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2015年9月22日火曜日

実践テスト バイクでPanasonic HX-A1Hウィンドジャマーの効果は?


 バイク乗車中の風景を撮影するのに超小型のパナソニックHX-A1Hは大変重宝しています。GoProでは難しい場所でも、その形状から取り付けが容易なため出番が増えています。YouTubeのHD品質で動画編集する目的としては、厳しい条件でなければGoProと比べて画質的にも遜色はありません。唯一差が出ていると感じるのは音声です。モノラルなのは仕様ですので諦めていますが、バイクで走行中の風切り音が大き過ぎて他の音が収録できません。GoProとマルチカム撮影の場合はGoProの音声を利用すればいいのですが、単独で収録する場合は使い物になる音声が残せませんでした。
 A1Hのマイクは本体上部に三つの小さな穴が開けられたところにあります。ハウジング内部にマイク穴が隠れるGoProに比べれば、ハウジング無しのA1Hは風が直接マイク穴に当たってしまい不利な構造です。

A1Hのマイクは上部の三つの穴の下

どの程度効果があるのか半信半疑ながらも、パナソニック純正のウィンドジャマー(風防)をAmazonで2,472円で購入しました。開封してみると、実にシンプルな構造です。

メーカー純正のウィンドジャマー、単純な構造です

早速バイクのフロントフェンダー部にA1H本体を装着し、実際の使用状態でテストしてみました。

フロントフェンダーの固定ネジ部にREC-MOUNTSのベースを共締め

A1Hには風音低減モードがあります。機能的にはローカットフィルターだと思いますが、このモードの有効性も含めて次の三つのケースで評価を行いました。

  1. ウィンドジャマーなし、風音低減設定OFF
  2. ウィンドジャマーなし、風音低減設定ON
  3. ウィンドジャマーあり、風音低減設定OFF

何も対策していない状態では、時速30キロを超えると風切り音が出始め、40キロを超えるとボコボコという風音で他の音が掻き消されてしまいます。

ウィンドジャマーを装着した状態

風音低減設定をONにした状態では、確かに低音域はカットされています。しかし、中〜高音域のノイズが却って耳障りでうるさく感じます。バイク走行時には逆効果でした。
 ウィンドジャマーを装着してみると、まるでウソのように風切り音がしなくなりました。時速60キロを超えてもほんとんど気になりません。効果は絶大でした。風切り音が無くなったため、エンジンや路面からのロードノイズも収録されています。マスツーリング時の雰囲気を撮るのに使えそうです。

 風切り音防止の効果は絶大ですが、ウィンドジャマー装着時は本体の操作スイッチが隠れてしまいます。慣れればウィンドジャマーの上からボタンを押すことはできますが、違うボタンを押してしまいそうで、この点は要注意です。

ウィンドジャマー装着時は操作ボタンが隠れてしまう

 音を評価するテストですから、実際の音が入った動画を編集して比較できるようにまとめてみました。バイクの速度で風切り音が変わりますので、動画にGPSの速度データを合成表示してあります。A1Hの録音レベルがかなり低いため音圧を12db上げてありますが、それ以外は録画時のままです。





高速道路でもA1Hウィンドジャマーの効果を確かめてみました


 時速60キロ程度まで効果の確認ができていましたが、時速100キロ前後の高速域で風切り音がどうなるか未確認でした。本日、ヘルメット横のA1Hにウィンドジャマーをセットして高速道路を走ってみました。

ちょっと目立ちますがヘルメットに取り付けたウィンドジャマーとA1H

結果は、風切り音の音圧は大幅に下がりますが他の音が収録できるほどではありませんでした。ウィンドジャマーがない裸の状態だと、ボコボコという風の音でフルボリュームという感じです。ウィンドジャマーがセットされるとボコボコという大きなノイズは目立たなくなりますが、風の音はかなりのレベルで残っています。周りの車の音やバイクのエンジン音などが収録できる状況ではありませんでした。バイク走行中の音を収録したい場合は時速60キロ程度までの一般道が最適と思った方が良さそうです。

(2015年10月4日追記)



風が直接当たらないようにするだけで効果ありました


 振動対策として3Dプリンターで自作したマウントを使って、バイクのフロントフェンダー部へ取付けてテスト収録をしていました。自作マウントを90度回した状態でセットした時に、ボコボコという不快な風切り音がなくなっていることに気付きました。どうやら自作マウントの一部が偶然マイク部分の風除けになったようです。

白い自作マウントで偶然マイク部分が隠れています

GoProのマイク部分がハウジングの中に隠れているのと同じような効果が得られたと思われます。簡単な構造の風除けでも十分役に立つことがわかりました。そうすると初めから風除け効果のあるマウントを設計するのも面白いですね。

(2015年10月18日追記)


2015年8月8日土曜日

実践テスト Panasonic HX-A1Hのナイトモードを赤外線光でテスト


 その形状による装着性の良さから、GoProと共に色々なシーンの映像記録ウェアラブルカメラとしてなくてはならない存在になりつつあるパナソニックのHX-A1Hです。主にバイクや自転車での撮影に使用していますが、特長の一つであるナイトモードを試す機会がありませんでした。

 この猛暑の中、自転車で秋月電子八潮店までパーツを買いに出かけた際に赤外線LEDライト(モジュール)を見つけました。懐中電灯型の赤外線ライトは数千円程度しますので、テスト用にちょっと購入とはいきませんが、秋月のモジュールは700円でしたので迷わず購入。多分監視カメラ用のモジュールでしょう。36個のLED合計で約2Wです。

秋月電子のパーツには大変お世話になってます(700円の赤外線モジュール)

このモジュールは可視光領域を全く発生しませんので、点灯していても肉眼では何も見えません。ほんのりと暖かくなっているので電源が入っているのは分かります。波長が940nmでA1Hに適しているかどうか不明でしたが、とりあえずテストです。

 A1Hには購入時に取り付けられている通常撮影用のレンズカバーとは別に、ナイトモード(夜間撮影)用のレンズカバーが付属しています。

パナソニックも面白い製品作ってくれますね

このカバーを付け替えるだけで撮影モードの切り替えができるようになっています。本体側での設定を何もしなくてもいいのか不安でしたが、カバーを付け替えてみて理解できました。ナイトモード用のレンズカバーを付けると録画ボタンの周りがブルーに点灯します。装着されるレンズでモードを判定しているようです。通常撮影モードの時は消灯状態ですので、一目でモードが判別できますね。

分かり易く使い易い機能です

 先ず、通常撮影モードで部屋を真っ暗にしてみました。当然何の光源もありませんから何も映りません。ここで赤外線モジュールを点灯してみると、かすかに映っています。もちろん肉眼では何も見えませんが、カメラは赤外線をとらえているようです。

実用にはなりそうもありませんが、少し映ります

 次にレンズカバーを交換し、ナイトモードにしてみました。部屋の明かり(蛍光灯)がついている状態では、色の再現が出来ない状態の映像が記録されます。ここで蛍光灯を消すと当然真っ暗になりますが、赤外線モジュールを点灯した途端かなりくっきり対象物が浮かび上がります。人の目には何も見えていないのに、これだけはっきり記録されているのは不思議なものです。

人間の目には真っ暗にしか見えてませんが録画された画像にはくっきり

1メートルほどの距離から反射板もレンズもない赤外線LEDモジュールで照射しているだけでこれだけ映りますので、ちゃんとした赤外線ライトを使えば応用範囲は広がりそうです。さてこれで何を撮るか? 人の目には真っ暗闇に見える場所で撮影できるのですから変な使い道もありそうですが、法に触れないようにしなければなりません。テスト時の映像を短くまとめましたので参考にしていただければ幸いです。




2015年7月16日木曜日

実践比較レポート Panasonic HX-A1H vs GoPro HERO 3+ サイクリング編


 パナソニックの新型ウェアラブルカメラHX-A1Hを購入してからGoProとの比較テストや二台のカメラを利用したマルチカム動画の撮影練習をしてきました。先日はバイク動画編を投稿しましたが、今回は自転車(ロードバイク)でのテストレポートです。

 混雑する花見川サイクリングロードのバイパス路として使っている1キロ程の小さな谷津道を周回しながらテストしてみました。テスト項目としては、主に以下の三点です。他にもウェアラブルカメラとして特に重要なバッテリーの持続時間などがありますが、バイク動画編にてテスト済みですので今回は省きました。断続使用で約一時間録画できましたので、このサイズであれば及第点でしょう。

  • GoPro HERO 3+との画質・音質比較
  • 高圧タイヤを履いているロードバイクの振動の影響はどの程度か
  • 取り付け場所によってどんな画像が撮れるか

 先ずGoProとの画質・音質比較のためA1HとGoProをハンドルバーに前方に向けて、同方向の動画を撮りました。

ハンドルバーの上にA1H、下にGoProをセット

A1Hは購入時の設定が標準画角でワイドではありません。GoProの方が広角の画像になっています。この日は快晴のため日の当たっているところは白飛びが、影の部分は黒つぶれが発生していますが、A1Hの方がより強く出ているようです。録音はA1Hのレベルがかなり低く、編集時に6db程度レベルを上げましたが、それでもGoProに比べて音が小さくなっています。

どちらも前方向

 続いてGoProを前方に、A1Hを後方に向けて撮影してみました。シートポストに取り付ければ、自転車が全く写りこまずに後方全景が撮れます。これで走行中の前方と後方を同時に記録することができます。後はマルチカム編集の腕の見せ所ですね。

シートポストにスポーツマンマウントで固定

後方に流れてゆくシーンも面白いのですが、今までは一台しかなかったため前方か後方のどちらかしか残せませんでした。二台目のウェアラブルカメラを手に入れたことでマルチカムで記録できるようになりました。

シートポストから後方全景を同時録画

 さらに後方を撮影する際に、自転車の一部が映る位置にセットしてみました。ハンドルバーの末端に固定します。

スポーツマンマウントでハンドルバー末端にしっかり固定

自転車の後輪やサイクリストのペダリングシーンが撮れます。レースや登り坂、グループツーリングなどで活躍しそうな撮影位置です。

自転車であることを強調した動画が撮れます

 今回取り付けに使用した機材一式です。パナソニックからも三脚マウントを介した自転車取り付け部品が発売されていますが、GoProユーザーの常で既に豊富なマウント類を所持しています。REC-MOUNTSのA1H/A500用アダプターを使い、GoProスポーツマンマウントで自転車にセットしました。このGoProスポーツマンマウント、とても利用範囲が広く、しかもガッチリと固定できるためバイクや自転車で大活躍中です。

使用した取り付け機材

気をつけなければならないのは、A1Hが固定されているのは片側にある溝の部分のみだということです。これがアダプター側にある出っ張りにはまっているだけです。(△で表示されている部分) ワンタッチで付け外しでき、水平の調整もカチカチと回せば完了ですので使い勝手は最高なのですが、強い衝撃で外れてしまいそうです。またバイクや自転車の細かい振動でカメラ本体が揺れ、画像がブレます。人間の体にセットする場合はこのままで問題ありませんが、自転車等では対策が必要です。考えた末にホームセンターで見つけた手回し式のホースバンドで締め付けることにしました。傷防止のため内側に薄いゴムを貼ってあります。

ホースバンドで締め付け、しっかり固定

これで全てのGoPro用マウントが利用可能になりました。走行中外れることもなく、専用マウントでしっかり固定されたGoProとほぼ同等のブレ抑止効果が得られています。A1H側の取り付け部がプラスチックのキャップですので、締め付け過ぎには要注意。力を入れ過ぎると割れてしまいます。

 撮れた画像や音を比較するために短い動画にまとめました。画像は撮影したまま、音声はA1Hの音圧が低いため6dbほどアップしましたが、他は全く手を入れていません。この時期の快晴の日中ですので、強い日差しの中で明るいところと木陰の暗いところが交互に出てきて小型カメラには厳しいテストです。





自転車へのアクションカメラ取付け試行錯誤の記録


 自転車(ロードバイク)へのアクションカメラの取り付け場所や使用器具、それぞれの場所での考慮点をまとめました。参考にしてください。

(2016年1月21日追記)


2015年6月29日月曜日

実践比較レポート Panasonic HX-A1H vs GoPro HERO 3+ バイク動画編


 バイクツーリング中に突然息を呑むような風景に遭遇することがあります。バイクを止めてカメラを取り出してからその風景を写そうと思っても、なかなか思い通りになりません。ウェアラブルカメラをセットして、動画に収めてしまえば決定的な瞬間も残せると思い、GoProを一年ほど前に購入して試行錯誤を続けています

 振動が多いバイクで動画撮影を行う場合、カメラをどこに取り付けるかが大きな問題です。さらにバイクを写し込むか、風景だけを狙うかでも取り付け場所が制限されます。
  • 出来るだけバイクが写り込まず、風景主体で撮りたい
  • エンジンや路面からの振動の影響を避けたい
  • グラグラ揺れない安定した画像にしたい
これらの条件を満たすため、ハンドル周りやカウル、フロントフォークなどにGoProを取り付けて試してきました。しかし、GoPro特有のあの形のためどうしても取り付けられない場所も多く、もっと小型のウェラブルカメラを探していたところパナソニックから直径26mmの円筒形、総重量45gというHX-A1Hが発売になり、即購入。現在GoPro HERO 3+と比較テストを行っています。

 小型軽量という特長を活かして、サクションカップ(吸盤)でカウル下部に取り付けてみましたが、結果はブレブレ。バイクが全く写り込まないベストな位置なのですが、カウル自身が振動するため、いくら軽量なA1Hでもダメでした。

カウル下部(ヘッドライト下)にサクションカップで取り付け

エンジンの振動を拾わず、出来るだけ前方向を広く写せる場所ということでフロントフォークへの取り付けを検討しました。大きなホースバンドでフォーク下部に取り付ける方法は以前試しましたが、タイヤがかなり写り込んでしまいます。これはこれで迫力があるのですが、もう少しバイクの写り込みを避けたいものです。今回試してみたのはフェンダー取り付け部のネジにGoProマウントを共締めする方法です。

フェンダー取り付けネジを長いものに交換してマウントを共締め

ここにREC-MOUNTSのGoPro変換アダプターでA1Hを固定します。A1Hは片側を引っ掛けているだけなので、バイクの振動でグラグラしたり外れたりしそうです。そのためホースバンドでがっちりと固定しました。

A1HをGoPro変換アダプターで取り付け、ぐらつき防止のためホースバンドで締め付け

この状態で走行中の動画を撮影してみました。エンジンや路面からの振動の影響はかなり排除できています。比較のためGoProも同じ場所に取り付けましたが、A1Hより重量があり、アームを複数経由して取り付けが必要なため、振動の影響が相当出てしまいました。

GoProも同じ場所に取り付け、二本のアームで振動しやすくなります

このGoProの取り付け位置、実は危ない場所です。フロントフォークが沈み込んだ時、カメラとカウル下部がぶつかります。通常使用はできません。A1Hはぎりぎりセーフでした。

 走行中の画像・音声に全く手を加えず、そのまま編集しました。二つのカメラの画像を並べて比較できるようにしてあります。

動画の中で上下および左右に画像を並べて比較

 動画データの平均転送レートはGoProが約20Mb/s、A1Hが約15Mb/sだそうです。結構差がありますが、実際の動画はA1Hもかなり健闘しています。GoProより黒つぶれが目立ちますが、色の再現性は高いように感じました。
 音声はA1Hがモノラル、GoProがステレオ録音です。マイク部がハウジングの中に隠れているGoProの方が、走行時の風切音には強いようです。A1Hは少しスピードを上げると風切音でいっぱいになってしまいました

 気になるバッテリーの持ちですが、A1Hは断続録画で一時間程度使用できました(Wi-Fi未使用)。標準バッテリーで二時間程度の録画時間が目安のGoProに対して、これだけ小さなA1Hは健闘していると思います。最大の課題はA1Hのバッテリーが交換式ではないことです。内蔵バッテリーを使い終わったら、GoProは予備のバッテリーに交換して使い続けられますが、A1Hは数時間かけて充電しなければなりません。同じ太さの円筒状の拡張バッテリーをつければ倍の時間は使えるようですが、取り付けやすさは損なわれてしまいます。USBケーブルから給電しながら撮影できるようですが、その場合は防水機能はなくなります。

 バッテリーの持ち時間にも影響しますが、運転中に電源のオン・オフや録画開始・停止の操作ができると使い勝手が格段に向上します。GoProはオプションのWi-Fiリモコンで実現しています。リモコンをハンドルに付けておけば、ここぞというところで電源を入れ録画をスタートさせられます。A1Hもスマホを使って同様の操作ができますが、バイク運転中にスマホは操作できないでしょうね。さらに電源をスマホから切ることはできますが、入れることはできません。つまり完全なリモートコントロールは不可です。体から離れた場所にセットする時は、録画しっぱなしということになります。この辺も課題ですね。

 何れにしても、二台目のウェアラブルカメラとしては良い買い物をしたと思います。今後、サイクリングや登山などにも活用予定です。




追記(2015年7月19日)

 実践比較レポート(サイクリング編)も同様に作成してみました。A1HとGoProのマルチカム収録を試しています。参考にしてください。



追記(2016年1月21日)

 バイクへのアクションカメラの取り付け方法や使用器具、各取り付け場所での考慮点などをまとめました。参考にしてください。



HX-A1Hはホースバンドでの締め付け過ぎに注意


 振動の影響をできるだけ少なくするためにHX-A1H使用時にホースバンドで締め付けるようにしていましたが、ある時「パキッ」という嫌な音が聞こえてきました。よく見ると後部のキャップ部にヒビが入ってしまいました。本体中央部は金属製で丈夫そうですが、後部のキャップはプラスチック(ABS?)のためホースバンドでの締め付け時は要注意です。

見事に割れてしまったHX-A1Hの後部キャップ

Panasonicの付属品販売サイトを覗いてみたらSFC0318という品番で入手できるようですが、売値が税抜き4,000円もします。現在2万円を切る価格で新品が入手可能ですので、ちょっと悩ましい価格です。もう一つ付属していたケーブル穴が空いたキャップにゴムの栓をして使うことにしました。

(2016年5月24日追記)


2015年6月22日月曜日

二台目ウェアラブルカメラとしてPanasonic HX-A1Hを採用


 初めてのウェアラブルカメラ(アクションカム)としてGoPro HERO3+ Black Editionを購入してから約一年。自転車やバイク、雪山登山などで感動シーンを残したいと試行錯誤してきました。GoProでも取り付けが難しい場所があったり、一時に複数アングルで映像を撮っておきたいシーンがあったりで、二台目のウェアラブルカメラを検討していました。

サイクリング時の定位置に収まったGoPro (Wi-Fiリモコンで制御してます)

 GoPro HERO4が発売になっていましたが、さらに違ったアングルで撮影するためGoProとは異なる形状のパナソニックHX-A1Hを選択しました。直径26mmの円筒形で、バッテリーなどを全てを含んだ重量が45gしかありませんので、かなり狭い場所にも取り付けできそうです。また、小型LEDライトのような形状をしていますので、いざとなれば以前からやっているように必要なマウントを3Dプリントで自作してしまうのも簡単そうです。
 これで連続75分間、断続で35分間のFull HD画像が撮れるらしい(まだ試してないので、どうかな〜)。 バッテリーは内蔵式で交換ができないため、撮影時間を伸ばすにはオプションの拡張バッテリーを付けるか、防水を工夫してUSBケーブルから給電するかでしょう。

Panasonic HX-A1H (直径26mm、重さ45g)

 本体付属のマウントは頭部に取り付けるヘッドバンドのみです。もともと視線カメラとしての活用が「売り」らしいので、このマウントが標準なのは理解できます。ただし、これだけではアクションカムとしての活用範囲はまるっきり不足です。

標準で付属するヘッドマウント

 とりあえずパナソニック純正のクリップマウントと三脚マウントは必須でしょう。ここまでが本体に付属してくれれば言うことなしなんですが、オプションで稼ぐという最近の傾向から考えれば無理でしょう。さらに、豊富なGoPro用のマウントを活用できるREC-MOUNTS製のアダプターを追加で購入しました。

左二つがパナソニック純正マウント、右端がREC-MOUNTSのアダプター

このREC-MOUNTS製アダプターを持っていれば、今まで買いためてきた豊富なGoPro用のマウントと組み合わせて、いろいろなものに取り付けが可能です。下の写真はGoPro用大型クリップとA1Hを組み合わせたものです。すでに数万円近い投資をしてきたGoPro用マウントが自由に使えるのは大きなメリットです。

GoPro用大型クリップ(REC-MOUNTS製)と組み合わせたA1H

 サイクリングを楽しむ時にGoProを取り付けている場所にPanasonic HX-A1Hを取り付けてみました。REC-MOUNTS製のアダプターはパナソニック純正に比べて若干緩みがあります。このあたりの精度は純正にはかなわないようです。念のため振動による脱落防止のため、ベロクロテープを細く切り、巻きつけています。これでGoProを他の部分に取り付け、マルチアングルの映像を撮影できるようになりました。

GoProの定位置にA1Hを取り付け(いい感じに収まります)

普段下駄代わりに使用しているミニベロ(折りたたみ自転車)にも取り付けて、近所を走ってみました。使用したのはGoPro純正のスポーツマンマウント。これでほとんどの径のパイプにどんな角度でも取り付けができるようになります。

スポーツマンマウントでミニベロに取り付けてみました

10分ほど近所で走行中の画像を撮ってみましたが、使えそうです。平均ビットレートはGoProの20Mb/sと比べるとかなり低い15Mb/sですが、あまり画像の荒れは目立ちません。GoProのようにケースにいれなくても防水なので、モノラルですが音もきれいに撮れています。自転車でゆっくり走っているくらいなら風切り音も少ないみたい。天候が優れないため、ちゃんとしたテストはこれからになりますが、二台目として期待出来るPanasonic A1Hを手に入れました。YouTubeの投稿をより面白いものにするため、まだまだ悩み多い日々が続きそうです。





 A1Hのテストに明け暮れている最中にGoPro HERO4 Sessionが発表になっていました。基本的なコンセプトはA1Hと同じですね。ただ既存GoProユーザーの二台目需要には魅力的です。問題は価格です。Sessionが売値で5万2千円だそうで、A1Hの実売価格の二倍近い値段です。この金額を出すのならGoPro HERO4そのものを買いますかね....

(2015年7月10日追記)





 せっかく軽量なA1Hですが、本体の端を固定するマウントではどうしても振動の影響を受けやすいようです。特にバイクのエンジンや路面からの振動で、CMOSイメージセンサー特有のローリングシャッター現象による画像の歪みが目立ちます。
 重心に近い部分で固定できるマウントを探してみましたが適当な製品が見つかりません。なければ作ってしまえということで、3Dプリントサービスを利用して振動に強い(だろう)構造のマウントを自作してみました

(2015年9月26日追記)



GoPro HERO4 Sessionが値下げされてる


 Amazonを覗いていたらGoPro HERO4 Sessionが25%オフの税込¥42,200というのを見つけました。発売当初から比べて一万円以上下がっています。短期間に随分値段が下がってきたものだと感心し、思わず注文しそうになりました。しかし、よくよく考えてみれば発売からわずか3ヶ月くらいで売値が下がるのは何か裏がありそうです。ネットでSession関係を検索してみると、10月9日付で小売価格が税込¥45,144に値下げされているではないですか。なーんだ。Amazonの25%オフという表記はどうなっちゃうんでしょうね。訂正が必要な気がします。
 それにしてもわずか3ヶ月ほどで値下げとは。やっぱり当初の価格は微妙な値付けだったのでしょう、きっと。実売価格が4万円を切ったら買いでしょうか。

(2015年10月11日追記)


 紅葉シーズンが始まり、二台のアクションカメラでマルチカム撮影していました。何度か撮影するうちに、もう一つのアングルを加えたくなり、結局Amazonで三台目となるSessionを購入してしまいました。三台のカメラをどう使いこなすか、腕を試されることになります。

(2015年11月7日追記)


2015年2月4日水曜日

湯の丸山スノーシュー(GoPro撮影練習も兼ねて)


 夏に一度登ったことのある湯の丸山にスノーシューをしに行ってきました。スキー場のある地蔵峠は気温零下4度。風もあるので山頂はかなり寒そうです。雪山の景色を記録したいと思い、GoPro Hero3+をヘッドバンドで頭部に設置していざ出発。往路はズルして、スキーリフトを使ってしまいました。

なだらかな山頂を持つ湯の丸山

先月裏磐梯でデビューしたばかりのスノーシュー初心者ですので、無理せず安全なコースを進みます。途中、山頂を見上げると雲がかかり強い風が吹き付けていましたが、到着する頃には青空が覗き始めていました。

富士山がはっきり見えました

吹き溜まり以外はよく締まった雪面で、スノーシューも安定しています。ぐんぐん高度を稼ぎ一時間ほどで山頂にたどり着きました。澄んだ冬の空気のおかげで周りの眺望が抜群です。富士山も美しい姿を見せてくれました。風が強く、休んでいるとあっという間に体が冷えてくるので、そそくさと下山を開始します。喘ぎながら登った雪山も、下りは楽しいの一言です。半ば滑りながら快調に下っていきます。

 調子に乗って下っていたら、突然左足が腰まですっぽりと雪に入ってしまいました。空洞を踏み抜いたようです。左足を抜こうとしてもがくと、体を支えている部分の雪まで沈み込んで、全身が雪の下に落ちそうになります。スノーシューを履いたまま足を抜こうとしても、引っかかってしまい抜けません。あまりもがいていると、雪の下の空洞に全身が落ちてしまい、一人で出られなくなりそうです。あせりました。平日で、途中出会った登山者もたった一人きりでしたので、誰かが来るのを待つわけにもいきません。

これしきの穴ですが命取りになります

深呼吸し、対策を考えました。穴の中のスノーシューを手を伸ばして外すことは不可能なため、体がこれ以上落ちないよう上半身を雪面に押し付けた上で、ストックを使って足がはまっている穴を広げることにしました。雪の上で格闘すること十数分、なんとか雪上に立てたときは汗だくでした。こんな些細なことでもまかり間違えば遭難につながるんだと思うと、雪山の怖さを感じました。

頭部のGoProで撮影

 GoProで雪山登山の映像を撮ってみました。GoPro標準のバッテリーを使用していましたが、山頂まであとわずかというところでバッテリーが切れていたようです。頭部に取り付けていたので気付きませんでした。仮に気付いたところで、強風と寒さの中で手袋を外してバッテリーを交換することは不可能だったと思います。今回は残念ながら山頂に到着した時の動画は撮れませんでした。雪山のような低温下ではバッテリーの能力は著しく低下します。大容量バッテリーパックの購入が必要なようです。

 また、カメラをどこに据え付けるかというのも大きな問題です。今回はヘッドバンドで頭部に取り付けましたが、人の頭というのは結構グラグラするため、画像も不安定でした。目に近く余計なものも映らないため、見たままの構図で撮れますが、ぶれないようにする必要があります。次回は胸部に取り付けて試してみようと思いながら、帰宅後のビデオ編集を楽しみました。




2014年12月1日月曜日

迫力ある映像を撮るためGoProの取り付け位置を試行錯誤中


 少し前に購入したGoPro Hero3+ Black Editionはバッテリーの持ち時間以外は素晴らしい性能に大変満足しています。バイクや自転車、登山などのアウトドアスポーツでの感動シーンを共有するために使用したいと思っています。
 今悩んでいるのはGoProの取り付け位置や方法です。動画の場合は振動による画像のブレが気になります。静止画の場合は主に構図です。

自転車のハンドル上部に取り付け
自転車で走行時に前方の景色を撮るためにハンドルの上部に取り付けてみました。ライダーの目の高さが一番見たままに近いのですが、長いステーが必要になり、振動の影響がもろに出ます。できるだけ振動の影響を避けるにはハンドルに直付け状態がいいようですが、そうすると今度は位置が低く、ブレーキレバーやサイクルコンピューターがもろに写ってしまいました。

後輪車軸に取り付け
上の写真は後輪車軸へ取り付けるためのアダプターを使って撮った動画から切り出したものです。動画でも意外に振動によるブレが少なくて驚きました。REC-MOUNTSの金属製マウントでしっかりと車軸に固定できているからでしょう。綺麗で迫力のある画が撮れるのですが、画面フレームの調整範囲が限定されてしまうのが残念です。

カウルにサクションカップ(強力吸盤)で取り付け
上はバイクにサクションカップで取り付けた状態です。前方全体を写せる良い位置なのですが、カウル自身も振動し、その上吸盤も振動を増幅するようで、動画はブレブレです。大型テレビで見ると酔ってしまいそうなくらいでした。今のところバイクではライダーの胸に付けるベルトが一番ブレずに写せますが、ハンドル周りが大きく写り込んでしまうのが悩みです。幸せな悩みですが、もっと良い方法がないか試行錯誤の毎日です。

 バイクへの取り付け位置、取り付け方法とそこから撮れる画像を動画にまとめました。
YouTubeにアップしてありますので参考にしてください。(2015年3月26日追記)



 西伊豆ツーリングの帰りにフロントフォークにGoProを取り付けて国道一号を走った時の画像もアップしました。(2015年4月4日追記)




2014年11月30日日曜日

メーカーに言いたい! コンデジの三脚ネジ穴が隅っこに偏り過ぎ


 物持ちは良い方だと信じています。長年使ってきたiPhone 3GSもつい数日前にiPhone 6に換えました。今使っているデジカメ(CANONのIXY)も十年くらい使っていると思います。何も不便は感じていませんでしたが、サイクリング中に転倒してかなり衝撃を与えてしまいました。ケースのつなぎ目に隙間が出来ています。ブログを始めたのをきっかけに新しいデジカメを購入しました。買い換えたのはCASIOのEXILIM ZR800です。電気製品の常ですが、十年前に当時のIXYを購入した価格の半分以下で入手できました。

 購入後、三脚にセットして驚きました。取り付け用のネジ穴が限りなく端っこに付いていて、携帯用の小さな三脚では脚の方向に気を付けないと倒れてしまいます。写真ばかりでなく、HD動画やタイムラプス撮影にも活用する予定ですので、いろいろなタイプの三脚が活用できないと困ります。

やっと立っている小型三脚にセットしたコンデジ(偏り過ぎでしょ!)

今まで使っていたデジカメは本体の中央にネジ穴が付いていましたので、これが当たり前だと思っていました。三脚を買うときにネジ穴の位置なんて考えたこともありません。

以前使っていたキヤノンはちょうど真ん中(これが当たり前だと思ってた)

ネットで調べてみたら、今のコンデジでネジ穴が中央にあるのは古くからのカメラ専業メーカーのものくらいで、ほとんどのものは左右どちらかにオフセットされているようです。知らなかったのは私だけかも.....

 それにしても先の写真では明らかに不安定に見えます。ちょっとした風で倒れてしまいそうです。本体下部中央にスペースを取るネジ穴が設けられないのかもしれませんが、重量配分を考慮した設計とは思えません。丈夫で重たい大型の三脚にセットすれば問題はないのですが、サイクリングやバイクツーリングでの使用が中心です。できるだけ装備は小型、軽量にする必要があり、そのためにコンデジを利用しています。何かよいアタッチメント(アダプター)がないか探していますが、なければ作ってしまうしかないですね。

 HD動画やタイムラプス撮影時にはカメラを三脚に据え付けることが多いと思います。デジカメの機能がどんどん増えていくのは頼もしい限りですが、豊富な機能を支えるカメラの基本構造についてメーカーとしてもう少し考慮してもらえたら嬉しいですね。



三脚穴の位置が偏っているコンデジ向きの小型軽量三脚見つけました


 後日、Amazonで今回のニーズにぴったりの三脚を見つけました。『METRIX 卓上三脚/ミニ三脚 カメラグリップにもなる 小型 軽量 ミニテーブルポッド ブラック WT0117BK』という製品です。価格は税込み650円でした。

折りたたんだ状態

重量は88グラムしかありません。カメラのグリップとしても使えるように太目になっていますので、ちょっとかさばりますが許容範囲です。

広げた状態

カメラ取り付けネジが三脚の中心部からオフセットしています。買い換えたカシオのカメラをセットしてみたのが下の写真です。ずれた穴にずれた三脚で丁度良い具合になっています。

三脚にセットするとレンズがほぼ中央になります

紫のボタンを押しながら雲台部の傾き調整が可能ですが、数段階のステップでしかできないようになっています。細かな調整ができないとレビューにもありましたが、カメラの重心が真上に来ていれば、ステップの中間でも摩擦で固定できましたので使用上は問題なさそうです。とりあえずこれでサイクリングでの三脚使用に目処がつきました。

(2015年9月26日追記)