2016年1月18日月曜日

マウントの鬼 自転車へのアクションカメラ取付け試行錯誤の記録


 バランスをとりながらアクセルを一捻りすればあっという間に風の中に飛び込んでいけるオートバイも好きですが、自分の力だけで思った場所をどこまでも走っていける自転車も大好きです。どちらも車では味わえない光景やスピード感を堪能できます。その感動を映像で伝えたいと思い、GoProをはじめとしたアクションカメラ(ウェアラブルカメラ)を使用して撮影を続けています。

 迫力のあるシーンや安定した画像を撮るために、多くのマウント類や取り付け方法を試行錯誤してきました。バイクへのアクションカメラ取り付け試行錯誤の記録はすでにまとめてありますので、今回は自転車(ロードバイク)でのアクションカメラ取付けの試行錯誤についてまとめてみました。


実用的な映像が撮れる自転車への取付け場所と使用マウント


 アクションカメラの取付け場所は大きく二つに分けられます。一つは自転車、もう一つはサイクリスト自身です。最近の小型軽量なアクションカメラであればどんな場所でも取り付けて撮影することは可能ですが、撮れた映像が実用的かどうかは微妙です。見る人が不快に感じることなく、なおかつ撮影者が意図した内容を伝えられる取り付け位置を選ぶ必要があります。

 実際にテストしてみた取り付け場所と使用マウントは下図の通りです。次のような撮影者の意図により適する取り付け場所は異なります。
  • 進行方向前方か、後方か
  • サイクリストの視線に近い景色か、スピード感のある路面近くか
  • あえて自転車やサイクリストの一部を写し込むか、などなど

使用したマウントベース
略号 製品名称・型番・購入価格 外観 主な取付け場所
BM REC-MOUNTS
バーマウントタイプ4(17〜64mm)
  REC-B46-GP
2,082円
・シートポスト
HD REC-MOUNTS
ハンドルバーマウント・ダブル
  REC-B31
4,320円
・ハンドル下部
RM GoProロールバーマウント
  GRBM30

3,482円
・ハンドルステム
WB Ecandy
360度回転リストバンド

1,050円
・腕/手首/足首
・ヘルメット
QR REC-MOUNTS
クイックリリースマウント
  REC-B63-GP
2,240円
・フロントハブ軸
・リアハブ軸
SM GoProスポーツマンマウント
  ASGUM-001

8,939円
・ハンドルバー
・シートポスト

GoPro用には純正品やサードパーティ製の豊富なマウント類が発売されていますので、取り付け場所に応じた最適なものを選択できると思います。GoPro以外のカメラを入手した際にも、GoProのマウントベースが活用できる変換アダプターがありますので、無駄にはなりません。どうしても市販品で満足できない場合は、3Dプリンターで自作してしまうのも最近の解決方法です。Panasonic HX-A1Hをサブカメラとして購入後、振動に強い風防機能つき変換アダプターを3Dプリンターで自作して活用しています。便利な世の中になったものです。

 各取り付け場所から撮影した実際の映像をショートビデオにまとめてみました。



自転車へアクションカメラを取り付ける際の考慮点


 路面からの振動をショックアブソーバーが吸収してくれるオートバイとは異なり、自転車(ロードバイク)は路面の振動がダイレクトに伝わります。できるだけ振動しない場所に、強固に取り付ける必要があります。

ハブ軸からの撮影が最も安定している


 車輪をしっかりと固定しているハブ軸にREC-MOUNTS製のクイックリリースマウントを使用してカメラをセットしたものが最も安定した画像が撮影できました。金属製のマウントでハブ軸に締め付けられますので、余計な振動をしないためだと思います。

最も安定した画像が撮影出来るハブ軸へのマウント

前後どちらの方向に向けても車体やサイクリストが写り込んでしまいますが、画像の安定度はピカイチです。路面に近い位置からの撮影ですので、実際より早いスピード感が得られます。

二番目はシートポストからの画像


 REC-MOUNTS製バーマウントはシートポストにホースバンドで強力に締め付けられますので、良好な結果が得られます。マウントに付属するホースバンドは工具が必要ですが、ホームセンターで手回し式のものを売っていますので、それに変えれば工具無しで付け外しできて便利です。シートポストに傷がつかないよう、内側に薄いゴムを貼って使用します。

手回し式ホースバンドでシートポストに強力に固定

後方全体を安定して撮影可能です。少し位置を下げてやれば後輪を写し込むこともできるため、自転車らしさを演出する映像も撮れます。

ハンドル(ステム)は結構振動の影響が大きい


 走行中に実際に見ている景色に近い動画を撮るためにはここが最良の場所になります。ハンドルにアクションカメラを取り付けるためのマウントは各社からいろいろ発売されています。値段もピンからキリまでありますが、ここは路面からの振動の影響が出やすい場所です。できるだけしっかりと作られた金属製のマウントを用い、余計な延長アームなどをかませずにカメラを固定してやる必要があります。

 当初は樹脂製のGoProロールバーマウントでステム上部にカメラをセットしていました。ハンドルに近いため、レバーやサイコンが大きく写り込んでしまいます。間に延長用のアームを入れてカメラの位置を高くすれば余計な写り込みを少なくできましたが、今度は振動でブレが大きくなってしまいました。

GoPro純正のロールバーマウントでステム上部にセット

最終的に落ち着いたのが、REC-MOUNTS製ハンドルバーマウント・ダブルを使って上部がサイコン、下部がGoProというセット方法です。金属製でハンドルにしっかり固定できています。カメラの位置は若干低くなりますが、レバーの一部がほんの少し画像の端に映り込むだけです。

現在のメインポジション、前景全体が安定して撮影可能

少し変化をつけるならハンドルバー・エンドにセット


 自身がペダリングしている映像や複数人でツーリングしている時に自分と後方の仲間が同時に撮影出来る面白い画角が得られます。ハンドルバーの末端ですので振動の影響は多少出ますが、アクセントとして使用するカットの撮影には十分実用的です。GoProスポーツマンマウントは高価ですが応用範囲の広いマウントで、直径23mmまでのパイプ部分に強力に固定できます。

GoPro純正スポーツマンマウントでハンドルバー・エンドにセット

サイクリストの体やヘルメットは映像がブレる


 リストバンド式のマウントが安価で手に入りましたので、いろいろ使い道を考えていたらヘルメットの穴にぴったりでした。固定もしっかりとできています。できるだけ軽いカメラがいいだろうと思い、Panasonic HX-A1Hを3Dプリンターで自作したマウントを使ってヘルメット上部にセットしました。

リストバンド式マウントがヘルメットの穴にぴったりでした

ヘルメット自体が頭部に密着するような構造ではないため、どうしてもぐらついてしまいます。撮れた映像はブレの大きなものでした。

 オートバイでは効果の大きい運転者の体への取り付けを自転車でも試してみました。リストバンド式マウントを使って腕にカメラを固定します。

腕にリストバンド式マウントでA1Hを固定

オートバイの場合はライダーの体がエンジンの細かな振動を排除してくれるため、胸部などにカメラを取り付ければ安定した動画が撮影できましたが、自転車の場合はサイクリストが体を一生懸命に動かして走っています。腕に付けたカメラもブレが酷くて見るに堪えないものになってしまいました。あえてブレを表現したい場合以外はサイクリストの体に装着するのは実用的ではないと思われます。

 この他にも足首にセットすればペダリングで回転しているシーンが撮れますし、車輪のハブに取り付ければ回転する車輪と一緒にカメラを回して撮影することもできます。奇抜なアイディアはいろいろ湧いてきますが、撮れた映像を大型テレビで見たら気分が悪くなることでしょう。実用的なセット場所はそう多くはないのかもしれません。面白いサイクリングシーン撮影のため、まだまだ試行錯誤を続けていきたいと思います。



市販品で満足できずオリジナルマウントを自作


 市販のマウントで撮影を行っていると、どうしても満足できない場合やもう少し手軽に使いたい場合がでてきます。今まで経験してきた市販マウントの短所を改善すべく、3Dプリンターで自分専用のマウントを自作して使うようになりました。自転車やオートバイ用に自作した最近のマウントをご紹介しています。売っていなければ作ってしまえる時代ですので、皆さんも是非チャレンジしてみてください。

たくさん持っているCATEYEのライトブラケット用自作マウント

(2016年11月6日追記)



ボールジョイント部を持つ自作マウントも役立ちそう


 ベースマウント固定部からカメラの重心までの距離をできるだけ短くすることが、振動に対しての影響を少なくして安定した映像を撮るための必要条件であることがわかりました。その場合でもカメラの向きや水平の調整がちゃんとできなければなりません。それらの条件を満たすボールジョイント部を持つマウントを自作してみました。

GoPro取り付け部を1インチのボール状にしてしまう自作マウント

(2017年9月7日追記)



2016年1月17日日曜日

快適自転車生活 久しぶりのパンクでも備えあれば憂いなし


 前回パンクを経験したのは半年以上前です。谷津道を乗り継いで九十九里浜までの快適ルートを開拓した時でした。年間5〜6千キロ走っていますが、パンクは多くて二回、一年間パンクなしの年もあります。自宅まであと5〜6キロの所で後輪に違和感を感じ、タイヤを見ると見事に空気が抜けていました。

空気の抜けた後輪、やれやれ

サドルバッグにはパンクに備えて次のような装備を入れてあります。どれも今までの経験をもとに厳選した品ですので、ほとんどのトラブルはこの装備で乗り切ってきました。

  • 交換用チューブ二本
  • パンク修理パッチPanaraserイージーパッチ
  • タイヤブートPARKTOOL TB-2C
  • CO2ポンプSKS Airchamp Pro(カートリッジ一本入り)
  • 予備CO2カートリッジ一本
  • タイヤレバーPanaracerタイヤレバー二本
  • 工具セットドライバー・六角レンチセット

CO2カートリッジが合計二個ですので、二回までのパンクに対応可能な装備となります。手動の空気入れは持参していません。


まずは冷静にパンクの原因を探る


 パンクを引き起こした原因により修理の方法が異なってきます。焦る気持ちを抑えて、まずはじっくりとタイヤやチューブを調べます。パンクの原因で多いのは次の三つでしょう。

  1. タイヤにガラスや金属片が刺さり、チューブまで達して穴を開けてしまった
    → 普通のパンク     (パンク修理前に異物の除去が必須)
  2. 段差などを乗り越える際にタイヤが大きく凹み、リムでチューブに傷をつけた
    → リム打ちパンク    (乗り方、空気圧が問題なのでパンク修理は即可能)
  3. 尖った小石などを踏んでタイヤ(側面が多い)に亀裂が生じ、チューブが破裂した
    → サイドウォールカット (タイヤの亀裂をふさがないとパンク修理不可)

 初めてサイドウォールカットを経験した時に、それと気づかずタイヤ側には何も処置せずチューブ交換だけ済ませました。空気を入れて走り出そうとしたら、パーンという大きな音とともに交換したばかりのチューブがタイヤからはみ出して破裂。交換用のチューブもダメにしてしまい、近くの自転車屋まで一時間以上も歩く羽目になりました。

 まずタイヤの外周をじっくりと眺めます。小さな異物がタイヤにめり込んでいることもあるのでタイヤをつまんでやると隠れていた穴が広がって見つかることもあります。

タイヤをつまんでやると小さな異物も見つけやすい

接地面のど真ん中に白い異物が刺さっているのを発見。これが原因だろうと想定し、位置を確認します。チューブを外した時に改めて確認できるようエアバルブからどの程度離れた場所か確認しておきます。


パンクの原因を取り除いてからチューブ交換


 タイヤレバーを使ってタイヤを外し、チューブを引き抜きます。その後タイヤの内側を念入りに確認。先ほどあたりをつけた異物の場所を内側から確認しましたが、チューブに到達するような傷は発見できませんでした。どうも異物でチューブに穴が空いたのではないようです。とりあえずタイヤ接地面の怪しい異物は取り除いておきます。

 タイヤにサイドカットも見当たりませんし、あとはリム打ちパンクの可能性大です。パンクしたチューブに空気を入れて漏れている場所を見つければハッキリしますが、これ以上の原因追求は帰宅後にゆっくりと行うことにして、取り急ぎ走れる状態まで戻します。

 交換用のチューブをセットし、タイヤをはめます。ULTEGRAのクリンチャー・チューブレス両用ホイールは簡単にクリンチャータイヤがはめられます。鼻歌を歌いながら手であっという間にセット完了です。次に空気を入れますが、携帯用の手動小型ポンプで空気を規定量まで入れるのは大変です。特に夏場は一気に体力を消耗してしまいます。非常用と割り切ってCO2ポンプを活用するようになりました。

SKSのCO2ポンプ、瞬時にタイヤをパンパンにできる

CO2ボンベ一本で700x23Cのタイヤ一本をパンパンにできます。帰宅後どの程度の圧力になっているのか調べてみると103psiまで入っていました。いつも110psiをめどに空気を入れているので、ほぼ規定値まで一瞬で完了したことになります。

CO2ポンプで入れたタイヤの空気圧を確認、ほぼいつもの値(110psi)近くまで入ってます


帰宅後はパンクしたチューブを調べて正しい原因を確認


 帰宅後にパンクしたチューブに空気を入れてみると、チューブの真横からシューっという音がして空気が漏れていました。よくよく見ると針の先ほどの小さな穴が二個開いています。ちょうどホイールのリムの近くです。これは典型的なリム打ちパンク。記憶はありませんが道路の段差で強い衝撃を与えてしまったようです。

チューブの横に針の先ほどの小さな穴が二つ

リム打ちパンクの場合は、タイヤに異物が刺さったわけではないのでこれ以上タイヤの整備は不要ですが、この再確認でやっぱりタイヤの接地面側のチューブに穴が空いているようでしたら改めてタイヤ表面や裏側の精査が必要です。隠れている異物でまたパンクしてしまうことがあるからです。

 それともう一つ大切なことがあります。応急手当としてCO2ポンプは大変便利ですが、約8割が窒素の空気に比べてゴム膜の透過係数が大きいCO2はタイヤの圧力が下がりやすいという欠点があります。帰宅後は一度タイヤからCO2を抜き、普通の空気入れで再度タイヤの圧力を戻しておいた方がいいでしょう。

 手動式携帯ポンプに比べてサイズも小さく、一瞬で規定値まで圧力を高められるCO2ポンプですが、CO2カートリッジはそこそこの値段です。一本あたり300円前後。手動式なら当然タダですから、差は大きいですね。

一本あたり300円前後はするCO2カートリッジ

平均すれば年に一本程度の使用量です。一本300円は自転車を快適に楽しむための出費としては納得できる範囲と考えています。

 クリンチャータイヤでのパンクにはだいぶ慣れ、出先でも慌てることなく処置できるようになりました。今後チューブレスタイヤも使ってみたいと思っていますが、パンク時の対処はだいぶ異なるようです。そう何度も経験したくはありませんが、チューブレスタイヤでのパンク修理にも慣れていかないといけませんね。


2016年1月14日木曜日

快適自転車生活 命を守るブレーキだからたまにはシューとリムもお手入れ


 前回ブレーキシューをDURA-ACE/ULTEGRA/105用(R55C3)に交換してからだいぶ日が経っています。105キャリパーとの組み合わせでブレーキの効きに不満はありません。最近ブレーキ使用時にシャー、シャーというノイズが特に前輪で目立つようになったため、リムをよくよく見てみるとかなり深い溝が何本もできていました。

リムに深い溝が何本もできています

指の爪を溝に交差するように滑らせてみるとカクカクと高低差を感じます。ブレーキシューに異物が入り、リムが削られた証拠です。ブレーキシューを取り外してチェックしてみました。シューの取り外しはカートリッジ(土台)を外すのではなく、シューを固定している小さなネジを緩めて引き抜けば簡単です。取り付け後にも調整しなくて済みます。

ブレーキシューのチェックは固定ネジを緩め引き抜けば簡単

光を当ててシューの表面をよく見ると、1ミリにも満たない金属片が黒いゴムの表面に何個もめり込んでいました。金属片のほとんどはアルミのリムが削れてシューに食い込んだものです。このアルミ片がリムを削っているんですね。精密ドライバーや千枚通しの先で、シューにめり込んだ金属片をほじくり出します。見えている部分は小さくてもほじくってみると奥からかなり大きな塊が出てくることもあります。結構手強い作業です。

シューから金属片を取り除いた後(作業前の写真を撮り忘れました)

老眼のため手元が怪しく、奥にめり込んだ金属片を引きずり出すためかなり広く・深く掘ってしまいました。シューの表面が月のクレーターのようになってしまいましたが、ブレーキの効きにはあまり影響はないみたいです。

 老眼鏡をかけて目視でのチェックには限界があるため、複合機のスキャナーにブレーキシューを乗せて1200dpiでスキャンしてみました。

スキャンしたブレーキシューの表面

下の方にまだ小さな金属片らしいものが残っているようです。必死になって取り除きました。前後合わせて四つのブレーキシュー全てをチェックし終え、次はリム側の整備です。

 リムが削れて深い溝が何本もできると、ブレーキシューとの接触面積が小さくなり効きが悪くなります。リムはできるだけ平面なのが理想です。できてしまった溝をなくすには削るしかありません。MAVICのリム研磨用ゴムを使用してリムの表面を研磨します。

巨大な砂消しゴムのようなMAVICのリム研磨用ゴム

ブレーキが当たる部分以外を削らないよう注意して作業する必要があります。少し力を入れて消しゴムを使うような感じで円周方向に研磨していきます。溝を完全になくそうとするとかなりの厚みを削ることになり、結果としてリムの寿命を縮めてしまいます。指の爪で溝を引っ掻いてみて、溝の深さが小さくなったと感じる程度でやめておきましょう。何事もほどほどが肝心です。

研磨後のリム、溝はまだ残っていますがだいぶ浅くなっています

 整備後に走りに出てみるとブレーキ操作時に音が出なくなりました。実にスムーズに減速してくれます。やっぱりちゃんと整備すると気持ちがいいですね。

 貧脚ライダーの私でも長い下り坂などでは時速60キロ以上で走ることもあります。その速度でも安全・確実に停止できる性能が求められるとても大切なパーツです。雨や水たまりでリムが濡れていたり泥汚れがついたまま走っているとあっという間にブレーキシューとリムがひどい状態になります。走行時の異音に気をつけて、制動力が弱まる前に適切な整備を心がけたいブレーキシューとリムです。


2016年1月12日火曜日

谷津道探検サイクリング 新春の下総台地を走り酒々井まがり屋で地酒を購入


 ハッピーマンデー制度で成人の日が1月15日から第二月曜日に移って久しいですが、未だに慣れません。三連休最終日に、久しぶりに気合いを入れて、千葉の下総台地をサイクリングしてきました。暖かい日が続いていましたが、今日は朝から曇り空で気温も5度しかありません。少し日のさしてきた日中でも8度くらいまでしか上がりませんでした。寒くてしょうがないため否が応でも気合いが入りました。

 途中、八街市の谷津道を走っていると、道路沿いの広場に「どんど焼き」の櫓が建っているのを見つけました。寄り道して近づいてみると、竹の櫓に正月飾りがくくりつけられています。小正月(15日)に火をつけられるのでしょう。かなり大きな櫓ですので、燃える様子はさぞ豪快ではないかと思います。見てみたいものです。

八街市で見かけた「どんど焼き」の櫓

 これから一番寒い季節になりますが、この時期にも目を楽しませてくれる花はあるものです。林の中に蝋梅(ろうばい)の黄色い花が咲いていました。冬枯れの林の中で満開の花を見つけると心が和みます。

とても目立つ蝋梅の黄色い花

 利用するコースが小さな川沿いの谷津道ばかりのせいか、休日にもかかわらず八街市・山武市・富里市と走り抜けてもサイクリストには一人も出会いません。やっと他のサイクリストを見かけたのは甲子正宗で知られた飯沼本家がやっている酒々井まがり屋に立ち寄った時でした。


酒々井まがり屋の前にはたくさんのロードバイクが停められていました。ちょうどお昼時で、皆さんで食事中だったようです。ここは房総酒蔵バイクツーリングでも度々訪れている場所で、来る度に一升瓶を一、二本購入しています。

酒蔵の隣に建つ「酒々井まがり屋」、食事もできます

ここで11月に行われた新酒祭りで飲んだ「活性にごり甲子」の味が忘れられず、まだ売っているかどうか確認したくて立ち寄ってみました。店内の大型冷蔵庫にはお目当ての酒が並んでいます。一升瓶と四合瓶の二種類。一升瓶は無理でも四合瓶ならウェストバッグで持ち帰れそうですが、問題は発酵が止まっていない活性酒だということです。お店の人に聞いてみると、瓶は立てたまま振動を与えないで持ち帰る必要があるとのこと。自転車では噴きこぼれる恐れがあり、お勧めできないと言われてしまいました。
 仕方がないので純米無濾過生原酒「きのえね」の四合瓶を購入。ウェストバッグに入れて大切に持ち帰りました。

純米無濾過生原酒「きのえね」

微炭酸風味でとってもさっぱりとした日本酒。風呂上がりにサイコーです。それにしてもサイクリングの途中で日本酒を買って帰ったのは初めてです。一升瓶が入るサドルバッグもあるそうなので、そのうちバイクだけではなく自転車でも酒蔵巡りをするようになりそうで心配な新春のサイクリングでした。



本当に作ってしまった日本酒持ち帰りバッグ


 ここまでくるとほとんどビョーキと言われてしまいそうですが、サイクリング中に見つけた地酒を持ち帰ることができる自転車用トートバッグを自作してみましたσ(^_^;) 自転車に載せる場合は一升瓶一本までですが、背負えば二本はいけます(強靭な体力と鉄の意志が必要ですが....)

単純な構造だけに色々応用できる自転車用トートバッグを自作

記事中で作り方もご紹介していますので、一升瓶を持ち帰りたい方は自作にチャレンジしましょう(^ ^)/

(2017年12月3日追記)



2016年1月8日金曜日

だめだついていけない 久しぶりの回転寿しの仕組みに驚き


 バイクツーリングの途中、お腹が空いてきたのでお店を探しながら走っていると回転寿しの看板が目に入りました。ソロツーリングだったので、一人で入りやすい回転寿しもいいかなと考え、駐車場にバイクを止めました。回転寿し店に入るのは本当に久しぶりです。前回がいつだったのか思い出せないほど。

一皿100円の回転寿し、久しぶりです

適当につまんで先を急ごうと考えながらカウンター席に座りました。さて何から食べようかなと回っている寿しを見ると、ほとんどの皿が「注文品」と書かれた台に乗っています。これは誰かが注文したものだから勝手に取ってはいけないとの推測はできましたが、「注文品」の台に乗っていない寿しはほとんど回ってきません。たまに見つけた皿はだいぶ前から回っているのか、どうも食欲がわきません。

 自分の経験からは、食べたいネタが回っていなければ職人さんに注文するものだと思っていましたが、店内に職人さんの姿が見当たりません。よくよくレーンの上を見るとタッチパネルが設置されていて、これで欲しいものを注文するようになっています。すでに入店からだいぶ時間が経ちお腹がさらに空いてしまったので、立て続けに5皿ほど注文を入れました。一安心して、回るレーン上の寿しを眺めていてはたと気づきました。「自分が注文した品をどうやって見分けるんだろう?」ということです。寿し皿の乗った台には「注文品」としか書いてありません。しかも連続して5皿も注文してしまったので、何を注文したのかあやふやになっています。「う〜む、間違ったらどうなるんだろう」と緊張の面持ちで、回ってくる皿をそれこそ目を皿のようにして見つめていました。
 しばし緊張の時が流れた後、いきなりさっきのタッチパネルからピンポ〜ンという音が流れ、注文した寿しの写真とともに「もうすぐ到着します」との文字が現れました。少しホッとしながらも連続して流れてくる「注文品」を見ると、どれが自分の注文した品なのか自信が持てません。同じマグロのネタでもいろいろあり、どれも写真と微妙に違って見えます。「え〜い、ままよ」とばかりに勘を頼りに皿を取ると、次の瞬間タッチパネルに表示された商品写真の下の文字が「お届け済み」に変わりました。どうやら取った皿は正解だったようです。それにしてもすごい緊張感。自分でいれたテーブルのお茶がぬるくなっていました。

 やっと一皿目にありつけたと喜び勇んで握りを一つ頬張ると、「んっ?」サビが効いていません。席にある説明書きを改めて眺めると「当店の寿しは全てサビ抜きです」と書いてあります。必要な人は小袋に入っているワサビを自分でつける仕組みになっていました。その後は握り一つ一つの上に袋からワサビを絞り出しながら食べました。シャリとネタの間に新鮮なワサビが入っていて、頬張ってしばらくしてからツーンとワサビの刺激に襲われる幸せを感じることができませんでした。残念。

 気の小さい私は、間違って取ってしまったらどうしようという恐怖にそれ以上耐えきれなくなり、そそくさとお会計。レジのお姉さんに「もし間違えて他人の注文品を取ってしまったらどうなるの」と聞いてみました。お姉さん曰く「他の人に届かなくなるだけです」だって。まあ間違って料金がチャージされるわけではないので問題ないか......
しばらくぶりの回転寿しに面食らったバイクツーリングのお昼でした。