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2015年9月22日火曜日

実践テスト バイクでPanasonic HX-A1Hウィンドジャマーの効果は?


 バイク乗車中の風景を撮影するのに超小型のパナソニックHX-A1Hは大変重宝しています。GoProでは難しい場所でも、その形状から取り付けが容易なため出番が増えています。YouTubeのHD品質で動画編集する目的としては、厳しい条件でなければGoProと比べて画質的にも遜色はありません。唯一差が出ていると感じるのは音声です。モノラルなのは仕様ですので諦めていますが、バイクで走行中の風切り音が大き過ぎて他の音が収録できません。GoProとマルチカム撮影の場合はGoProの音声を利用すればいいのですが、単独で収録する場合は使い物になる音声が残せませんでした。
 A1Hのマイクは本体上部に三つの小さな穴が開けられたところにあります。ハウジング内部にマイク穴が隠れるGoProに比べれば、ハウジング無しのA1Hは風が直接マイク穴に当たってしまい不利な構造です。

A1Hのマイクは上部の三つの穴の下

どの程度効果があるのか半信半疑ながらも、パナソニック純正のウィンドジャマー(風防)をAmazonで2,472円で購入しました。開封してみると、実にシンプルな構造です。

メーカー純正のウィンドジャマー、単純な構造です

早速バイクのフロントフェンダー部にA1H本体を装着し、実際の使用状態でテストしてみました。

フロントフェンダーの固定ネジ部にREC-MOUNTSのベースを共締め

A1Hには風音低減モードがあります。機能的にはローカットフィルターだと思いますが、このモードの有効性も含めて次の三つのケースで評価を行いました。

  1. ウィンドジャマーなし、風音低減設定OFF
  2. ウィンドジャマーなし、風音低減設定ON
  3. ウィンドジャマーあり、風音低減設定OFF

何も対策していない状態では、時速30キロを超えると風切り音が出始め、40キロを超えるとボコボコという風音で他の音が掻き消されてしまいます。

ウィンドジャマーを装着した状態

風音低減設定をONにした状態では、確かに低音域はカットされています。しかし、中〜高音域のノイズが却って耳障りでうるさく感じます。バイク走行時には逆効果でした。
 ウィンドジャマーを装着してみると、まるでウソのように風切り音がしなくなりました。時速60キロを超えてもほんとんど気になりません。効果は絶大でした。風切り音が無くなったため、エンジンや路面からのロードノイズも収録されています。マスツーリング時の雰囲気を撮るのに使えそうです。

 風切り音防止の効果は絶大ですが、ウィンドジャマー装着時は本体の操作スイッチが隠れてしまいます。慣れればウィンドジャマーの上からボタンを押すことはできますが、違うボタンを押してしまいそうで、この点は要注意です。

ウィンドジャマー装着時は操作ボタンが隠れてしまう

 音を評価するテストですから、実際の音が入った動画を編集して比較できるようにまとめてみました。バイクの速度で風切り音が変わりますので、動画にGPSの速度データを合成表示してあります。A1Hの録音レベルがかなり低いため音圧を12db上げてありますが、それ以外は録画時のままです。





高速道路でもA1Hウィンドジャマーの効果を確かめてみました


 時速60キロ程度まで効果の確認ができていましたが、時速100キロ前後の高速域で風切り音がどうなるか未確認でした。本日、ヘルメット横のA1Hにウィンドジャマーをセットして高速道路を走ってみました。

ちょっと目立ちますがヘルメットに取り付けたウィンドジャマーとA1H

結果は、風切り音の音圧は大幅に下がりますが他の音が収録できるほどではありませんでした。ウィンドジャマーがない裸の状態だと、ボコボコという風の音でフルボリュームという感じです。ウィンドジャマーがセットされるとボコボコという大きなノイズは目立たなくなりますが、風の音はかなりのレベルで残っています。周りの車の音やバイクのエンジン音などが収録できる状況ではありませんでした。バイク走行中の音を収録したい場合は時速60キロ程度までの一般道が最適と思った方が良さそうです。

(2015年10月4日追記)



風が直接当たらないようにするだけで効果ありました


 振動対策として3Dプリンターで自作したマウントを使って、バイクのフロントフェンダー部へ取付けてテスト収録をしていました。自作マウントを90度回した状態でセットした時に、ボコボコという不快な風切り音がなくなっていることに気付きました。どうやら自作マウントの一部が偶然マイク部分の風除けになったようです。

白い自作マウントで偶然マイク部分が隠れています

GoProのマイク部分がハウジングの中に隠れているのと同じような効果が得られたと思われます。簡単な構造の風除けでも十分役に立つことがわかりました。そうすると初めから風除け効果のあるマウントを設計するのも面白いですね。

(2015年10月18日追記)


2015年7月18日土曜日

雨模様の中お台場のスズキファンRIDEフェスタに行ってきました(初めてのハヤブサ)


 台風の影響でいつ雨が降ってもおかしくない空模様の中、お台場で開催されたスズキファンRIDEフェスタに出かけてみました。天候の為か、土曜日の午後一番にしては駐車場も空いています。

例年ほどの混雑はなく、スムーズに試乗できました

昨年の経験では、発売直後の人気車種になると長蛇の列ができていて、諦めて他のバイクを試乗していました。今回は本当に空いています。

待ち行列がない車種もちらほら

 先ず、発売になったばかりのGSX-S1000に試乗してみました。跨ってみて真っ先に気付くのはその軽さです。200Kgちょっとしかなく、以前乗っていたCB400SFより軽量です。この重量で145馬力のパワーと10Kg以上のトルクを発生するエンジンを積んでいます。試乗コースが狭く、アクセルを開けられないのでエンジンのパワーを体感することはできませんが、ゆとりがあり乗りやすいバイクであることはすぐに分かりました。

 次に乗ってみたのがV-Strom 1000です。昨年の試乗会でV-Strom 650を試乗しましたが、パワーの出方に不満を感じていましたので、どれほどの違いがあるか興味がありました。普段四気筒エンジンに乗っている為か、ハイギヤードな二気筒エンジンのバイクはどうしてもかったるく感じます。どうも比較対象が違うようです。シートが高く、両足がツンツン状態なのも辛いところです。

V-Strom 1000も試乗

 三台目にハヤブサを選びました。今までも何度か試乗のチャンスはあったのですが、なんとなく自分に乗れるのだろうかという不安があり、別の車種を選んでいました。乗ってみると驚くほどの乗りやすさにビックリです。トルクのあるエンジンと軽いクラッチ、スムーズなシフトが相まって実に見事に走り出します。少しアクセルを開ければ、あっという間に加速してくれます。カーブばかりの狭い試乗コースですので、エンジンのポテンシャルを体験することは不可能ですが、このビッグマシンが実に乗りやすいバイクだということが分かりました。

初めてのハヤブサ

 今回ヘルメット横に小型円筒形のPanasonic HX-A1Hを、胸部にGoPro HERO 3+をセットして試乗の様子を撮影しました。ハヤブサ試乗の様子が伝われば幸いです。




2015年6月29日月曜日

実践比較レポート Panasonic HX-A1H vs GoPro HERO 3+ バイク動画編


 バイクツーリング中に突然息を呑むような風景に遭遇することがあります。バイクを止めてカメラを取り出してからその風景を写そうと思っても、なかなか思い通りになりません。ウェアラブルカメラをセットして、動画に収めてしまえば決定的な瞬間も残せると思い、GoProを一年ほど前に購入して試行錯誤を続けています

 振動が多いバイクで動画撮影を行う場合、カメラをどこに取り付けるかが大きな問題です。さらにバイクを写し込むか、風景だけを狙うかでも取り付け場所が制限されます。
  • 出来るだけバイクが写り込まず、風景主体で撮りたい
  • エンジンや路面からの振動の影響を避けたい
  • グラグラ揺れない安定した画像にしたい
これらの条件を満たすため、ハンドル周りやカウル、フロントフォークなどにGoProを取り付けて試してきました。しかし、GoPro特有のあの形のためどうしても取り付けられない場所も多く、もっと小型のウェラブルカメラを探していたところパナソニックから直径26mmの円筒形、総重量45gというHX-A1Hが発売になり、即購入。現在GoPro HERO 3+と比較テストを行っています。

 小型軽量という特長を活かして、サクションカップ(吸盤)でカウル下部に取り付けてみましたが、結果はブレブレ。バイクが全く写り込まないベストな位置なのですが、カウル自身が振動するため、いくら軽量なA1Hでもダメでした。

カウル下部(ヘッドライト下)にサクションカップで取り付け

エンジンの振動を拾わず、出来るだけ前方向を広く写せる場所ということでフロントフォークへの取り付けを検討しました。大きなホースバンドでフォーク下部に取り付ける方法は以前試しましたが、タイヤがかなり写り込んでしまいます。これはこれで迫力があるのですが、もう少しバイクの写り込みを避けたいものです。今回試してみたのはフェンダー取り付け部のネジにGoProマウントを共締めする方法です。

フェンダー取り付けネジを長いものに交換してマウントを共締め

ここにREC-MOUNTSのGoPro変換アダプターでA1Hを固定します。A1Hは片側を引っ掛けているだけなので、バイクの振動でグラグラしたり外れたりしそうです。そのためホースバンドでがっちりと固定しました。

A1HをGoPro変換アダプターで取り付け、ぐらつき防止のためホースバンドで締め付け

この状態で走行中の動画を撮影してみました。エンジンや路面からの振動の影響はかなり排除できています。比較のためGoProも同じ場所に取り付けましたが、A1Hより重量があり、アームを複数経由して取り付けが必要なため、振動の影響が相当出てしまいました。

GoProも同じ場所に取り付け、二本のアームで振動しやすくなります

このGoProの取り付け位置、実は危ない場所です。フロントフォークが沈み込んだ時、カメラとカウル下部がぶつかります。通常使用はできません。A1Hはぎりぎりセーフでした。

 走行中の画像・音声に全く手を加えず、そのまま編集しました。二つのカメラの画像を並べて比較できるようにしてあります。

動画の中で上下および左右に画像を並べて比較

 動画データの平均転送レートはGoProが約20Mb/s、A1Hが約15Mb/sだそうです。結構差がありますが、実際の動画はA1Hもかなり健闘しています。GoProより黒つぶれが目立ちますが、色の再現性は高いように感じました。
 音声はA1Hがモノラル、GoProがステレオ録音です。マイク部がハウジングの中に隠れているGoProの方が、走行時の風切音には強いようです。A1Hは少しスピードを上げると風切音でいっぱいになってしまいました

 気になるバッテリーの持ちですが、A1Hは断続録画で一時間程度使用できました(Wi-Fi未使用)。標準バッテリーで二時間程度の録画時間が目安のGoProに対して、これだけ小さなA1Hは健闘していると思います。最大の課題はA1Hのバッテリーが交換式ではないことです。内蔵バッテリーを使い終わったら、GoProは予備のバッテリーに交換して使い続けられますが、A1Hは数時間かけて充電しなければなりません。同じ太さの円筒状の拡張バッテリーをつければ倍の時間は使えるようですが、取り付けやすさは損なわれてしまいます。USBケーブルから給電しながら撮影できるようですが、その場合は防水機能はなくなります。

 バッテリーの持ち時間にも影響しますが、運転中に電源のオン・オフや録画開始・停止の操作ができると使い勝手が格段に向上します。GoProはオプションのWi-Fiリモコンで実現しています。リモコンをハンドルに付けておけば、ここぞというところで電源を入れ録画をスタートさせられます。A1Hもスマホを使って同様の操作ができますが、バイク運転中にスマホは操作できないでしょうね。さらに電源をスマホから切ることはできますが、入れることはできません。つまり完全なリモートコントロールは不可です。体から離れた場所にセットする時は、録画しっぱなしということになります。この辺も課題ですね。

 何れにしても、二台目のウェアラブルカメラとしては良い買い物をしたと思います。今後、サイクリングや登山などにも活用予定です。




追記(2015年7月19日)

 実践比較レポート(サイクリング編)も同様に作成してみました。A1HとGoProのマルチカム収録を試しています。参考にしてください。



追記(2016年1月21日)

 バイクへのアクションカメラの取り付け方法や使用器具、各取り付け場所での考慮点などをまとめました。参考にしてください。



HX-A1Hはホースバンドでの締め付け過ぎに注意


 振動の影響をできるだけ少なくするためにHX-A1H使用時にホースバンドで締め付けるようにしていましたが、ある時「パキッ」という嫌な音が聞こえてきました。よく見ると後部のキャップ部にヒビが入ってしまいました。本体中央部は金属製で丈夫そうですが、後部のキャップはプラスチック(ABS?)のためホースバンドでの締め付け時は要注意です。

見事に割れてしまったHX-A1Hの後部キャップ

Panasonicの付属品販売サイトを覗いてみたらSFC0318という品番で入手できるようですが、売値が税抜き4,000円もします。現在2万円を切る価格で新品が入手可能ですので、ちょっと悩ましい価格です。もう一つ付属していたケーブル穴が空いたキャップにゴムの栓をして使うことにしました。

(2016年5月24日追記)


2015年6月9日火曜日

圏央道大栄JCT〜神崎IC間が開通したのにGoogleマップやAppleマップはどうなってるんだ


 6月7日17時に圏央道が東関東自動車道につながりました。水戸方面に出かける時は三郷から常磐道に入るのが距離的には近いのですが、三郷まで渋滞で時間を取られることが多く、帰りは柏IC辺りからいつも混雑しています。先日、ツインリンクもてぎで開催されたCBオーナーズミーティングに参加した際には東関東自動車道を成田まで走り、そこから圏央道の終点である神崎ICまで一般道を使ってアクセスしました。遠回りに感じますが、それほど時間的に差はありません。経験的に東関東自動車道が渋滞していることは少ないように感じます。


 圏央道が東関東自動車道につながったので、どの程度の時間短縮になったか調べようとGoogleマップでルートを表示させてみて驚きました。6月8日正午時点でまだ高速道路はつながっていませんでした。圏央道は神崎ICで終わりのままです。試しにAppleマップを見てさらに驚きです。こちらはなんと稲敷ICまでしか出てきません。昨年4月12日に開通しているはずの稲敷IC〜神崎IC間が表示されません。サービス開始直後から物議を醸していたはずなのに、やる気あるんでしょうか?

 上に貼り付けてある地図はYahooのルートラボですが、Yahooマップはもちろんのことマップルやマピオン、地理院地図もちゃんと神崎〜大栄間はつながっていました。Googleマップの地図データはYahooと同じゼンリンだと思うのですが、なんで更新が遅いんでしょうね。普段外出中にルートを調べる時はiPhone標準のAppleマップか、以前から使い慣れているGoogleマップばかりを使用しているのですが、地図データの更新がこうも遅いと使い物になりません。

まじめにやってほしいですね。特にAppleマップ!



圏央道大栄JCT〜神崎IC 実際に走ってみました(2015年7月30日追記)


 今日現在、GoogleマップもAppleマップも圏央道についての情報更新はありません。開通してから既に二ヶ月近く経過していますが、変化なしです。地図データを内蔵しているカーナビなら仕方ありませんが、オンラインで情報提供している地図サービスがこれではいただけませんね。

 房総酒蔵バイクツーリングとして佐原地区を訪問するため、東関道の大栄JCTから利根川沿いの神崎ICまでバイクで走ってみました。片側一車線ですが、空いていて走りやすい道でした。

大栄JCTで圏央道に入り、神崎ICを目指して走っています



Googleマップの交通状況だと圏央道神崎IC〜大栄JCT部分が表示される(2015年9月14日追記)


 本日時点でもGoogleマップ、Appleマップともに圏央道部分の更新はありません。呆れながらも近辺の渋滞情報を見ようと思い、Googleマップで交通状況表示にしてみてビックリ。基本の地図で表示されていない神崎IC〜大栄JCT間がしっかり表示されているではないですか。どこから仕入れているデータだか知りませんが、Googleが更新を怠っている地図上に交通状況だけはしっかりと表示されます。もしかしたらルート検索では圏央道の情報が正しく扱われているかもと思い、やってみましたがダメでした。やっぱり使えないですね。



約4ヶ月遅れで圏央道大栄JCT〜神崎IC間が地図に反映された(2015年10月22日)


 先ほど何気なくGoogleマップを眺めていたら、なんと大栄JCTから神崎ICまでが表示されているではないですか。開通からしばらくは何時になったら地図を更新してくれるのか気になって毎日チェックしていましたが、最近は他に用事のあるときしか見てませんでした。そのため更新された正確な日付は判明しませんが、間違いなくこの部分は最新になりました。
 ものは試しにAppleマップの方も確認してみると、なんとこちらも表示はちょっと変ですが更新されています。Appleマップはさらに前の開通区間である稲敷IC〜神崎IC間も一緒に更新してありました(当たり前か...)。
 どうやら外資系サービスの二社は4ヶ月遅れのほぼ同時期に地図を更新したようです。それにしてもネットで提供している情報の更新が4ヶ月遅れというのは全くいただけません。



2015年6月6日土曜日

さらば赤切符! CB1300SBにユピテルのレーダーナビMCN46si取付け


 時速43キロオーバーでネズミ捕りにひっかかり、人生二度目の赤切符を頂戴してから波乱の時間が過ぎました。その間に、罰金と同額を投げ打ってユピテルのレーダー機能付きバイクナビMCN46siを購入。現在のバイクCB1300SBへの取付け方法やインプレッションをまとめておきたいと思います。

 購入したのは2りんかん千葉北店。オプションのリモコンとACアダプターのセットで値引き販売をしていましたので、これにレーダー受信ユニットを追加購入。簡易裁判所で言い渡された罰金とほぼ同額の投資となりました。

リモコンとACアダプターのセットで販売されていました

商品の内容物は下の写真の通りです。運転中にナビを操作することはしないため、せっかく付いてきたリモコンですが取付けていません。電源ケーブルの途中に電圧コンバーターだと思われる結構大きなボックスが付いています。また、クレードルにつながったコネクター類が防水のためかかなりかさばっています。一番問題なのは、レーダー受信ユニットが結構大きく、取付け場所を選ぶことです。

内容物(今回リモコンは使用せず)

アンテナ(レーダユニット)は指向性があり、できるだけ水平に設置しなければなりません。ユニット前方には金属部分がない場所というのも重要です。さらにETCアンテナとの干渉も心配されるため、現在のETCアンテナがあるメーター上部からできるだけ離れた場所を探しました。いろいろ眺め回して見つけた場所がヘッドライトの下。カウルを取り外さなくても下から手が入ります。付属の両面テープで慎重に貼り付けた後、振動防止のためヘッドライトとの隙間を発泡ゴムでできた厚手の粘着テープで塞ぎました。

カウルのヘッドライトの下(アゴの部分)

無線機を取り付けているため、バッテリーからエンジンキー連動で12Vが取れるようにしてあります。シート下からコードを持っていけば電源は取れるのですが、問題は電圧変換ボックスの位置が電源コードの中間あたりにあり、タンク下かハンドル近くにセットする必要があります。タンクの下(エンジンの真上)はどう考えても電子機器はやばそうなので、ハンドル近くで試行錯誤しました。カウルを外してしまえばいい場所が見つかるかもしれませんが、そこまでやるのは面倒です。ホーン取付け用ステーの上部に平らなスペースがあるのを見つけました。ここにタイロックで固定しました。ハンドルと一緒に動く場所ですので、電源コードに負荷がかからないようたるみを作って配線します。

電源コードの中間にある箱の置き場所が問題に

続いてクレードルを設置します。付属のクレードルをバイクにマウントする部分は別途必要です。もともとハンドル中央部にRAMマウントをセットしていましたので、今回はクレードル側のパーツを購入しました。安価なのにクレードルにぴったり合います。

ネジ穴の位置がぴったりなRAMマウント

これでクレードルがガッチリ固定できます。アームは一番短いものを使用しましたが、少しタンク側に寄り過ぎています。タンクバックを使わないため問題はありませんが、もう少し前方に設置したほうがメーターとの視差が少なく、見やすいような気がします。ステム上にナビ音声用のコネクターを両面テープで固定しましたが、普段BluetoothでB+COMのヘッドセットに接続していますので、不要だったようです。

RAMマウントでガッチリ固定

クレードルからは太いケーブルの先に防水キャップ付も含めてコネクターが4本も出ています。電源、音声、リモコン、レーダー受信ユニット用で、コネクタ部分と余ったケーブルが相当なスペースを取ります。今回はテープで束ねてフォークの内側に押し込んでしまいました。本来はカウルの中に固定したほうがスマートです。カウルを外す機会があったら配線を整理したいと思います。

ハンドルを切った時に干渉しないように注意が必要

バッテリー周りの配線がもともとあったため、二時間ほどで無事取付けが完了しました。おまけで付いてきたリモコンは、今回は取付けません。無線機とPTTスイッチでハンドル左側がいっぱいだったのと、運転中はナビの操作をしないようにしているためです。

無線機とPTTスイッチがあるためナビのリモコンは取付けず

二ヶ月ほど使用してみました。その間、二度ほど初めての場所に一泊二日で出かけ、新しいナビに頼った走行も経験しています。このナビに取り替えるまで二年くらいガーミンの車用ナビを取り付けていましたが、比べるのが申し訳ないくらいの値段差。一万五千円で手に入れた防水機能のないnuvi2465です。

以前使っていたガーミンの車用ナビ(nuvi2465)

  • 画面の明るさや見易さは同等です。ユピテルもこの部分にはあまりお金をかけてはいないようです。どちらも夏場の直射日光が当たった状態では、視角を変えてやらないと画面は判読できません。
  • 地図を動かした時(スクロールさせた時)の動きはユピテルの方が格段にスムーズです。発売時期が新しいユピテルが有利です。
  • GPSの受信感度はガーミンの方がいいように感じます。短いトンネルが連続する場所ではガーミンは衛星ロストのメッセージをなかなか出しませんが、ユピテルはすぐにギブアップします。まあ、ユピテルが正直なだけかもしれませんが。
  • ユピテルは地図の表示(道路や線)が細目です。個人差があると思いますが、マンガチックに表示されるガーミンの方が見やすいように感じます。
  • 軌跡(走行)ログの残し方に大きな違いがあります。ガーミンは何も指定しなくても常時内蔵メモリーに軌跡ログを残しています。不要なら勝手に消してね、という考え方です。一方ユピテルはオプションのSDカードを入れた上に、ログの記録時間を毎回指定して残すという方法です。操作を忘れると軌跡ログが残りません。私はガーミン方式が好みです。
  • さらにパソコンで軌跡ログを読み込むためにはATLASTOURという別売りのソフトを使用しなければなりません。税込み1,080円です。別売りな上にWindows版しかありませんので、Macユーザーは別の方法を考える必要があります。軌跡ログを残す操作が面倒な上に、それをパソコンで活用するソフトが有料のWindows版のみということで当機種の軌跡ログの活用はあきらめました。ガーミンやGoProなどは機器本体は多少高価でも、それを活用するための素晴らしいソフトをフリーで提供しています。工夫すればユーザーでなくとも利用できる太っ腹な対応です。メーカーとしての取り組み姿勢の違いですね。
  • 幾つか不明な点があるためユピテルの説明書を見てみましたが、読んでもわからない部分が点在します。マニュアルの出来はガーミンの方がいいように思います。


ユピテルMCN46si

単純に今まで使っていたガーミンnuvi2465と比較してみましたが、レーダー検知機能付きバイク用ナビとして考えた場合は今まで使っていたガーミンとは比べようもありません。比較するなら同じバイク用ナビのzumoとすべきなのでしょうが、使ったことがありませんので悪しからず。あえてバイク専用ナビとしての感想を書くと....

  • まず、防水機能。今までは雨が降ってきたらバイクを止めて、ナビを外していました。これからは天気を気にせずナビが使えるなんて夢のようです。
  • 以前のガーミンはUSB経由の5V電源で動いていました。バッテリーからUSB充電器などを経由して電源を引いていたのですが、これが曲者。いきなり電源が落ちる現象がなくならず、数多くのUSB充電器を試したり、配線を何度もやり直したりしましたが完全には解決できませんでした。ユピテルにしてからは一度も電源が落ちたことはありません。安定しています。さすがバイク専用ナビ!
  • ナビを取り替えた本来の目的であるレーダー(取締り)探知機能については、まだ助けられたことはありません。都市部では警告出っ放し。びびって制限速度で走っていると原付に追い越されます。
  • 時々、警察車両の位置情報無線(カーロケ)警報が出て、近くに”いる”ということが分かるのは心強いです。結構なお値段のレーダー受信ユニットを取り付けたお陰です。

瞬断によるリセットがないことや突然の雨でも大丈夫という安心感はバイク専用ナビならではのものです。安全に目的地に辿り着けるようにするための投資としては必要なものだと思いますが、やっぱりもう少し安いほうがいいですね。今後ネズミ捕りから逃れられるんだったら安いものですが。




レーダー付きバイクナビ(MCN46si)を四ヶ月間使って見ました


 今のところこれに救われた実績はありません。かなり多くの場所がGPSの警戒場所として登録されていて、頻繁に警告が出るため慎重になっているからだと思われます。ただし、このナビを購入するきっかけになった人生二度目の赤切符現場では警告が出ないのが残念です。
 当時、取り締まりで使われていた速度測定は光電管方式だったようですので、このナビを付けていたとしても探知できなかったと思われます。あとは警察官やパトカーから発信される無線電波が探知できたかどうかですが、今となっては分かりません。
 警戒場所データのアップデートをしてみる価値はありますが、この機種では有償サービスになっています。ユピテルのサイトで年会費4,860円を払えば常に最新のデータを入手できますが、ちょっとお高いですね。もう少し経ってから、単発(35日間有効)で972円のコースを利用してアップデートしてみようと思います。

 取り締まりの警報ポイントを知らせてくれるのは大変ありがたい機能ですが、走っている道路とは関係ない警報ポイントについても前方にあると通知されます。大きな国道の裏道を走っているときに、国道の警報ポイントが頻繁に通知されるのは紛らわしいですね。この点が改善されると、さらに快適に使えそうです。

(2015年8月9日追記)



マウントを自作してナビを理想的な位置に移動しました


 ニーズに合った市販品が見つからないことが多いマウント類。CADと3Dプリンターを使ってGoProなどのアクションカメラ用マウントを自作してみたところ、市販品にない機能をコスト的にも同額程度で実現できることがわかりました。これに気を良くして、1インチボールに直接取り付けられるバイクナビ用マウントを作り、ナビの位置をメーターに近づけてみました

自作マウントを使い、アーム無しでRAMボールに直接取り付け

長い間気になっていたメーターとナビの視差がだいぶ小さくなりました。これでさらに快適にバイクナビを利用できそうです。

(2016年11月15日追記)


 一部を設計変更し、さらに強度を持たせた改良版に置き換えて使用中です。実用性の確認もできましたので、1インチボールに直接取り付けできるユピテルバイクナビ用マウントをDMM.makeのクリエイターズマーケットに出品しました。後継モデル(BNV-1)も付属のクレードルが同じですので取り付け可能です。取り付け位置で悩まれている方や、ハンドルのすぐ上で問題ない方は是非ご検討ください。

(2016年11月19日追記)


2015年5月18日月曜日

ツインリンクもてぎで開催されたCBオーナーズミーティングに初めて参加してきました


 快晴の日曜日にツインリンクもてぎで開催されたCB Owner's Meetingに行ってきました。この類のイベントに参加するのは初めてだったのですが、ホンダのCBシリーズが700台も集まると壮観です。CB1300や400の比較的新しいモデルが多かったようですが、懐かしいCB750やCB125などもかなり集まっていました。綺麗に整備された懐かしいバイクを眺めるのも楽しいものです。

ずらりと並んだCB、壮観です

 いろいろなイベントが用意されていて、参加者を楽しませてくれます。クイズやジャンケン大会でたくさんの景品が配られましたが、相変わらず運のない私はボウズでした。

クイズで商品をゲットした人たち、うらやましい

 腕自慢たちが一本橋にチャレンジ。ベストタイムは26秒台。すごいですね。中野真矢さんのサイン入りTシャツをゲットしていました。

一本橋チャレンジ

 もてぎのインストラクターによる講習もありました。今回は女性ライダーと若者向けの二つのみだったため残念ながら参加できませんでしたが、無料で指導してくれるなんて太っ腹です。年に一〜二回、悪い癖を矯正するために有料のライディングスクール(HMS)に参加するようにしていますが、一日コースで一万五千円程度かかります。バイクに乗り始めたばかりの若者にはきつい金額ですね。こういう無料で受講できる機会を増やし、若者が正しいライディングテクニックを身につけられるようにしてもらいたいものです。

レディース講習会風景

 参加者は四十代〜五十代が多かったように思います。趣味のために百万円以上もする大型バイクを購入し、維持していくのはけっこう大変ですもんね。メーカー各社には安くて面白いバイクをもっと頑張って発売してほしいと思いながら、記念のキーホルダーをもらって帰りました。

右のキーホルダーもらいました


2015年3月20日金曜日

やっちまった、人生二度目の赤切符(三度目は絶対に避けるぞ〜)


 たまにはバイクを動かしてやらなきゃと思い、用事もないのに辺りを走りに出たのが失敗でした。バイクショップに寄った帰り道、片側二車線の直線道路で遅い車を追い越そうとアクセルをぐっと回した直後、歩道の茂みの奥にいる警察官二名の姿が目に入りました。「あっ」と思った時はすでに後の祭り、交差点の手前に停止の旗を持った婦警が立ちはだかっていました。

 「制限速度40kmのところ時速83kmで〜す」とのお言葉。

やっちまった〜〜〜! 時速43kmオーバーで正真正銘の赤切符です。原付から数えて運転免許歴約40年。その間、赤切符は二度目。前回は20年くらい前だと思いますので、久々の大ショックです。

赤切符と裁判所の案内書です(あ〜ありがたや)

しかしあの捕まったのが分かった瞬間って、時間が止まるっていうか息が止まるっていうか、独特の感覚ですね。このあとは、簡易裁判所への出頭、罰金の支払い、免許停止30日、行政処分短縮講習受講とありがたいプログラムのオンパレードになります。あ〜あ。

 ちなみに場所はこの辺りです。国道14号の裏道になっている、片側二車線の直線道路です。はっきり言って要注意場所ですよね、後から思えば....

人生二度目の赤キップを頂戴した場所

 気分を変えようと近所のスーパー銭湯に行き、湯船に浸かりながら改めて敗因を探ってみると、
  1. ちょうど年度末で警察もノルマ達成に躍起になている時期ではないか
  2. 住宅地近く、警察署近くの最もやりやすい場所だ
  3. 大型バイクのアクセルを住宅地の直線道路で開けてどうする
  4. レーダー探知機があったら回避できたか
と、こんな感じでしょうか。今までレーダー探知機については懐疑的だったのですが、検討してみることにしました。更に、年度末の取り締まりは要注意だということは頭では判っているのですが、つい忘れてしまいます。今後のために毎晩つぶやきながら寝ることにしました。

スーパー銭湯で一人反省会を実施



簡易裁判所に行ってきました


 罰金7万円をしっかり払ってきました。あ〜もったいない。今回の件があったため、レーダー探知機付きのナビを購入しました。こちらも7万円。大損害です。
しかし年度末の大捕物大会後のせいか簡易裁判所にも大勢来ていました。今日一日で一体幾ら位集金できたんでしょうね。警察の取り締まりノルマって件数?それとも金額?

千葉市の裁判所まで出向いて罰金を納付

(2015年4月9日追記)



ユピテルのレーダー付きバイクナビを取り付けました


 これまで懐疑的だったレーダー検知機能のついたバイクナビ(ユピテルMCN46si)を取り付けました。今まで使用していたGarminの車用ナビが、突然電源が落ちるというトラブルが頻発していたため、思い切ってバイク専用のナビに交換してしまいました。取り付け方法と使用レポートはこちら「さらば赤切符! CB1300SBにユピテルのレーダーナビMCN46si取付け」です。

ユピテルのバイク専用ナビMCN46siに交換

(2015年6月6日追記)



2015年3月2日月曜日

春先なのにバイク用電熱ウェアの自作


 真冬のバイクの厳しさを体験し、昨年Li-Ion充電池式の電熱ベストを購入していました。ウェアを着込んで自分の体温だけで寒さをしのぐのと違い、服自体が発熱するのでとても快適です。ベストなので腕や足は寒いままですが、体の芯が温まると手足はなんとか我慢できるものです。零度近い気温の中でもなんとかツーリングを継続できました。

 問題は充電池の持続時間です。快適な温度では二時間と持ちません。予備のバッテリーを持参しますが、一日快適に過ごすには無理があるうえ、走行中に交換はできません。せっかく重たい鉛蓄電池とオルタネーターがバイクについているのですから、ここから電源を取るのが最良なのですが、市販のバッテリー対応電熱ウェアは結構なお値段です。先ず、今持っている充電池式電熱ベスト(RSタイチ製)を外部から電源供給できるように改造しました。

元々付いていたコントローラーの代わりにつけるアダプターを自作

付属のコントローラーは大型ホック(スナップボタン)三つで繋がっています。洗濯時に取り外せるようになっていますので、同じ大きさのホックを入手すればあとは自作可能です。三つのうち二つがベスト内の発熱体に繋がっていますので、そこに中継用のDCジャックを取り付けました。ここは断線やショートなどが起こらないように慎重に工作することが必要です。DCジャックがブラブラしないように、ベストの内側についている面ファスナー部に固定。カー用品店に置いてある結束用ファスナーが利用できました。

 次にバイクのバッテリーを電源として、温度調整ができるようコントローラーを自作しました。※火傷やバイク電装系ショートの危険がありますので良い子は真似をしないでください。全て自己責任の世界です。

大型クリップを付けたコントローラー(二系統分)

BASIC言語でプログラミングできるPICAXE (ベースはPIC)マイクロプロセッサーを利用。MOS-FETをPWM制御して消費電力を調整します。持っていたLi-Ion充電池式電熱ウェアの電圧が7.4Vだったので、12Vのバイクバッテリーに繋いでも最大で70%程度までしか電力消費しないようプログラムしました。
 今後のために上半身だけでなく足の方も利用できるよう、同じものを二系統内蔵。上半身と下半身で独立して温度調整できます。これを大型のクリップでバイクジャケットの裾に取り付け、運転しながらでも調整できるようにしました。

クリップでジャケットの裾に取り付け

最初作った時はマグネットでガソリンタンクにくっつけるようにしていたのですが、体を動かすと外れてしまうこともあり、危険なためジャケットにつけるようにしました。こうすることによりバイクから降りた時にも充電池をつなげば暖かいままに過ごせます。場合によってはキャンプなどで個人用暖房としても使えます。

 持っていた充電池式電熱ベストは背中と腹部にヒーターが入っています。合計で6W程度の発熱量だと思いますが、腕や腿にもヒーターが欲しいと思うことが時々あります。適当な発熱体を今使っているウェアの必要な箇所に貼り付けて使用できれば、自分好みの低コストな電熱ウェアを作ることができます。いろいろな発熱体を検討してみました。

アルミの平面ヒーター(いろいろなサイズがあります)

 千石電子で見つけたアルミの平面ヒーターはいろいろなサイズ、抵抗(電力)があり魅力的ですが、ウェアと共に使うには若干硬いのと大きさにもよりますが値段が高めです。

小型のアルミ平面ヒーター(上)と電熱線ヒーター(下)

 こちらは共立電子で見つけた平面ヒーターです。サイズが小さいので複数枚を使う必要がありますが、腕の部分などにいいかもしれません。それぞれの抵抗値を考慮して接続方法を工夫する必要があります。
 これ以外にも安価な電熱マフラーで使われていたカーボンファイバーヒーターは使い勝手が良かったです。量産するのであれば、カーボンファイバーを必要な面積・長さに加工して発熱体を用意するのがいいですね。

秋月電子で売り始めた平面ヒーター(コネクタは変えてあります)

 そんな中で昨年末に秋月電子八潮店を訪れた際に偶然見つけたのが上のヒーターです。自動車のシートヒーターか何かのメーカー在庫品だと思いますが、12V仕様で3Wとちょっと控えめな消費電力。値段は今まで見つけたものの中で一番安い、一枚300円でした。とりあえず両腿、両腕、背中(二枚)用に6枚を確保。現在接続ケーブルを作成中です。
 これを冬用ウェアの内側に両面テープで貼り付けてテストの予定ですが、すでに周りは初春の雰囲気。もうちょっと早く作り始めれば良かったと反省しています。今はテストに適した気候の日を待っているところです。



格安・最適なコントローラーを発見


 その後、保温力の高い冬用ジャケットを手に入れたため電熱ウェアから遠ざかっていましたが、今年の冬は寒そうだと聞き、改めてテストを継続してみることにしました。ヒーターは買い揃えてありますし、バイク側の電源取得準備も整っています。両面テープでヒーターをジャケットに仮止めしてからコントローラーと結べば完了です。コントローラーは最初に紹介したRSタイチ製の電熱ベストで使用している自作品が流用できますが、最大消費電力を70%に制限してあります。秋月電子で見つけたシートヒーターはもともと12V仕様で作られていますので、70%の電力制限は不要です。自作コントローラーで使用しているマイクロプロセッサーのプログラムを変えてやればいいのですが、テストのためだけにプロセッサーを外してプログラム変更するのも面倒です。秋月電子をぶらついていたら、ぴったりのコントローラーを発見しました。値段も一個250円と、自作品に比べても超格安です。とりあえず評価のために一つ購入してみました。

PWM方式の電力制御モジュール(奥は大きさ比較のための単三電池)

入力電圧は7〜30Vで使えますのでバイクの12Vバッテリーから電源を取れます。最大5Aまで流せますので、一枚3Wのシートヒーターであれば4〜6枚くらい何の問題もなく制御できそうです。ボリュームで消費電力を20〜100%まで変化させられます。さて、これをいつテストできるか、時間を見つけて取り組んでみようと思います。

(2016年12月10日追記)



やっと自作電熱ベストを完成させました


 この冬一番の寒波襲来という時期になって、部品だけ買い集めていた電熱ベストをやっと完成させました。やってみるとあっという間に完成です。もっと早くにやっていればよかったと反省しています。

百円の反射ベストに貼り付けた電熱ヒーター、実質出費は1,650円で済んだ

(2017年1月24日追記)


2014年12月2日火曜日

HMS(ホンダ・モーターサイクリスト・スクール)埼玉でバランス特訓


 前日にかなり強い雨が降っていたので天気が心配でしたが、朝から見事な快晴となりました。それほど寒くもなく、絶好のバイク日和です。三十数年ぶりにリターンしてからまだまだ不慣れなバイクの練習のため、交通教育センターレインボー埼玉でやっているHMS(ホンダ・モーターサイクリスト・スクール)に参加してきました。

交通教育センターレインボー埼玉(桶川)入り口

ここよりも自宅から近いHMS和光にも時々参加していますが、ここは荒川河川敷に広大な練習場があり、のびのびとトレーニングできます。コースの種類や開催回数も多く、予約が取れればHMS埼玉を優先しています。

荒川河川敷に広大な練習コースを持つHMS埼玉

 本日参加するコースは低速バランスです。先ず、午前中は目一杯八の字の練習に没頭。一人一人専用のエリアに分かれて、二本のパイロンの間をくるくると回り続けます。パイロンの間隔や位置は自分で好きなように変えながら練習を続けますが、最初はめちゃくちゃ距離を開けて回りました。この八の字練習、一見地味ですが、実にたくさんのバイク乗車のための基本要素が入っています。毎回練習を始めてしばらくは、肩や腕に力が入り過ぎで大回りしていまします。視線の向け方や肩・腰の向きについても、インストラクターに注意されて初めて基本を忘れていることに気づく始末です。

二本のパイロンの間をくるくると回る八の字、奥が深いです

 昼食後、やっと荒川河川敷にある本コースへ移動。慣熟走行の後、順番に課題にチャレンジしていきます。午前中、八の字の練習でリーンアウトにじっくり取り組んだため、かなり小回りができるようになりました。その甲斐あってか、一年前に参加した時は最後までクリア出来なかった千鳥スラローム(二本のパイロンの間を通り抜けるスラロームコース)を今回は難無く通過。今まで意識してリーンアウトを使ったことがなかったのですが、目からウロコとはこの事です。どうやっても通過出来なかったタイトなコースを攻略することができました。スネーク(途中で折れ曲がった一本橋)とかまぼこ(
丸太のような一本橋)も初めて通過でき、今回は大満足のスクールとなりました。

午後はバランスコースの主要課題にチャレンジ

 何も考えずにしばらくバイクに乗っていると、いつの間にか自己流の悪い癖が蘇ってくるようです。年に一度くらいはHMSに参加して矯正してもらう必要を感じます。その証拠に、前回はできた課題がスクールの開始直後は上手くできないことがあります。インストラクターから的確なアドバイスを受けることで直ぐに以前の感覚が蘇り、スクールの終了までには再び課題をクリアーできるようになります。やはり定期的に第三者からアドバイスをもらうことは大変有益だと感じました。自分のバイクでは転倒が怖くてできないような思い切った動作もスクールのバイクなら気にせず出来ますしね。

荒川の土手から富士山がはっきり見えていました

 練習場所は荒川の河川敷にあり、澄んだ空気のお陰で遠くの景色が良く見えました。上の写真は荒川の土手から見えた富士山です。雪をかぶったこの時期の富士山はやっぱり超きれいでした。



一年後に無謀にもHMS中級にチャレンジしてきました


 HMSバランスコースのお陰で何とか大型バイクにも慣れてきました。約一年後に今度は中級にチャレンジ。汗だく、疲労困憊の一日となりましたが得られたものは大きかったHMS中級でした。

(2015年11月12日追記)