中で引き返していたと思います。

めちゃくちゃ狭いガード下の先が目指す東灘醸造

今回は出荷されたばかりの純米吟醸直詰め生「鳴海」赤を迷うことなく購入。純米の吟醸酒ですので三千円を超す価格です。ホームページでの紹介文には『北海道産の酒造好適米「彗星」を100%使用し、やさしい吟香とクリアな甘みを表現しました。直詰めならではの、醗酵由来の微々炭酸が、甘口のお酒にアクセントを添えて、良好なバランスになっています。』とあり、期待が膨らみます。

発売されたばかりの純米吟醸直詰め生「鳴海」赤

 勝浦に到着したのがちょうど12時頃でしたので、酒蔵の昼食時間を避ける為に勝浦灯台に寄り道してみました。昨年5月に来た時には勝浦城址を訪問しましたが、灯台は今回が初めてです。

勝浦灯台入口

残念ながら灯台は一般開放されておらず、登ることはできませんでした。海から70メートルもの切り立った岸壁に立つ灯台です。灯台の上から太平洋を眺めたらさぞや雄大な眺望でしょうね。バイクを止めたすぐ横も切り立った崖になっていて、遠くには昨年訪問した勝浦城址を望むことができました。

勝浦灯台から八幡岬(勝浦城址)を望む

立春も過ぎ、徐々に暖かくなっているようですが今日は日が陰り、バイクで房総の山道を走っているとかなりこたえます。勝浦灯台の入り口にある桜も少しだけほころび始めていました。本格的な春まではもう少しかかりそうです。

温暖な房総でもまだ桜はほころび始め

 日も傾いた頃にバイクを走らせていると寒さが身にしみます。すっかり冷え切った体を買ってきたばかりの直詰め生原酒で温めました。純米吟醸の生ですのでもちろん冷やでいただきましたが、盃を重ねるごとに体が温まってくるのがわかります。吟醸酒特有のフルーティな香りとともに微炭酸の爽やかさが口の中に広がります。う〜ん旨い。最近飲み過ぎ気味なので、味見したらやめようと思ったのですが無理でした。買ってきたばかりで既に四合ほど空けてしまいました。反省。



 冷蔵庫で二日ほど保管した後に栓を開けようとしたら、勢いよく炭酸ガスが吹き出しました。さすが生、炭酸ガスの発生は冷蔵庫の中でも静かに進行していたようです。最初に飲んだ時にも増して炭酸ガスのピリピリっとした味わいが口の中に広がりました。こんな些細なことでなんだか幸せな気持ちに包まれるのは酒好きの証拠でしょうか。

(2016年2月14日追記)



 3月に入り別の鳴海(なるか)が出荷されたと聞き再び東灘醸造を訪問。搾りたての純米酒を槽場(ふなば)で直詰めした生原酒シリーズにはいろいろな種類がありました。前回購入した「赤」は中取り(中汲み)した純米吟醸酒で、甘みと炭酸ガスの爽やかさが重なり、口にした瞬間「うま〜い!」と叫んでしまいました。
 今回購入したのは千葉産ふさこがねを使った「白」と富山産五百万石の「青」です。どちらも直詰め生原酒という製法はシリーズ共通のため、発酵由来のかすかな炭酸ガスが含まれています。

直詰め生原酒シリーズの「鳴海」白と青

帰宅後に「白」を味わってみました。辛口でキレのある味わいが炭酸ガスでさらに磨きがかかっています。これまた旨い。鳴海シリーズは他にもあり、今後順次発売されるそうです。しばらく勝浦周辺をバイクでうろうろすることになりそうです。

(2016年3月23日追記)



勝手に「房総の地酒」を応援するTVコマーシャル風動画を作ってみました


個性ある房総の地酒の良さが少しでも伝われば幸いです。





房総酒蔵バイクツーリングのインデックスはこちら


房総酒蔵マップ
千葉にある約40軒の蔵元を順に巡っています。青色の酒蔵マークをクリックすると該当する投稿記事にジャンプします。







2016年2月9日火曜日

快適バイク生活 水の使えない環境で洗車してみた(泥まみれのオフ車じゃないですよ)


 水道水が自由に使える一戸建てのガレージではスポンジに洗車シャンプーをたっぷりとつけて泡洗いし、その後水をかけて洗い流していました。砂や埃は水で流れますし、ピッチ・タールもシャンプーで丁寧に洗えばかなり落とせます。

 バイクの駐車場所が変わり、手軽に水道水が使えなくなってしばらく経ちました。前回の6ヶ月点検で洗車してもらってから半年近くバイクを洗ってやっていません。フロントカウルには虫の死骸がこびりつき、金色の前後ホイールは一見黒かと見間違うほど。さすがにバイクがかわいそうになってきました。

ひどい汚れのバイクホイール
まるで黒色のホイール

水なしでどこまで綺麗にできるか試してみることにしました。用意したのはボディー用とホイール用の「フクピカ」。ホームセンターでそれぞれ4〜500円で手に入ります。10枚以上入っていますので、洗車一回あたりそれぞれ一枚で済めば100円以下の出費で済みます。

フクピカ
ボディ用とホイール用の「フクピカ」

さらに水で濡らしたテーブル布巾をビニール袋に入れて洗車場所に持参しました。あまり強く絞らず、水がしたたり落ちない程度にしておきます。古タオルなどでも使えますが、大きすぎると細かなところを拭き取りにくくなります。タオルの場合は小さく切り分けておくと使い易いと思います。

濡らした布巾をビニール袋に入れて
水で濡らした布巾をビニール袋に入れて持参

1. まず布巾で水拭きし埃や虫の死骸などを取り除く


 バイクの上部から下部へ布巾を使って埃や虫の死骸を拭き取ります。この際にピッチ・タールなどの油汚れは綺麗になりませんが気にしません。強くこするとかえって拡がってしまいます。虫が衝突した跡は少し力を入れてやるか、爪などでこすれば取り除けます。一番の目的はホコリや砂などが残らないようにボディ表面をまんべんなく拭いてやることです。ここでホコリや砂が残っていると、次に「フクピカ」でこすった時に傷をつけてしまいます。

まずはバイクのボディを水拭き
濡れた布巾でまんべんなく水拭き、残った油汚れは気にしない

 必ずバイクの上の方から順に拭いていきます。ホイールはボディが終わってから取り掛かります。ホイールも水拭きくらいでは全然綺麗になりませんが、表面の油を含んだ埃はだいぶ薄くなっています。ホイールの水拭きが済むと、布巾は油と埃で真っ黒になりました。これは使い捨てで、再利用は無理でしょう。捨ててもいい古くなった布巾を持って行きました。

2. 「フクピカ」ホイール用でホイールを磨く


 いよいよ「フクピカ」の出番です。今度はホイールから取り掛かります。ホイール用の「フクピカ」を一枚取り出し、四分の一にたたんで前後のホイールを拭き取っていきます。先ほどの水拭きで落ちなかった汚れがみるみる取れていきます。ワックス成分が含まれていて油性の汚れも見事に落としてくれます。優秀です。使っている面の汚れがひどくなったら、たたみ直して綺麗な面で作業を続けます。あれだけ汚れていたホイールが「フクピカ」一枚で元々の金色になりました。

フクピカで綺麗になったホイール
「フクピカ」一枚でここまで綺麗に

腰が痛くなってきたので段差のある細かな部分は拭き残してしまいましたが、根性さえあれば全部ふき取ることができるでしょう。

3. ホイールの次に「フクピカ」ボディ用でカウルやフェンダーを磨く


 ボディ用はホイール用より大きなサイズになっています。こちらも四分の一に折りたたみ、カウルやフェンダーなど色の白い部分から拭いていきます。水拭きの際に残ってしまったピッチ・タールなどの油汚れも簡単に拭き取れます。軽い力で落とせるのでゴシゴシやる必要はありません。すごいですね。

フクピカでカウルのピッチ・タールも綺麗になった
カウルやフェンダーについていた油汚れも軽く一拭きで落ちる

タンクやメーター周りなどが一通り済んだら、エンジンやフレームなどのボディ下部もサッと一拭きしておきます。

 ホイールほど油汚れがひどくないので、ボディ用「フクピカ」はまだ他の部分に使えそうです。そこで最後にもう一度このボディ用でホイールの仕上げをしてやりました。そのために先にホイールから掃除を始めたわけです。

 ボディ用とホイール用の「フクピカ」をそれぞれ一枚と濡れ布巾一枚でかなり満足な結果となりました。濡れ布巾を入れてきたビニール袋に使い終わった「フクピカ」と布巾を入れて口を縛り、そのままゴミ箱へ。これで水道水の使えない環境でのバイク洗車は完了です。
 もちろん泥汚れがいっぱい付いているような状況ではこの方法は使えません。まず水を充分かけ流して泥を落としてやる必要があります。さらに、屋外に駐車していて埃まみれになっているようなバイクも最初に流水で埃を洗い流してやらないと、「フクピカ」で拭いた際に細かな傷をつけてしまうでしょう。

 水を使った洗車では洗い終わったら水滴を早めに拭き取っておかないと点々と痕がついてしまうため、丁寧にセーム革で拭き取るかバイクを走らせて水気を飛ばしてやる必要がありました。今回の「フクピカ」方式はそのまま車庫に入れても水の痕は残りません。思った以上に簡単に綺麗になりましたので、今後はもう少しマメに洗車してやろうという気になりました。



洗車後の肌荒れに注意


 水の使えない場所でも綺麗にできる「フクピカ」洗車ですが、素手で使用する場合は注意が必要なようです。洗車後、手が油だらけだったので「フクピカ」でゴシゴシと手全体を拭いたままにしていたら、ヒリヒリとした痛みが手の甲に出てしまいました。製品の注意書きをよく読むと『使用後はよく手を洗う』とあります。水が使えない場所でしたので使用後すぐに手を洗うのは無理だとしても、皮膚の薄い手の甲を拭かないとか手袋をして使うなどの注意をした方が良さそうです。

(2017年3月25日追記)


2016年2月8日月曜日

房総酒蔵バイクツーリング番外編 デパ地下でも入手できるけどやっぱり活性酒は蔵元で


 千葉県酒造組合のホームページを見ていたら寒菊銘醸からドブロク「銀八」が2月1日に発売開始との情報を得ました。いつものようにバイクを走らせて買いに行きたかったのですが、ドブロクや濁り酒のような活性酒は生きたままの酵母から二酸化炭素が発生し続けているため、振動を与えたり瓶を横にして持ち帰ることができません。現在の房総酒蔵バイクツーリング最大の課題となっています。

 たまたまJRのターミナル駅近くに用事が出来たため、帰りに駅前の百貨店地下にあるリカーショプを覗いてみました。さすが大手百貨店のデパ地下食品売り場です。リカーショップには全国の有名な酒がずらりと並んでいます。千葉県内の店舗ということもあり、地産地消を掲げて千葉県産の地酒コーナーも用意されていました。冷蔵の陳列棚を探すと、お目当てのドブロク「銀八」が並んでいます。さらに先日自転車で訪問した酒々井まがり屋で購入を諦めた「甲子」純米活性にごり酒も発見。どちらもバイクでは持ち帰れない活性酒です。これは買って帰るしかないということで、四合瓶二本を両手に持ってレジに並びました。

ドブロク「銀八」と「甲子」純米活性にごり酒
ドブロク「銀八」と「甲子」純米活性にごり酒

 夕食時に先ず「銀八」を開けました。この酒は本格的に房総の酒蔵巡りを始める前に、たまたま寒菊銘醸を訪れた時に見つけて飲んだ酒です。寒菊銘醸の地酒がきっかけになってバイクで千葉の酒蔵を訪ねるようになりました。直接販売をしている35軒の酒蔵は全て訪問し、現在は季節をずらして二巡目の訪問をしています。

ドブロク「銀八」
寒菊銘醸のドブロク「銀八」

発泡性の生原酒ですので細心の注意をしながら栓を開けましたが、全く吹きこぼれる様子もありません。「あれっ?」と思いながら製造年月を見ると平成27年11月となっています。千葉県酒造組合のホームページで見つけた2月1日出荷開始の「銀八」とはロットが異なるようです。アルコール度数が18度以上あるドブロクで、まったりとした口当たりと飲みやすい甘みで大変旨いのですが、期待していた炭酸ガスのシュワシュワ感がありません。デパ地下に並んでいたのは2月1日出荷開始のできたてとは違っていたようです。

 デパ地下のリカーショップはワイン、焼酎、日本酒など各地の有名銘柄が並んでいて、わざわざ遠方に出かけなくとも全国の味を楽しむことができます。しかし、一地域の酒を深く楽しもうと思ったらやっぱり蔵元に足を運ぶしかなさそうです。
  • 冷蔵保存が必要な生原酒や活性酒は四合瓶サイズしか置いていない
  • 大吟醸などの高価格帯銘柄が多く、蔵で一番愛されている価格帯の製品が少ない
などなどありますが、需要が少なく出荷量も限定されていて、保管が面倒な上に利幅の小さい銘柄はデパートには並ばないようです。「初しぼり」や「しぼりたて」の便りを聞きつけて酒蔵を訪問すると、ほとんどがその月に瓶詰めされた酒が出てきます。発泡性の生原酒は半端ない泡立ちで、コーラもビックルするほど吹きこぼれることがあります。やっぱりそんな酒を求めて、足回りのいいバイクで酒蔵を訪問することが一番のようです。これからも房総酒蔵バイクツーリングはやめられないなと感じながら、まったりとしたドブロク「銀八」を楽しみました。



 シュワシュワ感が味わえなかった「銀八」に続いて「甲子」純米活性にごり酒を開けてみました。こちらは栓をひねると小さな泡が立ち上ってきます。その泡につられて下に溜まっていた澱が自然に混ざり、全体が濁り始めました。これぞ活性酒の醍醐味です。

「甲子」純米活性にごり酒の方は元気でした

こちらは昨年12月に瓶詰めされたものです。活性がまだ続いていました。飲んでみると炭酸ガスが溶け込んだピリッとした最初の味の後に、じわっと甘みが広がります。やっぱりこの時期の活性酒は旨いですね。やめられません。

(2016年2月9日追記)


2016年2月7日日曜日

谷津道探検サイクリング 意外に身近な場所で行われている狩猟に驚き


 時々猟銃の誤射による人身事故のニュースを耳にしてもどこか別の世界の出来事のように感じていました。千葉県の谷津道をのんびりとサイクリングしていても猟銃の発砲音を聞いたことはありませんが、時々「銃猟禁止区域」の看板を見かけて気になっていました。

銃猟禁止区域の看板
たまに見かける「銃猟禁止区域」の赤い看板

千葉県の中央部にある昭和の森までの道はお気に入りのサイクリングルートです。たまたまいつも使っている川沿いのルートから少し離れた樹林帯の道を走っていたら、吠えながら何かを追いかけている大きな犬を見かけました。その後ろから猟銃を肩にかけた4〜5人の男たちが続いています。近くには車道もあり農家も点在する場所ですが、明らかに狩猟中といういでたちです。サイクリングしているすぐそばで銃を使った狩りが行われていることに驚きました。

 気になったので帰宅後に調べてみると、以下のような場所では銃猟(猟銃を使った狩り)が禁止されています。
  • 特定猟具使用禁止区域(銃器)、旧銃猟禁止区域
  • 住居が集合している地域
  • 広場や駅などの多数の人が集まる場所
  • 人・飼養動物・建物や電車・自動車・船舶などの乗り物などに弾丸が到達するおそれのある方向への銃猟
よく使われる散弾銃の最大到達距離は数百m程度だそうで、弾丸が到達しないという条件だけを考慮すれば意外に近くで使われる可能性があることがわかりました。人が目視できる範囲内で猟銃が使われる可能性があるんですね。明確に「銃猟禁止区域」として指定されている場所以外は、常識的に安全を考えて行えということのようです。
 さらに狩猟には許可された期間というものがあり、平成27年11月15日から平成28年2月15日までが現在の狩猟期間だそうです。サイクリング中に誤射されることはないと思いますが、登山などで山の中に入るときには狩猟期間を知っていることも大切ですね。

 目的地である昭和の森は公園ですので銃猟だけでなく狩猟そのものが禁止されています。すぐ近くでハンターに狙われている動物もいる中で、ここに住み着いている動物たちは本当に幸運です。そんなことを考えながら展望台から見える九十九里の景色を楽しみました。

昭和の森展望台からの景色
昭和の森の展望台、九十九里浜まで遠望できます

 帰路、谷津道を快調に飛ばしていると倒れた竹が道をふさいでいるのを発見。急ブレーキをかけて衝突を避けることができました。ちょうど顔の高さで道幅いっぱいに横たわっていたため、気づくのが遅れたら顔面をしこたま打っていたところでした。

道を塞ぐ枯れた竹
枯れた竹が道に倒れかかっていて危うく衝突

車も人もほとんどいない走りやすい谷津道を選んで走っていますが、そこでの危険の回避は自己責任なんだな〜と痛感した一日でした。


2016年2月3日水曜日

房総酒蔵バイクツーリング 初しぼり出荷の知らせで君津市の和蔵酒造貞元蔵へ


 一月に手に入れた木戸泉酒造の初しぼりがあまりにも旨かったため、他の蔵から出荷される初しぼりも気になるようになりました。千葉県酒造組合のホームページを見ていたら和蔵酒造から「鹿野山」初しぼり新酒が2月1日出荷という情報を発見。居ても立っても居られなくなりバイクで木更津方面を目指しました。
 訪問したのは君津市にある和蔵酒造です。昨年4月に続き今回が二度目。酒菜館という立派な店舗を構えているので場所はすぐにわかります。

和倉酒造酒菜館
大きな駐車場のある酒菜館(和蔵酒造の店舗)

入り口に新酒の出荷開始を表す真新しい杉玉や酒樽が置かれています。「新酒できました」の登りがはためいていて期待に胸が膨らみます。

真新しい杉玉
まだ葉の緑色が残る真新しい杉玉、新酒しぼり始めのサインです

店舗内には千葉の特産品であるピーナッツや酒粕を使った食品なども並んでいますが、真っ先に「初しぼり」を探しました。この酒菜館には「鹿野山」と「聖泉」という二つの日本酒銘柄があります。和蔵酒造には君津市にある貞元蔵と富津市にある竹岡蔵の二つの酒蔵があります。もともとは別の会社だったそうで、貞元蔵で「鹿野山」が、竹岡蔵で「聖泉」が醸造されています。さらに貞元蔵では焼酎「善次郎」や柚子酒なども作られていて、二つの蔵の製品を扱う酒菜館の陳列棚はとても賑やかです。

 一度の訪問で二つ分の酒蔵を味わえるとあって選択には悩みます。一本目は当初の目的である「鹿野山」初しぼりを、二本目として「聖泉」純米を選びました。今年の搾りたて新酒と昨年醸造され蔵で寝かされた純米酒の飲み比べも楽しみです。

鹿野山初しぼりと聖泉純米酒
「聖泉」純米酒と「鹿野山」初しぼり、旨そ〜

 君津市にある和蔵酒造を訪問前に、一度行ってみたかった木更津市の中の島大橋に立ち寄りました。ここは高さ27メートルという日本一高い歩道橋です。今更無用ですが「恋人の聖地」とも呼ばれていて、バレンタインデー前後には花火も打ち上げられるようです。

中の島大橋とCB1300
中の島大橋全景(日本一高い歩道橋)

木更津港に出入りする大型船が通れるように橋の高さを27メートルにしたみたいです。橋の最上部からは東京湾がぐるっと見渡せ、東京湾アクアラインや横浜ベイブリッジなども遠望できました。

中の島大橋最上部から見える東京湾
橋の最上部からは東京湾アクアラインが見えます

車やバイクは走れませんのでのんびりと景色を楽しめますが、ループ状の場所は鳩の糞には要注意です。夏場は橋を渡った中の島で潮干狩りが出来るようです。写真を撮りながら往復しただけで息が切れてしまいました。

公園側から見た中の島大橋
中の島公園側から見た中の島大橋

テレビドラマの撮影で使われ有名になったそうです。おんぶして橋を渡れば恋が叶うなんて夢がありますが、おんぶのまま往復したら倒れてしまいそう。橋のたもとには二人で鍵をかける場所も用意されていました。

恋人の聖地の碑
橋の下の公園には「恋人の聖地」の碑と鍵をかける場所がありました

 木更津から少し海沿いに走れば富津岬に到着します。青空が出始めたので、岬の先端にある展望台から景色を眺めようとさらにバイクを走らせました。富津岬は以前から何度も訪れていて、展望台からは対岸の横須賀まではっきりと見ることができます。雲がなくなり空が澄み渡ってきたので期待していたのですが、展望台は工事中で登ることができませんでした。残念。

富津岬の展望台
青空を背景にそびえ立つ富津岬の展望台、工事中で登れず

 気温は8度ほどでしたが、しっかりとした防寒装備をしているのでそれほど寒さは感じません。大切に持ち帰った日本酒二本のうち「鹿野山」初しぼりから味わってみました。アルコール度数が19〜20度とかなり高めで、口当たりはトロッとしています。吟醸酒のようなフルーティさとともに米の甘みが口の中にひろがります。バイクで冷えた体も盃を重ねるほどにじわじわと暖まってきました。うま〜い!20度近い酒ですので気をつけないといけませんが、これまた飲みやすい「鹿野山」初しぼりでした。



 昨年醸造された純米酒「聖泉」の方も開けてみましたが、こちらは残念ながら初しぼりの新酒に比べると古さが目立つ味と香りでした。うまく熟成が進んだものとも違った味わいです。期待していた純米酒の味とはかけ離れていました。残念です。

(2016年2月10日追記)



勝手に「房総の地酒」を応援するTVコマーシャル風動画を作ってみました


個性ある房総の地酒の良さが少しでも伝われば幸いです。





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千葉にある約40軒の蔵元を順に巡っています。青色の酒蔵マークをクリックすると該当する投稿記事にジャンプします。